千年の都・京都は、日本のなかでも桜が一番映えるところ。桜は長い歴史の中で人々に育まれ、大切にされてきました。JR東海『そうだ 京都、行こう。』のCMが有名ですよね。
「やっぱり京都の桜を見てみたい!」とお思いの皆様へ。京都通のトラベルjp ナビゲーターたちが自信を持ってお勧めする桜の名所をお届けします。
※イベントの開催状況は変更となる場合があります。最新情報をご確認の上お出かけください。
京都の代表的観光名所・嵐山。春の嵐山は「日本さくら名所100選」にも選ばれていて、桜でも名高いことで有名。桜が咲く頃には後嵯峨上皇が吉野から移植したという桜が山肌をピンク色に染めます。
秋の嵐山も「日本紅葉の名所100選」。錦に染まる山肌はまさに絶景そのもの。桜も紅葉も楽しめるという点が嵐山が全国的にみても随一の観光地とされる所以でもあるのです。
当然、夏の緑萌える嵐山も冬の雪に包まれた嵐山も見事。四季をこれほどまでにダイナミックに味わえる場所はなかなかないのではないでしょうか。
<基本情報>
住所:京都府京都市右京区嵐山
アクセス:JR京都駅から京都市バス・京都バスで約40分〜50分。嵐電・阪急電車嵐山駅下車。
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嵐山・北野天満宮・四条大宮を結ぶ、京都の観光地をめぐるのに便利なローカル電車「嵐電(らんでん)」。毎年桜の時期になると、鳴滝駅〜宇多野駅間が桜並木の中を電車が走る「桜のトンネル」と呼ばれる区間となり、電車と桜のコラボレーションは圧巻です! この写真の記事を見る ≫
妙心寺退蔵院の紅しだれ桜はJR東海『そうだ 京都、行こう。』のキャンペーンポスターにもなったほどで、鮮やかなピンク色の花が豪快に咲き乱れ、木の下にいるとまるで桜のシャワーを浴びているよう。
桜の木の全景を撮影するほか、手入れが行き届いた石庭にしだれ桜が降る様子を捉えてはいかがでしょうか。京都らしい桜の写真が撮影できますよ。
<基本情報>
住所:京都府京都市右京区花園妙心寺町35
アクセス:JR山陰(嵯峨野)線「花園駅」下車、徒歩約7分。市バス26番御室仁和寺・山越行き「妙心寺北門前」下車、徒歩約5分。
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御室仁和寺は桜の名所として名高く、京都市内でソメイヨシノが散った後に入れ替わるように見ごろを迎える、遅咲きの「御室桜」が咲くことで知られています。
JR東海のCM『そうだ 京都、行こう。』にもたびたび登場していますね。重要文化財でもある五重塔と「御室桜」のコラボレーションはまさに絶景です!
「御室桜」の特徴はもう一つ、この桜が低木であり、背丈が2〜3mほどの高さにしかならない木だということ。普通の花見とは少し違った感覚で、目線の高さで桜が楽しめるのです。
<基本情報>
住所:京都市右京区御室大内33
アクセス:市バス「御室仁和寺」下車すぐ。嵐電「御室仁和寺」下車、徒歩約3分。
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京都・嵯峨野の大覚寺は、平安のはじめに建立されて以来1200年余の歴史がある、広大な敷地を持つお寺です。桜の季節の終わりごろに、例年はいけばな嵯峨御流華道祭が行われます。
境内のあちこちに大きな創作いけばなが展示され、日本最古の人工の林泉である大沢池では「龍頭鷁首舟」が漕ぎ出されていろいろなイベントが催されます。
時期的には華道祭の期間より少し早い時期に満開を迎えますが、大沢の池の周囲に乱れ咲く桜がまた見事です。この池はJR東海のCM『そうだ 京都、行こう。』にも登場したことも。
<基本情報>
住所:京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
アクセス:JR京都駅から市バス・京都バスで45分
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京都は桜の名所として名高い神社仏閣が多数ひしめいています。そんななか、ここの桜が京都で1番!と推薦する地元・京都人も多い「原谷苑」。
京都市内でありながら、行きにくい場所にあることもあり「桜の隠れ里」としても知られています。そんな穴場的桜の名所には想像を絶する枝垂れ桜のジャングルが待っているのです。
この原谷苑は個人所有の土地で、桜の咲く期間のみ一般に公開されています。いつでも解放されているわけではない所がまた特別感を高めてくれます。
<基本情報>
住所:京都府京都市北区大北山原谷乾町36
アクセス:地下鉄烏丸線北大路駅・JR山陰本線円町駅からタクシーで10分。阪急京都線西院駅からタクシーで15分。
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桜と言えば圧倒的に多いのはソメイヨシノですが、カイドウのような少し色の濃い桜もとてもチャーミング!そんな濃い桃色の枝垂れ桜の美しさを堪能できるお散歩路が京都にあります。
ソメイヨシノが散り始める4月中旬から藤棚ならぬ桜の棚がわぁっと目の前に広がります。紅枝垂桜のトンネルです。ソメイヨシノより色の濃い桃色の桜が川の方へ枝を下げて咲く姿はとても可憐。
紅枝垂桜といっても品種はさまざま。この道を歩きながら、まるで桜図鑑を眺めているようにいろいろな桜に出会うことができるんです。
<基本情報>
住所:京都府京都市左京区下鴨半木町
アクセス:地下鉄烏丸線北山駅下車、徒歩約10分。京都市バス北山橋東詰下車、徒歩約2分。
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知られざる京都の超穴場桜スポット!西陣エリアの美桜5選!by 浮き草 ゆきんこ
京都の桜の名所は数あれど、西陣エリアにある桜はあまりガイドブックでも紹介されていません。しかし、京都最古の花街「上七軒」から先にはこじんまりとしたお寺が点在し、境内には枝垂れ桜やソメイヨシノなどが咲き誇っています。しかもほとんどのお寺の拝観料は無料!
京都で一番小さな桜の名所「水火天満宮」、日蓮が入滅したときに開花した桜「妙蓮寺」、西陣の隠れた花の寺「雨宝院」、松と本堂と桜のコントラストが美しい「本隆寺」、桜のカーテン「千本釈迦堂」。写真を撮りながら歩いても1時間ほど。京都の桜散策にはぴったりの場所です。
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京都の平安神宮はJR東海のCM『そうだ 京都、行こう。』でもおなじみ。日本庭園「神苑」には、春は20種類もの桜が咲き乱れます。
その中でも目を引くのが八重紅しだれ桜の木々。神苑の入口を入ってすぐ、南神苑はたくさんの八重紅しだれ桜が植えられています。見上げると一面の桜の屋根、夢のような光景です。
<基本情報>
住所:京都府京都市左京区岡崎西天王町97
アクセス:JR京都駅から市バス約30分。地下鉄東西線東山駅下車、徒歩約10分。
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京都の春を彩る風物詩にもなりつつある「平安神宮 桜音夜(さくらおとよ)」。桜シーズンの定番イベントとして京都を訪れる観光客にも広く知れ渡っています。
内容は、神苑と社殿のライトアップと東神苑貴賓館で行われるコンサート。ちなみに平安神宮の社殿ライトアップは珍しく、この機にしっかり目に焼き付けて下さい。
座席はなく、回遊式庭園・神苑を巡りつつ桜を愛でながら聴くコンサート。目の前の幽玄な世界を盛り上げるBGMの役割なのです。
※2025年の開催日は未定です
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南禅寺付近には、古代ローマの水道橋を思わせるような水路閣や、琵琶湖疏水の一環として造られたインクライン(急傾斜鉄道)など、中世から近代へと歴史の移り変わりが感じられる見どころがいっぱい。
写真のように両脇を桜並木に覆われた線路の跡地を見ることができます。この線路は電車が走っていたのではなく、船を乗せた台車を運ぶのに利用されていました。この鉄道が蹴上インクラインです。
京都の近代化のために役目を終えたインクラインは、春には美しい桜並木が見られる穴場的なスポットとして今も多くの人々が行き交います。
<南禅寺の基本情報>
住所:京都府京都市左京区南禅寺福地町86
アクセス:JR京都駅から市バス「南禅寺・永観堂道」で下車
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京都らしさが華やぐ春の季節。満開の桜を見上げながら古都の風情を堪能したいですよね!そこで、おすすめは東山界隈の桜。古寺と響きあう桜の美しさは言いようがありません。
円山公園から北に向かって歩くと「知恩院」の巨大な三門が見えてきます。木造の門としては、世界最大級とされる高さ約24メートルの三門は国宝で、なんとも壮大なスケール。この黒々とした立派な門と、桜のコントラストがとても美しいので、ぜひご覧ください。
<基本情報>
住所:京都府京都市東山区林下町400
アクセス:JR京都駅から市バスで約25分。地下鉄東西線東山駅下車徒歩8分。
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JR東海のCM『そうだ 京都、行こう。』にも登場した円山公園には、枝垂れ桜や染井吉野、山桜など約700本の桜が植えられています。この公園の桜を代表するのが“祇園の夜桜”として有名な祇園枝垂れ桜。
この桜は二代目で、初代は1947年に樹齢220年で枯れてしまい、初代の種子を使って大切に育てられたのが今の二代目。春の宵。ぼんぼりの明かりに照らされた桜が闇夜に浮かび、円山公園は薄桃色の幻想的な雰囲気に。
<基本情報>
住所:京都府京都市東山区円山町
アクセス:京阪電車祇園四条駅下車徒歩約11分。地下鉄東西線東山駅より徒歩約13分。
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京都の桜でまず思いつくのは円山公園にある「祇園枝垂桜(ぎおんしだれざくら)」。数多くの旅行雑誌の表紙を飾るなど、春の京都の象徴的な存在でもあります。
その兄弟ともいえる桜たちは京都にいくつもあり、いずれも見事な枝垂桜ばかりです。祇園枝垂桜の「孫」が咲く京都府庁、祇園枝垂桜を手掛けた嵯峨野の植藤造園、京都府井出町にある地蔵禅院など。
京都は桜の名所が多く、どれを見ようかと迷ってしまいます。そんな時はある程度テーマを絞って桜を訪ねることをおすすめします。
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哲学の道は日本の道百選にも選ばれていて京都でも定番の観光スポット。川沿いの道というだけでかなり地味だったという感想を持っている方もいるのではないでしょうか?そういう方こそ春の哲学の道を訪れて下さい。
哲学の道は全長約2kmとかなりの長距離なので、たっぷりと桜を満喫したい人におすすめですよ。
<基本情報>
場所:京都府京都市左京区周辺
アクセス:JR京都駅から市バス「銀閣寺前」下車、徒歩約2分(銀閣寺側の入口)
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例年、京都市内の桜の満開は、3月中旬頃の京都御苑近衛邸跡の枝垂桜に始まります。桜の開花が早いときは、同じ御苑内の「桜」「梅」「桃」の花を同時に楽しむこともできます。
近衛邸跡に咲くしだれ桜は種類も多く、早咲きの品種が咲く3月中旬から4月にかけて一か月ほど楽しめます。特に青空の下、乱れ咲くしだれ桜は見事ですよ。
<基本情報>
住所:京都府京都市上京区京都御苑3
アクセス:市営地下鉄烏丸線、丸太町駅下車し、間之町口まで徒歩5分。JR京都駅より市バス府立医大病院前下車徒歩7分。
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京都駅から近く古都京都の玄関口に位置する「東寺」。建築、仏像ともに素晴らしく、特に桜が満開の時期はお堂や五重塔と桜のコラボレーションが圧巻の美しさです。
境内の桜は河津桜から遅咲きの枝垂れ桜まで品種が多く、比較的見頃が長く続くのも魅力。特に桜のライトアップは幻想的でおすすめです。
庭園北部から五重塔を眺めると、その左側にはひときわ大きな枝垂れ桜が。八重紅枝垂れ桜という品種で、例年ソメイヨシノとほぼ同時に楽しめます。
<基本情報>
住所:京都府京都市南区九条町1
アクセス:京都駅八条口から徒歩15分。京都市バス「東寺東門前」下車すぐ。
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京都市動物園は園内の至る所に桜の木があり、お花見が可能。敷地中央に池を配した庭園まであります。動物と桜を一枚の写真に収めるられるのも、動物園でのお花見の醍醐味!
桜の時期の京都どこも多くの人で溢れていますが、ここはかなりの穴場です。
<基本情報>
住所:京都府京都市左京区岡崎法勝寺町 岡崎公園内
アクセス:JR京都駅から市バス動物園前下車。地下鉄東西線東山駅・蹴上駅下車、徒歩10分。
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提供元:写真AC
https://www.photo-ac.com/京都山科の随心院では、例年春の桜の咲く頃合いの3月末に、「はねず踊り」と呼ばれる、童女姿の子供達による舞が披露されます。
「はねず」とは薄紅色という意味。可愛らしく、且つ華やかな衣装に身を包んだ童女姿の子供達による舞が披露される「はねず踊り」。この美しい衣装の色こそまさに「はねず色」なのだろうな…と、舞を見た人は思わずため息が出る程、その儚げな美しさに心奪われること間違いなし!
梅と桜の咲き誇る中、「はねず」色の衣装を身にまとった子供達の可憐な舞姿に、見惚れてみてはいかがでしょうか。
<基本情報>
住所:京都府京都市山科区小野御霊町35
アクセス:地下鉄東西線小野駅下車、徒歩5分
真言宗醍醐寺派の総本山で醍醐全体が寺院となっている、京都伏見の醍醐寺。豊臣秀吉の「醍醐の花見」として有名です。
しだれ桜、ソメイヨシノ、山桜、八重桜など約1000本の桜が3週間かけて咲くため桜を長く楽しむことができるのも醍醐寺の魅力。JR東海のCM『そうだ 京都、行こう。』では昼の桜と夜の桜が登場しました。
醍醐寺の桜の代表格、霊宝館・三宝院周辺の桜は4月の第1週目が見ごろとなりますが、例年4月の第2日曜日には、豊臣秀吉が花見を楽しんだ様子を再現した「豊太閤花見行列」も行われます。
<基本情報>
住所:京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
アクセス:地下鉄東西線醍醐駅下車、徒歩10分
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「ここがきれいですよ」とお寺の名前だけを教えてもらっても、いざ行ってみると渋滞がすごかったり、境内が広すぎてどう回ればいいかわからないまま疲れてしまったり…京都は桜の名所、満開の時期にはそんなこともありますよね。
けれど、そこは「京都通」といわれるトラベルjp ナビゲーター。穴場なのはこの時期、なるべく混雑を避けるならこの時間にここから回って、お散歩してお腹が空いたらここ…と初めての方にも心強いガイド記事が集まっています。ぜひ現地でお役立てください!
2025年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/9更新)
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