大阪の南、紀伊半島の和歌山県。ここには観光客をひきつけてやまない、実に様々な名所があるのです。パンダが日本一いるアドベンチャーワールド。日本三古湯のひとつ・白浜温泉。ラピュタの島として有名になった友ヶ島は和歌山市。潮岬は本州の最南端で、どこまでも続く水平線が見られます。そして、いにしえより人々が歩いた世界遺産熊野古道。信仰の地・高野山。
今回は元旅行会社スタッフのYoko Andersがそれぞれの名所をしっかりお教えします!
和歌山県の白浜にある「アドベンチャーワールド」は、中国成都ジャイアントパンダ繁育研究基地の日本支部として、中国以外で双子のパンダを育てることに成功した初めての施設。日本で飼育数ナンバー1を誇ります。
アドベンチャーワールドと言えばパンダが有名ですが、実はパンダ以外の動物や海の生き物がたくさん。さまざまなアトラクションがある中、マリンライブで開催されているイルカショーは必見。本格的なサファリゾーンもあります。
<基本情報>
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399番地
電話番号:0570-06-4481
アクセス:JR白浜駅から路線バスで約10分
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夏だけじゃない! 日本三古湯の極上温泉地 南紀白浜温泉by 温泉ソムリエぐっち
地図を見る「南紀白浜温泉」は日本三古湯の一つで、とても由緒正しい温泉地です。それぞれ風情が異なる共同浴場が6ヶ所ありますが、中でもおすすめは“崎の湯”。海の間際にあるため、波が高い日は入湯禁止に!そして驚くことに、この湯船は万葉の昔から湯崎七湯に数えられ、唯一残っている歴史ある湯壷なんです。
大海原を眺めつつ、波の音を聞き、硫黄と海の香りを感じながらの入湯は崎の湯ならではの醍醐味ですよ。
<崎の湯の基本情報>
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町1668番地
電話番号:0739-42-3016
アクセス:JR白浜駅から明光バスで約15分「湯崎」下車徒歩約5分
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白浜温泉と、白い砂浜が続く白良浜海水浴場が有名な、和歌山県白浜町。美しい夕日が拝める観光スポットが多数ある中、吉野熊野国立公園の名勝の宝庫でもあります。
「円月島」の正式名は高嶋というのですが、島の中央に満月のような海蝕洞ができていることから円月島と呼ばれ、親しまれています。見どころはなんと言っても、沈みゆく赤く丸い太陽が、島の中央の空洞から顔を出すほんの数分間の絶景!天候に左右されるのが少し残念ですが、晴れの日にはぜひ足を運んでみてください。
<基本情報>
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町3740
電話番号:0739-43-5511(南紀白浜観光協会)
アクセス:JR白浜駅からバスで約15分「臨海」下車
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「千畳敷」の岩は白く柔らかい砂岩からなる大岩盤で、打ち寄せる波の浸食を受けて、このような地形となっています。畳を千枚敷けるほどの広さであることが、千畳敷の名前の由来なんだとか。
ここから眺める入り江も美しく、岩場に座ってのんびりと眺めるのも良いでしょう。また千畳敷から見る夕日も美しいことで有名で、和歌山の夕陽百選に選ばれています。
<基本情報>
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町594
電話番号:0739-43-5511(南紀白浜観光協会)
アクセス:JR白浜駅からバスで約20分「千畳口」下車すぐ
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「三段壁(さんだんべき)」はかつて当地に存在した魚群の監視場“見段(みだん)”から転じたものと考えられていて、国の名勝となっています。展望台からの眺めは、とにかく絶景!
三段壁の魅力は何も断崖絶壁を展望台から俯瞰的に眺められる点にだけあるわけではありません。海面近くには荒波によって削られ、形成された海食洞(洞窟)もあり、その内部から三段壁を楽しむこともできるのです。
<基本情報>
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町2927-52
電話番号:0739-42-4495/0739-43-3278
アクセス:JR白浜駅から路線バスで約25分
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お城の動物園におもてなし忍者も!「和歌山城」を探検しようby モノホシ ダン
地図を見る和歌山市のシンボル「和歌山城」は、秀吉の命を受けた豊臣秀長が築城したと伝えられる城です。1619年(元和5年)に徳川頼宣が入城したのち、明治維新まで紀州徳川家の居城となりました。現在の天守閣は、戦災で焼失した後、1958年(昭和33年)に鉄筋コンクリートで復元されたもの。
和歌山城のそびえる和歌山城公園ではおもてなしの術をあやつる“おもてなし忍者”がいて記念撮影をお願いすることも。歴史を感じる石垣も必見です。
<基本情報>
住所:和歌山県和歌山市一番丁3
電話番号:073-422-8979
アクセス:JR和歌山駅からバス「和歌山城前」下車、南海和歌山市駅から徒歩約10分
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“ポルトヨーロッパ”は「和歌山マリーナシティ」にある、ヨーロッパの美しい街並みが目を惹くテーマパーク。パーク内にはフランスの町並みやイタリアの港町、スペインの古城など、ちょっとしたヨーロッパ気分を味わえる造りになっています。
ウォーターライドや、遊園地ゾーンもあり、ちびっこにも大人気の観光スポットです。花火や光のフェスティバルなど期間限定のイベントも開催されます。
<基本情報>
住所:和歌山県和歌山市毛見1527
アクセス:JR海南駅または南海和歌山市駅からバス「マリーナシティ」下車
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和歌山県の加太にある「友ヶ島」は、大阪湾の入口を防衛するため、明治時代から砲台などの軍事施設が築かれていました。戦後に施設は廃棄されましたが、当時の遺構はそのままの形で残っており、レンガ造りの建物に草木が生い茂る様子は、天空の城ラピュタやドラゴンクエストのダンジョンをそのまま再現したかのよう。
友ヶ島を観光すれば、子供の頃にワクワクした記憶が蘇ることでしょう。
<基本情報>
住所:和歌山県和歌山市
電話番号:073-459-0314(友ヶ島案内センター)
アクセス:友ヶ島加太港から友ヶ島汽船で約20分
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和歌山・高野山の総本山「金剛峯寺」で風格ある美を感じよう!by モノホシ ダン
地図を見る「高野山」は“紀伊山地の霊場と参詣道”として、熊野三山、吉野大峯とともに世界文化遺産に登録されています。そして、高野山一山の総本山が「金剛峯寺」。檜皮葺の美しい屋根を持つ主殿、襖絵に高野山の四季や高野山開創の風景が色鮮やかに描かれた別殿、広大な規模を誇る蟠龍庭などが一般に公開されています。
金剛峯寺から歩いて10分程で高野山の本堂となる金堂がそびえる壇上伽藍が見えてきます。弘法大師が高野山を開いてまず最初に整備を始めた場所となり、奥の院と並び信仰の中心聖地とされてきました。
<基本情報>
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山132
電話番号:0736-56-2011
アクセス:高野山駅から南海りんかんバスで約10分「本山前」下車すぐ
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和歌山・高野山「奥之院」は今も弘法大師が人々を見守る聖地by モノホシ ダン
地図を見る近頃は女性も戦国時代の武将たちに注目する時代。そんな中高野山「奥の院」には、織田信長をはじめとして有名な戦国武将の墓が点在していることから、多くの“歴女”が観光に訪れています。
高野山奥の院はとにかく広く、奥行きだけでも2km!有名どころだけでも、織田信長、豊臣家、徳川家、明智光秀、石田三成、伊達政宗、武田信玄・勝頼、上杉謙信など、誰もが一度は耳にしたことがある武将たちの名が連なります。
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夕暮れ時が最高!関西百名山の生石高原のススキを観ましたか?by SHIZUKO
地図を見る大阪府と和歌山県の境にある「生石(おいし)高原」は、遮るもののない360度の眺望が自慢の、全長2kmにわたる雄大な草原。春の山焼き、夏のキャンプなど、四季を通して様々に楽しめる観光スポットですが、とくに秋の高原一面のススキは関西随一。標高870mの生石が峰をピークに広がる雄大なススキのさざ波は絶景です。
和歌山方面の幾重にも連なる山々の姿も美しいのですが、平野部にドーンと立ち上がっている和泉山脈や、紀淡海峡の入り組んだ海岸線の美しさもぜひご覧ください。
<基本情報>
住所:和歌山県海草郡紀美野町中田899-29
電話番号:073-489-3586(山の家おいし)
アクセス:JR海南駅から車で約45分
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その昔、修験道の開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)が発見し、弘法大師が難陀龍王の夢のお告げによって開いたと伝えられ、1300年の歴史を持つ「龍神温泉」。紀州の徳川頼宣公の保護を受け、殿様別荘地として発展した格式の高さが今も残る風情ある温泉地です。
島根県の湯の川温泉、群馬県の川中温泉とならび“日本三美人の湯”として知られ、美肌効果があるとされています。自然豊かな龍神温泉では、清流日高川のせせらぎと鮮やかな緑で癒し効果は倍増です。
<基本情報>
住所:和歌山県田辺市龍神村
電話番号:0739-78-2222(公益社団法人 龍神観光協会)
アクセス:龍神バス「龍神温泉」下車
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日本の棚田百選「あらぎ島」も!和歌山・有田川町の絶景スポットby モノホシ ダン
地図を見る「あらぎ島」は、漢字で“蘭島”とも表記し、その独特の景観は、和歌山県で唯一の日本の棚田百選に選ばれています。2013年には周囲の景観を含めた“蘭島および三田・清水の農山村景観”として国の重要文化的景観にも選定。
毎年9月6日には“キャンドルナイト・イルミネーション in あらぎ島”が開催されます。約1700本の竹燈籠にロウソクが灯され、その棚田の美しい景観は夜も楽しめます。
<基本情報>
住所:和歌山県有田郡有田川町清水
電話番号:0737-22-7105(有田川町清水行政局産業振興室)
アクセス:JR藤並駅から車で約50分
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串本は紀伊半島の最南端にある町。ここには海中公園、本州最南端の潮岬、紀伊大島など海の景観スポットがたくさんあります。
その中の一つ、不思議な景観スポットが「橋杭岩(はしぐいいわ)」。海岸から海に向かって一列に並んだ岩柱が橋を渡すための杭のように見えることから、このように呼ばれています。また、岩の間から日が昇るのが見られるため、多くの観光客やカメラマンが訪れる有名なスポットとなっているんですよ。
<基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡串本町鬮野川橋杭
電話番号:0735-62-3171(串本町観光協会)
アクセス:JR串本駅から串本町コミュニティバス佐部で3分「橋杭岩」下車すぐ
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サンゴといえば、沖縄など南のあたたかい海に生息する生き物というイメージが強いのではないでしょうか。しかし、本州・和歌山県の串本沖にも大規模なサンゴ礁が存在します。「串本海中公園」はそんなサンゴ礁をはじめ、雄大な太平洋に生息する海の生き物をテーマにした海中公園です。
沖合140mのところに設置された海中展望塔も見どころの一つ。海底では熱帯・亜希熱帯に生息する無数の魚やサンゴが見られ、串本の海がいかに豊かで貴重であるかがうかがえるはず。
<基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡串本町有田1157
電話番号:0735-62-1122
アクセス:JR串本駅から無料送迎シャトルバスで約13分
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本州の最南端に位置する和歌山の「潮岬」は、どこまでも続く水平線が見られる絶景スポットです。潮岬の断崖の上には白亜の灯台“潮岬灯台”が建っています。
意外にも知られていないのがその晴天時の美しさ。海抜100mの潮岬観光タワーのてっぺんに登れば、目の前には海しかありません!あまりに広いその水平線が丸く見えてくるから不思議です。潮岬観光タワーに登ると、表彰状の形の本州最南端訪問証明書をもらうことができ、観光の良い思い出に。
<基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡串本町潮岬
電話番号:0735-62−0810 (潮岬観光タワー)
アクセス:JR串本駅からバスで約17分
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和歌山県南部の串本町、黒潮のぶつかる本州最南端・潮岬の東に和歌山県最大の島、紀伊大島があります。そこに日本で最古である石造の灯台が「樫野崎灯台」が現存、今も活躍しています。「樫野崎灯台」は日本で最初の石造りの洋式灯台であり、日本最初の回転式閃光灯台でもあるのです。
敷地内にはスイセンが群生しており、12月中旬頃から2月末頃まで楽しめます。
<基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡串本町樫野埼1006番地1
電話番号:0735-62-3171 (南紀串本観光協会)
アクセス:JR串本駅からタクシーで約20分
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和歌山県の太地町は昔から捕鯨で全国的に知られ、日本の古式捕鯨発祥の地、くじらの町と言われています。
和歌山県南部を観光する時に子連れで楽しめる場所を探すなら、「太地町立くじらの博物館」は外せません!博物館と言ってもここはクジラと直接触れ合える体験型水族館で、特にカヤックに乗ってのエサやりは超おすすめです。ビーチでイルカとのふれあい体験も開催。
<基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡太地町太地2934-2
電話番号:0735-59-2400
アクセス:JR太地駅から太地町営じゅんかんバスで約10分「くじら館前」下車
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和歌山県那智勝浦町は、“紀州・湯のくに”と言う言葉通りの風光明媚な観光地。勝浦漁港が近くまぐろ水揚げ日本一、ユネスコ世界遺産“紀伊山地の霊場と参詣道”の熊野エリアでもあります。そして何と言っても「南紀勝浦温泉」の存在は言うまでもありません。
南紀勝浦温泉の中でも、ホテル中の島の紀州潮聞之湯は有名。目の前に海が広がる露天風呂は、湯船に浸かると海と一体化した感覚も味わえ、波の音を聞きながら楽しめる名湯です。
<基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町
電話番号:0735-52-0048(南紀勝浦温泉旅館組合)
アクセス:JR紀伊勝浦駅下車
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初めての熊野古道歩きにおすすめ 中辺路日帰りコースby 塚本 隆司
地図を見る『日本書紀』にも登場し、古くからパワースポットとして信仰を集めてきた熊野地方。その信仰の中心となる熊野三山は、参詣道である「熊野古道」を含め世界遺産にも登録されました。
初心者の方におすすめは大門坂〜熊野那智大社のコース。ほんの入り口ではあるものの、熊野古道らしい雰囲気が十分に体感できるコースです。中辺路の牛馬童子口から箸折峠を越え近露王子までの約1.5kmを歩くのなら時間にして約1時間。こちらも熊野古道らしさが凝縮されていておすすめ。
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よみがえりの地・熊野!世界遺産「熊野本宮大社」参拝のススメby 浦賀 太一郎
地図を見る「熊野本宮大社」は紀伊山地の霊場と参詣道の最終到達地ですが、全国に3000あると言われる熊野神社の総本宮でもあります。熊野本宮大社の主祭神は素戔嗚命(スサノオ)であり、神話では樹木を支配する神であるとし、和歌山の旧国名である紀伊(紀の国)の語源ともなっています。
熊野は古来より“甦りの地”として人々の信仰を集めてきました。熊野に詣でることにより、先祖の霊と出逢い、身のケガレを祓い、心や体、魂を“黄泉”還らせる癒しの地なのです。
<基本情報>
住所:和歌山県田辺市本宮町本宮
電話番号:0735-42-0009
アクセス:JR紀伊田辺駅から路線バスで約120分
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「熊野速玉大社」で目を引くのが朱色にかがやく社殿。こちらには七体の着席坐像が保存されており、どれもヒノキの一本彫り。七体のうち四体は平安時代の作とされ、国の重要文化財の指定を受けています。
境内にある熊野神宝館には、1000点もの国指定文化財が保存されており一般公開されています。化粧道具の入った蒔絵手箱や銀製の縫い針など、中世の生活用具の展示は特に興味深いですよ。
<基本情報>
住所:和歌山県新宮市新宮1番地
電話番号:0735-22-2533
アクセス:JR新宮駅から徒歩約15分
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「熊野那智大社」の起源は古代までさかのぼると考えられています。谷間を挟んで那智の滝と対面する位置にあることから、もとは那智の滝を御神体として遙拝する施設として設けられたことが推察できます。
熊野那智大社でお参りを済ませたら、その横に位置する青岸渡寺にもあわせてお参りしましょう。西国三十三所霊場第一番札所となっているため、日々、多くの巡礼者で賑わっています。
<基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
電話番号:0735-22-2533
アクセス:JR紀伊勝浦駅から熊野御坊南海バスで約30分「那智山」下車
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華厳の滝と袋田の滝とともに日本三名瀑に数えられている「那智滝」。夏場にはあたりが天然のクーラーとなります。
この「那智滝」は熊野那智大社別宮飛瀧(ひろう)神社の一部となっています。ただし神社といっても本殿も拝殿もありません。この「那智滝」自体がご神体なのです。熊野の自然崇拝が今にも伝わる貴重な神社、ぜひお参りしてみてください。
<基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
電話番号:0735-55-0321
アクセス:JR紀伊勝浦駅からバスで約30分「那智の滝前」徒歩5分
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熊野権現降臨の地!和歌山・新宮「神倉神社」“ゴトビキ岩”by モノホシ ダン
地図を見る熊野三山である“熊野速玉大社・熊野那智大社・熊野本宮大社”は通称“新宮・那智・本宮”と呼ばれ、同様に地名にも用いられています。
新宮市にある「神倉神社」は、神倉山中腹にある熊野速玉大社の摂社です。鳥居が立つ山麓から583段の急傾斜の石段を上ってゆくと、ゴトビキ岩と呼ばれる巨岩のご神体が断崖上に祀られています。この巨岩は熊野の神々が降臨した場所と言われるもので熊野信仰の原点。目の前に太平洋が広がり、見渡すパノラマは絶景ですよ。
<基本情報>
住所:和歌山県新宮市神倉1-13-8
電話番号:0735-22-2533(熊野速玉大社)
アクセス:JR新宮駅から徒歩15分
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熊野本宮大社を参詣する前に、まず「大斎原(おおゆのはら)」を訪れましょう。熊野本宮大社はもともとこの地にあったのですが、明治22年の水害で社殿が流出したため、現在の場所に神社ごと移動しました。
シンボルの大鳥居は高さが34m、幅42m。熊野本宮大社への参詣は“神が舞い降りた場所”としてパワースポットにもなっている「大斎原」からスタートして、より強力なパワーをいただきましょう!
<基本情報>
住所:和歌山県田辺市本宮町本宮1
電話番号:0735-42-0009
アクセス:JR紀伊田辺駅からバス「大斎原」下車すぐ
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和歌山県の最も南を流れる「古座川」は、まさに清流と呼ぶにふさわしい美しくもやさしい流れを持っています。古座川流域には古い集落が点在し、また手付かずの森や山などの自然が残っており、古座川自体が日本の秘境百選にも選ばれるほど。
美しい山、美しい川、美しい空、美しい集落。古座川は日本の原風景と言うべきものをすべて兼ね備えた場所なのです。カヌー、キャンプ、山歩きなど、遊びきれないほどの自然が待っていますよ!
<基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡古座川町池野山705-1(古座川町観光協会)
電話番号:0735-70-1275(古座川町観光協会)
アクセス:JR古座駅下車
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“自然保護運動”“エコロジー思想”の先駆者でもある博物学者・南方熊楠の研究の場でもあり、居住空間でもあった和歌山県田辺市中敷町にある南方熊楠邸。併設した「南方熊楠顕彰館」と共にその世界観、思想体系を肌で感じる事ができる場所です。
紀伊田辺の伝統的な建築には珍しい洋風のデザインが加味され建造物としても見応えがあり、国の登録有形文化財でもあります。
<基本情報>
住所:和歌山県田辺市中屋敷町36番地
電話番号:0739-26-9909
アクセス:JR紀伊田辺駅から徒歩約10分
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世界に誇る日本の工芸品「漆」発祥の地!和歌山「根来寺」by 鈴木 旅人
地図を見る日本の漆器のルーツと言われるのが、和歌山県岩出市にある「根来寺(ねごろじ)」です。
多くの僧兵が生活をしていた当時、自分たちでその什器や仏具を拵えており、日々僧たちにより漆塗りが行われることにより根来塗りは発展。しかし秀吉の根来攻めで全山が焼失した際に、漆工房の職人は全国各地に散らばっていきました。職人達は、現在の有数な産地である会津や輪島、薩摩等へ逃れたと言われ、そのことから根来塗りが近代漆器のルーツと言われているのです。和歌山を代表する桜の名所としても有名。
<基本情報>
住所:和歌山県岩出市根来2286
電話番号:0736-62-1144
アクセス:JR紀伊駅からタクシーで約15分
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熊野本宮大社の周囲に点在する湯の峰温泉・渡瀬温泉・川湯温泉。これら3つの温泉地を総称して「熊野本宮温泉郷」と呼ばれています。
日本最古の湯として知られ、古きよき風情がある「湯の峰温泉」。打たせ湯や気泡湯など8種類の入浴施設を持つ近代的な「渡瀬温泉」の渡瀬温泉センターおとなしの郷。そして、野趣あふれる川原の露天風呂「川湯温泉」など趣の異なる温泉地が、熊野本宮大社からほど近い3kmの範囲に点在しています。車で移動してもよいですが、散策しながら1日かけてゆっくり温泉巡りをするのもよいでしょう。
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深い山があり、黒潮流れる海がある。人々が目指し、歩いた長い歴史がある。自然も歴史も、そして温泉もアミューズメントもと、バラエティに富んだ魅力を持つのが和歌山県。
なんとなく遠いイメージがあるかもしれませんが、東京・羽田空港から南紀白浜空港までわずか70分。大阪方面から高野山へは南海電車が便利です。世界遺産熊野古道は観光客向けにバスの便も充実。現地ではレンタカーで海を見ながらドライブもオススメ。
ねこの駅長さんで有名な和歌山電鐵貴志川線や高野山への特別仕様列車“天空”を旅程に組み込んでみるのもいいですね。
2024年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
(文:Yoko Anders)
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