愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」は、瀬戸内海の島々と美しい海、橋の景観を、ドライブやサイクリングで楽しめる人気スポット!サイクリストの聖地として、国内だけでなく海外の旅行客からも高い人気を集めています。更に本屋大賞一位の『村上海賊の娘』、今や全国区のB級グルメ「今治焼豚玉子飯」など、話題もつきません。
今回は、広島在住のトラベルjpナビゲーター 広島らっこがチョイスした、しまなみ海道のおすすめ観光スポットをご紹介します。
広島県から出発した場合、しまなみ海道で渡る最初の島は向島。向島にある「ウシオチョコラトル(USHIO CHOCOLATL)」は、厳選したカカオ豆で手作りする無添加チョコレートが人気のチョコレート工場です。
瀬戸内産の食材を使ったチョコや、地元アーティストとのコラボ商品など、種類豊富なフレーバーがあるので選ぶのも楽しい!様々なアーティストによるカラフルなパッケージもお洒落で、お土産にもおすすめです。
<基本情報>
住所:広島県尾道市向島町立花2200 立花自然活用村管理センター2F
電話番号:0848-36-6408
営業時間:11:00〜16:00(ラストオーダー15;30)
定休日:火・水
アクセス:尾道駅から駅前渡船で向島へ(所要時間約5分)。自転車で本気で漕いで30分、ゆっくり漕いで45分ほど
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“発酵”をテーマにした「HAKKOパーク」は、無料で入園できる人気立ち寄りスポット。発酵食品を使ったドリンクやフードメニューを楽しんだり、万田発酵の工場見学に参加したりと、ここならではの体験が楽しめます。
海が見えるHAKKOガーデンには、万田酵素を使って育てた野菜や草花のほか、サイクリングの疲れを癒す足湯コーナーも!動物とのふれあい広場や遊具もあるので、家族連れにもおすすめです。
<基本情報>
住所:広島県尾道市因島市重井町5800-95
電話番号:0120-85-1589(お客様サービス室)
営業時間:10時〜17時(カフェラストオーダー16:30)
休み:水曜日・年末年始
アクセス:
しまなみ海道「因島北IC」より車で約10分
しまなみ海道「因島南IC」より車で約10分
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「白滝山」は、しまなみ海道を通る時にぜひ立ち寄りたい絶景スポット。あまり知られていない穴場的場所ですが、頂上から望む360度パノラマの景色は一見の価値ありです!山頂には、瀬戸内の島々と空をバックにずらりと並ぶ“五百羅漢”と、360度見渡せる展望デッキがあり、瀬戸内海の絶景を満喫できますよ。
<基本情報>
住所:広島県尾道市因島重井町
電話番号:0845-26-6111(因島観光協会)
アクセス:
しまなみ海道「因島北IC」より車で10分
しまなみ海道「因島南IC」より車で約15分
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因島から生口橋を渡った先、瀬戸田レモンが特産品として知られる「生口島」。こちらには「未来心の丘(みらいしんのおか)」という大理石で造られた美しい庭園があります。
場所は、数々の美しい仏教建築を見学できる“耕三寺・耕三寺博物館”の敷地内。
大理石が太陽の光に照らされ、きらめく白亜の世界は、まるでエーゲ海にいるかのよう!一角には、大理石をふんだんに使用したお洒落なカフェもありますよ。
<基本情報>
住所:広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
電話番号:0845-27-0800
営業時間:9時〜17時(最終入館は閉館の30分前まで)
カフェ・クオーレ営業時間:10時〜16時半
アクセス:
しまなみ海道「生口島北IC」より車で13分
しまなみ海道「生口島南IC」より車で13分
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生口島は“島ごと美術館”という発想で、島内のいろいろな場所に17点の彫刻が点在しています。
美しい夕日が自慢の「サンセットビーチ」には、有名なグラフィックデザイナーによる青いメガネのような作品が。沖合いには、『ひょっこりひょうたん島』のモデルになったといわれる無人島も見ることができますよ。
この他にも島内にはさまざまなオブジェがあるので、自転車でのんびり作品巡りを楽しみましょう。
<基本情報>
住所:尾道市瀬戸田町垂水1506-15
電話番号:0845-27-1100
アクセス:
しまなみ海道「生口島北IC」より車で約15分
しまなみ海道「生口島南IC」より車で約10分
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生口島から多々羅大橋を渡り、「大三島」に着いたら必ず訪れたいのが「大山祇(おおやまづみ)神社」。古代からこの神社には、武士達が武運を願い武具を奉納したため、現在国宝・重要文化財の指定を受けた甲冑の4割が納められ一般公開されています。
奥の院への参道には、樹齢約3000年の老楠“生樹の御門”があり、くぐると長寿のご利益があるといわれています。
<基本情報>
住所:愛媛県今治市大三島町宮浦3327
電話番号:0897-82-0032
アクセス:しまなみ海道「大三島IC」より7km
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大三島のグルメも少しご紹介しましょう。大山祇(おおやまづみ)神社の向かいにあるのが、行列のできる店としてメディアにも何度も登場した「お食事処大漁」。絶品海鮮丼がとってもお得な価格で食べられます!連休などのハイシーズンは早朝から並ばないと食べれないことでも有名なので、時間に余裕を持って出発してくださいね。
<お食事処・大漁の基本情報 基本情報>
住所:愛媛県今治市大三島町宮浦5507-1
電話:0897-82-1725
営業時間:11時半〜14時半(15時閉店)
定休日:土日
アクセス:しまなみ海道「大三島IC」より7km
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島の風景と一体化したおしゃれな美術館「ところミュージアム大三島」は、海に向かって、せり出すようなつくりの開放的な空間が魅力。館内のオープンテラスは瀬戸内海の多島美が望めるビューポイントで、実はテラスから見える風景の中にも作品があります。
大三島には、他にも日本初の建築ミュージアム「伊東豊雄建築ミュージアム」や筒状のコンクリート壁に覆われた屋根のない不思議なミュージアム「岩田健母と子のミュージアム」などがあります。島内のミュージアムをお得に巡るなら、“3館チケット”や“5館チケット”を活用しましょう。
<基本情報>
住所:愛媛県今治市大三島町浦戸2362-3
電話番号:0897-83-0380
営業時間:9時〜5時
休館日:月曜日・12月27日〜31日
アクセス:しまなみ海道「大三島IC」より車で約25分
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柑橘の産地であるしまなみ海道ならではのお店で、産地だからできる価格と品揃えが魅力の「みしま農園」。果汁100%のストレートジュースは種類も豊富でお得!それを使って作られたゼリーやソフトクリームもおすすめです。
<みしま農園 基本情報>
住所:愛媛県 今治市上浦町井口7487-1
電話番号:0897-87-3018
営業時間:8時〜17時
アクセス:しまなみ海道「大三島IC」より約800m
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大三島には、テレビCMでもおなじみの「伯方(はかた)の塩」大三島工場があります。一人からでも気軽に参加できる無料の工場見学が大人気!入口横のロビーで販売されている伯方の塩ソフトクリームも絶品です。
<基本情報>
住所:愛媛県今治市大三島町台(うてな)32番地
電話番号:0897-82-0660
営業時間:9時〜16時(受付は15時半まで)
休業日:毎週水曜日(祝日を除く)、盆休み(8/13〜8/17)、秋祭り、年末年始(12/28〜1/7)※夏休み(盆休みを除く)と11月は水曜日も営業
アクセス:しまなみ海道「大三島IC」より車で15分
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大三島から、しまなみ海道唯一のアーチ橋“大三島橋”を渡ると、伯方島。先ほど紹介した“伯方の塩”の発祥の地です。
しまなみ海道でも有数の人気を誇る道の駅「伯方S・Cパーク マリンオアシスはかた」の目の前に広がる「伯方ビーチ」からは、南国を思わせるような風景に出会うことができます。ビーチ内には、かわいいイルカやクジラと触れ合うことのできる“ドルフィンファームしまなみ”もありますよ。
住所:愛媛県今治市伯方町叶浦甲1668-1
電話番号:0897-72-3300(マリンオアシス はかた)
アクセス:しまなみ海道「伯方島IC」より車で約1分
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海に面して建つフォトジェニックなカフェ「Patisserie T’s Cafe 玉屋」も必ず立ち寄りたい場所。季節ごとに代わるケーキは、時には見た目だけでびっくりするようなものもあります。どのようなケーキかは、ぜひ訪れて直接感じてみてください!
<Patisserie T’s cafe玉屋 基本情報>
住所:愛媛県今治市伯方町有津甲2328
電話番号:0897-72-0343
営業時間:10時〜17時(ラストオーダー16時半)
定休日:木・日
アクセス:しまなみ海道「伯方島IC」から約3km
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伯方島と、その南にある大島の間にあたる海域には、急な潮流がいくつも生まれ“海の難所”と呼ばれています。小説『村上海賊の娘』で注目された村上水軍は、この海域にある“能島”を居城とし、潮の流れを熟知することで瀬戸内海を制圧していたとも言われています。
その急流を間近で体験できるのが、「宮窪瀬戸潮流体験」。村上水軍博物館前を出航した観潮船は、能島城跡〜船折瀬戸〜見近島〜伯方・大島大橋のルートを約40分かけてめぐります。
<能島水軍 基本情報>
住所:愛媛県今治市宮窪町宮窪1293-2(村上海賊ミュージアム前)
電話番号:0897-86-3323(物産館兼魚食レストラン「能島水軍」)
営業時間:9時〜16時(所要時間約40分)
定休日:月・年末年始
アクセス:
しまなみ海道「大島北IC」から約3km
しまなみ海道「大島南IC」から約10km
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大島石の武士像が目を引く「今治市村上海賊ミュージアム」。たなびく旗で海賊気分が盛り上がります!
1階はミュージアムショップやカフェテリアを含むパブリックスペース。2階が企画展示室や常設展示室等。そして3階は、瀬戸内海や能島(のしま)城跡の素晴らしい眺めが目の前に広がる展望室となっています。
<基本情報>
住所:愛媛県今治市宮窪町宮窪1285
電話番号:0897-74-1065
営業時間:9時〜17時
休館日:月・年末年始
アクセス:
しまなみ海道「大島北IC」より3km
しまなみ海道「大島南IC」より10km
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大島は、“大島石”と呼ばれる高級御影石の産地として有名な場所。国会議事堂や赤坂璃宮といった有名建築物にも使われています。こちらの大島石文化体験ツアーに参加した人だけが見られる絶景が「しまなみアートキャニオン」。通常立ち入ることの出来ない採石場を見学することができ、標高約260mの崖の上から採石場を一望できます。石屋さんの都合がつけば、貴重な“石割り体験”も楽しめますよ。
<基本情報>
ツアー発着場所:今治市宮窪町宮窪6355-2(カレイ山展望公園)
電話番号:080-2989-5179(NPO法人「能島の里」)
ツアー時間:10時と14時(90分間)
営業日:土日祝
アクセス:
しまなみ海道「大島北IC」より車で約10分
しまなみ海道「大島南IC」より車で約20分
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「亀老山(きろうさん)展望公園」からの展望はしまなみ海道随一。サイクリングで向かうのはかなりキツいですが、到着したときの感動はひとしお!晴れた風の穏やかな日だと来島海峡の潮流までもがくっきりと見え、瀬戸内海としまなみ海道の美しいコラボレーションが楽しめます。島の景観を損なわないようにと工夫されたデザイン性の高い建物もまた一見の価値あり。
<亀老山展望公園 基本情報>
住所:今治市吉海町南浦487-4
アクセス:
しまなみ海道「大島北IC」より約15分
しまなみ海道「大島南IC」より約10分
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来島海峡大橋のすぐ近くにある「道の駅 よしうみいきいき館」では、来島海峡を前にしまなみ海道らしい風景を楽しみながら、目の前の海で獲れたばかりの魚で七輪バーベキューが楽しめます。“浜焼き”ほど贅沢な食べ方はありませんね!
<道の駅 よしうみいきいき館 基本情報>
住所:愛媛県今治市吉海町名4520-2
電話番号:0897-84-3710
営業時間(売店):9時〜17時
営業時間(海鮮七輪BBQ):10時〜16時(最終受付15時・ラストオーダー15時半)
休館日:元日・1/1〜3/15まで毎週水曜日
アクセス:
しまなみ海道「大島北IC」より車で約20分
しまなみ海道「大島南IC」より車で約5分
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「来島海峡大橋」は、愛媛県の今治市から来島海峡をまたいで芸予諸島の大島を結ぶ、全長約4kmの3連吊り橋。橋のシルエットを照らし出しながら、オレンジ色に海峡を染め上げる夕焼けの情景は、1日の締めくくりにピッタリ!
毎年3〜7月の早朝に発生する雲海のような朝霧に包まれる姿も、一度は見たい絶景です。
<基本情報>
住所:愛媛県今治市から大島間
電話番号:0898-22-0909(今治地方観光協会)
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本州側からスタートした場合、しまなみ海道のゴールは愛媛県今治市。今治側からのしまなみ海道一望スポット「来島海峡SA」から、来島海峡大橋の眺めを楽しみましょう。
愛媛の名物を取り揃えているのも立ち寄る楽しみのひとつ。“今治焼豚玉子飯”や“宇和島風鯛めし”など、愛媛のご当地グルメを堪能しながら、美しい景色をゆっくり堪能してみてください。
<基本情報>
住所:愛媛県今治市大浜町3丁目9-68
電話番号:0898-33-8633
営業時間:(平日)8時〜21時(土日祝)7時〜22時
アクセス:四国側から来島海峡SAへは今治ICから流入
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しまなみ海道を経由して行くことはできませんが、大島と四国の間に浮かぶ「小島(おしま)」には、日露戦争当時に、ロシアからの侵略に備えて築かれた要塞や、レンガ造りの砲台跡などが残っています。その雰囲気はまるでアニメ映画『天空の城ラピュタ』のよう!NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』の撮影のために製作された原寸大レプリカの大砲も見ることができますよ。
小島には、今治市の波止浜(はしはま)港から出航する定期船でアクセスできます。村上水軍の拠点であった来島、来島海峡の急流や海側から見る来島海峡大橋の絶景など、見どころ満載の航路となっています。
<基本情報>
住所:愛媛県今治市来島小島
アクセス:しまなみ海道「今治北IC」から車で約10分の波止浜港で渡船に乗り約10分
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広島県尾道市から愛媛県今治市まで、瀬戸内海の島々を走る“サイクリストの聖地”と呼ばれる「しまなみ海道」。走破すると全長70キロ程度もあり、初心者にとっては1日がかりの大冒険となります。
全線走破するのはハードルが高いと思っている方は、まずはレンタサイクルのショップの最寄りの橋だけ渡ってみるというのもアリですよ。美しく穏やかな瀬戸内海を自分のペースで自転車で渡り、海の幸に舌鼓を打ちながらのんびりと過ごす休日は開放感抜群!
しまなみ海道を訪れる際に、あわせて観光したいエリアを下記の関連MEMOにまとめてあるので、こちらも参考にしてみてくださいね。
2024年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
(文・トラベルjpナビゲーター 広島らっこ)
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