愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」。瀬戸内海の島々と美しい海、橋の景観は、ドライブのみならずサイクリングでも楽しめるとあって、国内だけでなく海外の旅行者・観光客からも幅広い人気を集めています。更に本屋大賞一位の『村上海賊の娘』、今や全国区のB級グルメ「今治焼豚玉子飯」など話題もつきません。
愛媛県と広島県の島々を美しい橋が繋ぐ「しまなみ海道」は、サイクリストの聖地として世界的に有名。2018(平成30)年3月31日まで、自転車通行が期間限定で無料化されています。
まるで天空の橋!霧に浮かぶ愛媛「来島海峡大橋」がスゴイby モノホシ ダン
地図を見る「来島海峡大橋」は、愛媛県の今治市から来島海峡をまたいで芸予諸島の大島を結ぶ、全長約4kmの3連吊り橋。早朝に発生する雲海のような朝霧に包まれる姿は、一度は見たい絶景です。
霧の発生時期は毎年3〜7月の間がもっとも多く、時間帯は日の出前の4〜6時の間がピーク。また、霧の消滅までの時間は春が一番長く午前11時ごろまで続くこともあります。
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広島県尾道市因島(いんのしま)にある「白滝山」は、しまなみ海道を通る時にぜひ立ち寄りたい絶景スポット。あまり知られていない穴場的場所ですが、頂上から望む360°パノラマの景色は一見の価値ありです! この写真の記事を見る ≫
広島県尾道市から愛媛県今治市まで瀬戸内海の島々を走る、サイクリストの聖地と呼ばれるしまなみ海道。走破すると全長70キロ程度もあり、初心者にとっては1日がかりの大冒険となります。全線走破するのはハードルが高いと思っている方は、第一段階として来島海峡大橋だけ渡ってみるというのはいかがでしょうか。
橋のたもとにあるサイクリングターミナル「サンライズ糸山」でレンタサイクルを買って、いざ出発です!
<サンライズ糸山 基本情報>
住所:愛媛県今治市砂場町2丁目8番1号
アクセス:
尾道・来島海峡大橋方面から:今治北IC
※終点の「今治IC」まで行くと遠回りになります。
四国方面から:湯ノ浦IC
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魅力いっぱい♪瀬戸内海しまなみ海道でサイクリストになる!by 鮎川 キオラ
しまなみ海道沿道には、自治体が運営するレンタサイクルターミナルが13ヶ所あります(平成29年6月現在)。沿道の各島内にだいたい1ヶ所は設置されており、レンタル料も1日1,000円からとお手頃設定。有料ですが、車種によっては別のターミナルへの乗り捨ても可能なので利用しない手はありません。 この写真の記事を見る ≫
尾道観光&しまなみ海道サイクリング!気軽に楽しむ船と自転車の旅by 広島 らっこ
地図を見る尾道観光のついでに、気軽にしまなみサイクリングを楽しむこともできるんですよ。尾道でレンタルした自転車ごと渡船に乗り向島へわたり、到着したらあとは景色を楽しみながら、サイクリングコースを示す青い線に沿ってしまなみ海道へ向かいます!
復路は、もちろんもう一度しまなみ海道を通って帰るのも気持ち良いですが、橋までの上り坂をまたあがる自信がない、という方は船に乗って帰れば楽ちん。重井東港から船で尾道へ戻ることができますよ。
<因島重井東港 基本情報>
住所:広島県尾道市因島重井町
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JR尾道駅から徒歩5分ほどの海沿いの場所に、歴史ある海運倉庫を改修しオープンしたホテルがあります。複合施設「ONOMICHI U2」の中にある、自転車ごと宿泊可能なホテル「HOTEL CYCLE」。サイクリストのために必要な設備が揃っているのはもちろん、お洒落すぎる館内は一度宿泊すれば気に入ること間違いなし!
<HOTEL CYCLE 基本情報>
住所:広島県尾道市西御所町5-11
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「尾道国際ホテル」は尾道市で最大のシティホテル。しまなみ海道を自転車で旅をする人が増えたこともあり、尾道国際ホテルではサイクリストの宿泊にも力いれています。地下駐車場の一部は駐輪場として開放されており、最大100台の自転車が駐輪可能。23時以降はシャッター施錠し、防犯カメラも設置されています。室内への自転車持ち込みはできませんが、屋根付きでセキュリティのある空間で愛車を保管できるのはサイクリストにとって嬉しい限りですね。 この写真の記事を見る ≫
しまなみ海道の拠点となるJR今治駅近くに、2014年にオープンした「シクロの家(CYCLO NO IE)」。単に泊まるだけに留まらず、情報発信や人材養成など地域に根付いた“自転車力”を展開中の、今注目のゲストハウスです。
ミニキッチンを備えたゲスト専用の交流スペースでは自炊も可能。部屋の隅には本棚いっぱいに旅行情報誌などがあり、気になる場所をスタッフに教えてもらうことができます。
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まるでギリシャ!?しまなみ海道 生口島に地中海の風景が!by 村井 マヤ
それではここからは、しまなみ海道沿いのおすすめスポットをご紹介しましょう。
まず因島から生口橋を渡った先、瀬戸田レモンが特産品として知られる「生口島」。こちらには「未来心の丘(みらいしんのおか)」という大理石で造られた美しい庭園があります。大理石が太陽の光に照らされ、きらめく白亜の世界。大理石のテーブルや椅子が並び、眼下には、美しい瀬戸田の風景を望めます。日本にいながら、まるでエーゲ海にいるかのよう。
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しまなみ海道・生口島〜平山郁夫画伯を育んだアートな島〜by 村井 マヤ
地図を見る生口島は、日本画家・平山郁夫画伯が生まれ育った島。有名な寺も多く寺巡りも楽しめる場所ですが、アート作品も多く「島ごと美術館」と言われています。サンセットビーチには、有名なグラフィックデザイナーによる青いメガネ(?)のような作品が。
この他にも島内にはさまざまなオブジェがあるので、自転車でのんびり作品巡りを楽しみましょう。平山郁夫美術館もおすすめです。
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生口島から多々羅大橋を渡り、「大三島」に着いたら必ず訪れたいのが大山祇(おおやまづみ)神社。古代からこの神社には、武士達が武運を願い武具を奉納したため、現在国宝・重要文化財の指定を受けた甲冑の4割が納められ一般公開されています。北回廊、南回廊に飾られた有名人の写真も必見。
<大山祇神社 基本情報>
住所:愛媛県今治市大三島町宮浦3327
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しまなみ海道〜大三島の美しい空と海のアートスポット♪by 村井 マヤ
地図を見るアートスポットも素敵な大三島には、日本初の建築ミュージアム「伊東豊雄建築ミュージアム」や筒状のコンクリート壁に覆われた屋根のない不思議なミュージアム「岩田健母と子のミュージアム」などがあります。島内のミュージアムをお得に巡るなら「3館チケット」「5館チケット」を活用しましょう。 この写真の記事を見る ≫
海へ10秒!客室は教室!しまなみ海道・大三島ふるさと憩いの家by 鮎川 キオラ
地図を見る蒼く輝く瀬戸内海の海辺に佇む木造校舎。すぐ目の前の砂浜までは、歩いてほんの10秒ほど。海と山に囲まれた自然豊かなかつての学び舎は、しまなみ海道を訪れる旅人の宿舎「大三島ふるさと憩いの家」として活躍しています。懐かしい木造校舎に泊まれば、まるでここが自分のふるさとのように感じてしまう。優しいぬくもりいっぱいの宿です。
<大三島 ふるさと憩いの家 基本情報>
住所:愛媛県今治市大三島町宗方55208-1
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話題の絶品海鮮丼と塩のスイーツ?!しまなみ海道 大三島by 村井 マヤ
地図を見る大三島のグルメも少しご紹介しましょう。大山祇(おおやまづみ)神社鳥居横にあるのが行列のできる店としてメディアにも何度も登場した「お食事処大漁」。絶品海鮮丼がワンコインで頂けます!スペシャル丼もおすすめですよ。
<お食事処・大漁の基本情報 基本情報>
住所:愛媛県今治市大三島町宮浦5507-1
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大三島には、テレビCMでもおなじみの「伯方(はかた)の塩」大三島工場があります。一人からでも気軽に参加できる無料の工場見学が大人気!入口横のロビーで販売されている伯方の塩ソフトクリームも絶品です。
<伯方塩業株式会社 伯方工場 基本情報>
住所:愛媛県今治市伯方町木浦甲841
アクセス:しまなみ海道大三島I.Cで降りて、大山祇神社から約1.5km
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柑橘の産地であるしまなみ海道ならではのお店で、産地だからできる価格と品揃えが魅力の「みしま農園」。柑橘のストレートジュースは種類も豊富でお得。それを使って作られたゼリーや「ちょっとレモンなまどんなソフトクリーム」という名の極上ソフトクリームもおすすめです。
<みしま農園 基本情報>
アクセス:しまなみ海道の大三島インターを降りて左折、800m程
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伯方島と大島を結ぶ「伯方・大島大橋」の全長は1km少々なので、あっという間に完走することができます。
橋を完走したら、ぜひ伯方ビーチで一休みしましょう!しまなみ海道でも有数の人気を誇る道の駅「伯方S・Cパーク」の目の前に広がるこのビーチからは、南国を思わせるような風景に出会うことができます。
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海に面して建つフォトジェニックなカフェ「Patisserie T’s Cafe 玉屋」も必ず立ち寄りたい場所。季節ごとに代わるケーキは、時には見た目だけでびっくりするようなものもあります。どのようなケーキかは、ぜひ訪れて直接感じてみてください。
<Patisserie T’s cafe玉屋 基本情報>
住所:愛媛県今治市伯方町有津甲2328
アクセス:伯方ICから約3km
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今治市の沖合に浮かぶ大島と、その北にある伯方島の間にあたる海域には急な潮流がいくつも生まれ、“海の難所”と呼ばれています。小説『村上海賊の娘』で注目された村上水軍は、この海域にある「能島」を居城とし、潮の流れを熟知することで瀬戸内海を制圧していたとも言われています。
その急流を間近で体験できるのが、「宮窪瀬戸潮流体験」。村上水軍博物館前を出航した観潮船は、能島城跡〜船折瀬戸〜見近島〜伯方・大島大橋のルートを約40分かけてめぐります。
<能島水軍 基本情報>
住所:愛媛県今治市宮窪町宮窪1293-2
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「村上水軍博物館」の大島石の武士像が目を引く建物外観は、たなびく旗で海賊気分が盛り上がります!
館内に入ると、1階はミュージアムショップやカフェテリアを含むパブリックスペース。2階が企画展示室や常設展示室等。そして3階は、瀬戸内海や能島(のしま)城跡の素晴らしい眺めが目の前に広がる展望室となっています。
<村上水軍博物館 基本情報>
住所:愛媛県今治市宮窪町宮窪1285番地
アクセス:
広島方面から:大島北ICより3km
愛媛方面から:大島南ICより10km
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「亀老山(きろうさん)展望公園」からの展望はしまなみ海道随一。サイクリングで向かうのはかなりキツいですが、到着したときの感動はひとしお!晴れた風の穏やかな日だと来島海峡の潮流までもがくっきりと見え、瀬戸内海としまなみ海道の美しいコラボレーションが楽しめます。島の景観を損なわないようにと工夫されたデザイン性の高い建物もまた一見の価値あり。
<亀老山展望公園 基本情報>
住所:今治市吉海町南浦487-4
アクセス:
広島方面から:大島北ICより約15分
愛媛方面から:大島南ICより約10分
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すぐ近くになる「道の駅 よしうみいきいき館」では、来島海峡を前にしまなみ海道らしい風景を楽しみながら、目の前の海で獲れたばかりの魚で海鮮バーベキューが楽しめます。「浜焼き」ほど贅沢な食べ方はありませんね!
<道の駅 よしうみいきいき館 基本情報>
住所:愛媛県今治市吉海町名4520-2
アクセス:
広島方面から:大島北ICより車で約20分
愛媛方面から:大島南ICより車で約5分
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しまなみ海道に浮かぶ「小島(おしま)」には、明治時代中期の日露戦争当時、敵国ロシアからの侵略を防衛するために築かれた要塞や、レンガ造りの砲台跡などが残っています。その雰囲気はまるでアニメ映画『天空の城ラピュタ』のよう!映画『坂の上の雲』の大砲もココに!? この写真の記事を見る ≫
本州側からスタートした場合、しまなみ海道のゴールは愛媛県今治市。今治側からのしまなみ海道一望スポット「来島海峡SA」から来島海峡大橋の眺めを楽しみましょう。 この写真の記事を見る ≫
瀬戸内海は本州と四国に囲まれているため、波も気候もとても穏やか。日本海や太平洋とは違った印象を受けることと思います。大小さまざまな島々を行く船がゆったりと航行するさまもまた、不思議と見ていて飽きないものです。
またしまなみ海道に架かる橋は、人工のものでありながら見事に海や島々と調和しており、その景観には目を見張るものがあります。橋から橋へと、美しく穏やかな瀬戸内海をご自分のペースで自転車で渡り、海の幸に舌鼓を打ちながらのんびりと過ごす休日。オススメです!
しまなみ海道を訪れる際に、あわせて観光したいエリアもまとめました!関連MEMOからご覧いただき、ぜひ旅の参考になさってくださいね。
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(2024/3/28更新)
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