名古屋から特急で最短1時間半でアクセスできる下呂温泉。日本三名泉の一つとして有名で、湯めぐり手形を利用しての日帰り入浴や無料の足湯巡りができたりと、温泉三昧な旅が楽しめます。温泉街にはカエルをモチーフにしたスポットもたくさんあり、スイーツも満喫できるためファミリーや女子旅の旅行先としてもおすすめ。
そこで今回はトラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、中部地方出身のトラベルjp 編集部 赤木が下呂温泉でおすすめの人気観光スポットをご紹介します。モデルコースも参考にしてくださいね。
日本三名泉で知られる下呂温泉の泉質は、アルカリ性単純泉。無色透明のまろやかなお湯はお肌を絹のようにスベスベにしてくれます。
たくさんの旅館が軒を連ねていますが、下呂温泉のシンボルにもなっている「噴泉池」は、下呂大橋のすぐ近くの河原にあります。遮るものは何もない、まさに究極の露天風呂で開放感抜群。以前は水着を着用して入浴が可能でしたが、令和3年12月1日からは足湯のみの利用となっています。飛騨川のせせらぎを感じながらのどかなひと時を過ごしましょう。
<基本情報>
住所:下呂市幸田
電話番号:0576-24-2222(下呂市観光課)
アクセス:下呂駅から徒歩約3分
公式サイト(外部リンク)
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下呂温泉の“白鷺伝説”に登場する白鷺は薬師如来の化身で、温泉の湧出を教えてくれたと言われています。この薬師如来を祀るのが「温泉寺」です。本堂前にある湯薬師如来像の下からは、今でも温泉が湧き出ており、地元の人々の信仰の場にもなっています。
石段を173段上がったところにあり、山門を抜け境内に入ると下呂の町並みを一望する事ができます。紅葉の見頃の時期に行われるライトアップも圧巻の美しさ。15名までが利用できるもみじ足湯も登場し、足湯と紅葉の両方を楽しめます。
<基本情報>
住所:下呂市湯之島680
電話番号:0576-25-2465
アクセス:下呂駅から徒歩約15分
公式サイト(外部リンク)
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「下呂温泉合掌村」は白川郷などから移築した合掌造りの民家集落が再現されています。国の重要文化財である旧大戸屋住宅は中に入り、当時の生活を見る事ができます。全長約175mのローラースライダー(すべり台)は合掌村を一望できる景観とスリルが堪能できると人気。
合掌村入り口では、いでゆ朝市が開催され、下呂ならではの特産品が並びます。体験施設“飛騨工房”では陶器の絵付け体験やさるぼぼ作り体験も。川魚料理を提供する市倉、そばやうどんのほか飛騨の名産のみたらしだんご、五平餅を味わえる合掌茶屋もあり一日楽しめます。
<基本情報>
住所:下呂市森2369
電話番号:0576-25-2239
アクセス:下呂駅からバスで約6分 合掌村下車、もしくは徒歩約20分
公式サイト(外部リンク)
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温泉街の各所に「足湯」が設けられているのも下呂温泉の大きな特徴です。さるぼぼ七福神社内にある“さるぼぼ黄金足湯”や、公衆浴場である白鷺の湯の前には“ビーナスの足湯”など、ユニークなものが揃っています。下呂温泉で最初に造られた鷺の足湯、下呂温泉合掌村の村内にある合掌の足湯、下呂発温泉博物館内には歩行浴が併設とどれも個性的です。
すべて無料なので気軽に下呂の名湯を楽しむことができますよ。観光の合間にちょっと一休み、もしくは足湯巡りをしてみるのもいいですね。
公式サイト(外部リンク)
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温泉卵とソフトクリームがコラボ?下呂の足湯につかりながら話題のスイーツはいかが?by Ise Shinkurou
地図を見る温泉街の中心にある「ゆあみ屋」は、飛騨地方の伝統工芸品、下呂の名菓や温泉卵等を販売しています。中でも人気のスイーツは、素材にこだわったプリンを源泉で温めた“ほんわかプリン”と、メディアにも取り上げられた“温玉ソフト”。温泉卵とソフトクリームを組み合わせた初めての味です。
そしてここにも「足湯」があり、24時間だれでも利用できます。スイーツを購入すれば、足湯に浸かりながら喫茶を楽しむなんて贅沢な使い方も。
<基本情報>
住所:下呂市湯之島801-2
電話番号:0576-25-6040
アクセス:下呂駅から徒歩約8分
公式サイト(外部リンク)
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日本三名泉のお湯を日帰り入浴で楽しむのもおすすめです。湯めぐり手形を購入すれば、下呂温泉の加盟旅館で3回利用が可能。お得に楽しめるのはもちろん、大きな将棋の駒の形をしている手形は、お土産にもピッタリです。営業時間などはお宿によって異なりますので、利用前にご確認ください。
こちらは湯めぐり手形で利用ができる「望川館」の露天風呂。飛騨川を望むロケーションが自慢です。大正15年から続く大衆浴場の白鷺乃湯や多目的露天温泉保養館のクアガーデン露天風呂も対象です。
<基本情報>
住所:下呂市湯之島190-1
電話番号:0576-25-2048
アクセス:JR下呂駅から無料シャトルバスが運行
公式サイト(外部リンク)
「加恵瑠(カエル)神社」は“ゲロ(下呂)”にちなんだ名前の神社で“無事かえる(帰る)”との語呂合わせによる、旅の縁起担ぎで平成22年に新たに作られた神社です。下呂温泉街の湯の島通りに位置しています。
境内には加恵瑠大明神が鎮座しており、参拝すると有難いお告げをいただくことができます。しっかりお参りして無事の帰宅を祈念しましょう。神社内にはかわいい蛙のモチーフもたくさんあり、探してみるのも楽しいです。手水舎で水を注いでいるのもカエル!
<基本情報>
住所:下呂市湯ノ島
電話番号:0576-24-2222(下呂市観光課)
アクセス:下呂駅から徒歩約8分
公式サイト(外部リンク)
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カエルに温泉、さるぼぼ!?下呂温泉でご当地神社へ参拝!by 麻生 のりこ
地図を見る下呂温泉の恵みと温泉が永遠に湧くことを願い、1989年に建立された「下呂温泉神社」。飛騨川の支流・阿多野川沿いに伸びる阿多野通りと、白鷺坂との交差点角にあるビルの1階に入っていて、「ゆあみ屋」もここにあります。
ご神体は山形県の霊峰・出羽三山のひとつ、湯殿山本宮から分霊した霊岩です。手水舎からこんこんと湧くのは水?それとも温泉? 気になる方はぜひ参拝してみてください。毎年10月8日には、温泉の恵みに感謝する例祭が行われます。
<基本情報>
住所:下呂市湯之島801-2(下呂温泉旅館会館1階)
電話番号:0576-25-2541(下呂温泉旅館協同組合)
アクセス:JR下呂駅から徒歩約8分
公式サイト(外部リンク)
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冬は温泉の温かさが恋しい季節。寒さで固くなった身体を熱い温泉に浸かって伸ばせば、温泉の温かさが身体にじわじわと染み込んできます。また温泉はもちろんのこと、ライトアップや花火など冬の下呂温泉はお楽しみがいっぱい。
「ウィンターイルミネーション」は12月上旬から3月下旬に開催され、巨大なクリスマスツリーや温泉街の桜並木にイルミネーションが点灯します。また12月24日はチャップリンのブロンズ像の周辺に約3,000個のキャンドルイルミネーションが点灯。内閣総理大臣賞を受賞した花火師による渾身の演技が見事な下呂温泉花火ミュージカル冬公演も開催され、温泉街全体がロマンチックなムードに包まれます。カップルで訪れるのにもおすすめの季節です。
公式サイト(外部リンク)
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下呂温泉のお土産はこれで決まり!奥田又右衛門の秘薬「下呂膏」by カカミ ユカ
地図を見る下呂温泉には、代々人々を治している治療師・奥田又右衛門を世襲制で受け継ぐ家があり、そこに伝わる秘薬の膏薬がお土産として人気です。商品は下呂の旅館やお土産店、周辺の薬局などでも販売されていますが、せっかくなら直営店舗へ足を運んでみませんか?
創業当時の150年前から変わらぬ外観をもつ「奥田又右衛門膏本舗」では、腰痛、関節痛や肩こりの人用の奥田家下呂膏の他、若い人向けには、和風リフレッシュシートのなごみしーとなどが揃っています。
<基本情報>
住所:下呂市森28
電話番号:0576-25-2238
アクセス:下呂駅から徒歩約12分
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歌謡詩人・野口雨情の下呂滞在にちなんで作られた風情ある公園が「湯のまち雨情公園」です。温泉街を東西に流れる阿多野谷の上流にあり、遊歩道や芝広場のある河川敷公園となっています。
『七つの子』や『シャボン玉』『赤い靴』など懐かしい童謡で有名な野口雨情は、昭和のはじめ(昭和13年頃)に下呂に来た際に湯之島館等に泊まり、下呂歌謡14章を作っています。遊歩道を歩きながらその歌碑などの散策を楽しめ、夏場は水遊びも可能です。
<基本情報>
住所:下呂市森
電話番号:0576-24-2222(下呂市観光課)
アクセス:JR下呂駅から徒歩約15分
公式サイト(外部リンク)
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下呂市にある「金山巨石群」は岩屋岩蔭遺跡巨石群、線刻石のある巨石群、東山巨石群の3つを合わせた総称です。近年の研究で、縄文時代に天文観測所としての役割を果たしていたことが分かってきました。巨石には人の手が加えられた跡がある上に、太陽暦を管理していたのです。
パワースポットとしても知られているスポットですが、年12回程度のガイド付き観測会が開催されているので参加するのもおすすめ。石のすき間から差し込む太陽光(スポット光)や、日出・日没の瞬間に見られる太陽光などが観測できます。
<基本情報>
住所:下呂市金山町岩瀬高平
電話番号:080-3637-2201(金山町観光協会)
アクセス:JR下呂駅から約1時間
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下呂市金山町は、飛騨川と馬瀬川が合流する飛騨と美濃の国境の町。町には豊富な伏流水が流れ、山あいの静かな宿場町の雰囲気が残ります。そんな金山町には「筋骨」と呼ばれる細くてせまい路地が網の目のように伸び、この昭和レトロ満載の路地を歩くことを「筋骨めぐり」と呼んでいます。
「筋骨めぐり」には筋骨散策マップが必携!JR飛騨金山駅または国道41号線沿いのドライブイン飛山で手に入れることができるので、まずはそちらに立ち寄ってみましょう。明治から昭和時代の木造家屋は今も健在で、まるで映画のセットに入り込んだような気分に。散策と合わせてお土産スポットを回るのも忘れずに。
<基本情報>
住所:下呂市金山町大船渡679-1 (JR飛騨金山駅舎内)
電話番号:080-3637-2201(金山町観光協会)
アクセス:JR飛騨金山駅下車すぐ
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飛騨小坂は滝の里 手軽に行ける「三ツ滝」がお勧め!by 松縄 正彦
地図を見る日本三名泉のひとつ岐阜県下呂市は温泉街での湯めぐりや街歩きが人気ですが、温泉街から離れると豊かな自然が広がっています。温泉街から北へ車でおよそ40分のところには御嶽の溶岩の絶壁、県指定天然記念物の巌立峡があり、周辺は「がんだて公園」として整備されています。
公園内には遊歩道が整備されているため、のんびり景色を愛でながら散策を楽しめます。新緑や紅葉など春夏秋冬異なる風景を楽しめるスポットです。
<基本情報>
住所:下呂市小坂町落合
電話番号:0576-62-2570(飛騨小坂観光協会)
アクセス:JR下呂駅から車で約40分
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日本一滝の多い町としても知られている下呂市小坂町は御嶽山の噴火の影響で作られた急峻な地形と豊かな水により、落差5m以上の滝が200か所以上ある町です。この多くの滝をめぐるハイキングや沢登などが「小坂の滝めぐり」として人気になっています。
たくさんのコースが設けられていますが、「がんだて公園」周辺の滝や溶岩台地の森を歩くコースは遊歩道も整備され、初心者にもおすすめのコース。より満喫するならガイドツアーに参加するのがおすすめ。知識豊富なガイドさんと歩くと、より一層、楽しむことができますよ。
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温泉大国と言われる日本でも数えるほどしか存在しない、希少な天然炭酸泉。そのひとつが岐阜県下呂市の山あい、飛騨小坂温泉郷の日帰り温泉施設「ひめしゃがの湯」にあります。
2019年のリニューアル後は、以前はあまり肌に付かなかった炭酸の泡が体中を包むほどにパワーアップ!また茶色に濁った源泉そのままの24℃の露天風呂は、広がる空と周囲の山々がもたらす開放感がたまりません。レストランでは鉱泉水を使用した料理を提供しています。
<基本情報>
住所:下呂市小坂町落合1656
電話番号:0576-62-3434
アクセス:JR飛騨小坂駅から車で約15分
営業日:毎週土曜、日曜日、祝日営業
公式サイト(外部リンク)
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下呂市小坂町にある飛騨の秘湯「濁河温泉」。岐阜・長野県境にそびえる霊峰・御嶽山の麓、標高1800mの位置にあり、車で行ける日本でも有数の高所温泉地です。そこまでに至る御岳パノラマラインからの山並みの風景も大変美しく、御嶽山の登山口になっていることから登山客にも人気です。
濁河温泉の中心地にある市営の露天風呂は日帰り入浴が可能。源泉100%かけ流しのお宿や四季折々の料理をいただけるお宿など数は少ないですが宿泊施設もあります。「濁河温泉」周辺には仙人滝や緋の滝、白糸の滝などの滝があるので滝めぐりも楽しめますよ。
<基本情報>
住所:下呂市小坂町落合
アクセス:下呂温泉から車で約120分
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旧馬瀬村(現下呂市)を南北に流れる馬瀬川は、特別天然記念物のオオサンショウウオが生息する清流。上流部ではイワナ、下流部ではアユなどの川魚も多く生息しているため、流域は釣りも大変盛んです。この馬瀬川を堰き止めて造られた「岩屋ダム」は、日本有数の美しさを誇るロックフィル式ダム。
「岩屋ダム」によって堰き止められた人造湖は「東仙峡金山湖」と名付けられ、飛騨川流域最大の湖となっています。また、秋の紅葉の時期には多くの人が訪れます。金山湖畔の遊歩道では、四季折々の散策が楽しめ、ツーリングコースとしても人気。
<基本情報>
住所:下呂市金山町卯野原6-27
電話番号:0576-35-2339
アクセス:JR下呂駅から車で約1時間
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下呂旅行で最も多いのが1泊するスケジュール。観光スポットを絞れば1日でも主要スポットを回れますが、1泊2日なら旅館で温泉とグルメも堪能できます。
【下呂・モデルコース一例】
<1日目>
初日は飛騨金山駅に向かい、金山町の筋骨巡り。レトロな街並みにタイムスリップしたかのような感覚に。その後、下呂駅へ移動し温泉街を散策。疲れたらスイーツで一服し、宿泊施設へ向かいます。
<2日目>
この日は下呂温泉合掌村へ。天気が良ければ散策を、雨が降れば体験施設をメインにと様々な過ごし方ができます。温泉街へ戻り、時間まで神社や足湯巡りを楽しみましょう。
主要観光スポットが温泉街にまとまっているので1泊2日でも十分、メインの観光スポットを楽しめます。2泊3日できればさらに小坂の滝めぐりや秘湯へ出かけることもできますよ。ファミリーや女子旅ならフルーツ狩りなどをプラスしても!
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温泉づくしの観光スポットはいかがでしたか?行程が何泊かにあわせて、他にも下呂発温泉博物館や下呂ふるさと歴史記念館などの観光スポットが楽しめます。下呂温泉からは、人気の観光地である飛騨高山へもアクセスしやすいので組み合わせて訪れるのもいいですね。
また下呂観光には往復の交通と宿泊するホテルがセットになった、旅行会社、旅行代理店が販売するパック旅行を活用するのがおすすめ。それぞれ個別に手配するよりもお値打ちなので、予算や日数など自分にあったプランを探してみましょう。事前購入やセット購入すると割引になるチケットを活用すれば、旅行費用を節約できますよ。
春夏秋冬、どのシーズンに訪れても見どころ満載の下呂温泉。ぜひ次の旅行計画の参考にしてくださいね。
2024年9月の情報です。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。
(文:トラベルjp 編集部 赤木)
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(2024/10/6更新)
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