2015年には大河ドラマの舞台となり、萩の産業遺産群が世界遺産登録されたことで再注目の、本州最西端の地・山口県。
古くは交易の玄関口・交通の要衡として栄え、幕末に重要な役割を果たした山口県には、歴史的に貴重な史跡が至る所に残されています。
史跡以外にも「錦帯橋」などの定番観光地から穴場スポットまで、旅の専門家が魅力をたっぷりご紹介します。山口県の「おもしろき旅がさらにおもしろく」なりますよ!
下関・関門海峡観光のオススメはココ!海峡が織りなす旅絵巻by 村井 マヤ
山口県下関市と言えば、関門海峡や源平合戦の壇ノ浦古戦場など、景勝地であり歴史的遺跡の多い場所ですよね。「海響館」「海峡ゆめタワー」など見どころ一杯の観光地でもあります。
関門橋は、下関市壇之浦と北九州市門司区門司(和布刈地区)を結んでいます。橋の長さ1068m、最大支間長712mは開通時点では日本および東洋一の長さでした。
関門海峡の美しさを堪能するなら、やはり「唐戸市場」と「巌流島」でしょうね。また「下関マリンホテル」からの関門橋も美しい眺めなんですよ♪
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抜群の立地!下関グランドホテルなら門司港も唐戸市場も楽しめるby 東郷 カオル
地図を見る九州と本州の“つなぎ目”にある山口県下関市。対岸の“門司港レトロ”へも船で5分。その下関側の船着場の目の前に建つのが下関グランドホテルです。
下関グランドホテルのふく会席は、とらふく薄造り、ふく煮こごり、白子豆腐、とらふくあらの小鍋、とらふく白子入り茶碗蒸し、ふく一夜干し、とらふく荒唐揚げ、ふく雑炊、水菓子と、とにかくふく三昧。
下関グランドホテルの隣には、観光客でも安心して市場でお寿司が手軽につまめる唐戸市場も。ふく三昧の贅沢ステイが楽しめます。
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日本の橋ランキング常連!角島大橋(山口県)が絶景すぎる!by 渡部 洋一
山口県下関市豊北町の沖、約1.5キロに位置する「角島」。
エメラルドグリーンの海に浮かぶ白い砂浜が美しい小さな島と、本州を結ぶ「角島大橋」は全長1780メートルの白く美しい橋です。
実はこの角島大橋、2015年には大手旅行サイトの「口コミで選ぶ 日本の橋ランキング」で栄えある第一位に輝き話題となり、多くの旅行者が認めた絶景スポットです。
今回は、目にも鮮やかな観光名所「角島」と、青い海に架かる「角島大橋」の魅力と見所をご紹介します。
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山口県下関市にあり、関門海峡に浮かぶ島・巌流島。
1612年(慶長17年)4月13日に宮本武蔵(1584年〜1645年)と佐々木小次郎(生年未詳〜1612年)が決闘した場所として伝わっています。
「文学碑」、「武蔵像と小次郎像」、「必勝タヌキ」、「佐々木巌流之碑」と見所がいっぱい。
歴史好きの方や勝負事に挑戦する方にピッタリの観光スポットです。
今回は歴史を振り返りながら「巌流島」の正式名称やアクセス方法など地理的概要も含めて詳しく御紹介致します。
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ぶちうまっ!山口県川棚温泉のご当地グルメ「瓦そば」by 堀内 京子
地図を見る山口県下関市にある川棚温泉は約800年の歴史を誇る温泉地。旅館や食事処では下関名物の「ふぐ料理」を始め、海の幸や山の幸がふんだんに味わえます。
中でもとくにオススメのご当地グルメは瓦そば!観光客だけでなく、地元の方にも長く親しまれています。
よく熱した瓦の上に茶そば・金糸卵・味付けした牛肉・小ネギ・海苔・レモン・紅葉おろしを盛合せ、彩り豊かな見た目も食欲をそそります。
秘伝つゆは少し甘めの仕上がりになっていて、茶そばや具ともよく合い、ぶちうまっ♪ですよ。
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日本最大級のカルスト台地!秋吉台で大自然の造形美を堪能しよう!by 渡部 洋一
「秋吉台」は北東方向に約16キロ、北西方向に約6キロ、総面積54キロ平方メートルという広大な石灰岩の台地で、東側地域が特別天然記念物・国定公園に指定され、日本最大級のカルスト台地として知られる、山口県有数の観光名所です。
大地を突き破って現れた無数の石灰岩柱が独特の景観を作り出し、ここが日本だとは思えないほど不思議な自然の造形美を楽しむことができ、この国の魅力は、人間の文化だけでなく自然にもあることを、秋吉台のカルスト台地は改めて教えてくれます。
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地下100mの迷宮にご招待 日本最大級の巨大鍾乳洞 「秋芳洞」by 結月 ここあ
地図を見る日本最大級の壮大なカルスト台地で知られる山口県の秋吉台の地下100mには、東洋屈指の大鍾乳洞の秋芳洞があり、黒谷口と、秋芳洞入り口と、秋吉台案内所のエレベーターからと3か所から入場することができます。
洞内は、年間を通して17℃。総延長10kmですが、観光で周れるルートは1km。
鍾乳石や石筍、石灰華などが多数あり、作られたオブジェのように形も面白いです。
気が遠くなるほどの長い年月をかけたひとしずく、ひとしずくが、アートのような世界を作っていることに感動します。
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山口県長門市油谷地区にある向津具(むかつく)半島。日本棚田百選に選定された東後畑地区の棚田をはじめ、半島内には様々な棚田が残っています。
5月の田植え時期には、真っ青な空が映りこむ水田と日本海。収穫時期には、黄金色の稲穂と青い日本海。季節によって全く異なる風景を楽しむことができる観光スポットです。
油谷沖の日本海は、イカ漁が盛んな事でも知られています。漁が最盛期となる5月末から夏にかけての夜は、漁火に浮かび上がる幻想的な棚田を見ることができます。
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山口県長門市にある俵山温泉は約1,100年の歴史を誇り、古くから湯治場として栄えてきました。都会の喧噪から離れて静かな温泉地にゆっくり滞在して心身共に疲れを癒す湯治客が今でも訪れています。
宿泊施設が30軒ほどありますが、ほどんどの宿は今でも内湯を持たず、温泉は外湯の共同浴場に通う湯治スタイルが昔から続いています。宿から外湯へ向かう湯治客の浴衣姿はレトロな町並みとよく似合い、下駄の音が響いて風情を感じます。
日頃の疲れを癒す湯治の旅へお出かけになりませんか。
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123基の鳥居が海沿いに並ぶ「元乃隅神社(旧名:元乃隅稲成神社)」。
山口県の海は透明度が高くきれいだと言われていますが、ここから見る鳥居の“朱”と、海の“青”のコントラストは絶景。また、「日本でもっとも入れにくい賽銭箱」がある神社として「ナニコレ珍百景」でも紹介されている面白い神社です。
青草の緑、タンポポの黄色、白波の白など時期によっていろいろな色が付け加えられ、四季折々の絶景が楽しめる観光名所です。
縁起のよい一二三の赤い鳥居で、パワースポットとしても人気です。
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願掛けならぬ岩掛け!山口県長門市「海上アルプス」で仏岩に合掌!by 広島 らっこ
地図を見る島全体が天然記念物に指定されている、山口県の青海島。
日本海の荒波に浸食された洞窟や断崖、奇岩が多く見られるため、「海上アルプス」とも呼ばれています。
日本海の力強さを肌で感じられる、青海島観光汽船での島一周コースは全部で5種類あり、どれも約1時間から1時間半の行程です。
一周コースの見所のひとつ、黄金洞は2つ穴が空いているので、夫婦洞とも呼ばれます。こちらの洞門は奥行が80m、門の高さは32mで、一番奥では両方の洞が繋がっているそうです。
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北長門海岸国定公園の北端、国の天然記念物にも指定された小湾、山口県萩市須佐に不思議で美しい「須佐ホルンフェルス」と呼ばれる景勝地があるのをご存知でしょうか?日本海の紺碧な海に灰褐色と黒いストライプ模様が見事なコントラストを醸し出す美しい光景です。
また、かの吉田松陰が開港を勧めた須佐湾、地元漁師さんの頑張りで、ローカルブランドとして知名度のある「須佐男命いか(すさみこといか)」も観光の目玉の一つ。
景観と冒険と食も楽しめる、三拍子そろった旅のご案内です。
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萩の城下町で武家屋敷散歩 白壁やなまこ壁も美しい菊屋家住宅へby 結月 ここあ
地図を見る山口県の萩は、なまこ壁の土蔵・門・土塀などが建ち並ぶ美しい城下町として有名な観光地。武家屋敷が続く町並みは、400年前の古地図が今でも使えるほど変わっていないのですよ。
参勤交代に使われた御成道には藩の豪商であった江戸屋・伊勢屋・菊屋の商家が並んでいたため、その名にちなんで江戸屋横丁・伊勢屋横丁・菊屋横丁など小路が延びています。
商家の土蔵や高杉晋作の旧宅などが並ぶ菊屋横丁は、「日本の道百選」に選ばれています。
名前の由来にもなっている菊屋家住宅を次にご紹介しましょう。
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長州藩36万石の城下町として栄え、幕末に多くの英傑を生み出した山口県萩市。輩出した人材の名前とは裏腹に決して大きくはない萩の町には、幕末ファン憧れの史跡が点在しています。
その中でも特に注目を集めているのが、吉田松陰が主宰し、日本史を動かした幕末の志士たちを数多く輩出した「松下村塾」で、萩を代表する観光名所です。
多くの人は実際に建物を目の当たりにすると、そのあまりの小ささに驚きます。たった18畳ほどの本当に小さな塾が日本史を動かした、まさに奇跡が起こった場所と言えるでしょう。
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お洒落すぎる足湯に浸かりながら利き酒も!「狐の足あと」山口・湯田温泉by 浮き草 ゆきんこ
地図を見る湯田温泉は、大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台、萩・津和野や、秋吉台 秋芳洞への観光拠点にぴったりの温泉。
ただ、湯田温泉と聞いて何が有名なんだろ?何があるんだろう?と思った人はいませんか?
そんな人こそ行ってもらいたいのが2015年3月にオープンした、湯田温泉のお楽しみを丸ごと満喫できてしまう観光回遊拠点施設「狐の足あと」です。
湯田温泉周辺や山口県内の観光情報などを提供するだけでなく、足湯をしながら山口のグルメや地酒を楽しめる一風変わった施設です。
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山口県山口市の中心部からも近くて、繁華街の中に湧く歴史ある温泉街湯田温泉!室町時代は大内氏、戦国から明治までは毛利氏の庇護を受けて発展した温泉。
幕末には、長州・薩摩・土佐の明治維新の志士たちも多く訪ねたという歴史の舞台にもなった温泉街なのです。
松田屋ホテルは、ただ歴史ある宿というだけではなく、明治維新の志士たちに愛され、彼らが宿泊し入浴もし、数々の歴史の足跡を残した場所でもあります。そういう視点で、今回はこの松田屋ホテルをご紹介します。
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受験生だけじゃない!防府(ほうふ)天満宮にて「菅原道真公」のご利益を!by Ise Shinkurou
地図を見る学問の神様として受験生に人気のある「菅原道真公」。
山口県防府市にある防府天満宮は、北野天満宮・太宰府天満宮と並び日本三大天神と言われ、三社の中で最も古い歴史を持つ観光スポットです。
天満宮の門前には必ずある神牛「撫牛(なでうし)」を願いを込めてやさしく撫でれば、その願いが叶うと言われ、神牛にちなんだ珍しく面白い神事があります。
合格祈願だけでなく、様々な願いを叶えてくれる菅原道真公。日本最古の天満宮で撫牛からパワーを貰う旅はいかがでしょうか?
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広島と山口との県境から20キロほど海沿いに南下したところに、柳井という町があります。ここはかつては吉川氏の領地で柳井縞や醤油などの交易で栄えた町。
その中心地となった古市・金屋地区は150mほどの通りに今も白壁の商家が立ち並び、この商家群は国の「伝統的建造物保存地区」に指定された観光名所です。
毎年8月に「金魚祭り」が行われ、そのときに使われる「金魚燈篭」が今では柳井の町のシンボルになっており、駅にも、商家の軒先にもたくさんぶら下げられています。
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瀬戸内海で淡路島、小豆島に次いで三番目に大きな島、山口県の周防大島(すおうおおしま)。
正式には屋代島(やしろじま)と言いますが、一般的には周防大島と呼ばれ、町の名前も周防大島町です。
大きさの割には観光客にあまり知られていない島ですが、実は古事記の国生み神話で、イザナミが生んだ島の一つにも挙げられている、とても由緒ある島で、現在も魅力一杯の島!
大島大橋の下には日本三大潮流の一つに数えられる大畠瀬戸がまるで激流のように流れ、渦潮が次々に生まれては消えて行きます。
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日本三名橋の一つ!世界遺産級の歴史ある名勝 岩国市「錦帯橋」by 塚本 隆司
山口県岩国市にある錦帯橋といえば、日本三名橋のひとつに数えられる国指定の名勝。優美さと威厳のある世界に誇れる名橋だ。ただ美しいだけではない。苦難の歴史と伝承された技術の粋を集めた橋なのだ。現在、世界遺産登録に向けた活動が行われている、日本が世界に誇る観光スポットだ。
時間の移り変わりで変化する錦帯橋の景色を、川岸でぼんやり眺めてみるのも旅の楽しみ方のひとつ。
眺めて渡るだけでは、もったいない。建築当時へと思いをはせながら旅をしてみよう。歴史を知ればさらに楽しめるのが錦帯橋なのだ。
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西から東まで、県内余すところなく見どころたっぷりの山口県をご紹介しましたが、いかがでしたか?
歴史好きな方は史跡を観光の中心に、写真好きな方は絶景巡り、困りごとのある方はパワースポット巡りなど、目的によっていろんな旅を楽しめちゃいますよ。
山口県は海産物の宝庫として有名ですが、近年は地酒の知名度も急上昇。お酒好きな方は要チェックです。
"ぶち"楽しい山口県、ぜひゆっくり訪れてみてください!
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(2024/3/19更新)
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