北海道は雄大な自然と美味しいグルメの宝庫。大人気の「星野リゾート トマム」で雲海を楽しみ、美しい景色が続く富良野・美瑛をドライブ。旭山動物園へ行ったあとは札幌、小樽もまわりましょう!
そんな北海道の魅力を目一杯満喫できる道央を3泊4日でまわるモデルコースを、トラベルjp ナビゲーターが徹底取材したスポットとともにご紹介。レンタカーで有名スポットをおさえたいならこのルートで巡れば完璧!
新千歳空港でレンタカーを借りたら国道337号線沿いを進み、まずは千歳市の道の駅「サーモンパーク千歳」へ。キッズスペースやプロジェクションマッピングも楽しめる、明るく開放的な空間から旅をスタートさせましょう。
ランチは、まき釜で焼き上げるピザが美味しい「ピザドゥ」がおすすめ。北海道黒松内産のチーズやソーセージがのったピザの生地は、天然酵母で発酵熟成させたもちもちの食感。北海道の美味しさがたっぷり詰まったピザで、お腹も気分も大満足間違いなし!
アクセス:新千歳空港から10分
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「サーモンパーク千歳」でもうひとつ楽しんでほしいのが、隣接している「千歳水族館」。日本最大級の淡水魚水族館で、サケの稚魚から成魚、支笏湖に住む生き物たちが見られます。また、全周透明アクリルのタッチプールや、ドクターフィッシュの体験、エサやり体験付きバックヤードツアーなど、生き物たちに触れることができる水槽がたくさんあるのも魅力。
水中観察ゾーンでは、千歳川に生息するサケやヤツメウナギなどの四季折々の生態を目の前で見ることができ、まさに北海道の生き物たちにグッとせまれるスポットです。
アクセス:新千歳空港から10分
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そのまま国道337号線を経由し、夕張方面へ。
圧巻の渓谷美が見られる夕張を代表する景勝スポット「滝の上公園」は、アイヌ語で"ポンソウカムイコタン=北方の神々が住むところ"とも呼ばれる場所。夕張川の浸食によりできた渓谷は、奇岩や大小無数の滝からなり、大自然の迫力と力強さを感じることができます。
春は桜、秋は紅葉と、季節ごとの美しい自然に触れられる北海道内でも有数の名所。入園無料・駐車場無料。
アクセス:サーモンパーク千歳から約30分
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フライトで疲れている初日、早速宿泊ホテルへ向かいましょう。
雄大な自然環境のなかで、季節ごとにさまざまな体験ができる人気のリゾート「星野リゾート トマム」。宿泊棟は2種類あり、全室展望ジェットバス・サウナ付のオールスイートの「リゾナーレトマム」と、コンセプトルームが楽しい、リゾートの中心に建つ「ザ・タワー」のいずれか。
サファリカート、ラフティング、インドアビーチであるミナミナビーチなど、一年を通して楽しめるアクティビティは数えきれないほど。特別な体験ができるホテルステイになることでしょう。夕食も、リゾート内にある最大20種以上の多彩なレストランからチョイスしてみては。
アクセス:滝の上公園から道東自動車道経由で約1時間
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トマムに来たらはずせない、雲海。トマムならではの地形と気象条件により発生する神秘的、幻想的な景色を見るためには朝の早い時間がおすすめ。雲海テラスにある、山の斜面にせり出すように作られた巨大な雲の形のハンモック"Cloud Pool(クラウドプール)"は、まるで空に浮かんでいるかのようです。
夏でも朝は冷え込むことがあるので、冬物の上着の準備を忘れずに。雲海が見られるかどうかは、天気次第。前日に発表される雲海予報をチェックしておくと良いでしょう。
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そしてもうひとつ、ホテルを出発するまでにリゾートの敷地内にある有名な教会建築「水の教会」に立ち寄ってみては。安藤忠雄氏設計、訪れる季節や時間帯によって異なる美しさを見せる神秘的な空間。日常から切り離された静寂の中、自分と向き合える聖なる場所です。
アドバイス:日中は結婚式で基本的には見学不可のため、1日目の夜か、2日目早朝、雲海のあとすぐがおすすめ。
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トマムから富良野・美瑛方面へ北上しましょう。最初の目的地は「フラノマルシェ」。富良野の農と食の魅力を発信し観光客が楽しめるスポットであるとともに、富良野市民の憩いの場。通称"なまこ山"といわれる朝日ヶ丘公園や山々を望むこともできる、絶好の休憩スポット。
物産センターや農産物直売所、カフェなどがあり、富良野の魅力がぎゅっと詰まった空間になっています。
アクセス:星野リゾート トマムから約1時間10分
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北海道の美味しいスイーツといえば、「六花亭」の名を知らない人はいないでしょう。「カンパーナ六花亭」は、北海道らしい風景が楽しめる絶好のロケーションにある六花亭の店舗のひとつ。美しい丘陵地帯と2万4千坪もある広大なぶどう畑が広がり、気持ちの良いテラスも。
カンパーナ六花亭オリジナルのぶどうソフトや、富良野あんころ、ふらの餅など絶品ぞろい。移動中の車内のお供を購入するのにもぴったりのスポットです。
アクセス:フラノマルシェから約10分
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富良野観光で絶対にはずせない、ラベンダーで有名な農園「ファーム富田」。ラベンダー畑の数は7つと日本最大級のスケールで、季節ごとに咲く美しい花とラベンダーとのコラボレーションはどこもフォトジェニック。
特に"彩りの畑"や"トラディショナルラベンダー畑"は、丘の斜面をキャンバスに花が咲き、あわせて奥には雄大な十勝岳と富良野平野を望むことができる、絶好のフォトスポットです。
アクセス:カンパーナ六花亭から約20分
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ランチは、富良野のご当地グルメ・オムカレーを食べに行きましょう!
オムカレーとは、その名の通りオムライスとカレーを組み合わせたもので、富良野産の食材を使ったマイルドなおいしさが味わえる山小屋風のレストラン「唯我独尊」でも食べることができます。自家製ポークフランクがのった、自家製ソーセージ付きカレーも人気。
そして、マスターが自ら選んだ珈琲豆が自慢のコーヒーもカレーにぴったりの深みと旨み。食後にいただき、午後のドライブにむけてパワー注入です!
アクセス:ファーム富田から約20分
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午後からは美瑛方面へ進み、北海道ならではの大自然や美しい景色をたっぷりと堪能!
美瑛町の森の中にひっそりと佇む「白金青い池」は、その名の通り、水面が青く見える神秘的な池。駐車場に車を停め、白樺やカラマツが茂る森の中の遊歩道をしばらく歩くと、突然幻想的な青い空間が現れます。誰もがハッと息をのむほどの美しさです。
そして青い池から5分程の場所にある「白ひげの滝」。美瑛川に流れ落ちる繊細で白く美しい滝と、コバルトブルーに輝く水の流れはとても鮮やか。どちらも一見の価値あり。
アクセス:唯我独尊から約45分
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美瑛の絶景ドライブルートはまだまだ続きます。国道353号線を経由し、西11線という町道を目指せば、そこはその名も「ジェットコースターの路」。
約4kmもアップダウンの激しい直線道路が続く道で、丘陵や田園風景、十勝岳連峰までも見渡すことができる、まさに北海道ならではの爽快なドライブルート。途中、一旦停止の標識もあるのでスピードの出しすぎにはご注意を。
アクセス:白ひげの滝から約30分
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そしてドライブの締めくくりは、名所めぐりを。
「マイルドセブンの丘」は、北海道らしい大自然の中の絵になる風景。春は新緑、夏は紫色のラベンダーや白いジャガイモの花が咲き、秋は黄金色の小麦が揺れ、冬は白一色の雪景色と、四季折々に表情を変えて楽しませてくれるスポット。
5分程車を走らせれば、昭和47年に自動車のCMから名付けられた「ケンとメリーの木」が。まっすぐに空に向かって伸びるポプラの木で、周囲には他に高い木がなく、一本だけそびえるその姿が美しい丘の風景にアクセントを添えています。
そしてさらに北へ5分の場所にあるのが「セブンスターの木」。広大な大地の中にカシワの木が一本だけ佇む風景は、まさに美瑛のシンボル的存在です。
それぞれ駐車スペースがあるので、ぜひ車から降りて記念撮影をしてくださいね。
アクセス:ジェットコースターの路からマイルドセブンの丘まで約20分
※マイルドセブンの丘は私有地の一部が開放されている場所です。マナーを守って観光を楽しみましょう。
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いよいよ旭川に到着。旭川といえば、札幌の味噌ラーメンとならぶ人気の醤油ラーメンが有名です。
夕食は、8つの店舗を持つ「あさひかわラーメン村」でいただきましょう!中細のちぢれ麺、ネギ、チャーシュー、メンマといったシンプルな具材が旭川ラーメンの特徴ですが、スープのこだわりは各店舗ごとに異なる魅力が。もちろん塩ラーメン、味噌ラーメンもあります。ハーフサイズがあるお店もあるので、食べ比べをしてみても。駐車場は近隣ショッピングセンター内にあり無料です。
アクセス:セブンスターの木から約30分
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旭川では、旭川グランドホテルからリニューアルした「星野リゾート OMO7 旭川」へ宿泊。こちらのホテルは、旭川の街もホテルステイもどちらもたっぷり満喫できる工夫がいっぱい!
たとえば、屋根裏部屋のような空間に、北海道や旭川にゆかりのある書籍を集めた"ブックトンネル"や、朝昼夜と利用できる集いの場"OMOカフェ&バル"など。また、ホテルから500歩圏内のディープな街案内が記されたご近所マップがあったり、館内に直径2mの大きなマップに、街の最新の情報がタイムリーに更新されたりと、様々な楽しみ方ができます。
機能的でコンパクトなスタジオルーム、和室付きのファミリールームなど客室も多彩。
アクセス:あさひかわラーメン村から約10分
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ホテルで朝食ビュッフェを食べたら、いよいよ「旭山動物園」へ。
ほっきょくぐま、ペンギン、エゾシカ、ホッキョクギツネなど、世界中の動物から北海道に住む動物まで様々な種類がいて、しかもそれぞれの生態を楽しく学べるしかけや掲示がたっぷり。また、飼育員がエサを与えながら動物の生態を説明してくれるイベント"もぐもぐタイム"ははずせません。
子供から大人まで、時間を忘れて楽しめるスポットです。
アクセス:星野リゾート OMO7 旭川より25分
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ランチは地元の人や観光客にも人気の旭川のB級グルメ「旭川しょうゆ焼きそば」をいただきましょう。旭川で開発された新しいご当地グルメのひとつで、お店によって違った具材や味を楽しめます。
「とり丸亭」は和寒産の千切りキャベツ、旭川鶏卵のふわふわ玉子、お店の看板メニューの塩ザンギが添えられてボリューム満点!テイクアウト専門ですが、セルフサービスでイートインも加納です。
アクセス:旭山動物園から約20分
写真提供:とり丸亭
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お腹いっぱいになったら、いよいよ札幌方面へ。道央自動車道に乗りしばらく車を走らせましょう。
おみやげの定番である白い恋人の工場見学ができる「白い恋人パーク」は、札幌中心部から少し離れているので、このタイミングで立ち寄るのがベスト。レンガを敷き詰めた美しい英国風ローズガーデンがあります。毎正時にはチョコレートカーニバルが開催。異国情緒たっぷりの風景を眺めながら庭園を歩いてみましょう。
アクセス:とり丸亭から約2時間
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夕方、辺りが暗くなり始める頃に「札幌大倉山展望台」へ。まずは下から、ライトアップされたジャンプ台を眺めその美しさと迫力を堪能。リフトで上まで登れば、正面には大通公園、テレビ塔や札幌ドーム、その奥には石狩湾や石狩平野が一望できます。
札幌オリンピックミュージアムアネックスのレストランでは、上質のジャパニーズフレンチ味わえますよ。
アクセス:白い恋人パークから20分
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札幌の中心地にあり、クラシカルで重厚感のある外観が目印の「札幌グランドホテル」。こちらの魅力はなんといっても朝食が人気!日本庭園を眺めながらの和定食か、和洋バイキングを選べます。ホテル伝統のアップルパイと、オリジナルフルーツケーキのデザートも大人気。
洗い場付きバスルームのある客室、畳のスペースがある客室などバリエーションも多彩。翌日の朝を楽しみにゆっくり休んでくださいね。
アクセス:大倉山展望台から20分
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旅の最終日、ホテルで人気の朝食を食べたあとはいよいよ小樽へ。札樽自動車道経由で小樽のシンボル「小樽運河」に到着。
運河クルーズに参加すれば、水路に沿って倉庫が並ぶノスタルジックな風景を楽しむことができます。もちろんのんびり散策もおすすめ。中央橋から散策路を歩いて約5分の浅草橋は、小樽運河をバックにガイドブックのような写真を撮れる絶好のフォトスポット。小樽に来たら絶対にはずせない名所です。
アクセス:札幌グランドホテルから約50分
アドバイス:車は小樽運河周辺にある観光駐車場に停めましょう。
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地元民も通う人気の「宝すし」。カウンター席とテーブル席2つのこじんまりとしたお店で、本場の美味しいお寿司をいただきましょう。
写真は"宝握り"。ボタン海老やウニ、大間のマグロ、地元で漁れるホッキやアワビは、新鮮で旨味がぎゅっと詰まった驚くほどのおいしさ。寿司全体に薄く醤油が塗られているので醤油なしでもおいしく頂けます。(メニューや寿司ネタは季節によって異なりますので店舗へご確認ください。)
アクセス:小樽運河から徒歩10分
アドバイス:営業時間は11:30〜14:00、水曜定休。人気店なので早めに行くのがおすすめです。
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午後は「堺町通り」で散策とおみやげ探しを。
「堺町通り」は、古い商家などを改造したガラス店や洋菓子店などが立ち並ぶ、にぎやかな通りのこと。小樽市指定歴史的建造物である大正硝子館の本店や、小樽オルゴール堂など、見どころ満載。レトロな雰囲気の街歩きが楽しい、港町として栄えた小樽の歴史がぎゅっと詰まったスポットです。ここでしか買えないお土産を探してみては?
アクセス:宝すしから徒歩15分
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美味しいチーズケーキ"ドゥーブルフロマージュ"やチョコレートで有名な、北海道を代表する洋菓子店「小樽洋菓子舗ルタオ(LeTAO)」。堺町通りにある本店で、ティーブレイクをしてみては。
大きな塔が目印の洋館を入ると、1階は、ドゥーブルフロマージュの他にも焼き菓子、紅茶などを販売。2階が喫茶になっており、メルヘン交差点を眺めながら、ゆったり過ごすことができますよ。
アクセス:堺町通り小樽オルゴール堂向かい
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小樽から新千歳空港方面へ戻り帰路へ。レンタカーを返却したら、最後は空港を思い切り満喫しちゃいましょう!
スイーツや海の幸などどれも魅力的なものばかりで、おみやげ選びに夢中になりあっという間に時間が経っていた!なんていうこともあるのでご注意を。もちろん時間に余裕のある場合は、温泉を利用するのものおすすめです。
夕食に迷ったら、フードコートに行ってみては。地元の有名なラーメン店やとんかつ店をはじめ8店舗のお店があります。展望スペースに面しているので、飛び立つ飛行機を眺めながら楽しみましょう。
アクセス:小樽駅から新千歳空港まで約1時間20分
アドバイス:新千歳空港近くにはレンタカーの営業所が多く、特に夕方の時間は営業所から空港にむかうマイクロバスも混雑する可能性が。余裕を持って返却しましょう。
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レンタカーだからこそ行ける場所、そして各スポットでグルメもしっかり満喫するコースをご紹介しました。
北海道には他にも人気スポットがたくさん。北海道観光3泊4日のこの王道モデルコースを参考に、自分の好みに合わせて観光プランを組んでみてくださいね!
※2023年2月現在の情報です。このモデルコースは、1日目は新千歳空港に午前10時頃着、4日目に新千歳空港午後6時頃発の航空便利用を想定したものです。
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