長野県の人気観光地、安曇野。田園風景の奥にそびえ立つ北アルプスが印象的なこのエリアでは、隠れ家のような小さな美術館を巡ったり、わさび農園でソフトクリームを食べたりできます。カップル旅や女子旅はもちろん、子供と一緒に行く旅行先にもぴったり!アウトドア派の方にうれしいアクティビティを楽しめるスポットも多数!
今回はトラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、元旅行会社スタッフのYoko Andersが安曇野でおすすめの人気観光スポットをご紹介します。モデルコースも要チェックです!
静岡、島根と並んで日本三大わさびの名産地として知られている長野県・安曇野。ここに北アルプス雪解け水の恩恵を存分にうけ、日本最大面積のわさび田をもつ「大王わさび農場」があります。見て・食べて・体験できる入場無料の観光農園。メディアで話題の試したくなるわさびグルメもありますよ!
本わさび飯は湧水飯釜大王庵、洋風グリル料理ならレストランOASIS、10時までのモーニングサービスはDAIO’S CAFEと3つのレストランが用途によって利用できます。わさびソフトクリームやわさびコロッケ、季節ごとの限定品はフードコートへ。
<基本情報>
住所:安曇野市穂高3640
電話番号:0263-82-2118
アクセス:JR大糸線「穂高駅」よりタクシーで約10分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
「安曇野ちひろ美術館」は、いわさきちひろと世界の絵本画家の美術館。子どもを生涯のテーマとして描き続けたいわさきちひろの絵は、誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
作品の展示のみならず、絵本が読める部屋や、安曇野の景色が楽しめるカフェなどもあり家族連れでもゆっくり過ごすことができます。子どもたちが人生で初めて訪れる美術館として親しめるように、親子で楽しめるイベントも開催。ファミリーで過ごせるよう安心な設備も備えています。木のぬくもりあふれるミュージアムショップでは季節や企画展にあわせた商品を展示、販売。
<基本情報>
住所:北安曇郡松川村西原3358-24
電話番号:0261-62-0772
アクセス:JR大糸線「信濃松川駅」よりタクシーで約5分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
安曇野ちひろ美術館のみどころのひとつでもある「安曇野ちひろ公園」。美術館の周囲に広がり、北アルプスの山々を眺めながら自然をたっぷり感じられます。
時を超えて読み継がれる名作『窓ぎわのトットちゃん』。小説に登場するトモエ学園をモチーフにした“トットちゃん広場”が2016年、安曇野ちひろ公園内にオープンしました。電車の教室や学園でのエピソードが記されたパネルなど、物語を感じられるものが広場にはいっぱいです。“きみは、本当はいい子なんだよ”そんな校長先生の声がどこからか聞こえてきそうな広場、ぜひゆっくりと散策してみてください。
<基本情報>
住所:北安曇郡松川村3358-97
電話番号:0261-85-8822
アクセス:JR大糸線「信濃松川駅」よりタクシーで約5分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
「国営アルプスあづみの公園」は、安曇野市、大町市、松川村に跨がる広大な国営公園。田園文化ゾーンや里山文化ゾーンがあり、親子でたっぷり遊べます。小さなお子様が遊べる遊具もあるので子連れ旅にもおすすめ。車で訪れても駐車場が無料で利用できるのも嬉しいポイントです。
春にはチューリップが見事に咲き誇るのでこの季節もおすすめ。冬の期間にはLEDが夜の森を色鮮やかに彩るイベント“光の森のページェント”が開催されます。春夏秋冬いつ訪れても異なる魅力に出会えます。
<基本情報>
住所:安曇野市堀金烏川33-4
電話番号:0263-71-5511
アクセス:JR大糸線「穂高駅」よりあづみ野周遊バスで約13分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
「碌山美術館」は日本近代彫刻の扉を開いた彫刻家・萩原碌山の作品を集めた美術館。館内には今にも動き出しそうな生命感に溢れた彫刻の数々が展示されています。敷地内にはたくさんの木々が生い茂り、美術館全体が安曇野の自然と見事に調和する、緑豊かな美術館です。
碌山美術館内には4つの展示棟が設けられており、代表的な建物は、碌山の彫刻作品を展示している碌山館。国の登録有形文化財にも選定されるレンガ造りの建物です。『考える人』で有名なロダンにも認められた碌山の作品を、安曇野の自然に触れながら、じっくり眺めてみませんか。
<基本情報>
住所:安曇野市穂高5095-1
電話番号:0263-82-2094
アクセス:JR大糸線「穂高駅」より徒歩7分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
ヨーロッパでは昔から、馬の蹄鉄(ていてつ)が幸運のお守りとされてきたのをご存知ですか?そのお守り、日本では松本市にある「ホースランド安曇野」で手に入るんです。
お守りだけでなく、ここでは乗馬、馬の餌やりも体験可。乗馬レッスンは質の高い指導によって、馬との一体感を味わうことができます。スタッフの方に馬を引いてもらう乗馬体験なら小さなお子様や年配の方も気軽に体験OK。北アルプスを眺めながらの乗馬体験は最高の思い出になりそうですね。安曇野市から少し離れた白馬岩岳マウンテンリゾートでの乗馬体験も行っています。美味しいソフトクリームもありますよ。
<基本情報>
住所:安曇野市豊科南穂高3800-1
電話番号:0263-73-8275
アクセス:JR大糸線「豊科駅」よりタクシーで約10分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
信州の中心にあたる安曇野市穂高に位置する「穂高神社」。高峰奥穂高岳頂上に鎮座する穂高神社嶺宮、中部山岳国立公園の中心、山紫水明の明神池の畔に祀られた穂高神社奥社、そして北アルプス穂高連峰が見守る安曇野の地に本宮が鎮座しています。
本宮中殿には穂高見命(ほだかみのみこと)、左殿には綿津見命(わたつみのみこと)右殿には瓊瓊杵命(ににぎのみこと)が祀られています。そしてご神体となっているのは穂高岳。本宮境内は、穂高連峰の山々の強大なパワーを流し込ませているパワースポットとなっています。
<基本情報>
住所:安曇野市穂高6079
電話番号:0263-82-2003
アクセス:JR大糸線「穂高駅」より徒歩3分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
大王わさび農場の近くにある「御宝田遊水池」は日本でも有数の白鳥の越冬地。毎年10月下旬頃から白鳥が飛来し始め、最盛期の1月下旬〜2月上旬には1,000羽以上が見られる年も!さらに北アルプスの美しい山々を背景に白鳥を撮影できることから、プロの写真家たちも訪れる白鳥観察のメッカです。
北アルプスに囲まれ、避暑地として夏には多くの観光客が訪れますが、寒い冬だけにしか見られない安曇野の風物詩になっています。
写真提供:一般社団法人 安曇野市観光協会
<基本情報>
アクセス:JR篠ノ井線「明科駅」より徒歩約15分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
明治35年に開通、昭和63年に廃線となった篠ノ井線。今は「旧国鉄篠ノ井線 廃線敷遊歩道」としてノスタルジックな風景を楽しみながら歩ける遊歩道になっています。86年間地元の足として活躍してきたこの旧線跡を、当時の面影をたどりつつ歩いてみませんか?
安曇野市街から北東、山道のR403を車で走り続けると、遊歩道散策者用の駐車場があります。車で行くならここに駐車して、旧第2白坂トンネル入口というポイントがスタート地点となります。ここからゴールのJR明科駅までは約6km、体力と相談しながら楽しみましょう。
<基本情報>
電話番号:0263-71-2000(安曇野市観光交流促進課)
アクセス:JR篠ノ井線「明科駅」下車
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
たっぷり遊んだ後は日帰り温泉へ。安曇野には、地元の人も日常的に利用する立ち寄り湯がたくさんありますがおすすめは安曇野ICから車で約10分という便利な距離にありながら、山奥の秘湯のような雰囲気が味わえる「豊科温泉 湯多里山の神」。内湯と露天風呂を満たす温泉の泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、スベスベした感触が強いことから、“美人の湯”と言われています。
露天風呂も休憩室もあり、お肌すべすべの名湯でありながら、入浴料は650円というところが嬉しいですね。
<基本情報>
住所:安曇野市豊科田沢7994
電話番号:0263-73-5422
アクセス:JR篠ノ井線「田沢駅」よりタクシーで約8分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
北アルプスのふもと、安曇野に広がる大王わさび農園。見渡す限りの広大なわさび田は圧巻の一言で、わさび農場の脇を流れる蓼川(たでかわ)をボートに乗って楽しむことのできる「クリアボート体験」も人気があります。
黒澤明監督の映画『夢』の舞台にもなった三連水車や、川底まで見える透明度の高い清流を間近で見られるのが魅力。足をボートから投げ出して川の水をダイレクトに感じる足水も体験できます。清流の清らかさ、冷たさに驚く方も多いはず。予約は不要で大王わさび農園駐車場横のテントにてチケットを販売しています。
<基本情報>
電話番号:090-4442-2967
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
北アルプスの山並み、のどかな田園風景、清らかな湧水、おいしい空気、信州の魅力をぎゅっと詰込んだ町、長野県安曇野市。もうひとつ、自然を満喫できる体験が「熱気球体験」です。クリアボート体験が春、夏、秋に楽しめるのに対して、フリーフライト体験の開催期間は“冬”のみ。皆が目覚める前の朝焼けの山並の風景や雄々しく神秘的な風景はまさに絶景です。
2015年には、長野県のキャラクター“アルクマ”が熱気球になって登場。こちらは熱気球をロープで固定し高度約30mまで上昇する係留飛行。3歳以上が体験可能です。国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で4〜9月の開催。
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
道ばたの片すみでひっそりと人々の幸せを守る神様、道祖神。村へ邪気が入り込まないように守る神であり、五穀豊穣、子宝祈願、旅人の交通安全と多くの意味を持つそうです。一説には道しるべとも言われています。
北アルプスの東に位置するのどかな田園風景が魅力の長野県安曇野は、そんな道祖神の宝庫。その数は日本一と言われ小さな守り神にあちらこちらで出逢えます。仲睦まじい男女の双体像が多く、手を繋いだり、肩を組んだり、酒を酌み交わしたりと微笑ましい道祖神がたくさん。道祖神は、駐車スペースがない道ばたにポツリとあるのがほとんどなので、レンタサイクルで巡るのがおすすめ。
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
写真を見ているだけでも心が癒されるような「烏川渓谷緑地」は、烏川に沿って延びる細長い緑地です。国営アルプスあずみの公園の堀金・穂高地に隣接していますが、実は訪れる人が少ない穴場スポット。
路線バスなどの公共交通機関はありませんが、常念岳の本沢登山口へと続く舗装路沿いに位置するため、車で簡単にアクセスすることができます。駐車場に止めて十数メートルも歩けば、そこは大自然のまっただ中。アルプスの山々が磨いた水を集めて流れる渓谷と、渓谷沿いの遊歩道が、広大なクールスポットをつくり出しています。環境管理事務所の近くにある烏川をまたぐ吊り橋は、絶景を望めるベストビューポイント!
<基本情報>
住所:長野県安曇野市堀金烏川26
電話番号:0263-73-0203
アクセス:JR大糸線「豊科駅」または「穂高駅」よりタクシー利用、水辺エリアへは約15分・森林エリアへは約20分、安曇野ICより車で約20分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
「燕岳」が位置するのは、まさに日本アルプスの山並みのイメージがある長野県安曇野市。その街の中心から車で1時間程走った場所にある秘湯・中房温泉(なかふさおんせん)が登山口となります。
アルプスの中では比較的アクセスがしやすく、初心者でも日帰り登山が可能なこと。そして、山頂周辺からは日本の屋根というべきアルプスの主脈を望む大パノラマが広がるため、アルプスの登竜門として大変人気な山です。静かなアルプスの森を行く合戦尾根ルートの標準タイムは中房温泉から山頂まで4時間程。途中にある合戦小屋は絶品グルメが味わえると人気になっています。
<基本情報>
住所:長野県安曇野市穂高牧
アクセス:中房温泉より燕山荘経由で山頂まで片道4時間。安曇野市街より中房温泉まで車で1時間
この写真の記事を見る ≫
北アルプス山中の「中房温泉」は、未利用の源泉を含めると30以上もの自家源泉を所有している秘湯の一軒宿です。その豊富な源泉を利用してお宿内に14種類もの湯船があり、その湯船全てを存分に堪能するには、一泊、二泊では到底足りないほど。
なかでもぜひ入湯して欲しいのが、中房温泉の中で一番歴史がある御座の湯、自然を楽しみながら入湯する白滝の湯、中房温泉の一番高い場所にある野天風呂月見の湯、大木を切り、その中をくりぬいたひとりしか入れない根っこ風呂の4つ。時間帯によって入浴できない湯船もあるので連泊してゆっくり堪能するのもおすすめです。
<基本情報>
住所:長野県安曇野市穂高有明7226
電話番号:0263-77-1488
アクセス:JR穂高駅よりバスで約40分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
自然豊かな安曇野市。北アルプスの美しい眺めを背景に観光スポットを巡りましょう。1泊2日なら余すことなくメインスポットを巡れます。
【安曇野・モデルコース一例】
<1日目>
安曇野に到着後、大王わさび農場へ。ワサビ畑や蓼川沿いを散策し、名物グルメを堪能。安曇野ちひろ美術館や公園を楽しんだら旅館、ホテル、コテージなどお好みの宿にチェックイン。
<2日目>
2日目は季節や天候によって観光スポットをチョイス。ホースランド安曇野での乗馬体験や、白鳥が飛来する時期なら御宝田遊水池も候補に。碌山美術館や穂高神社は穂高駅周辺にまとまっているので、帰りの時間まで目いっぱい観光を満喫しましょう。
長野県のほぼ真ん中に位置する安曇野市は松本や上高地へもアクセス良好。2泊3日できれば安曇野を拠点に松本城や上高地でのハイキングを組み込むこともできます。たくさん移動するなら車が便利ですが、時間に余裕があったり、穂高駅周辺を巡るならレンタサイクルを利用しても。気持ちいい風を受けながら観光スポットを巡れます。
この写真の記事を見る ≫
風光明媚な長野県の安曇野は、名水と絶景で知られる観光名所。夏の登山の時期はたくさんの観光客でにぎわいます。11月中旬には平野部での紅葉が散り始め、新緑が始まる4月下旬頃まで、約5カ月にわたる長い冬が続きます。この季節は観光客がまばらになるのですが、実は冬ならではの美しさや楽しみに満ちた時期でもあります。
春夏秋冬異なる魅力にあふれているので、いつ訪れても美しい景色に出会えるでしょう。雨の日や寒い日には美術館巡りやクラフト作家の工房巡りなどを楽しむのもいいですね。
安曇野観光に出かける際は往復の交通と宿泊するホテルがセットになった、旅行会社、旅行代理店が販売するパック旅行を活用するのがおすすめ。それぞれ個別に手配するよりもお値打ちなので、予算や日数など自分にあったプランを探してみましょう。事前購入やセット購入すると割引価格になるチケットを活用すれば、旅行費用を節約できますよ。
2024年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索