2016年には北海道新幹線が開業し、今後は札幌までの新幹線も開通予定と、北海道で今話題の観光地といえば函館。見てよし、歩いてよし、食べてよしの憧れの場所です。函館山から見る夜景、歴史を語る五稜郭、元町のレトロな街並み。グルメなら函館朝市で新鮮な魚介類を堪能。ご当地ハンバーガー“ラッピ”ことラッキーピエロもおすすめです。名湯「湯の川温泉」では海と温泉を堪能できますよ。
今回は元旅行会社スタッフのトラベルjp 編集部 佐藤が、函館の魅力をぜんぶまとめてご紹介します。
「函館山」は、北海道だけではなく日本を代表する夜景スポット。“100万ドルの夜景”を見るために一年を通して多くの観光客が押し寄せ、特にGW・夏休みなどは混雑必至。しかし、それに見合う感動が待っていますので、函館観光に来たなら必ず訪れてほしい場所です。
この絵に描いたような美しさは、函館湾と津軽海峡に挟まれた景観がつくりだしたもの。四季によって色合いも変化しますので、一度訪れたことがある方もまた別の季節には違う雰囲気を楽しめることでしょう。函館山に登る方法はさまざまですが、景色を楽しむならロープウェイがおすすめ。麓から山頂までは3分とあっという間。上昇するにつれて眼下に広がっていく景色は圧巻の一言です。
<函館山ロープウェイ基本情報>
住所:北海道函館市元町19-7
電話番号:0138-23-3105
営業時間:10:00〜22:00(10月1日〜4月19日は〜21:00)
アクセス:
市電十字街電停下車後、徒歩約10分
大沼公園ICから車で約1時間
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五稜郭に隣接してそびえる「五稜郭タワー」。展望台は五角形、塔体の断面は星形のデザインになっており、ユニークな形が目を引きます。以前のタワーは高さ60mでしたが、2006年にオープンした現タワーは建物頂上の高さが107m。約50mも高くなり、モダンな建造物に生まれ変わりました。
展望ガラスは斜め下向きに付いているので、五稜郭の全景が手に取るような近さで楽しめます。高さ86mから真下をのぞき込む、スリリングなシースルーフロアも必見!1階のアトリウムや展望フロアのカフェでは、疲れた足をゆったりと休めることもできますよ。夜間営業はしていないので、夜景を撮影したい場合は閉館間際の時間帯がおすすめです。
<基本情報>
住所:北海道函館市五稜郭町43-9
電話番号:0138-51-4785
営業時間:9:00〜18:00
アクセス:
市電五稜郭公園前下車後、徒歩約10分
大沼公園ICから車で約40分
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日本に2つしかない星形の城!「函館五稜郭」にタイムトラベルしようby いなもと かおり
日本でも珍しい星形の土塁をした「五稜郭」は、函館のシンボル。今から約150年前、火器が主流となった実戦では、天守閣のある従来の和式城郭が適応できなくなっていました。そこで、西洋式築城術を参考に作られたのが五稜郭。
東京ドーム約5個分、25.2ヘクタールもの広大な敷地は現在公園として整備され、桜や紅葉が美しい市民の憩いの場になっています。2010年に復元された江戸幕府の役所「箱館奉行所」は、幕末の歴史を今に残す見応えあるスポットです。
<基本情報>
住所:北海道函館市五稜郭町44-3
電話番号:0138-51-2864
営業時間:9:00〜18:00(11〜3月は〜17:00)
休業日:年末年始(12月31日〜1月3日)、臨時休館日あり
アクセス:
市電五稜郭公園前電停下車後、徒歩約18分
北海道函館空港から車で約15分
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開港間もない明治時代に建てられた赤レンガが特徴的な「金森赤レンガ倉庫」は現在、グルメもショッピングも楽しめるスポットとして愛されています。おすすめは「函館ビヤホール」。17mもの高さがある天井や赤レンガ倉庫の壁面が往時をしのばせる店内で、地ビールや生ビールが美味しくいただけますよ!お土産店が軒を連ねる敷地内には、函館土産の定番、チーズオムレットの「スナッフルス」のショップも!
ベイエリアの運河にかかる石橋の「七財橋」に立ち寄るのもお忘れなく。七財橋の上から眺める赤レンガ倉庫群と、バックに見える函館山とのコントラストはとてもロマンチックで、人気のフォトスポットとなっています。
<基本情報>
住所:北海道函館市末広町14-12
電話番号:0138-27-5530
営業時間:9:30〜19:00
アクセス:
市電十字街電停から徒歩約5分
函館空港から車で約30分
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国の重要文化財に指定されている、ロシア風ビザンチン様式の美しい「函館ハリストス正教会」。正教会とは、カトリックでもプロテスタントでもなく、ハリストス(キリスト)に始まる、初代教会の信仰を正しくそのまま継承してきた、唯一の教会です。
塔屋を眺めてみると鐘楼の鐘と、日本では珍しい「八端十字(はったんじゅうじ)」を見ることができます。これはロシアンクロスで、キリストが処刑される時に、ゴルゴダの丘に背負って行った十字架がこの八端十字架であったといわれています。観光の際にはぜひ注目してみてくださいね。
<基本情報>
住所:北海道函館市元町3-13
電話番号:0138-23-7387
営業時間:平日10:00〜17:00、土10:00〜16:00、日13:00〜16:00
休館期間:冬期(12月26日〜3月中旬)
アクセス:市電「十字街」電停下車後、徒歩約15分
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明治43年に竣工された「旧函館区公会堂」は、ブルーグレーとイエローの色が爽やかな左右対称のコロニアルスタイルの建物です。その建築意匠や技法の素晴らしさから国の重要文化財にも指定。今でも華麗な姿から、元町のランドマークと呼ばれています。
内部の意匠も素晴らしく、天井にはどの部屋も美しいシャンデリアが飾られていて、このU字型シャンデリアはギリシアの国花ともなっているアカンサス(ハアザミ)をモチーフにしたもの。家具・調度品・壁紙やシャンデリアは、ほぼ当時のまま残されています。館内にある「ハイカラ衣裳館」では、明治時代にタイムスリップした気分が味わえる、ドレスやタキシードのレンタルも用意されています。
<基本情報>
住所:北海道函館市元町11-13
電話番号:0138-22-1001
営業時間:9:00〜19:00(4月-10月)、9:00〜17:00(11月-3月)
休業日:年末年始、臨時休館あり
アクセス:
市電末広町電停下車後、徒歩約7分
JR函館駅から車で約10分
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赤レンガ倉庫が立ち並ぶウォーターフロント沿いを、道なりに旧桟橋(東浜桟橋)方面に進むとある「八幡坂(はちまんざか)」。元町公園から徒歩5分ほどで行くことができます。
坂の上から見ると、海に向かって真っすぐの美しい道。清々しさが漂う光景です。老夫婦が手をつなぎながらスキップするCMのロケ地だったことから、一時期は「チャーミーグリーンの坂」と呼ばれていたこともありました。また、函館駅裏に展示されている青函連絡船・摩周丸を正面に見ることもできます。
<基本情報>
住所:北海道函館市元町・末広町
電話番号:0138-27-3333(函館市元町観光案内所)
アクセス:
市電末広町電停から徒歩約5分
函館空港から車で約20分
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JR函館駅から徒歩1分と近く、迷わず行ける場所にある「函館朝市」は、新鮮なお土産を購入したい観光客に最適な場所。早朝から開店しているので、値が下がってくる8時から10時頃がベストタイムと言われています。函館グルメ満載の函館朝市をぶらり観光しながら、食事や買い物を楽しんでみてください。
新鮮な魚介類を味わうなら、函館朝市の入口にある「どんぶり横丁市場」へ!店先には各店自慢の海鮮丼やお刺身のサンプルがズラリと並び、食欲をそそります。駅二市場の中央部、「元祖活いか釣堀」でのイカ釣り体験もおすすめ。自分で釣った活いかをその場で食べるユニークな体験ができますよ。
<基本情報>
住所:北海道函館市若松町9-19
電話番号:0138-22-7981(函館朝市協同組合連合会)
営業時間:(1〜4月)6:00〜14:00、(5〜12月)5:00〜14:00
アクセス:
JR函館駅から徒歩約1分
大沼公園ICから車で約50分
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湯の川温泉街に位置する「函館市熱帯植物園」は、温泉熱を利用した施設です。温室には約300種3,000本もの熱帯植物を展示。園内には幼児用遊具や足湯があり、水の広場は夏になると水遊びを楽しむ大勢の子供たちでにぎわいます。
中でも観光客の人気を集めるのは、気持ちよさそうに温泉に入るニホンザル。サルは一年中見学できますが、温泉に入る姿を見れるのは12月〜5月の連休頃までの冬季限定です。
<基本情報>
住所:北海道函館市湯川町3-1-15
電話番号:0138-57-7833
営業時間:9:00〜17:00
休業日:年末年始(12月29日〜1月1日)
アクセス:函館空港から車で約2分
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函館山の南東部にある「立待(たちまち)岬」は、津軽海峡に面しているため絶景を楽しめる人気観光スポット。市街地から津軽海峡、天気が良ければ津軽半島と下北半島まで眺めることができます。
広場には「与謝野寛・晶子の歌碑」、岬へ向かう坂の途中には「石川啄木一族の墓」と、文学ファンなら立ち寄りたいスポットも。冬季は車両通行止め、冬以外の季節でも夜間通行止めとなることがあるため、観光の際には確認してから訪れましょう。
<基本情報>
住所:北海道函館市住吉町
電話番号:0138-27-3333(函館市元町観光案内所)
メインデッキの営業時間:9:00〜22:30
トップデッキツアーの営業時間:9:00〜22:15
アクセス:
函館駅前電停から市電で約12分(下車後、徒歩約20分)
函館空港から車で約30分
函館山の麓にある「函館公園」は1879年に開園した歴史ある公園で、2006年には公園全域が国指定文化財・登録記念物に指定されました。春には約700本の桜が咲き誇るお花見スポットでもあります。園内は起伏があり、さまざまな角度から桜を鑑賞できるのもうれしいポイント!
公園内には水に入って遊べる噴水、小動物が暮らす動物園や遊園地「こどものくに」があり、子どもたちは大喜び!どこか懐かしい雰囲気に大人も童心に返ることができる、子連れでの観光におすすめのスポットです。
<基本情報>
住所:北海道函館市青柳町17-4
電話番号:0138-22-7255(管理事務所)
平日の営業時間:10:30〜16:00
土日祝の営業時間:10:00〜16:00
アクセス:市電青柳町駅下車後、徒歩約3分
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「はこだて明治館」は、1911年に函館郵便局として建てられた赤レンガ造りの建物を改装して利用。ガラス製品やオルゴール、北海道の民芸品などのショッピングモールとなっています。
おすすめはMYオルゴールを製作できる「手作りオルゴール工房」。好きな曲を選び、オーナメントなどで飾り付けて、世界に一つだけのオルゴールを作ることができます。所要時間は約60分、予約が必要です。観光の前にサイトを確認してから訪れてくださいね。
<基本情報>
住所:北海道函館市豊川町11-17
電話番号:0138-27-7070
営業時間:9:30〜18:00 ※季節により変動あり
休業日:水曜日、第2木曜日
アクセス:
市電十字街電停から徒歩約5分
JR函館駅から徒歩約10分
函館空港から車で約20分
「見晴公園」内にある北海道唯一の国指定文化財庭園、名勝「旧岩船氏庭園(香雪園 こうせつえん)」は函館の人気紅葉スポットです。市内有数の豪商だった岩船家が手がけた広大な庭園内には、レンガ造りの温室や、茶室様式を取り入れた書院造りの園亭など見どころが満載。
園内にはソメイヨシノを中心に、約100本のサクラの木が点在。秋にはカエデ、モミジの他、ドウダンツツジ等の紅葉が鑑賞できます。“はこだてMOMI-Gフェスタ”の期間内には、幻想的な夜のライトアップも楽しめますよ。
<基本情報>
住所:北海道函館市見晴町56
電話番号:0138-57-7210(函館市住宅都市施設公社 東部公園事務所)
営業時間:9:00〜17:00
休業日:無休(園亭は12〜3月見学不可)
アクセス:JR函館駅からバスで約40分
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北海道函館市は食の宝庫!海の幸はもちろん、函館を代表するご当地B級グルメが観光客の心を掴みます。中でも特に人気なのが、函館とその周辺の道南地区で店舗を構える「ラッキーピエロ」。地元では、「ラキピ」や「ラッピ」の愛称で親しまれているレストランです。全国ご当地バーガーでNO.1にも輝いたバーガーを求め、連日多くの人が集まります。
ラッキーピエロの自慢は個性あふれる店内。店内にメリーゴーランドが置かれたお店やブランコに座って食べるお店など、外観も含め、それぞれの店舗で全く雰囲気が違います。店舗限定メニューもあるので、色々な店舗へ足を運んでみてくださいね。
<ベイエリア本店の基本情報>
住所:函館市末広町23-18
電話番号:0138-26-2099
営業時間:10:00〜21:00
アクセス:
JR函館駅から車で約5分
函館山ロープウェイから徒歩約15分
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「湯の川温泉」は登別温泉、定山渓温泉と並ぶ三大温泉郷の一つとして人気の温泉地です。函館空港から車で約5分。函館に到着してすぐに海を眺めながら温泉に浸かる、極上の温泉体験が叶うのも嬉しいポイントです。もちろん市街地にもアクセスがしやすく、観光の拠点としても最適。
無色透明の温泉は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉を多く含む泉質。湯冷めしにくく、冷え込む冬の北海道旅行でも、身体をポカポカと温めてくれる効果が期待できます。夕日やイカ釣り漁船の漁火を見ながらじっくりと入浴もいいですね。
<基本情報>
住所:北海道函館市湯川町2-7-6
電話番号:0138-57-8988(函館湯の川温泉旅館協同組合)
アクセス:函館空港から車で約5分
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函館市街地から東へ約50キロの場所に位置する恵山岬の無料露天風呂、その名も「水無海浜温泉」は干潮時の数時間前後のみ姿を現す、全国的にも珍しい天然温泉。波打ち際に作られた岩風呂は2つあり、それぞれ高さが違うため、潮の満ち引きにより入浴可能な浴槽が変わってきます。
満ちている水は、どこからが海でどこからが温泉かわからないほど。目の前に広がる太平洋の大パノラマで開放感を満喫できます。満潮時には水没してしまうので、事前に公式サイトで時間をチェックしてから行くのがおすすめ。
<基本情報>
住所:北海道函館市恵山岬町100
電話番号:0138-86-2111(函館市椴法華(とどほっけ)支所 産業建設課)
営業時間:潮の満ち引きにより変更あり
アクセス:
JR函館駅からバスで約2時間10分
函館空港から約1時間
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函館市の端にある西桔梗町の平原の中、野球グラウンドの横に建っている簡素な建物が「西ききょう温泉」、正式名称は「西ききょう健康グランド」です。内湯は浴槽3つ、露天風呂3つの構成。
浴槽は樽のような形をしていますが、実はこれ“ヒューム管”と言って、道路下や河川に埋められる大きい水道管=ドカンなのです!大胆に横に切ったものをそのまま埋めこんでいます。もちろんお湯は源泉かけ流し。地下水を加水して温度調整するので、その日によって水温はまちまち。疲労回復や安眠に効果が期待できると言われています。
<基本情報>
住所:函館市西桔梗町444-1
電話番号:0138-49-7294
営業時間:5:00〜23:00
アクセス:道南いさりび鉄道七重浜駅から車で約5分、徒歩約20分
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函館随一のパワースポットといえば「函館八幡宮」。参道の石段134段を上ると厳かな社殿が現れ、自然と気持ちが引き締まります。境内は自然豊かで、春には桜、夏には手水舎に季節の花を浮かべた花手水が見られることも。8月中旬には例大祭が開催され、縁日にビアガーデンにと賑わいます。
カラフルな和傘に天気に例えた運勢が書かれた“傘みくじ”は、思わず写真を撮りたくなるような可愛らしさ。“運が開く”という意味が込められた縁起のいいおみくじです。
<基本情報>
住所:北海道函館市谷地頭町2-5
電話番号:0138-22-3636
10月-3月の営業時間:9:00〜16:30
4月-9月の営業時間:9:00〜17:00
アクセス:函館駅前電停から市電で約15分(谷地頭電停下車後、徒歩約8分)
新鮮な魚介類や塩ラーメン、ジンギスカンなど、美味しい食事は函館の魅力のひとつ!そんな函館グルメを味わうなら、JR函館駅から徒歩わずか5分の「函館ひかりの屋台 大門横丁」を訪れてみてください!ノスタルジックな風情漂う屋台村には、26軒の小さなお店が大集結。
函館グルメの定番はもちろん、ホルモン焼き、イタリアン、おでんなど幅広いジャンルの飲食店が所せましと並んでいます。どのお店も北海道の厳選食材を使った美味しい料理を提供しているので、お腹に余裕があればハシゴもおすすめですよ!
<基本情報>
住所:北海道函館市松風町7-5
営業時間:11:00〜1:00(各店舗により異なる)
アクセス:JR函館駅から徒歩約5分
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函館市は国際貿易港であったことから西洋文化の影響を強く受け、今でも元町には教会やレトロな建築物が残り観光客の人気を集めています。基坂(もといざか)の中腹に建つ「函館市旧イギリス領事館」は、国際貿易港として開港した1859年から1934年に閉鎖されるまで、領事館として使用されていた建物。現在の建物は火災による焼失を経て、1913年に竣工されたものです。
外壁は漆喰の白壁に、レンガとブルーの窓枠のコントラストが美しく、屋根には瓦を用いた和洋折衷の造りとなっています。館内には優雅なティータイムを楽しめるティールームや世界各国の雑貨を扱うセレクトショップ、展示室、開港ミュージアムなど、見どころがたくさん。おすすめの観光スポットです。
<基本情報>
住所:北海道函館市元町33-14
電話番号:0138-27-8159
営業時間:9:00〜19:00(4〜10月)、9:00〜17:00(11〜3月)
休業日:年末年始
アクセス:
市電末広町電停下車後、徒歩約5分
函館空港から車で約20分
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市電通りから延びる急勾配の幸坂(さいわいざか)を上りきると現れるのが、レンガ造2階建ての「旧ロシア領事館」。北海道を舞台とした人気漫画に登場したことでも話題の観光スポットです。和洋折衷の造りが印象的なこの建物は1908年に建てられ、1944年まで実際に使用されていました。
現在はホテルとして改装オープンの準備中。外観しか見学できませんが、青い屋根に白い窓枠、玄関の唐破風など細かな意匠は見ごたえ十分!坂の上から望む函館港の美しい眺めもお見逃しなく。
<基本情報>
住所:北海道函館市船見町17-3
電話番号:0138-27-3333(函館市元町観光案内所)
アクセス:
市電大町電停から徒歩約15分
幸坂バス停下車後、徒歩で約8分
函館空港から車で約20分
徒歩でまわれる!函館観光で行きたい元町おすすめ教会4選by 藍色 しっぽ
赤い屋根と鐘楼が特徴的な「カトリック元町教会」は、元町を代表する観光スポット。1859年に創建されましたが、現在の建物は1923年に再建されたもの。日本最古の教会として長い歴史を誇る、ゴシック様式の厳かな建物です。
拝観料は無料ですが、日曜礼拝の時間帯や聖堂を使用している期間は内部の見学ができないので注意が必要。星空をモチーフにした美しいアーチ型天井や、ローマ法王から贈られた祭壇、ステンドグラスなどを鑑賞するなら、営業時間をチェックしてから足を運ぶのがおすすめです。
<基本情報>
住所:北海道函館市元町15-30
電話番号:0138-22-6877
営業時間:10:00〜16:00(日曜日の午前中、礼拝時を除く)
休業日:年末年始に約1週間、聖堂使用時
アクセス:
JR函館駅から車で約10分
函館空港から車で約15分
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函館・紅葉さんぽ !ベイエリアと元町周辺の見どころby ミセス 和子
石畳と通り沿いに建ち並ぶ和洋折衷の建物群が融合したエキゾチックな雰囲気が美しく、日本の道100選にも認定されている「大三坂」。坂が多い函館の中でも、その眺めが高く評価されているおすすめの散策スポットです。
特にナナカマドが色づく9月から、木々が紅葉する11月にかけては、息を吞むような美しさ。色鮮やかな木々のトンネルと足元に広がる石畳、そして眼下には時折通りすぎる市電とその向こうに広がる古き良き町並み。11月に入ると雪が降り、雪化粧をした教会群を眺めることもできますよ。
<基本情報>
住所:函館市末広町
電話番号:0138-23-5440
アクセス:市電十字街電停から徒歩約5分
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「函館市青函連絡船記念館摩周丸」は、函館朝市を抜けた200mほど先の岸壁に係留されています。1965年から23年間に渡り、青函連絡船として実際に使用されていた全長132mの摩周丸は、鉄道貨車を積んで運航していただけあって、近くで見るとその大きさに圧倒されること間違いなし!
体験型資料館となっている船内には船の仕組みや青函連絡船について紹介する資料が展示されていて、青函連絡船の歴史を伝えています。運航当時の状態で残っている操舵室と無線通信室では、舵を切る舵輪を動かしたり、モールス信号の打鍵したりといった体験が可能。毎日正午と17時には、函館の街に響き渡る重厚な汽笛を聴くことができます。
<基本情報>
住所:北海道函館市若松町12番地先
電話番号:0138-27-2500
4月〜10月の営業時間:8:30〜18:00(入館は17:00まで)
11月〜3月の営業時間:9:00〜17:00(入館は16:00まで)
アクセス:
JR函館駅から徒歩約4分
函館空港から車で約20分
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北海道の人気観光地である函館は一年を通して訪れる人が絶えませんが、冬の時期は特におすすめです。赤レンガ倉庫周辺のベイエリアには、海に浮かぶクリスマスツリーが登場。期間中は毎日ツリーが点灯されます。花火が打ちあがるロマンチックなイベント「はこだてクリスマスファンタジー」も開催され、地元の人や多くの観光客で賑わいます。
そして毎年12月〜2月末まで函館で行われる「はこだて冬フェスティバル」は、元町地区が美しくライトアップされる“はこだてイルミネーション”が人気。優しい光に包まれた街並みや教会、歴史的建造物は、寒さを忘れてしまうほどの美しさ。凛とした冬の空気を肌で感じながら、夜道に浮かび上がる光の回廊散歩をお楽しみください。
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「天使の聖母トラピスチヌ修道院」は、函館市郊外の小高い丘の上に建つ日本最初の女子修道院。JR函館駅や函館空港からはシャトルバスが運行しており、アクセスは良好です。
現在も修道女たちが暮らす修道院内への立ち入りはできませんが、一般開放エリアを見学可能。前庭と売店、資料室があり、修道院内の生活や歴史を知ることができます。修道女が手作りしているマダレナ(マドレーヌ)ケーキやバター飴は観光土産として人気があり、特にマダレナは素朴な食感と無添加のやさしい味わいが魅力です。
<基本情報>
住所:北海道函館市上湯川町346
電話番号:0138-57-3331
営業時間:9:00〜11:30、14:00〜16:30
休業日:年末年始
アクセス:JR函館駅からバスで約40分
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函館市の隣、北斗市に位置する「当別トラピスト修道院」は、日本最初のカトリック男子修道院です。最寄り駅からは徒歩20分、最寄りの北斗茂辺地ICからは車で約10分の距離にあります。修道院に続く一本の並木道は牧歌的で美しく、聖母マリア像を祀る裏手のルルドの洞窟も、併せて観光したいスポットです。
函館土産のベストセラー「トラピストクッキー」はこちらの修道士によって作られているもの。夏季にはトラピストクッキーが添えられた濃厚なソフトクリームを求めて訪れる人も多数!風味豊かな発酵バターがたっぷり使われているクッキーは、シンプルでどこか懐かしく、やさしい甘さ。材料であるオリジナルの発酵バターもお土産として販売されています。
<基本情報>
住所:北海道北斗市三ツ石392
電話番号:0138-75-2108
売店の営業時間:
9:00〜17:00(4月〜10月15日)
8:30〜16:30(10月16日〜3月)
アクセス:
道南いさりび鉄道渡島当別駅から徒歩約20分
函館空港から車で約40分
JR新函館北斗駅から車で約30分
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長崎県の石田城と共に日本最後の和式城郭と言われる「松前城(福山城)」。旧城内一帯は国指定史跡、築城時から現存する本丸御門は国の重要文化財に指定されており、“日本100名城”の一つに数えられています。
天守は1949年火災により焼失、現在の天守は1960年に松前城資料館として再建されたもの。中は三層になっており、松前藩主装用の甲冑など貴重な資料を展示しています。松前城の周囲一帯は「松前公園」として整備され、春には250種1万本の桜が咲き乱れる日本有数の桜の名所として有名。多くの史跡が残る歴史名所でもあります。
<基本情報>
住所:北海道松前町松城
電話番号:0139-42-2275(松前町商工観光課)
松前城資料館・松前藩屋敷の営業時間:9:00〜17:00
アクセス:
JR木古内駅からバスで約90分
木古内ICから車で約70分
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活火山の駒ヶ岳と126の小島、複雑な湖岸を持つ大沼、小沼、蓴菜(じゅんさい)沼が織りなす美しい景観が魅力の「大沼国定公園」。北海道南西部の渡島半島中央部にあり、9083ヘクタールの広大な敷地面積を誇ります。
レンタサイクルで一周するのもいいですが、5月中旬〜10月中旬にはカフェレストラン“ターブル・ドゥ・リバージュ”での湖上クルーズがおすすめ。所要時間30分でランチやティータイムを楽しみながら、大沼や小沼、駒ヶ岳を背景にした小島や蓮の花など、大自然の景色を堪能できます。明治時代から愛され続ける名物「大沼だんご」を味わうのもお忘れなく!
<基本情報>
住所:北海道七飯町大沼町
電話番号:0138-67-2170(大沼国際交流プラザ)
アクセス:
JR大沼公園駅から徒歩約5分
大沼公園ICから車で約15分
JR函館駅から車で約35分
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北海道新幹線の開業で新しい北海道の玄関口となるのが新函館北斗駅。現在の函館駅とは場所が違いますが、自然いっぱいの大沼が近いので、観光の選択肢が増えるのも楽しみですね!
さて、函館市は全国で最も魅力的な街に選ばれているのをご存知でしょうか。「地域ブランド調査(ブランド総合研究所)」の市区町村の魅力度ランキングによりますと、函館市は2023年に札幌市、京都市に続く3位を獲得。街歩きに、歴史探訪に、グルメに、現地を訪れて函館の多彩な魅力を肌で感じてみませんか?
(文:トラベルjp 編集部 佐藤)
2024年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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