「マルタ」はマルタ島、コミノ島、ゴゾ島の主な3島からなる地中海の中央に浮かぶ共和国。美しい海と明るい日差しを求めるヨーロッパの人々に人気のリゾート地です。透き通った青く輝く海に囲まれた東京23区の半分ほどの国土には、長い歴史と多様な文化の軌跡がちりばめられています。
島全体が宝石箱のような「マルタ」ですが、旅先としての魅力を3点にまとめてご紹介します。きっと訪れてみたくなること間違いなしですよ!
マルタ島南部にある断崖に自然が作り出した「青の洞門(ブルーグロット)」。風や波の浸食が断崖に門のような穴をあけました。洞門の周囲はマルタ伝統の小舟ルッツで遊覧することができます。海は光の反射の加減でさまざまな青色に輝くのですが、一番きれいに見えるのは晴れた日の午前中。門下の海は『青の洞窟』にも匹敵するほどの神秘的なブルーに輝くともいわれます。 この写真の記事を見る ≫
透き通った美しい浅瀬を有するコミノ島の「ブルーラグーン」。そこは地上の楽園といえるほど幻想的な光景が広がります。絵の具を溶かしたような彩度の高いエメラルドグリーンの海に浮かぶ船は、海底に影がくっきりと映し出されるので、まるで宙に浮かんでいるように見えます。 この写真の記事を見る ≫
キラキラと輝く青の宝石!マルタ共和国「スリーマ」の海岸線by Lady Masala
首都ヴァレッタの対岸に位置するリゾート「スリーマ」。ここでは島の伝統建築によく使われる、原産のマルタストーンが波打ち際に見られます。青く輝く海とはちみつ色をした石灰岩のコントラストはマルタならではの景観です。 この写真の記事を見る ≫
マルタ共和国で最大の島「マルタ島」で訪れたい見所5選by Hiroko Oji
マルタ島の東の沿岸にある半島に築かれた街が、世界遺産でもある首都「ヴァレッタ」です。古くからこの地にあった大聖堂を中心に、オスマン帝国の攻撃に備える目的でつくられた、マルタストーンの城壁と空堀に囲まれています。堅牢な外観の一方で、城門を抜けた先の旧市街地にあるのは、カラフルな出窓をもつかわいらしい街並みです。街の外側も内側も絵になるマルタの中心地です。 この写真の記事を見る ≫
マルタ共和国「イムディーナ」古都の雅を今に伝える城壁の町by Lady Masala
マルタ島中央の高台に位置する「イムディーナ」はアラビア語の城壁の街を意味します。古くは紀元前からマルタの軍事要所であり、ヴァレッタが首都になるまでマルタの都でした。その紆余曲折の歴史からノルマン建築やバロック建築が入り混じるものの、マルタストーンで統一をされた色調の、中世の趣を残す落ち着いた街です。 この写真の記事を見る ≫
ゴゾ島のシャーラにある「ジュガンティーヤ神殿」は新石器時代に建てられたマルタの巨石神殿郡のひとつです。この地には二つの神殿がありますが、古いほうはイギリスのストーンヘンジよりも1000年ほど前に作られた、紀元前3600年ごろの建築といわれています。 この写真の記事を見る ≫
言葉が通じると知らない土地でも安心して出かけられますよね。イタリアの国土に近いマルタですが、実はイギリス連邦の一部なので公用語は「英語」とマルタ語の2言語です。街に置かれた赤色の電話ボックスが象徴するように、マルタの経済や産業は過去の英国統治によって発展を遂げており、文化的にも多分に影響を受けています。 この写真の記事を見る ≫
セレブも訪れる地中海きってのリゾート地マルタですが、外食のメニューは「良心的な価格設定」がされています。たとえば、カフェの紅茶やコーヒーは約120円〜、レストランのパスタやリゾットが約700円〜、テイクアウトのピザなら約300円〜と観光地でありながら、値段を気にせず手軽に外食ができますよ。 この写真の記事を見る ≫
「マルタ」はヨーロッパの中でも犯罪発生率の低い、治安が良く、安全な国といわれます。地元民も穏やかな人が多く、困っていると手を貸してくれます。
ただし、観光地ではスリや置き引きといった軽犯罪が発生するため、貴重品は常に携帯する、ホテルの金庫に預けるなどの予防が必要でしょう。
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マルタを語るのに外せないポイントが「猫」。一説によると70万匹もの猫がマルタに暮らしているといわれています。かつて漁師によって鼠に対抗するために連れてこられた猫たちは、現在も変わらず島の住民に大切にされているそうです。美しい島の景観に猫が加わるとまさに絵になる光景で、猫好きにはたまらないですよ。 この写真の記事を見る ≫
独自性にあふれた景色や建築があり、その上滞在コストも安い「マルタ」は絶対に訪れてほしい地中海の楽園です。
日本からは直行便は無いので、ヨーロッパの主要空港から乗り継いで「マルタ国際空港」を目指します。なお、近くのシチリア島から高速船も出ていますが、シチリアへ到達するのにも時間がかかりますので、飛行機での訪問がおすすめです。
※最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
トラベルjp 編集部
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