学校から帰らずにずっと遊んでいたい…子どもの頃にそう思ったことはありませんか?子供心に返って思いっきり遊んだり、夜の学校を探検したり、お風呂に入ることもできる学校での宿泊が話題になっています。
廃校になった学校の校舎をリノベーションして生まれ変わった泊まれる学校。子どもの時の「学校に泊まってみたい」という夢がかなう上に、教室や校庭での写真はインスタ映えも抜群!全国各地の泊まれる学校を紹介します。
門に書かれた文字は大竹尋常小学校。秋田県にかほ市にあるレトロな温泉「学校の栖(すみか)」は小学校跡地に建つ趣のある木造平屋・合掌造りの温泉宿です。温泉はミルキーブルーの硫黄泉と無色透明なラジウム鉱泉の二種類。
お宿の横に今も建つ二宮金次郎像や中庭で放し飼いになっている比内地鶏、部屋名が1年2組などの表記になっているなど、レトロな雰囲気が漂っています。
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2015年12月、南房総・鋸南町に道の駅としてオープンした「都市交流施設・道の駅保田小学校」。校舎の1階は地元の素材をふんだんに使用した里山食堂や、中華・ピッツアなどのレストラン、2階は温浴施設もある簡易宿泊施設、体育館は大きな空間を利用したショッピングゾーンになっています。
宿泊は教室のデザインをそのままに4人個室(4人部屋)10室/大部屋(15名まで)2室があり、グループ旅行での宿泊もしやすくなっています。車でアクセスする場合は東京(新宿)から鋸南保田ICまで、インターを降りてすぐで所要時間は1時間ほど。電車でも最寄の保田駅から徒歩で16分ほどと東京都心からアクセスしやすい場所です。
写真提供:都市交流施設・道の駅保田小学校
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静岡県西伊豆にある廃校を利用した町営の宿泊施設「やまびこ荘」。澄んだ川が流れ、懐かしい山里の風景が広がる集落の中に建っているやまびこ荘は、訪れた人を昔懐かしい気持ちにさせてくれます。
教室の雰囲気が残された宿泊する部屋の前には"2の1"などのクラス札があったり、施設の利用ルールである"校則"の書かれた"れんらくちょう"があったりと遊び心が詰まっています。バーベキュー施設の他、源泉かけ流しの温泉もあるため、温泉好きには早くから有名な場所として知られていました。車の場合は最寄の沼津I.Cからルートを間違うと運転しづらい道となるので、必ず公式HPでアクセスを確認して。
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東京から車で約2時間、群馬県みなかみ町にある「泊まれる学校・さる小」。どこか懐かしい木造の校舎に、広いグラウンド、夏には泳げるプール、グランドピアノのある音楽室、図書室や職員室など、小学校の広い敷地全部がなんと1日1団体(最少10名〜)の貸切で泊まれる!サークル活動や合宿、キャンプなど使い方は人それぞれ。
構内にはお風呂もあり、さる小から1.5kmほどの場所に"まんてん星の湯"もあります。仲間たちと子供心に戻ってわくわくが止まらない特別な一日を過ごせる人気の宿泊施設です。
<基本情報>
住所:群馬県利根郡みなかみ町相俣1744-15
電話番号:0278-25-3349
アクセス:練馬I.Cから関越自動車道で90分。月夜野I.Cで降りて20分
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日本の秘境百選・秋山郷の入り口に位置する新潟県津南町にある「かたくりの宿」。平成4年に廃校になった「結東小学校」が交流型の宿泊施設としてリニューアルされました。明治17年に開校してから108年間、地元の子供たちが巣立っていった学校に7室の客室、旧校長室には温泉が湧き、教室、グラウンド、体育館なども活用されています。
宿の周辺は自然にあふれ、四季を通して美しい秋山郷の景色を楽しむこともできます。自然や周囲の秘湯を訪れるためにも車でのアクセスがおすすめ。関東方面からは石打I.Cを降りて約80分。長野・名古屋方面からは飯山I.Cから約2時間。
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山梨県北杜市にある"三代校舎ふれあいの里"は明治校舎・大正校舎・昭和校舎の3校舎が立ち並ぶ珍しいスポットです。昭和校舎「おいしい学校」の全6室の客室からは、八ヶ岳や南アルプスを望むことができます。
昔懐かしい教室では、懐かしいアルマイト食器で夜の給食も提供されますよ。木製の学童机と椅子に着席して、夜の教室で給食をいただくという体験をすることができます。地元産の食材を使い、栄養バランスも考えられた給食は、大人でもお腹いっぱいになるほどボリューム満点!
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「ヴィラ雨畑」は、山梨県早川町の雨畑湖畔にある一軒宿。学校の校舎跡地に建てられた宿泊施設に、日帰り温泉施設"すず里の湯"を併設しています。宿の外観は校舎そのもの。リノベーションされていますが、内装の廊下などは学校の名残を留めています。
隣接する"すず里の湯"は、日帰り入浴もできる天然の硫黄泉。女性大浴場には露天風呂があり、自然や星空を眺めながら入浴できます。車でのアクセスは静岡市方面から国道52号・通称「南アルプス街道」と呼ばれる県道37号・更に県道810号を経由して約70分。
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和歌山県の田辺市にある旧上秋津小学校の木造校舎を活用した「秋津野ガルテン」。地域住民が出資し、都市と農村地域の交流を目的とした体験型グリーンツーリズム施設です。木造旧校舎のすぐそばに宿泊棟があり、2019年春には洋室がメインの新棟がオープン。
農業を元気にして地域を元気にした成功例として国内だけでなく世界中から注目を集める施設です。車でのアクセスは南紀田辺I.Cで降りて15分ほど。電車では、紀伊田辺駅から龍神バス(路線バス)利用、上秋津バス停で降りて徒歩5分。
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蒼く輝く瀬戸内海の海辺に佇む木造校舎。砂浜までは、歩いてほんの10秒ほど。海と山に囲まれた自然豊かなかつての学び舎は、しまなみ海道を訪れる旅人の宿舎「大三島ふるさと憩いの家」として活躍しています。
教室を区切り、畳敷きの客室にしたり、宿泊者用の浴場やシャワー室を取り付けた以外は、ほぼ当時のまま。合宿など大人数で宿泊可能な大部屋と利用人数に合わせた客室が用意されています。
<基本情報>
住所:愛媛県今治市大三島町宗方5208-1
電話番号:0897-83-1111(受付8:00-21:00)
アクセス:しまなみ街道大三島I.Cから車で約20分
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徳島県三好市の山間部にかつてあった出合小学校がリノベーションされ、オシャレな複合施設「ハレとケ デザイン舎」に生まれ変わりました。半個室風のベッドが6台のみという小規模なドミトリーですが、貸切で予約もできます。また、寝袋でOKという場合はかなり格安で泊まることも可能。
徳島市中心部からは、高速を使って車で1時間半ほどかかる距離ですが、香川や愛媛、高知の各県境にほど近く、その三県からは意外とアクセスしやすいのも特徴です。
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防波堤の切れ目を野良猫達がジャンプする姿が"飛び猫"として写真集やメディアで紹介されたことで一躍有名になった瀬戸内海に浮かぶ"佐柳島(さなぎじま)"。たくさんの人懐こい猫に出会える島として知られています。
元小学校の木造校舎を利用した「ネコノシマホステル」は、図書室、理科室、資料室、図工室だった部屋が小学校当時の面影を残したまま客室となっています。古校舎ならではのノスタルジーに満ちあふれたゲストハウスです。フェリーは1日4、5本しか運航していないので、フェリーの時刻と出航する港は必ず事前にチェックを。
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福岡県田川市猪国、廃校になった小学校を利用したドミトリー「いいかねPalette」。施設内はどこを撮ってもフォトジェニック。"なんでもできる世界"をビジョンとして掲げ、宿泊だけでなく楽曲制作、演奏、撮影会、卓球、バーベキューなど様々な体験ができる施設となっています。
ドミトリーには、2段で出来た10組分のベッドルーム。校舎中心部の"シェアライブラリー"は様々な事が出来るコワーキングスペースとして利用されています。ゆっくり読書したり、宿泊者同士でお喋りしたりと宿泊と一緒に旅行者同士の交流もできる雰囲気があります。福岡市内からは車で60分ほど。
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最後に廃校宿泊の予約について、ポイントを紹介します。大学のゼミやサークル、会社の仲間うちでの合宿を廃校で企画する時には、貸切できるタイプや教室での宿泊以外に周辺でハイキングなどができる施設がおすすめ。子供心に返って思いっきり遊びまわることができます。
人数が集まらないから…と諦めることもありません。全国各地で続々と泊まれる学校ができてきているので、少人数や一人での宿を探している時の選択肢としてドミトリータイプに泊まってみると、思わぬ旅先での出会いもあるものです。
泊まることを目的に訪れたい廃校での宿泊。わくわくが泊まらなくて眠れないかも?!話題のスポットで特別な思い出をつくって。
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2023/11/30更新)
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