宮崎県の人気観光地、高千穂。神話や伝説が数多く残るこの街は、高千穂峡や天安河原のパワースポット巡りや、高千穂神社で毎日開催される夜神楽が楽しめます。あまてらす鉄道のトロッコ、国見ヶ丘などの絶景ポイントも多数!
今回は元旅行会社スタッフのトラベルjp 編集部の赤木がトラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、高千穂でおすすめの観光スポットをご紹介します。モデルコースや飛行機を利用した場合の高千穂までの行き方もチェックしてくださいね。
「高千穂峡」は高千穂といえばココ!というくらい定番の観光地。大昔に阿蘇の火山活動で噴出した火砕流が、五ヶ瀬川に沿って帯状に流れ出し、急激に冷やされたために出来上がった峡谷です。火砕流が侵食されて柱状節理の素晴らしい断崖をつくりだしており、国の名勝、天然記念物にも指定されています。
周辺には遊歩道が整備されており散策を楽しめる他、ボートによる観光も人気です。貸しボートは雨天の影響や安全点検で運休になることがあるのでご注意ください。
<基本情報>
住所:西臼杵郡高千穂町大字三田井御塩井
電話番号:0982-73-1213(高千穂町観光協会)
アクセス:高千穂バスセンターから車で約10分
公式サイト(外部リンク)
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高千穂峡のシンボルともいえる「真名井の滝」は、高千穂峡で最も人気のスポット。約17mの高さから渓谷に落ちる様子は迫力満点です。
ライトアップが行われるシーズンも必見。昼とはまた違う真名井の滝を見ることができるので、ぜひライトアップの時間帯に訪れてみてくださいね。
※ライトアップ実施期間は公式サイトなどをご確認ください。
公式サイト(外部リンク)
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「天岩戸神社」は、神社の傍を流れる岩戸川を挟んで西本宮と東本宮の二つの社殿からなっています。西本宮は天照大神(あまてらすおおみかみ)がお隠れになった天岩戸をご神体として御祀りしていますが、天岩戸は生い茂る木に隠れて姿を拝むことはできず、誰も近寄れない禁足地となっています。
西本宮拝殿の裏側に天岩戸が拝める遥拝所があり、社務所で受付の後、神職の同行のもと参拝することが可能です。
<基本情報>
住所:西臼杵郡高千穂町天岩戸1073-1
電話番号:0982-74-8239
アクセス:バス停 岩戸から徒歩すぐ
公式サイト(外部リンク)
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天照大神が天岩戸にお隠れになった時に、八百万の神が集まって対策会議を行ったというのが、岩戸川沿いにある「天安河原」です。天岩戸神社の西本宮から徒歩10分ほどなので、あわせて観光するのがおすすめ。
パワースポットとして人気で、石を積みながらお願い事をすると叶うと言われており洞窟内はたくさんの小石が積み上げられています。神聖な雰囲気を味わうことができますよ。
<基本情報>
住所:西臼杵郡高千穂町大字岩戸
電話番号:0982-74-8239(天岩戸神社)
アクセス:バス停 岩戸から徒歩約10分
公式サイト(外部リンク)
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高千穂八十八社の総杜で、創建はおよそ1900年前といわれる「高千穂神社」。境内には2本の杉の幹がつながった夫婦杉や、祈ると人の悩みや世の乱れが鎮められるといわれる鎮め石、国指定重要文化財に指定された社殿など見どころが満載です。
<基本情報>
住所:西臼杵郡高千穂町大字三田井1037
電話番号:0982-72-2413
アクセス:高千穂バスセンターから徒歩約15分
公式サイト(外部リンク)
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「夜神楽」は国の重要無形民俗文化財に指定されており、神話をモチーフにした33もの演目があります。11月中旬から2月上旬頃限定で、集落ごとに民家の一室や公民館などを使って夜通し行われ、見届けるのも一晩がかり。
高千穂神社では季節を問わず夜神楽を毎日開催しているため、気軽に体験することができますよ。約1時間で代表的な演目を上演。近隣の宿泊施設では無料のシャトルバスを運行しているので、利用すると便利です。
公式サイト(外部リンク)
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「高千穂あまてらす鉄道株式会社」は旧高千穂鉄道の線路を利用して、往復30分かけて楽しめるアトラクションを運営。高千穂橋梁からの絶景や、乗客を魅了する楽しい演出が行われています。
2017年3月にグランド・スーパーカートが運行を開始した他、スーパーカートと呼ばれる軽トラックを改造したオープンエアのトロッコ車両も不定期で運行。雨天や風の強い日などは定休日以外でも休業となる場合があるのでご注意ください。お子様も乗車できるので家族旅行にもピッタリです。
写真提供:高千穂あまてらす鉄道株式会社
<基本情報>
住所:西臼杵郡高千穂町三田井1425-1(旧高千穂駅駅舎内)
電話番号:0982-72-3216
アクセス:高千穂バスセンターから徒歩約10分
公式サイト(外部リンク)
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標高513mの「国見ヶ丘」は、はるか昔神話の時代、神武天皇の孫である建盤竜命(たていわたつのみこと)が、この地から九州の国見をしたとの伝説があります。眼下には高千穂の里がのんびりと広がり、それを囲う阿蘇山や祖母連山も、さわやかに見渡せる絶景スポットです。
春夏秋冬どの季節も美しいですが、秋から冬にかけては雲海のシーズンで早朝、日の出前からがチャンス。条件があえば、素晴らしい景色を見ることができますよ。
<基本情報>
住所:西臼杵郡高千穂町大字押方
電話番号:0982-73-1213(高千穂町観光協会)
アクセス:高千穂バスセンターから車で約15分
公式サイト(外部リンク)
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「栃又棚田」は高千穂町の中心部から天岩戸神社や天安河原まで行く県道7号線沿いにあります。2015年に世界農業遺産に認定された地域であるだけでなく、日本の棚田百選にも選ばれた美しい田園風景が広がっています。
タイミングがあえば、高千穂鉄橋を渡る高千穂あまてらす鉄道を見ることもできますよ。
<基本情報>
住所:西臼杵郡高千穂町三田井
電話番号:0982-73-1213(高千穂町観光協会)
公式サイト(外部リンク)
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天孫降臨の地として伝えられる「くし觸(ふる)神社」は、木々に覆われた神聖な空気が漂う場所です。境内には遊歩道があり、その昔、降臨した神々が高天原を懐かしみ遥拝した場所だと伝えられている高天原遥拝所まで続いています。
元はくしふる峰をご神体とし社殿はありませんでしたが、元禄7年(1694年)に初めて社殿が造営されました。参道の中ごろの神代川のほとり近くには、天村雲命が高天原から水源の種をうつしたとされる天真名井があり、御神水として信仰されています。
<基本情報>
住所:西臼杵郡高千穂町三田井713
電話番号:0982-72-2413(高千穂神社)
アクセス:高千穂バスセンターから徒歩約10分
公式サイト(外部リンク)
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天村雲命が高天原から水源の種をうつしたとされる「天真名井(あまのまない)」。古くは、天真名井の下を流れる神代川の清流にあり、村に災いがある時には蠢いて知らせたことから“夜泣き石”と言われています。
樹齢1300年と言われるケヤキの巨木の根元から天然水が湧き出ていて、湧出する水は今でも信仰を集めています。
<基本情報>
住所:西臼杵郡高千穂町三田井472
アクセス:高千穂バスセンターから車で5分
公式サイト(外部リンク)
高千穂町には道の駅もあるのですが、より町の中心に近いところで物産を手に入れるなら「がまだせ市場」がおすすめ。“がまだせ”とは、地元の方言で“がんばろう”の意味があります。
直売所の鬼八の蔵では町内でとれた新鮮な野菜や果物、きのこなどが買えるほか、雑貨、手芸品、お菓子も購入できます。JA高千穂イチ押しの高千穂牛を手ごろなお値段でいただける、レストランも併設。
<基本情報>
住所:西臼杵郡高千穂町大字三田井1099-1
電話番号:0982-73-1831(鬼八の蔵)
アクセス:高千穂バスセンターから徒歩約10分
公式サイト(外部リンク)
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「荒立神社」は猿田彦命(さるたひこのみこと)と天鈿女命(あめのうずめのみこと)が結婚し、切り出したばかりの荒木を利用して急いで宮居を造って住まわれた地という神話が伝えられている神社で、縁結びにご利益があるとされています。
高千穂峡遊歩道にも、ハートプレートに願いを込めて飾れる場所があり、その絵馬は「荒立神社」でお焚き上げをしていただけます。
<基本情報>
住所:西臼杵郡高千穂町大字三田井667
電話番号:0982-72-2368
アクセス:高千穂バスセンターから車5分
公式サイト(外部リンク)
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真名井の滝から歩いてすぐのところにある神都高千穂大橋、高千穂大橋、神橋。五ヶ瀬川に、コンクリートの橋、鉄の橋、石の橋と三つの橋が、かかっていますが、同じところに三つもかかる橋はとても珍しく「高千穂三代橋」や「高千穂三橋」などと呼ばれています。
三か所見えるスポットは、高千穂峡から遊歩道を歩いてきたここだけです。
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町の中心部から南西に車で10分ほどいったところにある「二上神社 (ふたがみじんじゃ)」。二上山を御神体として伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)を御祭神として祀っています。
かつては霊山として信仰のある二上山の山中に二上大明神の祭祀場がありましたが、醍醐天皇の御代に現在の地に創立されたと伝えられています。
<基本情報>
住所:西臼杵郡高千穂町大字押方2375-1
電話番号:0982-83-1373
アクセス:高千穂バスセンターから車10分
公式サイト(外部リンク)
神都高千穂大橋や高千穂峡が一望できる抜群のロケーションに位置する「道の駅 高千穂」。国道218号線沿いにあり、神楽面をモチーフにした大きなモニュメントがお出迎えしてくれます。
物産館では地元で採れた野菜や加工品を販売。併設のレストランでは高千穂牛を使ったメニューや宮崎の名物グルメ、チキン南蛮を味わうことができます。
<基本情報>
住所:西臼杵郡高千穂町大字三田井1296-5
電話番号:0982-72-3100(高千穂道の駅レストラン)
アクセス:高千穂神社前バス停から徒歩6分
公式サイト(外部リンク)
高千穂旅行にでかけるなら宿泊するのがおすすめ。主要観光スポットを巡るなら1日でも十分ですが、1泊2日で滞在すれば夜神楽を鑑賞することもできます。
【高千穂・モデルコース一例】
<1日目>
高千穂に到着後、高千穂峡や天岩戸神社などをメインに観光。夕方には高千穂町のホテルへチェックイン、宿泊すれば高千穂神社で行われる夜神楽の鑑賞も楽しめます。
<2日目>
2日目は時期や天候などの条件が合えば、早起きして国見ケ丘まで雲海を見に出かけてみましょう。食事を済ませたら高千穂あまてらす鉄道へ。時間があれば天岩戸の湯で日帰り入浴後、飛行機の時間に合わせて帰路につきます。
高千穂峡などの名所を巡るだけなら日帰りも可能ですが、1泊すればだいぶ余裕ができます。ドライブがてら荒立神社や栃又棚田を巡ってみるのもおすすめ。2泊3日の旅程なら1泊目は高千穂町、2泊目は宮崎市内に宿泊して日南エリアの観光も組み込めますよ。
くわしいモデルコースは、下のリンク先からぜひチェックしてくださいね!
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高千穂へのアクセスは飛行機を利用する場合、阿蘇くまもと空港、または宮崎空港が最寄り。各空港からは特急バスまたはレンタカーで約2時間〜2時間30分ほどで高千穂に到着します。新幹線を利用する場合は、JR熊本駅から特急バスまたはレンタカーで約3時間ほど。
高千穂を観光する際は、レンタカーやレンタサイクルを利用するのがおすすめ。観光に詳しいタクシードライバーが見どころを案内する観光タクシー“高千穂キャブ”を利用してもよいでしょう。
また高千穂観光には往復の交通と宿泊するホテルがセットになった、旅行会社、旅行代理店が販売するパック旅行を活用するのがおすすめ。それぞれ個別に手配するよりもお値打ちなので、予算や日数など自分にあったプランを探してみましょう。事前購入やセット購入すると割引になるチケットを活用すれば、旅行費用を節約できますよ。
2024年8月の情報です。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。
(文:トラベルjp 編集部 赤木)
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