岩手県花巻市の西部に位置する花巻温泉郷。静かな山あいを流れる台川と豊沢川沿いを中心に様々な泉質を持つ温泉地が点在していて、これらを総称して花巻温泉郷と呼ばれています。東北の代表的な温泉地として有名で、近代的なリゾート施設から秘湯感あふれるお宿まで揃っています。
今回はそんな自然に溢れる花巻温泉郷のおすすめホテル・旅館を東北出身のトラベルjp 編集長の加山がご紹介します。
花巻温泉郷を代表する花巻温泉。「花巻温泉 佳松園」は花巻温泉街で一番奥に位置する閑静なお宿であり、1964年創業の老舗中の老舗です。広々とした客室は和を基調としたシックな作りで、ゆったりとした空間を楽しめます。2023年2月には、露天風呂・半露天風呂付きの客室も完成しています。
新鮮な海の幸から岩手の里山の幸まで素材にこだわった夕食は、ツイン・シングルルームを除きすべてお部屋食での提供。
新花巻駅から無料送迎バスでアクセスできる「花巻温泉 ホテル紅葉館」。季節の移り変わりを感じられる岩露天風呂が人気のリゾート旅館です。2022年にはつぼ湯とクールダウンテラスを屋外に新設し、外気浴を楽しめるように。本格フィットネスルームやアロマエステでも日頃の疲れを癒やせます。
滋味あふれる食材をふんだんに使用した、バイキングスタイルの夕食が好評です。
「花巻温泉 ホテル千秋閣」は湯量豊富な温泉と開放感あふれる大浴場が自慢。季節によっては変わり湯が開催されることもあります。豊富な部屋タイプが用意され、グループ旅行はもちろんビジネスや一人旅でも気軽に利用できますよ。1室限定のキャラクタールームは花巻温泉公式キャラクターのフクローをテーマにした可愛いお部屋です。
“ホテル紅葉館”“ホテル千秋閣”“ホテル花巻”の3つのホテルは回廊でつながっていて、自由に湯めぐりを楽しめます。
「花巻温泉 ホテル花巻」の敷地内には約5,000坪もの広大なバラ園や温泉ベーカリー、足湯・手湯がありのんびり散策をするのにピッタリ。国指定名勝の釜淵の滝や花巻温泉稲荷神社といった見所も楽しめます。
4室の温泉貸切風呂を完備していて、花巻温泉園内の自然をモチーフにした坪庭を眺めながら家族水入らずで温泉を楽しむことも。レストラン会場にはお子様用の椅子や食器、ベビーカーが用意されているのも家族連れにうれしいポイントです。
花巻温泉のバラ園からすぐのところに位置する「割烹旅館 廣美亭」。全12室の小さなお宿だからこそできるおもてなしを大切にしています。炭酸水素塩泉の成分を含んだ温泉は体の緊張をほぐし、血行や皮膚の調子を整える効果があると言われています。
料理長こだわりの素材と器で提供する料理は、その季節でしか味わえない旬の食材が満載。お部屋で人目を気にせずゆっくりといただけます。
1200年という古い歴史を持つ台温泉は、山あいの温泉街らしいひなびた雰囲気が魅力。「台温泉 中嶋旅館」は温泉街の一番奥にある、ひときわ目立つ木造四階建ての老舗宿です。
素材の良さを活かした色彩豊かな山川の新鮮な料理や、一番深いところで水深90cmの岩盤をくり抜いた天然岩風呂や豪華な大理石風呂など様々なお風呂を楽しむことができます。
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「やまゆりの宿」は台温泉にある客室わずか14室のみの極上の安らぎを満喫できる宿です。12種類のお香の中から好きな香りが選べたり、気分に合わせてお好きな色浴衣を選択できるなど、おもてなしに富んだサービスを提供しています。
選べる11タイプの客室はそれぞれコンセプトが異なる、個性的なお部屋です。夕食も朝食も囲炉裏でいただけるのもこのお宿ならでは。料理に合わせて日本酒やワインも用意されています。
「鉛温泉 藤三旅館」は花巻温泉郷にある鉛温泉の一軒宿。湯船の深さが1.25mもある日本一深い天然岩風呂白猿の湯が有名ですが、館内4浴場すべて源泉100%掛け流しというのも温泉好きにはたまらないポイントになっています。
風格のある木造総けやきづくりの本館と別館のほか、湯治部では共同利用の炊事場で自炊をしながらの滞在も可能。旅館部では岩手の恵みを味わう3種類のコース料理を選択できます。
「藤三旅館・別邸 鉛温泉 心の刻 十三月」は全室源泉かけ流しの露天風呂付きのお宿。スタイリッシュでありながらゆったりとしたプライベート空間を楽しめます。清流豊沢川に面していてせせらぎの音や対岸の崖の景色も満喫できます。
前述の藤三旅館とは屋内の扉一つでつながっていて、すべての温泉を利用できるのでまさに温泉三昧な滞在ができるのも魅力。お食事は三陸のその日とれたての海の幸をはじめ、花巻ならではの旬の素材を使用したメニューを味わえます。
花巻温泉郷の奥座敷に位置する新鉛温泉「結びの宿 愛隣館」は自然豊かな山懐に立つ一軒宿。3つの源泉を3つの大浴場、17の湯船で堪能できます。源泉掛け流しの陶器風呂や立ち湯露天など多彩なお風呂で湯めぐりを楽しみましょう。
夕食はかまど料理や石窯料理が楽しめるハーフバイキング形式の“里山ダイニング”か部屋食も可能な“和膳スタイル”の2タイプ。自分の好みに合わせて、お食事スタイルを選ぶことが可能です。
「大沢温泉 山水閣」は花巻温泉郷の一つ、大沢温泉にある気品あふれる純和風を基調とした落ち着いた温泉旅館。カラオケBOX、お夜食処、リラクセーション施設を完備しています。
大浴場“山水の湯”は高い天井と大きなガラス窓が広がる開放的な空間でリラックスすることができます。豊沢川を眺められる半露天“豊沢の湯”はお宿の名物。貸切の家族風呂は全部で3つあります。山水閣に宿泊の方は、次にご紹介する湯治屋のお風呂もすべて利用可能。
「大沢温泉 湯治屋」は大沢温泉 山水閣と曲がり橋でつながっていて、自由に行き来することができます。近代的な山水閣に比べ、200年前の建物でお迎えする湯治屋の自炊部は昔ながらの風情たっぷり。炊事場で自炊をしながら長期滞在で過ごす方に向いています。
宮沢賢治ゆかりの宿とも言われており、混浴露天風呂“大沢の湯”からは目の前の豊沢川が一望。混浴に抵抗がある方は女性専用の“かわべの湯”へ。
「山の神温泉 優香苑」は花巻の奥座敷、花巻南温泉峡の中間に位置する山の神温泉に位置。宮大工建築の旅館は全館に格子模様の格天井などの巧みな細工が施されており、木のぬくもりを感じながらくつろぐことができます。
四種の源泉を使用した源泉掛け流しの天然温泉は化粧水のようなとろみを帯びているのが特徴。花巻温泉郷最大級の大露天風呂では圧倒的な爽快感を味わえます。
「山の神温泉 優香苑」の離れとしてオープンした「山の神温泉 別墅 清流館」。5棟が連なる清流館の客室は全20室で、全てのお部屋に源泉掛け流しの温泉を備えています。優香苑内の温泉施設も堪能しながらプライベートな温泉も満喫できるのが魅力です。
レストランは全面窓ガラスという開放的な空間で特別な日の利用にもピッタリ!至福のひとときを過ごせる大人のための旅館です。
志戸平温泉にある「游泉志だて」はゆったりと想いのままにくつろげるリゾート旅館です。客室全てに源泉100%の露天風呂を配置しており、プライベートな空間で温泉を楽しむことができます。
ロビー・山景ラウンジは自然の光にあふれた優雅な空間。天気のいい日にはアウトデッキバルコニーにてティータイムも素敵です。湯上りラウンジ併設のギャラリーには、岩手ゆかりの本がたくさん揃っています。
豊沢川のほとりに建つ「湯の杜ホテル志戸平」は深い山あいの静けさに包まれた渓流リゾート。パノラマビューの眺めを楽しめる渓流ラウンジや小さなお子様から大人まで自由に過ごせる丘の広場/あそびの森、屋内・屋外プールなど充実の設備が揃っています。
大浴場には檜風呂や渓流展望半露天風呂、陶器風呂など趣の異なるお風呂にサウナも完備。限定イベントが目白押しの新感覚ビュッフェレストランにはキッズ専用の料理台もあり、お子様も大喜び間違いなしです。
自然豊かな松倉温泉に位置する「悠の湯 風の季」。木々の木漏れ日が優しく降りそそぐなか極上の天然温泉をかけ流しで堪能できます。泉質は美肌効果が高いアルカリ性単純高温泉です。
露天風呂付きの和風スイートや和風スーペリアなどワンランク上の滞在を楽しめるお部屋も続々オープン。館内はダークブラウンで統一されたシックな空間で、エントランスからダイニングまでモダンな雰囲気が漂います。
今回は東北の代表的な温泉地「花巻温泉郷」のお宿をご紹介しました。
花巻温泉郷のお宿は老舗旅館も多く歴史を感じられる温泉地です。温泉だけではなく、豊沢川などの自然に触れてみるのもいかがでしょうか。
2024年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
(文:トラベルjp 編集長 加山)
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(2024/3/19更新)
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