立山黒部アルペンルートは、標高3,000m級の山々が連なる北アルプスの雄大な自然と絶景が楽しめる、世界有数の山岳観光ルート。長野県の扇沢駅から富山県の立山駅を結ぶ37.2kmの観光ルートをさまざまな乗り物で移動しながら楽しみます。
観光は日帰りも可能ですが、おすすめは宿泊!ルート内のお宿では、宿泊しないと出会えない景色はもちろん、さまざまな体験ができます。
今回はトラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、立山黒部観光でおすすめの宿をランキング形式でご紹介します。中部地方出身のトラベルjp 編集部 赤木が厳選しました!
大町温泉郷の一番奥にある「界 アルプス」は、小川が流れる中庭や、信州名物のおやき・燗酒などが楽しめる囲炉裏を備えた温泉旅館。アルプスの山々が見える大浴場のお湯は、北アルプスの麓に湧く湯量豊富な秘湯・葛温泉から引いた温泉です。
客室温泉付きのお部屋や、家族連れにぴったりなロフト付き和室、愛犬と一緒に泊まれるお部屋など、多彩な客室タイプも魅力。ホテルから長野側の玄関口である扇沢までは路線バスで約40分。静かな温泉地で過ごしたい方におすすめです。
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“宿泊者は、囲炉裏を囲んで信州名物のおやきや熱燗などを楽しむことができます。信州生まれ、信州育ちのスタッフと過ごす優しい時間は、「星野リゾート 界 アルプス」だけのおもてなし。普段、電気と電波にまみれた都会のストレスを、ここでしっかり癒すことができます。”
(トラベルjp ナビゲーター 安藤 美紀)
写真提供:星野リゾート 界 アルプス
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「黒部ビューホテル」は、季節のうつろいを感じる庭園露天風呂が自慢の温泉宿。秘湯・葛温泉から引湯しているお湯は、やわらかな湯ざわりが楽しめる弱アルカリ泉。露天風呂や、壁一面に広がるガラス窓が開放的な内風呂から、季節の草花や紅葉、雪景色などが望めます。
和室・洋室・和洋室と幅広い客室タイプの中でも、おすすめは爺ヶ岳が一望できる葵館和室。夫婦でゆっくり過ごすのにピッタリな、独立型バスルームとリビング付きのデラックスツインルームも人気です。
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“夕食のプランを選ぶなら、信州のブランド豚として知られる信州ポークがついたコースがおすすめ!朝食は和洋中のバイキングで、そばやおやきなどの郷土料理も楽しめます。”
(トラベルjp 編集部 倉橋)
長野県北部、くろよんダムへの玄関口として知られる信濃大町・大町温泉郷に、2020年「ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」がリブランドオープン。立山黒部アルペンルートの入口・扇沢駅まで徒歩15分です。暖炉のあるお洒落なカフェバーや源泉掛け流しの温泉、子供の遊び場のキッズクラブまで楽しめる、魅力満載の新たなスタイルのホリデイ・インリゾートです。
12歳以下の子供の食事と添い寝が無料になる“キッズステイ&イートフリー”や、館内で楽しめる宝探しプログラムなど、子連れに嬉しいサービスが充実。大自然を望むバルコニー付きの客室や、カラフルで楽しいインテリアのキッズスイートなど多彩な客室タイプも魅力です。
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“温泉はうれしい源泉かけ流し!大自然に囲まれた露天風呂は開放感抜群です。”
(トラベルjp 編集部 加山)
標高2450メートルの室堂バスターミナル内にある「ホテル立山」は、日本最高所に建つホテル。室堂平を散策したり、近くには“みくりが池”や、大迫力の雪の壁を楽しめる“雪の大谷”もありますよ(雪の大谷はアルペンルート開通直後から期間限定で楽しめます)。
室堂平散策会や、ホテル屋上での星空観察会など、大自然を満喫できるアクティビティも魅力。天気の良い朝にはご来光ツアー(有料)も行われていて、トロリーバスで大観峰駅の展望台まで行き、後立山連峰から昇る日の出を見ることができます。
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“早朝から起きる宿泊者のほとんどがご来光ツアーに出かけてしまうので、ホテルにいる宿泊者の多くは就寝中。昼間はたくさんの人で賑わう室堂平を独り占めにできるチャンスでもあります。”
(トラベルjp ナビゲーター Happy ブンブン)
室堂から徒歩15分の「日本一高所の天然温泉 みくりが池温泉」は、日本秘湯を守る会会員の宿。源泉かけ流しで、泉質は単純硫黄泉の白濁の温泉が楽しめます。ハイシーズンの室堂は、日中ともなると散策道は大にぎわいですが、最終バスが出発するのを境に静かになります。夕食まで静寂の中で散歩するのも宿泊した人だけの楽しみです。
山の宿で富山湾の新鮮な海の幸がいただけるのは、うれしい驚き。朝食はバイキングスタイルです。野菜や海鮮のつくだ煮などご飯がすすむおかずが並ぶので、たくさん食べてこの後の旅に備えましょう。
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“みくりが池温泉は「喫茶みくり」を併設していて、おすすめはエンマ様のホットピザ。大日岳と奥大日岳をバックに、地獄谷の絶景を眺めながらのピザは最高ですよ!”
(トラベルjp ナビゲーター 藤谷 ぽきお)
室堂平のお宿をもう一軒ご紹介します。バスターミナルから徒歩30分の「雷鳥荘」へは、景色を楽しみながら歩きましょう。夏には高山植物が咲き誇り、天然記念物のライチョウが見られることもあります。夜になるときれいな星空も見られます。
雷鳥荘は温泉と絶景が自慢の山小屋です。山小屋といっても、簡素ながらもキレイに改装されていて相部屋の他、追加料金で個室への宿泊も可能ですよ。
地獄谷歩道は、火山ガスの発生により通行止めとなっています。お宿から近い場所にあるので、気管支の弱い方の宿泊には注意が必要です。
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“夏以外は、談話室の暖炉に火がはいります。山岳雑誌を読んだりドリンクを飲んだりして、のんびり過ごしましょう。”
(トラベルjp ナビゲーター さと しほ)
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高原バス・天狗平バス停から徒歩2分の「立山高原ホテル」は、立山連峰の山々に囲まれた山岳リゾートホテル。高原バスのルートの途中駅にあるため、比較的静かに過ごすことができるのが特徴です。
全室個室洗面トイレ付きで、シンプルな和室やベッド4台のデラックスルーム、バストイレ付きの特別室など幅広い客室を完備。2階レストランからは立山連峰のパノラマビューが楽しめます。
天狗平から室堂までの遊歩道は比較的起伏が少なくのんびりと散策ができ、7月中旬〜8月上旬には見事なチングルマ畑も見られます。
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“お風呂は温泉ではありませんが、大浴場からの眺望も絶景!剱岳も見えるんですよ。”
(トラベルjp 編集部 赤木)
弥陀ヶ原はラムサール条約に指定された湿原で、快適なトレッキングコースが整備されています。夏になると高山植物が控えめな花を咲かせ、秋には見事な紅葉を見られます。この弥陀ヶ原にあるのが「弥陀ヶ原ホテル」です。
雲海の出現率が高いことも有名で、条件が揃えば、ロビーやレストラン、大浴場などから神秘的な雲海を見ることができますよ。朝食は、胃腸にやさしい薬膳がゆや、焼きたてのクロワッサン、季節の手づくり豆腐などが食べられる和洋バイキングです。
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“弥陀ヶ原高原の散策や星空観察会など、イベントも充実。予約不要で気軽に参加できるので、時間が合えばぜひ!”
(トラベルjp 編集部 加山)
「立山国際ホテル」は、富山側の玄関口である立山駅からホテル無料送迎バスで約6分の所にあります。立山から扇沢まではマイカーの乗り入れが禁止されているので、ホテルの駐車場に車を預けて立山駅まで送迎バスを利用すると便利です。
客室は和室・洋室・和洋室があり、5人まで泊まれる客室も充実。北陸最大級のスキーエリア“立山山麓スキー場”がすぐ目の前にあるほか、ジップラインアドベンチャー、パラグライダー、ノルディックウォークや森林セラピーなど、多彩なアウトドアアクティビティが楽しめるので、アクティブに過ごしたい人にぴったりです。
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“温泉はpH8.8のナトリウム炭酸水素塩泉で、美肌効果が期待できます。トレッキングやアクティビティで疲れた体をしっかり癒やしましょう。”
(トラベルjp 編集部 村上)
「立山黒部アルペンルート 千寿荘」は、立山駅のケーブルカー乗り場に一番近い宿。立山山麓の温泉“美人の湯”と、富山の海の幸・山の幸を使った旬の食材たっぷりの食事も魅力です。
夏の繁忙期には、ケーブルカーに合わせて朝5時から朝食を食べられるほか、登山のお供におにぎり弁当を用意してもらうことも可能。立山の大自然の中で食べる昼食は格別ですよ。
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“夕食は海と山の幸をふんだんに使った家庭料理。地元の農家から取り寄せたコシヒカリも絶品です。”
(トラベルjp 編集部 善林)
「立山館」は、立山駅から徒歩1分。全客室から立山ケーブルカーや立山トロッコ列車を見ることができる、ケーブルカービュー&トレインビューのお宿です。
1階部分は駐車場になっていて、宿泊者は無料で駐車可能。屋根があるので、車まで快適に移動できます。お部屋のバスルームのほかに、足を伸ばして湯船につかれる共同浴場もありますよ。夕食は、鮮度抜群の山菜や海の幸を使った和食。さくらのチップでいぶした自家製燻製たまごも人気です。
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“早朝に出発する場合は、朝食をお弁当に変更できます。アットホームな雰囲気が魅力の宿です!”
(トラベルjp 編集部 赤木)
立山駅から徒歩3分の「グリーンビュー立山」は、緑豊かな自然を眺めながら天然温泉に入れる公共の宿。ロビーでのウェルカムドリンクや、夕食時のフリードリンク、シャンプーBARなど、嬉しい“まるごろおもてなし”サービスがあり、お得で快適な滞在が楽しめます。
客室は裸足で寛げる和室で、ベッドのお部屋と布団のお部屋の2タイプから選べます。夕食は富山の食材にこだわった会席料理。フリードリンクは、50種類以上が飲み放題!生ビールや果実酒、ワイン、焼酎など、アルコールのメニューも充実しています。
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“何と枕は6種類から選べます。宿泊先では枕が合わなくて……という方にはうれしいサービス!”
(トラベルjp 編集部 倉橋)
立山山麓温泉にある「立山山麓温泉 ホワイトベル」は、温泉と露天風呂が自慢の小さな宿。玄関前が極楽坂スキー場ファミリーゲレンデとなっていて、滑り疲れたり、ちょっと忘れ物しても、宿が近いので安心です。
お風呂は、立山山麓温泉から引湯している天然温泉。良質のアルカリ泉で、皮膚を滑らかにするツルツル感が特徴です。夕食は、黒部の名産“名水ポーク”と富山湾の海の幸を使った家庭的な田舎料理。お米から炊く季節の釜めしも人気です。
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“家庭的な雰囲気が魅力の宿です。ラウンジには漫画本やボードゲーム、通信カラオケまで完備!”
(トラベルjp 編集部 村上)
アルペンルートと合わせて訪れる人も多い宇奈月温泉。黒部峡谷の宇奈月から欅平まで、全長20.1kmを片道1時間20分で結ぶトロッコ電車を楽しむことができます。
「フィール宇奈月」は、宇奈月温泉駅から徒歩1分とアクセス良好。アルペンルート観光とあわせてトロッコにも乗りたい!という方におすすめです。客室は和室や洋室の7種類から選べますが、人気はやっぱりトロッコ電車が見えるお部屋。ロビーや温泉大浴場からもトレイン&トロッコビューが楽しめますよ。
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“朝食は和洋30種類のメニューがそろうビュッフェスタイル。イカの刺身や昆布じめなど、たくさんの小鉢が並びます。”
(トラベルjp 編集部 赤木)
「黒部・宇奈月温泉 やまのは」は、黒部峡谷と新山彦橋を望む展望露天風呂が自慢の温泉宿。トロッコ列車が赤い橋を渡る様子を眺めながら、お肌にやさしい“美肌の湯”が楽しめます。
窓の外に黒部川が見える本館デラックスルームや、和室、10人まで泊まれる大部屋など、幅広い客室タイプを完備。夕食は、県内最大級の広さを誇るレストランでの多彩な和洋ビュッフェ。富山湾の鮮魚を使った揚げたて天ぷらや握りずしなど、北陸の味を満喫できますよ。
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“卓球コーナーやキッズルーム、カラオケルームなど館内施設が充実。ラウンジには無料の飲み物が用意されています。”
(トラベルjp 編集部 村上)
立山黒部アルペンルートは4月から徐々に開通し、11月末には雪のため閉鎖されます。開通直後は雪の大谷が楽しめ、夏には高山植物が咲き誇り秋には紅葉…と四季折々違う美しさを楽しめます。人気の観光地のためハイシーズンは予約が取りづらくなるので、早めの予約がおすすめ。
また標高が高いため平地に比べると気温が低く、天候も急変しやすいので山の気候にあわせた服装をしておでかけくださいね。
(文・トラベルjp 編集部 赤木)
2024年4月現在の情報です。最新の情報は公式ホームページなどでご確認ください
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(2024/12/14更新)
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