日本一の生産量を誇るさくらんぼを始めとして、お米、牛肉、地酒など、土地の恵みで観光客を魅了する山形県。その“おいしいもの”を作り出す日本海、最上川、蔵王連峰は景観にも優れており、訪れた人々の目を存分に楽しませてくれます。
今回は山形に何度も訪れたことのある元旅行会社スタッフのトラベルjp ナビゲーター木内つばめが、おすすめ観光スポットをご紹介します。
山形を代表する観光スポット「山形蔵王」。スキーリゾートと温泉地として人気がありますが、もうひとつ脚光を浴びるものが樹氷です。樹氷は東北地方の奥羽山脈で見ることができますが、スケールでいうとやはり山形蔵王が一番。
樹氷は、12月に入りピークの2月に向けて成長を続けて次第に大きくるため、見学のシーズンは概ね12月下旬から3月上旬までとなります。木が雪と氷に覆われて成長した姿は“アイスモンスター”とも呼ばれ、無数のモンスターが立ち並ぶ光景は圧巻です。
<基本情報>
住所:山形県山形市蔵王温泉229-3
アクセス:蔵王温泉から徒歩10分で蔵王ロープウェイ山麓線・蔵王山麓駅へ。ロープウェイで樹氷高原駅へ行き、乗り換えをして地蔵山頂駅へ
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尾花沢市にある「銀山温泉」は江戸時代初期の大銀山として栄えた“延沢銀山”の名称に由来しています。NHKの連続テレビ小説『おしん』の舞台となったことで一躍脚光を浴びました。
温泉を心ゆくまで味わうことはもちろん、観光客を魅了するのは温泉街の景観美。大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層の旅館が銀山川の両岸に沿って軒を並べ、ここならではの趣が溢れています。
夜になるとガス灯に照らされた琥珀色の世界へと変わり、さらにロマンチックな雰囲気を漂わせます。夜のそぞろ歩きも楽しい温泉地です。
<基本情報>
住所:山形県尾花沢市銀山新畑
アクセス:山形空港から車で約1時間
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松尾芭蕉の有名な句でお馴染みの「山寺(立石寺)」。頂上まで1000を超える石段の道が続きますが、その道中で自然豊かな景色や、展望台からのパノラマを望むことができます。特に新緑の中に映える春紅葉は山寺の名物。また秋には鮮やかな紅葉を見せてくれます。
山寺から下山したあとは、ぜひ門前の通りで山形名物“玉こんにゃく”をいただきましょう。消耗した体に沁みる味わいです。
<基本情報>
住所:山形県山形市山寺4456-1
アクセス:JR山寺駅から徒歩10分
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山形県を代表するフルーツといえば、さくらんぼ。なかでも県の中央に位置する東根市は、さくらんぼ生産量日本一で、高級品種である佐藤錦の発祥地でもあります。4月下旬から7月上旬には、贅沢にもさくらんぼ狩りで佐藤錦をいただくことができます。
さくらんぼ狩りを行っている果樹園のひとつ「神町(じんまち)観光果樹園」は、極上の完熟さくらんぼはもちろん、手打ちそばが無料で食べられるとで人気を博しています。
<基本情報>
住所:山形県東根市若木通り4-70
アクセス:JRさくらんぼ東根駅から車で約7分
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「出羽三山」とは月山・羽黒山・湯殿山を合わせた総称。古修験道の山として古くから信仰を集め、出羽三山全体がパワースポットとされています。
文政元年(1818年)に再建された羽黒山の“三神合祭殿”は萱葺の建造物としては日本最大。この三神合祭殿には、月山・羽黒山・湯殿山の神々が祀られています。また、風雨にさらされた色合いが、周辺の木立に溶け込むように佇む“羽黒山五重塔”は国宝。独特な空気が漂う中で、美しい建築物たちとの出会いもあります。
<基本情報(出羽三山神社)>
住所:山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7
アクセス:鶴岡市内から車で約30分
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全国には長さ5m以上の滝が2500箇所あるとされ、そのうち230箇所を持つのが山形県。滝の数日本一とされています。
日本百名山のひとつ、鳥海山を有す山形県遊佐町の「胴腹滝」は神秘的なパワースポット。鳥海山の中腹、胴腹瀧不動堂では、お堂をはさみ、鳥海山の伏流水が二連の滝となって流れ落ちてきます。周りにはあちらこちらに石で彫られた仏像があり、厳かな雰囲気です。
<基本情報>
住所:山形県飽海郡遊佐町吉出
アクセス:JR遊佐駅から車で約10分
日本三大急流のひとつ「最上川」が流れる山形県。県内には雄大な最上川を肌で感じられるスポットがいくつもあります。
最上郡戸沢村にある仙人堂(外川神社)は、全国でも珍しい渡し船で行く縁結びパワースポットで、最上川を渡らないと辿り着けません。また、中流にあたる最上峡は、美しい景勝地で松尾芭蕉の『奥の細道』の舞台として知られています。さらに楯山公園は、最上川のダイナミックなうねりが見られる有数のビューポイント。絶景を援護するかのように背後に朝日連峰と蔵王が堂々と構え、大パノラマを堪能することができます。
<基本情報(仙人堂)>
住所:山形県最上郡戸沢村大字古口3263
アクセス:JR高屋駅から徒歩約5分で高屋乗船場
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日本海に面した遊佐町の海岸線は、鳥海山の噴火により流れ出た安山岩で出来た地形。その溶岩に彫られているのが、「十六羅漢岩」です。海沿いにある磨崖仏は全国的にも珍しく、150年以上も日本海の荒波に耐えた羅漢からは、自然が持つ力と時の流れを感じられるでしょう。
この十六羅漢岩は、日本海の荒波で命を失った漁師たちの供養、そして海上安全を願って造佛したもの。発願した寛海和尚が托鉢をしながら地元の石工たちを指揮し、5年かけて完工したという、素晴らしいストーリーも携えています。
<基本情報>
住所:山形県飽海郡遊佐町吹浦字西楯
アクセス:JR吹浦駅から徒歩15分
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日本海に面した山形県の「酒田」は、ロマンティックさを漂わせる港町。風情ある史跡や寺院なども散見され、街のシンボルともいえる山居倉庫、庄内藩を支えた豪商の旧居本間家旧本邸、日本海運をけん引した旧鎧屋(きゅうあぶみや)などの観光スポットが目白押しです。
山形で街歩きをするなら、ぜひ酒田へ。どこを歩いても楽しみが尽きません。日本海沿岸の雪は思うほど多くはないので、一年を通して、郷愁を堪能させてくれるでしょう。
<基本情報>
住所:山形県酒田市
アクセス:東京駅から山形新幹線で新庄駅まで約3時間30分。新庄駅から陸羽西線で酒田駅まで約1時間
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山形県の庄内地方に位置する鶴岡市。観光地としてそれほどメジャーな街ではありませんが、実はお洒落でかわいい洋館の宝庫です。
その中で一際大きな存在感を放つのが、鶴岡公園目の前の「旧西田川郡役所」。明治天皇の東北御巡幸の際には、御宿舎となった由緒ある建物です。実はこの旧西田川郡役所、ジブリの人気映画『コクリコ坂から』に登場する重要な建物、カルチェラタンのモデルではないかとファンの間でささやかれています。
<基本情報>
住所:山形県鶴岡市家中新町10-18
アクセス:鶴岡駅から湯野浜温泉方面バスで約10分、「致道博物館前」下車すぐ
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素敵な洋館が密集する鶴岡で、異彩を放つ「カトリック鶴岡教会天主堂」。国内でこの教会でしか見られないものがここにあります。
フランス・ノルマンディー州の修道院から寄贈された、国内に一体しかない“黒い聖母マリア像”は大変貴重なもの。諸説がありますが、“聖ルカによる原肖像画のマリアの顔が熟した小麦のように栗色であった”という旧約聖書のソロモン雅歌が理由のひとつとも考えられています。
また教会ではよくステンドグラスが施されていますが、ここではステンドグラスと異なる独自の技法でつくられた“窓絵”が使用されています。
<基本情報>
住所:山形県鶴岡市馬場町7-19
アクセス:JR鶴岡駅から循環バスに乗車し、「マリア幼稚園前」下車徒歩すぐ
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庄内藩の藩主で徳川家の譜代大名でもあった酒井家は、数々の困難を乗り越えながらこの地方を治め続けました。そしてその功績を250年以上支え続けた侍たちの士風を創り出したのが、藩校「致道館」と言われています。
藩校と言えば水戸藩の弘道館、長州藩の明倫館等が有名ですが、ここ致道館は冬は雪に閉ざされる東北地方の藩ならではの雰囲気を愉しめる素晴らしい歴史遺産。江戸の末期、幕府側である庄内藩の藩校が、江戸から明治への変革期にも耐え続け、ほぼ往時のままの姿を見せてくれています。
<基本情報>
住所:山形県鶴岡市馬場町11-45
アクセス:JR鶴岡駅から車で約5分
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山形県内唯一の水族館である「加茂水族館」。一時は入館者数が減るなど、閉館の危機もありました。しかし、偶然サンゴの水槽に生息していたクラゲに着目し、展示をはじめたことで注目を浴び、多くの観光客が訪れる水族館へと再起しました。
現在ではクラゲの飼育、展示の種類ともに世界一でギネスにも認定されています。間近でクラゲをよく見ると、その神秘的な姿と緩やかな動きに癒されますよ!
<基本情報>
住所:山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
アクセス:JR鶴岡駅より加茂水族館行バスで約40分
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開湯1200年を越える「肘折温泉」は、昔ながらの湯治場の雰囲気を色濃く残した温泉地。日本に数えるほどしか存在しない天然の炭酸泉もここにあります。
貴重な天然の炭酸泉は、昔からサイダーの原料とされていたということで、飲んでよし、入ってよしの温泉。ただし炭酸泉の温度は約8℃。入浴には少し勇気が要りますが、温かい温泉と交互につかれば体の芯からぽかぽかになります。冷え性や血行不良によるむくみにお悩みの方は、ぜひ体験してみてください。
<基本情報>
住所:山形県最上郡大蔵村南山
アクセス:JR山形新幹線新庄駅からバスで約55分
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伝統工芸品であるこけしは東北6県でしか作られて居らず、11の系統に分類されます。その系統のひとつである「肘折こけし」は、少し個性的な顔をしているところが特徴。胴に描いてあるように見える顔、実は刳り抜いて別の木を嵌め込んであるのです。実際見ても、触っても、全く解らないほど馴染んでいて、工人さんの磨き抜かれた技を目の当たりにすることができます。光る伝統工芸品。
町を散歩していても、至る所に飾られている肘折こけし。旅の記念、おみやげに一人連れて帰ってみては?
<基本情報(肘折温泉郷)>
住所:山形県最上郡大蔵村南山
アクセス:JR山形新幹線新庄駅からバスで約55分
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山形の町の基礎を作ったのは、地元の戦国武将・最上義光(もがみよしあき)公。かねてから秀吉を良く思っていなかった義光公は関ヶ原の戦いの際に東軍(徳川軍)となり、西軍の上杉軍を撃退。その功により徳川家康から出羽五十二万石を与えられ、「山形城」を大拡張し、山形の街の基礎を築き上げました。
義光公が築き上げた名城は明治維新で廃城となり、陸軍によって埋め立てられてしまいましたが、山形城跡では町を挙げての発掘調査・復元工事が現在行われています。
<基本情報>
住所:山形県山形市霞城町1-7
アクセス:JR山形駅から徒歩10分
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「赤湯温泉」のある南陽市は江戸時代のはじめにぶどう栽培がはじまった山形のぶどう発祥の地。山の斜面を開墾し栽培されてきたぶどうは、その恵まれた気候風土のおかげで日本一甘いぶどうとして定評があります。品種によって収穫時期が異なりますが、赤湯のぶどう狩りは、東北の風土のおかげで、1つのぶどう園で多彩な品種を他県より遅い時期まで味わえます。
駅からぶどう畑へと続く赤湯温泉街には、公衆浴場や無料の足湯もあります。もぎたてのぶどうといい湯を同時に味わえる、穴場の温泉地です。
<基本情報>
住所:山形県南陽市赤湯
アクセス:JR山形新幹線赤湯駅から車で約5分
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山形県は13のワイン醸造所(ワイナリー)がある、東北一の「ワイン県」です。ワイン好きなら、ワイナリー巡りは欠かせないでしょう。
浜田ワイナリーは1866年に山形県の米沢に創業した浜田株式会社のワイナリー。商標“沖正宗”の日本酒造りで150年の伝統をもつ酒蔵です。長年の清酒造りの技と、恵まれた土壌からとれるぶどうがコラボレーションして生まれたワインを味わえる、ハイブリッドなワイナリーを楽しむことができます。
<基本情報(浜田ワイナリー)>
住所:山形県米沢市窪田町藤泉943-1
アクセス:JR米沢駅から車(またはタクシー)で約20分
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“全国かかし祭り”と“かみのやま温泉”で有名な「上山」。町のシンボルである上山城は、趣向を凝らした展示物があるほか、展望台から眺める景色が美しいと評判。隣接する“かかし茶屋”で食べるご当地グルメも絶品です。上山城まで続く道では、かかしの町ならではの光景や、温泉街ならではの足湯スポットもあり、心弾む散策ができます。
<基本情報>
住所:山形県上山市
アクセス:山形空港から車で約45分
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南陽市の漆山地区は『鶴の恩返し』と深いかかわりのある地。織機川(おりはたがわ)や鶴巻田(つるまきた)、羽付(はねつき)など、物語を思い起こさせる数多くの地名が残り、また鶴の羽で織った織物を宝物としたと言われている古寺まであります。
「夕鶴の里」は語り部による民話の口演や展示などを通して、民話が色濃く根付いていた頃の暮らしを感じることができる場所。誰にとっても馴染みがあるお話を、より深く探ることができるでしょう。
<基本情報>
住所:山形県南陽市漆山2025-2
アクセス:山形鉄道・おりはた駅から徒歩10分
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空の玄関口「山形空港」。空港内には山形県のお土産が揃っており、さくらんぼの町・東根市に位置しているということで、特にさくらんぼの加工品が充実しています。また山形のグルメが味わえるレストランも。山形のハイライトが凝縮されている空港は、搭乗しなくても遊びに行きたくなるような場所です。
また展望デッキには高いフェンスがないので、飛行機を撮影するには格好の場所。山々をバックに離発着する飛行機を眺めるのも爽快ですよ!
<基本情報>
住所:山形県東根市大字羽入字柏原新林3008
アクセス:JR山形駅からバスで約35分
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山形県にあるお花見ルート「置賜さくら回廊」。スタート地点である南陽市から終点の白鷹町までの全長約43kmのルートで、山形鉄道のフラワー長井線に沿って桜の名所が点在しています。
特に終点にあたる白鷹町では、樹齢数百年とも言われる見事な一本桜の古木・銘木たちが町内各所に散らばり、見どころ満載。山形の長閑な田舎風景を彩る桜には、自然体の美しさがあります。
<基本情報>
住所:山形県南陽市・長井市・白鷹町
アクセス:JR山形駅からつばさで起点の山形鉄道・赤湯駅へ(約30分)
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「赤芝峡」は新潟県との県境にある小国町の景勝地。山一帯にヤマモミジやカエデ、ブナなどが自生し、紅葉の季節になると真っ赤に色づくので、“日本の赤壁”とも呼ばれています。
5月中旬頃からは新緑、10月下旬から11月上旬頃までが紅葉が見頃で、いづれも息をのむほどの美しさ。この誰もが羨むような景色は、水面に浮かぶカヌーから見ることもできます。自然が織りなす景観に身を投じることができる贅沢な時間となるでしょう。
<基本情報>
住所:山形県小国町小渡719
アクセス:JR小国駅から車で約10分
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鶴岡市の由良海岸にある「白山島」は、周囲わずか436mの無人島。海岸から橋を渡って上陸することができ、湘南の“江の島”を彷彿とさせる島です。
可愛らしい姿をしていますが、ここから海越し見る“出羽富士”こと鳥海山は格別!周辺の海の透明度が高いのも、素晴らしい景色に一役買っています。また海洋釣り堀もあるので、アクティブに遊ぶこともできます。
<基本情報>
住所:山形県鶴岡市由良楯下
アクセス:日本海東北道・鶴岡西ICより車で約10分
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日本三文殊の一つに数えられる「亀岡文殊」。文殊とは文殊菩薩の通称です。受験合格祈願はもちろん願望達成、商売繁盛などにも御利益があると言われています。その凄い御利益から地元では“生き文殊様”と呼ばれるほど。
“利根水(りこんすい)”と呼ばれる知恵の水がわき出ていたり、願いを込めて石を持ち上げると御利益がある大黒天などもあるので、強い願いがある方は立ち寄るプランを検討してみましょう!
<基本情報>
住所:山形県東置賜郡高畠町大字亀岡4028-1
アクセス:東北自動車道・南洋高畠ICから車で約15分
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日本の将棋駒の95%が作られいる「天童」。名人戦や竜王戦等の数々のタイトル戦が繰り広げられる、将棋の聖地です。
街一帯が将棋づくしの街で、普通に街を歩くだけでたくさんの将棋のモチーフやオブジェに出会うことができます。まるで将棋のテーマパークにいるような気分を味わえるので、将棋に詳しくない方もかつてないユニークな街歩きを楽しむことができます。
<基本情報>
住所:山形県天童市
アクセス:JR山形駅からJR天童駅まで電車で約20分
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白川湖の水没林は、春の雪解け時期だけに出現する貴重な光景。湖の全域で見られますが、「白川ダム湖岸公園」を目指して行ってみましょう。駐車場はもちろん、オートキャンプ場や温泉もある複合観光施設で、付近のランドマークになっています。
ゴールデンウイークには新緑と桜が見頃になり、素晴らしい世界を写真に収めることも。早朝に水鏡や朝霧が出現すると、一層幻想的な風景を望むことができます。
<基本情報>
住所:山形県西置賜郡飯豊町大字数馬
アクセス:JR米坂線手ノ子駅から車で約20分
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長井ダム上流にある「三淵渓谷」は両岸から高さ50mの断崖絶壁が迫りくる、山深い景観スポット。ボートでしか行くことができないエリアに入ると、あたりの空気が変わり、崇高で神秘的な雰囲気に包まれた心地にもなります。
三淵渓谷ボートツーリングの正式名称は“三淵渓谷通り抜け参拝”。なぜ“参拝”という文字が入っているかというと、三淵渓谷には水神様が棲んでいるという伝説があるからです。
写真提供:特定非営利活動法人 最上川リバーツーリズムネットワーク
<基本情報>
住所:山形県長井市平山2743-4(受付:野川まなび館)
アクセス:山形鉄道・長井駅から野川まなび館へは車で約15分。野川まなび館からボート乗り場までは車で約15分
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「長井の町場」は最上川の上流域に位置し、江戸時代に最上川舟運で栄えた歴史を持つ場所。市街地の中核には、現在も往年の繁栄を偲ばせる商家建築が建ち並び、置賜野川から引き込んだ水路が縦横無尽に張り巡らされています。
特に長井税務署の裏手にある立体交差する水路は目を見張るもの。複雑に入り組ませて築いた水路網からはその緻密さが伺えます。水路がいかに人々の暮らしを支えていたのかを知ることもできるでしょう。
<基本情報>
住所:山形県長井市十日町・あら町等
アクセス:山形鉄道・長井駅から徒歩10分
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山あいの傾斜地に広がる棚田は季節が移ろう原風景を見せてくれます。日本棚田百選に選ばれ、東北随一の規模と美しさを誇るのが「四ヶ村棚田」。四ヶ村(しかむら)とは四つの集落の総称で、それぞれの地区で個性豊かな棚田の風景に出会うことができます。
棚田巡りの基地とも言える“ふるさと味来館”は観光客の強い味方。食事や休憩ができる立派な施設で、四ヶ村周辺案内図などがあるので、まずはここでビューポイントまでのルートを確認しましょう。
<基本情報(ふるさと味来館)>
住所:山形県最上郡大蔵村南山967-9
アクセス:JR新庄駅から車で約45分
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自然に恵まれ農業が盛んな山形県。観光の合間に山形グルメを組み込むと厚みのある旅になるでしょう。普段なかなか手が届かない高級フルーツが格安でいただけるのも魅力的です。
また山形県は全国で唯一、全35市町村に温泉が湧出している知られざる「温泉王国」。旅の疲れを温泉宿で一掃し、入浴後はおいしい地酒やワインで夜を楽しむというプランも最高です。
広い山形は急いで回ってはもったいないので、たっぷり時間を取って遊び尽くしてくださいね!
(文:木内つばめ)
2025年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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