日本の真ん中に位置する岐阜県は、飛騨山脈を擁する自然豊かな県で、観光資源が盛り沢山。大ヒット映画『君の名は。』の舞台「飛騨古川」や世界遺産「白川郷」、朝市も楽しい「飛騨高山」、極上のブランド牛「飛騨牛」、天下の名湯「下呂温泉」などが代表的。また、日本の原風景が色濃く残る町は外国人観光客からも大人気なんです。
ここでは、旅の専門家おすすめの岐阜観光厳選スポットをご紹介します。
アニメ『ひぐらし』の聖地 合掌造り集落を訪ねて〜 岐阜・白川郷by 沢木 慎太郎
地図を見るユネスコ世界文化遺産に登録されている「白川郷」は岐阜県の庄川流域の呼称で、合掌造りという日本の原風景を今に伝えています。
合掌造り集落の中心となるのは萩町地区で、山間に囲まれた集落には水田が広がり、合掌造りの民家が多くひしめいています。集落の北東部にある城山展望台(萩町城跡)からは新緑や紅葉、雪景色の合掌集落を見渡すことができるので、岐阜観光で必ず立ち寄っていただきたい場所です。
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岐阜県の白川郷の中で最も大きい家屋「和田家」は、国の重要文化財に指定されている築300年を超える家屋で、内部見学ができる観光スポットです。
合掌造りは切妻屋根となっているので、広々とした屋根裏スペースを取ることが可能。この空間を利用して江戸時代から養蚕棚を設置することになり、養蚕業が盛んになるにつれて屋根裏スペースをもっと大きく取るために、屋根の勾配も高くなっていったといわれています。
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季節ごとに表情を変える岐阜県の白川郷ですが、純白の雪に覆われ、夜にはライトアップも行われる冬が特に観光におすすめです。
雪を被った逆三角形の可愛い合掌造りの建物が数十個、雪国の闇に浮かび上がる姿は幻想的の一言。極寒の中で、一つひとつの建物の窓の灯りがわずかな暖かみを感じさせてくれます。
※2019年よりライトアップ見学は事前予約制となりました。開催日など詳細は、公式サイトなどをご確認ください。
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大ヒット映画『君の名は。』。映画の人気もあって、聖地巡礼が話題になっていますが、それを目的に岐阜を訪れるなら、まず最初に飛騨古川駅に行ってみましょう。ここでは映画のシーンをリアルに再現した風景が見られるはず!
映画の中で登場する列車は「特急ワイドビューひだ」といわれていますが、残念ながらワイドビューは映画と同じ2番ホームの停車はありません。2番ホームの停車は普通列車のみで、9:58頃から10:01発までのわずかな時間の1日1本のみ。もしリアルに映画のワンシーンを味わいたいなら、2番ホームに普通列車が停車するタイミングがおすすめ。(※2016年10月現在の時刻表参考)
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映画の中で登場した少し個性的な屋根のあるバス停。このバス停は飛騨古川の町から車で30分ほど離れた飛騨市宮川町にあります。
最寄りは角川駅で、駅から歩いて数分の距離になりますが、電車の本数が少ないのでできれば車かタクシーで見に行きたいところ。ただ片側一車線で車を停める場所も少なく、渋滞や交通の妨げになってしまうので土日は避けた方が良さそうです。車の場合は平日がおすすめですよ。
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映画の中では五平餅を食べているシーンがあり、これも気になるところですね。この飛騨古川には五平餅を販売している店が2軒あります。古くからこの町で五平餅を販売している「岡田屋」と、映画のシーンで格子状の背景が似ていると噂の「味処古川」。
ここに来たら両方の店で食べておくのがベスト♪ 映画のシーンを思い描きながら、香ばしい味噌が口の中を優しく包んでくれる、美味しい五平餅を味わってみましょう。
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高山市の山間部には多数の温泉があり、奥飛騨温泉郷と呼ばれます。露天風呂が沢山ある事から、露天風呂天国と呼ばれる新穂高温泉はもちろん、他の温泉にも露天風呂が多く、冬には雪見露天風呂が楽しめます。
奥飛騨温泉郷・新平湯温泉「奥飛騨ガーデンホテル焼岳」は、非常に広い大浴場の奥に、男女別の露天風呂が沢山あり、一番奥が混浴の露天風呂になっています。ここの雪見露天風呂は混浴ですが、緑色の専用レンタル湯浴み着を男女とも着用するので、気軽に楽しめます。うぐいすの湯と呼ばれる通り、お湯の色が薄緑色の珍しい温泉。日帰り入浴も可能です!
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「匠の宿 深山桜庵」は、奥飛騨温泉郷の玄関口、平湯温泉では比較的新しい宿。近代的な和風ホテルですが、奥飛騨の伝統建築を思わせる、木のぬくもりを感じます。
深山桜庵には大浴場のほかに、無料で利用できる貸切風呂が4つ(内湯2、露天風呂2)あります。豪雪地帯の奥飛騨温泉郷ですから、冬には絶好の雪見露天風呂になります。それを貸切で満喫できるとあって、温泉好きには最高の贅沢!
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奥飛騨温泉郷・福地温泉の『山里のいおり 草円』。周囲に、目玉になるような観光スポットや娯楽施設は無いけれど、豊かな自然と、豊かなお湯、そして何よりも暖かいおもてなしが魅力の古民家の宿です。
オススメのお風呂は、宿の前を流れる平湯川に沿って少し歩いた所にある「森の湯」。巨石と杉の枕でできた「岩の湯」と近隣の神岡鉱山で利用していた、肉厚の鉄釜を利用した「釜の湯」があり、森の静けさと澄んだ空気に包まれた贅沢なロケーション。川のせせらぎや風の音、鳥の声を楽しむ事も出来る露天風呂です。
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極上飛騨牛をお値打ちに堪能!“養老・焼肉街道”の魅力by カカミ ユカ
地図を見る岐阜県道56号、養老山脈の麓約4kmにわたる道路沿い。そこには精肉企業が多く、岐阜のブランド牛「飛騨牛」をはじめとするお肉の物流拠点になっている地域のため、魚の産直ならぬ、肉の産直!という感じで、焼肉店が集中しています。
養老焼肉街道でいつも大行列ができている店「やきにく藤太」。週末ともなれば、1時間、2時間待ちは当たり前です。人気の秘密は、極上の飛騨牛を驚きの価格で食べることができること!せっかく岐阜観光で飛騨牛を食べるなら、品質の良いものをお安く食べたいですよね。
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岐阜県の郷土料理「鶏(けい)ちゃん」は、元々岐阜県の山間部で食べられていた料理で、味噌や醤油などをベースにしタレに鶏肉を漬け込み、ニンジンやキャベツなどの野菜と一緒に炒めたもの。現在はB-1グランプリに出場するほどの岐阜を代表するご当地グルメとして、地元のみならず観光客にも大人気。
濃い目の味付けでご飯が進み、野菜もたくさん取れるので栄養バッチリのおすすめ料理です。
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岐阜県飛騨地方の郷土料理「朴葉みそ」は、枯れた朴葉の上に味噌と具材を乗せて、七輪などであぶっていただく伝統食。飛騨地方の旅館や民宿では、夕食や朝食に必ずといっていいほど出てくる料理です。
朴葉の上にはシイタケやネギなどが乗せられることが多く、七輪の火によってゆっくりと温められます。朴葉の香りをほのかに漂わせながら、みそがフツフツと煮え始めたら食べ頃。岐阜観光でぜひお試しください。
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観光で北アルプスの壮大な景色を楽しむなら、「新穂高ロープウェイ」西穂高口駅にある、標高2,156mの展望デッキがおすすめ。西穂高口駅へは、起点の新穂高温泉駅から第1・第2ロープウェイを乗り継ぎ20分ほどで行くことができるんです。
新穂高ロープウェイの山頂・西穂高口駅にある屋上展望台から眺める北アルプスの景色は、日本のマッターホルンとも呼ばれる槍ヶ岳を筆頭に笠ヶ岳や北穂高岳など、標高3,000m級の山々が連なり、まさに圧巻!
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ザ・旅館!美しい日本文化が詰まった宿飛騨高山"倭乃里"by 市川 芽久美
地図を見る北アルプスの絶景を楽しんだ後は、高山で宿泊するのがおすすめ。JR高山駅から送迎車で20分、15,000平米の大自然の中に、160年前の豪農の館を移築して旅館に生まれ変わった「倭乃里(わのさと)」があります。
広大な敷地内にある客室はわずか8部屋。自然にとけ込む豪華な古家の景観、大囲炉裏や岩・檜風呂などの施設、そして色鮮やかな日本料理とおもてなし。美しい日本の文化が凝縮された旅館です。
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高山では朝市を楽しみ、乗鞍岳へ。岐阜・長野県境にある「乗鞍岳剣ヶ峰」は、わずか90分ほど登るだけで山頂に立てるとあって、観光客に大人気。乗鞍岳の山頂3,026mの高さから見る風景は、登山の疲れを一瞬で吹き飛ばします。遠方に見える山は、長野県にある独立峰「御嶽山」。標高は乗鞍岳より少し高い3,067mです。
登山を終えてバスで平湯バスターミナルに戻ったら、温泉で疲れを癒すこともできますよ。
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岐阜県・飛騨高山で一番人気の観光スポットの「さんまち」とは、高山市街の中心、上一之町・上二之町・上三之町と、下一之町・下二之町・下三之町の町並みの総称です。
さんまちには古い建物がたくさん並び、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気。立ち並ぶ町家の多くはお土産店や飲食店、カフェなどとして利用されているので、お土産探しや食べ歩き、観光の合間の休憩などたっぷり楽しめますよ。
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これぞ江戸の匠の技!日本で唯一現存する代官所「高山陣屋」の見どころby 浮き草 ゆきんこ
地図を見る岐阜県高山市は江戸時代の歴史・文化を肌で感じることができる日本屈指の観光名所。城下町として栄えた町並みは、多くの観光客を魅了しています。中でも見逃せない観光スポットは「高山陣屋」。江戸時代に官公庁の役目を果たしていた陣屋で、現在その姿を当時のまま残しているのはここだけなんです。
3000坪を超える敷地には数々の見どころがあるため、観光の際は予約制のガイドツアーを利用するのがおすすめです。
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春に行われる日枝神社の例祭と、秋の桜山八幡宮の例祭を総称して「高山祭」と呼ばれています。祭りの起源は古く江戸時代前期。約400年の歴史を誇る高山祭は、京都の祇園祭、埼玉の秩父夜祭とともに日本三大美祭に数えられ、観光客で賑わいます。
祭の主役となる”屋台”とは祭礼で曳き回される飾り付けをした車で、中でもからくり屋台は必見。ただのからくり人形だと思っていると、あまりに濃密な演技に驚かされますよ!
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飛騨高山は岐阜県の山間にあり、日本酒醸造に最適な気候と土地を持っています。そして観光地として名高い「古い町並み」にも多くの酒蔵が軒を並べていて、利き酒で日本酒の品定めができるお店が多いんですよ。
散策中に酒蔵の軒先でよく見かける丸いものは、杉玉(または酒林 さかばやし)と呼ぶ、杉の穂先を丸めたもの。新酒ができた際に吊るされるものですが、緑から段々と茶色く変わっていくことで、新酒の熟成具合を知らせる役割を果たしているんです。観光の際に注目してみてください。
岐阜・飛騨高山で有名な「朝市」は、市内を流れる宮川沿いで行われている「宮川朝市」と、陣屋前広場で行われている「陣屋前朝市」の2ヶ所で開催され、観光客に大人気。
宮川朝市は午前7時から12時まで毎日開催され、白いテントが40店舗ほど並び、新鮮な野菜や果物、漬物や生花、手作りの雑貨や民芸品などが売られています。高山ならではの朝市の風情を味わってみましょう。
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宮川朝市を歩いていると、欧米人の方が「おぉー!」と写真を撮り、人だかりができている「屋台のコーヒー屋さん」があります。
この店では「食べられるコーヒーカップ」のエスプレッソを販売していて、これが朝市の新名物として注目を集めているんです。人気の秘密は、内側を砂糖でコーティングされたビスケットで作られたコーヒカップに、挽きたての熱々エスプレッソを入れて出してくれるところ。本当におすすめですよ!
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岐阜・飛騨高山観光では町並みを眺めたりお買い物をするのも楽しいですが、やはり一番のお目当ては食べ歩き!
さんまちを観光していると、飛騨牛のにぎり寿司を食べている人をたくさん見かけるくらい観光客に人気の一品。脂がのった飛騨牛と甘辛いタレが絶妙です。岐阜観光では飛騨牛は欠かせません。飛騨牛串焼きや、飛騨牛まんを食べることができるお店もあります。
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飛騨高山は手軽につまめる食べ歩きグルメの宝庫で、町のあちこちで見られる団子やせんべいのほか、季節限定商品やニューウェーブも続々。
数ある高山グルメでも外せないのが団子。他の地域でも似た団子はたくさんあるのですが、高山の団子の特徴は甘さがほとんどない醤油団子であるという点。もっちりした食感と、香ばしさが際立ちます。
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たくさんのテイクアウトグルメがある飛騨高山。中でもニューウェーブとして大注目なのが「アイスバームクーヘン」。その名の通り凍っているバームクーヘンです。
凍っているといってもカッチカチではありません。キャラメリゼされた部分はパリッパリですが、中の生地はしっとりしているので不思議。棒に刺して提供されるので、観光のお供としてテイクアウトするにはもってこいです。
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下呂温泉は、飛騨川をはさみ、旅館やホテル、土産物屋などが軒を連ねる岐阜県下最大の温泉街。旅館やホテルでは、泊まりでなくても日帰りでも入浴が可能だったり、公共の入浴施設があったりと気軽に下呂の湯を楽しめる環境が整っています。
入浴後は、下呂の湯ゆかりの「温泉寺」や、温泉街近くの高台にある、合掌集落を再現した「下呂温泉合掌村」を訪ねたり、地元の食材を使った下呂ならではのグルメ「G-グルメ」を楽しむのもオススメ。散策の合間には、街のあちこちにある無料の足湯や手湯でひと休みができるのも心強い限りです。
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下呂温泉の街並みを見下ろすように山の斜面に沿って建てられている「湯之島館」は、昭和6年創業。有形文化財に登録された本館を中心に、源泉をそのまま客室に引き込んだ展望内湯付きの新館と共に、古き佳き日本の旅館文化を今に伝えています。
フロアごとに廊下の長さや部屋の配置が異なり、迷路のような館内は見どころ満載。四季折々の豊かな自然に囲まれた環境は、数ある下呂温泉のホテルの中でも突出しています。
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JR高山本線・下呂駅から徒歩5分の「ゆあみ屋」の名物温玉ソフトは、下呂温泉で作った半熟のあったかい温泉卵と冷たいソフトクリームをかき混ぜて食べる新感覚スイーツ。温玉を混ぜれば混ぜるほど、より濃厚なバニラ風味になるからびっくりです!
「ゆあみ屋」では温玉ソフトを食べながら、店先の足湯に浸かることができるので、少し肌寒い日の観光には足湯の利用もおすすめですよ。
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岐阜県の中部にある郡上市八幡町は、夏に行われる「郡上踊り」が有名な観光地。清流長良川に注ぐ吉田川沿いに開けた城下町は、町の至るところに清らかな水が流れ、鮎などの川魚料理が楽しめるお店が多く点在しています。
道路の両脇に水路が流れ、絶えず水が流れる音が聞こえるほど水に囲まれた町の中心地から、少し離れたところにある路地「やなか水のこみち」。玉砂利が敷き詰められた道と水路、大きな家屋敷と柳の木。郡上八幡で必ず訪れたい観光スポットのひとつです。
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「郡上おどり」は、観光名所の岐阜県郡上市八幡町で開催され、日本三大盆踊りに数えられる有名な盆踊りです。
毎年7月中旬〜9月上旬まで33夜にわたり開催されていますが、特に有名なのが8月13〜16日の「徹夜おどり」。美しい水の街、郡上八幡の歴史的な街並みが、ちょうちんの灯りと人々の熱気でゆれる様は圧巻です。時期を合わせて観光されてはいかがでしょうか?
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実は「食品サンプル」の生産量日本一の岐阜県郡上八幡。食品サンプルのパイオニア、岩崎瀧三氏が郡上八幡の出身であり、そのことがきっかけで今では重要な地場産業となりました。
郡上観光の土産として食品サンプルの完成品を購入するのも楽しいですが、町中の各工房で工房見学や製作体験をするのもおすすめです。遊び心満載で老若男女で楽しめる、日本が誇る食品サンプルの世界を岐阜・郡上八幡で堪能してください。
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日本一長い期間行われる盆踊り、「郡上おどり」で有名な郡上八幡。名水の町としても全国に知られる岐阜の山深い場所にある町。そんな郡上八幡に名水を供給しているのが山間部に広がる石灰岩層のカルスト地形だといわれています。
石灰岩層のあるところには鍾乳洞あり。実はここ郡上八幡に、東海地方でも最大級の鍾乳洞「大滝鍾乳洞」があるのです。地底の奥深くに日本一の落差を誇る大きな滝があることがその名の由来で、日本でも珍しい木製のケーブルカーが洞窟の入口まで案内してくれるという観光スポットでもあります。
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高山市の東端・標高900mの位置にあるのが「飛騨大鍾乳洞」。ここの全長はおよそ800m。洞内は3つのブロックに分かれていて、それぞれ異なった趣があります。
第1洞は比較的広く、様々な色の照明でライトアップされた幻想的な空間。繊細な鍾乳石が多いのもこの第1洞の特徴です。神秘的な「竜宮の夜景」や「夢の宮殿」、ストローと呼ばれる白い鍾乳管が無数に垂れ下がる「中千本」は必見。
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標高日本一!飛騨大鍾乳洞は迫力の大空間(高山市)by ShinYah シンヤ
地図を見るおよそ2億5千万年前まで海の中にあった飛騨地方は、その後の地殻変動によって隆起し現在の北アルプスを形成、やがて山肌が雨によって削られ、その地下に現在の鍾乳洞が出来上がったといわれています。
そのため、海中時代の名残としてサンゴやフズリナなどの原生生物からできた石灰岩を、鍾乳洞の中に多く見る事ができます。
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岐阜県美濃市は美濃和紙の産地として有名。そして人気の観光スポット「うだつの上がる町並み」があります。うだつとは、屋根の両端にある防火壁のことで、一段高くすることで隣の家に火が燃え移るのを防ぐ役割をしています。
うだつが多く残る町並みは珍しく、国の伝統的建造物群保存地区に選定。現在、美濃市では19の家に残されています。裕福でないと上げることができなかったうだつ。家によってデザインが異なるので、観光しながら比べて見てみると面白いですよ。
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毎年秋に2日間にわたって開催される「あかりアート展」は、うだつの上がる町並みが会場になり、美濃和紙を使ったアート作品が約500点展示されます。作品は毎年全国から募集するため、いろんな作品を楽しむことができますよ。
昼間の町並みとは違った幻想的な雰囲気が楽しめる、あかりアート展。美しい作品がたくさんあり、美濃和紙を身近に感じることができるイベントです。
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昭和時代の古き良き街並みや民家が再現された、レトロ感たっぷりの故郷へタイムスリップ。急速なデジタル化が進んだ、慌ただしい今日を忘れさせてくれるような、ゆったりとした時間が流れる「日本昭和村」。アナログだったこの時代では家族や地域の人々が寄り添い助け合ってこその、強い絆がありました。そんな良き時代を思い出させてくれる里山と郷の暮らしがここにあります。
広い敷地の中には、立派な野外能舞台やお茶室も。また、春から夏には蚕を飼育する様子が見られる「蚕の家」などもあります。
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日本昭和村の「美濃屋」というお店では、昭和30年代の駄菓子屋さんがドラマのセットのように再現されています。店内には懐かしいフーセンガムなどの駄菓子と、昭和を彩った俳優やアイドルなどのスターのプロマイドが販売されています。
当時憧れた、"大人買い"ができちゃうコーナーもありますよ。
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ハートの鯉で恋成就!新たなパワースポット岐阜「モネの池」by Saito Junso
地図を見る岐阜県関市にある“モネの代表作「睡蓮」”のようと称され一躍有名になった通称「モネの池」。その美しさは周知の通りですが、実は今新たなパワースポットとしても人気が高まっています。
その筆頭がハート模様がある鯉。この鯉を見つけると恋が成就するとのことで若い女性を中心に人気急上昇中です。カップルで訪れる人たちもよく見かけます。ほかにもこの池には色々な鯉がいて、頭に「victory」の「V」の字がある必勝祈願の鯉、全身金色の金運アップの鯉など、効果はわかりませんが有難い鯉がたくさん泳いでいます。
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ハートの鯉で恋成就!新たなパワースポット岐阜「モネの池」by Saito Junso
地図を見る関市にある根道神社。この辺りは「モネの池」だけではなく、訪れたら是非堪能したい清流「板取川」の幸があります。それはずばり川魚。特にアユが美味しくて有名です。
根道神社がある国道256号線にはアユ料理を出すお店がたくさんあります。どのお店でも塩焼きや、アユと一緒にご飯を炊く「鮎飯」など美味しい魚料理が堪能できます。中には板取川を眺めながら食事ができる店もありますよ。
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関の孫六で有名な岐阜県関市の観光スポット「関鍛冶伝承館」の館内では日本刀の歴史が紹介され、刀工名人による古式日本刀作刀工程実演が見学できます。
実演では、伝統の日本刀鍛錬で「トン・トン・チーン」と刀工達の槌音が響きます。1300℃の炉から飛び散る火花、勇壮さと整然さ、刀匠が全神経を集中する日本刀の作刀鍛錬は、刀剣女子ならずとも必見です。
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岐阜と三重を結ぶ「養老鉄道」はのんびり途中下車の旅が面白い!by Saito Junso
地図を見る「養老鉄道」は、三重県・桑名駅から岐阜県・揖斐駅を結ぶ路線距離57.5kmのローカル線です。岐阜県と三重県を結ぶ唯一の路線であり、養老山脈の麓を走るこの列車はのんびりと各駅列車の旅ができる魅力あふれる鉄道です。
目的を持たずに途中下車の旅を楽しむのもいいし、沿線にある観光地を訪れたり、名産に舌鼓を打ったりしても魅力的な旅になるでしょう。そして何よりも自然の中をゆっくり走る養老鉄道のように、のんびりとローカル鉄道の旅ができるのが一番の魅力です。
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養老線の養老駅で下車すると、滝の水が酒に変わったという伝説が残る「養老の滝」があります。この話が都まで伝わり、717年には元正天皇がこの地へ行幸、お気に召されたことから年号を「養老」に改元されたという史実が残る観光スポットです。
日本の滝百選にも選定されている、高さ30m、幅約4mの名瀑。付近にある「菊水泉」と共に日本の名水百選にも指定されるほど、水が美しいことでも知られています。
養老の滝で有名な養老公園内には、「養老天命反転地」があります。敷地内で初めに入る「養老天命反転地記念館」では、さっそく驚きが!
色鮮やかな壁で、地面はもちろん天井も迷路のよう。地面は平行ではなく、斜めになっているところもあり、全身隠れてしまう程の高さの壁も。鏡で映したかのようなその光景は、まるで不思議の世界へ迷い込んだ気持ちになります。
「関ヶ原ウォーランド」は約1万坪という広い園内で人形を使って、関ヶ原の戦いを再現したテーマパークです。人形を作ったのは浅野祥雲という有名なコンクリート人形作家で、愛知県の五色園や桃太郎神社、そしてここ関ヶ原ウォーランドが三大聖地として有名です。 この写真の記事を見る ≫
家康公の前で捕らえられた武者たちがひれ伏しています…ではなく、観光客が人形たちに混じってひれ伏しているのです。人形は遠くから見ると妙にリアルで、観光客がこの中に入り込んでも違和感があまりありません。見るだけでなく、人形に混じって登場人物を演じるという楽しみ方もあります。
涙あり、人間ドラマありの関ヶ原ウォーランド。是非ここ関ヶ原で、戦国時代にタイムスリップしてみて下さい。
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岐阜県大垣市墨俣(すのまた)町、長良川のほとりに立つ「墨俣一夜城」は、平成3年4月に開館した比較的新しいお城。もともとこの地には、織田信長の美濃侵攻の際に豊臣秀吉が一夜にして建てたと言われる砦「墨俣城」がありました。
現在は天守閣のある城郭として建てられており、城内は豊臣秀吉関連の資料館として公開されています。城の入り口には豊臣秀吉の像が鎮座しており、この地が豊臣秀吉と深いつながりがあることがうかがい知れますね。
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俳人・松尾芭蕉の『おくのほそ道』は、紀行文と俳句を組み合わせた文学作品。一般に東北が舞台であることが知られていますが、実は北陸各地なども舞台となっており、締めくくりの地が、ここ岐阜の大垣です。
むすびの句は川湊(かわみなと)の船町港で詠まれました。その船町港跡には情緒のある木造灯台「住吉燈台」が建っているので、大垣を観光に訪れた際にぜひ立ち寄ってみましょう。
水の都・大垣では、夏スイーツと自噴水でひんやり涼もう!by カカミ ユカ
地図を見る岐阜県大垣市は全国でも有数の自噴帯に位置する地下水で有名な街。大垣の銘菓として知られる「水まんじゅう」のお店選びで悩んだら、寛政十年創業の老舗「金蝶園総本家」をおすすめします!
季節限定で「水まんじゅう」がさらされた水槽が置かれ、注文が入るとお店の方が「猪口(ちょこ)」からスルスルっと出してくれます。葛粉の絶妙なトロトロ具合は絶品ですよ。
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岐阜県海津市平田町にある「おちょぼさん」。正式名称は「千代保稲荷神社」といって室町時代の豪族、森八海(もりはっかい)が、先祖の霊を「千代に保つため」にこの神社を造ったことが始まりといわれています。
商売繁盛・家内安全の神様として広く信仰され、多くの参拝客が訪れます。参拝客数は年間、なんと約200万人にのぼります。週末や月末は参道も賑やかになり、お正月には身動きが取れないほどの混雑ぶりです。
日本三大稲荷の一つとして、地元の人から「おちょぼさん」の愛称で親しまれる千代保稲荷。岐阜県海津市に位置し、商売繁盛の神様としても知られています。
参拝の後のお楽しみはやっぱり参道散策。100以上のお店が立ち並び、うなぎやナマズといった川魚、草餅が名物で有名ですが、それ以外にも独特で美味しいものがたくさん!
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参拝の途中で立ち食いする人でいつも溢れかえる串カツ店「玉家」ですが、もう一つの楽しみ方は、店内に入ってその絢爛豪華な内装を見ること。特にトイレはインパクト大!です。
まさに、こちらの店のトイレは金運アップのトイレ!せっかく商売の神様、お千代保稲荷に来たからには、この店のトイレに入って少しでもあやかりたいものです。
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岐阜市の夏の風物詩といえば、約1300年前より今に伝わる古典漁法「鵜飼」です。
長良川の川べりで鵜飼を見学するという人も多いようですが、それでは暗闇に浮かぶ篝火の様子しか見えません。鮎を捕らえる鵜と手綱を操る鵜匠の一体の妙技は、観光船に乗って間近で楽しむのが絶対におすすめ!黄昏時に、長良川をゆらゆらと進む観光船は夕涼みに最高です。
織田信長や徳川家康も見て楽しんだといわれる鵜飼は、絶対に体感したい観光スポットと言えるでしょう。
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「長良川うかいミュージアム」は、長良川の鵜飼についてじっくりと学ぶことができる観光スポットです。本物の鵜舟をステージに置き、鵜鵜匠の一日、鵜飼漁の流れを映像で紹介したり、鵜匠の装束、鵜の生態などが学べます。
鵜飼のもう一人の主役ウミウも飼育されているので、ぜひ間近で観察してみましょう!また、展示室入口の前にある景観ラウンジでは、岐阜市が誇る「長良川と金華山」の美しい景観を楽しむこともできます。
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金華山の麓に位置する長良川温泉にある「鵜匠の家 すぎ山」は、長良川温泉の中でも、特に展望の良さと旬の料理が自慢。そして、毎年5月11日から10月15日まで行われる、岐阜市の夏の風物詩「長良川の鵜飼」を館内から観ることができるという貴重なお宿です。
長良川温泉は単純鉄冷鉱泉。宿自慢の展望大浴場からも、長良川を見渡すことができます。
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岐阜城は金華山山頂にそびえる「山城」で、岐阜県屈指の絶景スポット。戦国時代には斎藤道三の居城として、小説『国盗り物語』の題材としても取り上げられています。その後、織田信長がこの城を攻略し城主となり、その際、地名を「岐阜」に、「稲葉山城」を「岐阜城」に改めました。この地で信長は「天下布武」の名の下に天下統一を目指します。
現在の城は、1956年に復興され、鉄筋コンクリート造り3層4階構造で、岐阜市のシンボルとなっています。城内は史料展示室、天守は展望台として多くの人で賑わっています。
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岐阜城の天守閣に向かうルートは数多くあり、「岐阜公園」を起点とする「瞑想の小径」(水手道)と「七曲登山道」(大手道)が人気のコースです。
また、もうひとつの手段として「金華山ロープウェイ」を利用して山頂へ向かうこともできます。ロープウェイに乗車すれば約4分足らずで一気に山上まで辿り着くことができます。ちなみにこのロープウェイの勾配は最急勾配が約33度!国内一を誇ります。
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岐阜城は、日本に数あるお城の中でもトップクラスの夜景を鑑賞できるスポットでもあります。岐阜城からの夜景は、春から秋にかけての特定の期間に見ることができます。
天守閣の最上階にある「望楼の間」に登ると、濃尾平野に広がる岐阜市・各務原市を中心とした広大な迫力夜景を見られます。まさに光の絨毯。麓の町から、遠くは伊勢湾の方までを眺めることができるのです!
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岐阜市の複合施設「みんなの森 ぎふメディアコスモス」は、図書館を中心に、交流センターや多文化交流プラザなどが備わっており、岐阜市の新しい複合交流拠点として利用されています。
この建物のメインとなるのが、2階フロアにある岐阜市立中央図書館。図書館全体はおよそ80m×90mもの超広大なワンルーム空間で、グネグネと波のように畝(うね)る木の大屋根が覆い、その所々に光るドーム屋根が吊り下げられるという、一瞬図書館なのかと疑ってしまう近未来的かつ幻想的な空間。高名な建築家・伊東豊雄氏が設計し、大屋根には岐阜の県産材 "東濃ひのき" が用いられています。
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岐阜公園内にある「名和昆虫博物館」は、昆虫専門の博物館としては日本で最も長い歴史を誇ります。1階展示室にはカブトムシやクワガタ、ギフチョウ特設コーナーのほか、世界の珍虫・奇虫、トンボなど、ユニークな展示が多数あります。
2階展示室はクイズコーナーになっていますが、階段を上ってまず目に留まるのが、ブルーのキラキラした壁一面の展示。近づいてみると…ブルーの金属光沢を持つモルフォチョウの標本です!
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『麒麟がくる』大河ドラマ館で賑わう「岐阜公園」の魅力に迫るby 麻生 のりこ
地図を見る岐阜公園の南端近くにある「岐阜市歴史博物館」では、岐阜市の歴史や伝統工芸品が紹介されています。この博物館で1番の人気コーナーは、なんといっても戦国ワンダーランド! 信長時代の楽市場を原寸大で復元した展示コーナーは、まさに戦国時代へタイムスリップしたかのよう。
気軽に戦国時代の衣装を着ることができるコーナーもあるので、親子で信長の時代を体験して楽しめます。
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岐阜公園の近くにある黄檗宗の「正法寺」には、通称「岐阜大仏」と呼ばれる大仏が鎮座しています。大きさとしては日本三大仏の三番目という位置づけですが、岐阜大仏が造られた木心乾漆造りという技法としては日本最大の大きさとなります。
岐阜大仏は日本三大仏の一つに挙げられているにもかかわらず、あまり観光スポットとして知名度は高くないのが現状。しかし、そのお陰で境内に観光客の姿は少なく、奈良や鎌倉の大仏のように拝観者で溢れかえるといったことはありません。静かにゆっくりと大仏の拝観することができます。
岐阜市の古刹「美江寺」は、いにしえから観音菩薩の聖地として人々から厚い信仰を受けてきました。本堂の中央、秘仏である本尊の十一面観音菩薩は美仏として知られ、年に一度のご開帳時には多くの参拝者が訪れます。
その本堂内陣右手前に異色の姿かたちを表す仏像が…!胸元にドクロ、足元に三猿、虎の皮を腰に巻き、蛇を体中に巻きつけた勇ましいその仏像は「青面金剛」といい、人々を病気や災難から守ってくれます。
岐阜・金華山ドライブウェイの起点、岩戸公園の傍にある「岩戸弘法弘峰寺」。岩戸弘法は奥行き18mの岩窟に囲まれた本堂で、両部曼荼羅の世界を表現しています。
本堂左手の洞窟の奥には「胎蔵界大日如来」が鎮座しています。大日如来は宇宙そのもの、森羅万象の祖であり、すべての命あるものは大日如来から生まれたとされています。この岩窟は胎蔵界曼荼羅を表し、母親の母胎のように優しさに包み込まれる様を意味します。
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岐阜市といえば、長良川の鵜飼いや金華山で知られる風情ある都市で、観光都市として存在感、ポテンシャルも高い地です。観光ホテルや旅館、シティホテルなども見られますが、賑やかな駅周辺にはビジネスホテルも多くあります。中でも「ホテル イルクレド岐阜」は秀逸なリニューアル、リブランドがなされたモダンなホテルです。
洗練された外観のホテルへは、アーケードからアクセスできるので便利。また、駅周辺には飲食店も多くありますが、道路を挟んで向かいにはスーパーマーケットが、ホテルの建物1階には定食屋もあり、サッと夕食を済ませたい時には便利です。
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岐阜市では、旅館や観光ホテルなどが立ち並ぶ長良橋周辺も人気です。中でも特別の存在感を醸し出すのが「岐阜都ホテル」。圧巻の広々した吹き抜けのロビーはさすがデラックスホテルの風格。
また、ロビーから続く「ラウンジフローラ」は、金華山や岐阜城を望む大きな窓が印象的なラウンジ。光溢れる開放的なスペースで、ホテルご自慢のデザートや軽食などが楽しめます。
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「ホテル アルモニーテラッセ」は、賑やかな場所からは少し離れた長良川沿いにあります。岐阜の隠れ家的クオリティホテルともいえる存在感があります。
また、スイーツのクオリティが高いことでも知られるホテルで、人気なのがロビーの奥に広がる明るく開放的な空間「プティ アルモニー」。モダンなインテリアの中でカフェタイムが楽しめます。
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宝探し気分で潜入!岐阜のディープスポット「やながせ倉庫」by 一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る商店街活性化のモデルケースとしてメディアに取り上げられることも多い、岐阜県の柳ヶ瀬商店街。その活性化の拠点とも言えるのが、若いクリエーターたちの集まる「やながせ倉庫」です。築50年の古い空きビルを改装して作られたアパートメント型の複合ビルで、各店舗の営業時間や定休日はまちまち。なんとも緩くて不思議な場所ですが、手作り雑貨のお店が多いので、自分だけのお宝を探したい雑貨好きには堪らないスポットです。
いまや全国的な人気を誇る「アラスカ文具店」も、このやながせ倉庫からスタートしたお店です。
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文具に恋する旅をしよう。岐阜・柳ヶ瀬「アラスカ文具店」by 一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る細長い奥行の「アラスカ文具店」の店内は、2mあるかないかの通路を挟んだ両側に商品が陳列されています。文具や雑貨はどれも「こういうのが欲しかった!」と言いたくなる絶妙なデザインで、文具好きのツボが押されすぎて悶絶してしまいそうになります。
目にも鮮やかなカラフルな文具から、昔から愛されていそうな質素なデザインの文具まで、どれも魅力的です。
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宝探し気分で潜入!岐阜のディープスポット「やながせ倉庫」by 一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るやながせ倉庫の屋上では、管理人の上田さんを部長とする「878(やなはち)倶楽部」が活動しています。活動内容はなんと養蜂!部員たちが力を合わせて採集した純粋なハチミツは、やながせ倉庫団地でも販売されています。パッケージもかわいいので、お土産にもぴったり!
また、近隣にはやながせハチミツを使ったスイーツを食べられる「A.L.C.cafe」「ビッカフェ」「たいやき福丸」などのお店も点在しています。
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岐阜県安八郡安八町にある「安八百梅園(あんぱちひゃくばいえん)」は梅の人気名所。梅の種類は、154種で岐阜県内で一番種類が多い梅園です。早咲きの寒紅梅(カンコウバイ)は1月下旬に。遅咲きのモモの花に似ている淋子梅(リンシバイ)などは、3月下旬から4月上旬まで見ることができます。そのため、冬の終わりから春まで、長期間で梅を楽しめます。
さらに、2月下旬から3月中旬には、毎年梅まつりが開催されます。期間中は、ぜんざい・うどん・みたらし団子などのバザーや屋台が出ています。梅を見るだけでなく、お腹も満たすことができて嬉しいですね!
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岐阜県各務原市を流れる新境川は、春になると両岸に約1200本のソメイヨシノが咲きます。日本さくら名所100選に選ばれており、岐阜県内で人気の桜スポット。夜にはライトアップで夜桜が楽しめ、毎年4月上旬には各務原市桜まつりが開催されます。
新境川堤の桜で、密かに人気な桜と電車のコラボレーション。名鉄「市民公園前駅」から南に少し歩くと、出会い橋という橋があり、名鉄とJRの電車の両方が見えます。
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岐阜県可児市にある「花フェスタ記念公園」。1年中季節の花が楽しめますが、バラの品種数が日本一で、その数なんと約7000品種3万株!春と秋にはバラまつりが開催され、広い敷地内に咲くバラの数に圧倒されます。
世界のバラ園のゾーンでは、イギリスやフランス、ドイツ、アメリカ、日本などの世界各国のバラを見ることができますが、中でもイギリス生まれで丸い花びらが可愛い、人気のイングリッシュローズは必見!
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岐阜県に存在する3つの国宝建造物の内2つは、多治見市の「永保寺」にあります。また、庭園は鎌倉時代から南北朝時代の高名な禅僧「夢窓国師」の造形で国の名勝にも指定。国宝と名勝を一度に観光できる心落ち着くお寺です。
またここは国宝を抱えるお寺としては珍しく入場料も駐車料金も必要ありません。四季を通して楽しめるので、岐阜観光の際にはぜひ訪れてみてください。
岐阜県土岐市にある「曽木公園」は、紅葉ライトアップが池に映り込む「逆さ紅葉」が名物の、穴場的な紅葉の観光名所です。
曽木公園は温泉旅館跡地を公園に整備したところで、1999年から毎年住民による手作りのライトアップが行われてきましたが、その美しさが評判になり、年々観光客が増加してきています。
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日本有数の焼き物の産地、岐阜県東濃地方。多治見市・土岐市・瑞浪市は現在でも多くの窯が残り「美濃焼」を地場産業として栄えてきました。千利休が好んだ「瀬戸黒」や古田織部の好みを色濃く反映した「織部」などもこの地で作られ、長い焼き物文化の歴史を持ちます。
八王子神社の鳥居の隣に鎮座する巨大な狛犬も美濃焼なんですよ。それぞれ高さ約3.3メートル、使用粘土15トン。ギネスにも認定された観光スポットです。
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東海地方出身で一定世代以上の方なら聞き覚えがある「恵那峡ランド〜♪」というテレビCM。恵那峡ランドは2000年に閉園してしまいましたが、2002年に「恵那峡ワンダーランド」として生まれ変わりました。
昔の遊具はほぼそのままに、レトロな遊園地として奇跡の復活!子供だけでなく大人も「こんな遊具で遊んだなー」と楽しい気分になること間違いなしの、ゆるくて楽しい観光スポットです。
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美濃地方東部の中津川市と恵那市は、恵那栗の産地として知られ、50軒を超える和菓子店で栗きんとん(蒸した栗から取り出した実を漉し、砂糖を入れて炊き上げ茶巾に絞ったお菓子)が販売されています。
秋になると各店舗に“栗きんとん”ののぼりが立ち、町はすっかり栗一色。一口に栗きんとんと言っても、各店舗で味や形に微妙な違いが。いろんなお店の栗きんとんを食べ比べれば、必ずお気に入りのお店が見つかりますよ!
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最近密かな人気になってきている「ダムカード」。岐阜県恵那市にはダムが数多くあり、「ダムカード」を配布しているダムだけでもなんと5つも!これだけ多くの「ダムカード」を一気に集められる場所は全国的にも珍しく、コレクターにはうれしい限り。
写真は恵那市山岡町にある「小里川ダム」。ここの魅力はエレベーターを使ってダムの内部に入れること。自分で自由にダム内を見学することができます。
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きのこ列車で出発進行!食欲と紅葉の秋は、岐阜で明知鉄道に乗ろうby 一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る「明知鉄道」は岐阜県の恵那駅から明智駅まで、30qほどの距離を約50分で結ぶローカル鉄道。小さな鉄道会社ですが、列車内で季節ごとのお料理を食べられる食堂車が観光客に大人気です。
明知鉄道の路線は急勾配と急曲線が連続しており、飯沼駅構内は普通鉄道で日本一の急勾配33パーミル!1000m走行して33m上り下りしている、という驚きの傾斜です。車両はディーゼルでワンマン運転。折り返し運転で1〜2時間に1本ほどしか運行されないため、観光の際には時刻表をチェックするのをお忘れなく。
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明知鉄道・岩村駅から続く岩村本通は、国の重要伝統的建造物郡保存地区に選定され、かつての商家の町並みを今に伝えています。この通りにはお土産屋や飲食店、観光案内所もあり、観光客を官民でおもてなし。
その町並みの中にひときわ目を引く「カステーラ」の看板。岩村町の老舗「松浦軒本舗」です。「カステーラ」「ブランデーカステーラ」「抹茶カステーラ」の3種類があり、どれも喜ばれるお土産となります。
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「岩村城」は、戦国時代に聡明な女城主が守り通した城としても知られています。標高717mの地に本丸があり、諸藩の居城の中では最も高地にある山城。明治の廃城令により石垣以外は残っていませんが、大変見ごたえのある観光スポットです。
別名「霧が城」とも呼ばれるほど霧の発生しやすい箇所にあり、霧に包まれると幻想さが増し、ペルーにある世界遺産「マチュピチュ」に似ていると、観光客の注目を集めています。
中津川市蛭川(ひるかわ)は日本三大鉱物の産地。石材店が多く立ち並ぶ“石の町”にある「博石館」は、石について学んで遊べるミュージアムです。
博石館に入場してまず最初に目に飛び込んでくるのは、巨大ピラミッド!日本最大級の“石で作られたピラミッド”で、エジプトにあるクフ王のピラミッドの1/10モデルとなっています。1辺は23m、高さ14.6mと5階建てビルに匹敵する大きさ。中は迷路になっていますが、思いのほか難易度が高いのでうっかり入ると迷います。途中で脱出できないので、時間に余裕をもってチャレンジしてくださいね。
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ちこりの生産量日本一を誇る中津川市にある「ちこり村」は、ちこりを知って、食べて、購入できるスポット。ちこりの生産ファーム、出荷工場、焼酎蔵、売店、家庭料理レストランなどが揃います。
ちこりはヨーロッパ原産のハーブで、和名は菊苦菜(きくにがな)と言い、ヨーロッパではおなじみの野菜。ポケモンのキャラ“チコリータ”の名前の由来とも言われているので、意外と子供の方が知っているかも?
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2016年6月、モザイクタイル発祥の地 多治見市笠原町に“まちとタイルの新しい風景”をコンセプトとした「モザイクタイルミュージア厶」がオープン。じゃがいものような外観は、タイルの原料となる粘土山をイメージして作られています。
ここの設計・デザインを手がけたのは、人気建築家 藤森照信氏。笠原町は茶碗で発展してきた町でもあることから、外壁にはカラフルな茶碗のかけらとタイルの両方が埋め込まれています。
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中山道の43番目の宿場町「馬籠宿」は、以前は長野県の宿場町だったのですが、2005年に岐阜県中津川市と越県合併されました。もちろん岐阜県になっても、「馬籠宿」の魅力は変わらず残されており、石畳の坂道の両側に、土産物屋やそば屋、民宿などが立ち並んだ賑やかな雰囲気が味わえる宿場町です。
観光の休憩には「馬籠茶屋」がおすすめ。馬籠宿のちょうど中間地点にあり、休憩をするにはベストな位置にあります。店の入り口の水路に水車があるので、記念撮影スポットとして観光客に人気なんですよ。
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五平餅というと、形が平らで、わらじ型をイメージするかもしれませんが、岐阜の中津川周辺では、だんご型の五平餅が食べられます。
だんご型で食べやすく、柔らかくてモチモチ。甘辛いタレには、胡麻やピーナッツ、くるみが入っています。このタレが美味しくて、思わずもう一本食べたくなってしまいますよ。観光の際にはぜひ食べてみてくださいね。
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岐阜の馬籠宿から南の落合宿方面へ向かうと、馬籠城址、正岡子規の句碑、松尾芭蕉の句碑などがあり、標高500mの十曲峠の近くには岐阜(旧長野県山口村)出身の文豪・島崎藤村直筆の「是より北木曽路」の碑が建てられています。
十曲峠〜落合宿間に続く樹林に包まれた全長約840mの「落合石畳」は、木曽義仲が京を目指して大軍を進めた古道です。今は静かな散歩道となっていて、古い街道の佇まいが残ります。
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2016年「第2回ジャパン・ツーリズム・アワード」(主催:日本観光振興協会・日本旅行業協会)で、飛騨高山国際誘客協議会の「官民協働での外国人観光客の誘致・受入」が大賞を受賞!これは、外国人旅行者をひきつける、地道で息の長い取り組みが認められた結果です。
日本で普通に暮らしていると、あまり意識することはないかもしれませんが、実は岐阜県には「飛騨高山」に限らず、古き良き日本を感じられる観光スポットが沢山あるんです。「白川郷」「郡上八幡」「馬籠宿」など、昔ながらの伝統を引き継ぎ、きちんと保存された観光地が多いので、どこへ行っても懐かしい日本の原風景が広がっています。
外国人旅行者も認める“ニッポン”の原風景を探しに岐阜へ、Let’s go!
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(2024/3/19更新)
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