ハワイで2番目に大きい島・マウイ島。ホノルルから飛行機で約30分の場所にあります。ダイナミックな大自然が魅力で、“真のハワイ通こそマウイを訪れる”とも言われる島です。
そんなマウイの自然をめいっぱい感じられるスポットの中から、トラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報をもとに、本当におすすめしたいマウイの観光スポットをご紹介します。
118平方kmの面積を誇る「ハレアカラ国立公園」には、大きなバンヤンツリー(菩提樹)や竹林を通って滝を目指す人気ハイキングコース“ピピワイ・トレイル”があります。また、世界最大級・標高3055mの休火山「ハレアカラ山」頂上までは、車でアクセスが可能。数多くのカーブを通過していくと、雲の中をくぐり抜けた先に雲海が広がります。雲海の中に沈む夕焼けや、空が朝焼けに色付いていく光景は息をのむ美しさ。送迎付きツアーなら、車がなくても気軽に参加することができます。
山頂に残る大型クレータ―付近は、赤茶色の大地がまるで月面のような雰囲気です。ハワイ語で“太陽の家”を意味するその名のとおり、ハワイアンの間では古くから信仰の対象とされてきました。
<ハレアカラ国立公園・基本情報>
住所:Haleakala – National Park, P. O. Box 369. Makawao, Maui, HI 96768
アクセス:カフルイ空港から車で約1時間20分、クラから車で約1時間
公式サイト(外部リンク)
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マウイ島西部に位置する、かつてのハワイ王国の首都「ラハイナタウン」。マウイ島の中で最も多くのショップが並び、おしゃれで賑やかな街並みの中に、どこかノスタルジックな雰囲気を感じさせる港町です。古くから大切にされてきた景観を残す街並みに、観光地とは異なるのんびりとした雰囲気を味わうことができます。
「ラハイナタウン」といえば、海岸線に沿うように伸びる約2kmの“フロント・ストリート”。カフェやショップ、フードパントリーなどが並び、ハワイのローカルアーティストたちがアトリエやギャラリーを構えていることでも有名です。自然の力強さと、古くから大切にされてきた伝統を宿した個性的なアートワークを鑑賞し、海風を感じながらの散策を楽しんでみてください。
※2023年8月の山火事で街は壊滅的な被害に遭い、街のほとんどの建物は焼失してしまいました。現在、街は立ち入り禁止です。1日でも早い復興が待たれます。
<基本情報>
住所:Lahaina, Maui
アクセス:カフルイ空港から車で約40分、カアナパリからバスで約40分
公式サイト(外部リンク)
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澄み切ったブルーの海と白砂のコントラストが美しい「カアナパリ・ビーチ」。白く輝くビーチが約4.8kmに渡って続いており、2023年にはなんとアメリカで第1位、世界で第10位のビーチに選ばれました。かつてマウイの王族の離宮もあったと言われる美しいビーチエリアには、数多くの高級リゾート施設が建ち並びます。
ホエールウォッチングツアーに参加するなら、ザトウクジラが島へ近づいてくる冬のシーズンがおすすめ。ビーチ最北端にある岩場“ブラック・ロック”からは、ダイバーがトーチを灯し、海へ飛び込む迫力満点のセレモニーも行われています。“ラハイナタウン”と同様に山火事の影響を受けましたが、ビーチ周辺の観光客の受け入れは現在再開されています。
<基本情報>
住所:Kaanapali Beach, Lahaina, HI 96761
アクセス:カフルイ空港から車で約50分
公式サイト(外部リンク)
「イアオ渓谷州立公園」も、マウイ島を訪れたら必ず立ち寄るべき人気スポット。園内にはまるで山から突き出た針のように鋭利な岩“イアオ・ニードル”をはじめとする巨大な岩壁や、小川が流れる渓谷、ハワイの植物が見られる散策路など、見どころがたくさんあります。王族の埋葬地や歴史的な大戦の舞台となったこのエリア一帯は、神秘的な雰囲気が漂うパワースポットとしても有名です。
降雨量が多いエリアのひとつなので、トレッキングやハイキングに出かける際には雨具の用意があると安心。また、駐車場と入園には事前の予約が必要です。日没が早いので夕暮れの時間は避け、日中の明るい時間に散策をして、暗くなる前に市街地へ戻れるようにするのがおすすめです。
<基本情報>
住所:Iao Valley Rd., Wailuku, Maui
電話番号:808-984-8109
営業時間:7:00〜18:00
アクセス:カフルイ空港から車で約20分
公式サイト(外部リンク)
マウイ島の北東部には海岸沿いを通る有名なドライブコース「ハナ・ハイウェイ(36号線)」があります。“天国に近い場所”と呼ばれる小さな村“ハナ”へと向かう道路のことを指し、なんと道の途中には600か所以上ものカーブと54の橋が!
曲がりくねった細い一本道を走っていると目に入るのが、豊かな自然。雨が多い地域なので、濃い緑に囲まれた美しい滝がいくつもあります。道中には、レインボーツリーと呼ばれるカラフルな樹皮が特徴のユーカリの木がいくつもあるので、こちらもぜひ見つけてみてください。ビーチやトレイル、ローカルグルメが味わえるレストランも点在しており、“ハナ”までの道のりには、ついつい立ち寄ってしまうスポットが満載です。
<基本情報>
住所:Hana Highway, Hana, Maui
アクセス:カフルイ空港からハナまで車で約3時間
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マウイ島の南西部にある「ワイレア」は、誰もが憧れる高級ビーチリゾートエリア。人気の“ワイレア・ビーチ”のほか、全米で最も美しいビーチのトップ10に入ったこともある“ウルア・ビーチ”があり、マウイのビーチをのんびりと満喫できるエリアです。美しく整備されたラグジュアリーホテルでは、ゴルフやプール、テニスなど、穏やかな自然の中でのスポーツも楽しめます。
三日月形の“ワイレア・ビーチ”は波が穏やかで、シュノーケリングや海水浴に最適。小さい子どもを連れたファミリーの水遊びにもおすすめです。また、ビーチからのサンセットは必見。夕陽に煌めく水面と黄金の砂のコントラストは、カップル旅の思い出もロマンチックに彩ってくれますよ。
<基本情報>
住所:Kihei, HI
アクセス:カフルイ空港から車で約30分
公式サイト(外部リンク)
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マウイ島南東沖に浮かぶ三日月形の「モロキニ島」は、約23万年前の火山活動によって生まれた無人島。水面から出ている部分は斜めに隆起した火山のクレーターです。サンゴ礁で囲まれた島周辺では豊かな生態系が息づいており、ハワイ州海洋生物鳥類保護地区にも指定されています。
マウイ島を出発する「モロキニ島」のシュノーケリング・ダイビングツアーはいつも大人気!なんと250種類を超えるとも言われるカラフルな熱帯魚たちが、優雅に泳ぐ様子を見ることができます。“キヘイ”や“マケナ・ビーチ”、マアラエア港など出発地はさまざま。宿泊先からのアクセスや予算に合わせて選んでみてください。船の上での食事がパックに含まれるツアーもおすすめです。
<基本情報>
住所:Molokini Is Kihei, Maui
アクセス:マウイ島から船で約1時間
公式サイト(外部リンク)
カフルイ空港から車で約25分、ワイレアの北側に位置する街「キヘイ」。地元の人も通うようなショッピングセンターや大型スーパー、カジュアルなレストランなどがあり、人々の暮らしに紛れながら肩の力を抜いて過ごせる場所です。週3回行われるファーマーズ・マーケットや、見学ツアーや食事を楽しめるビールの醸造所など、この土地ならではのお楽しみもあります。
南北に10kmほど続くビーチからは、モロカイ島やラナイ島、冬にはザトウクジラが見えることも。晴天の日が多く、水遊び中心のプランと相性がいいエリアです。また、お手頃なキッチン付きコンドミニアムが多いことも魅力。宿泊費用を抑えながら長期滞在したい旅行客や、子連れ家族にも人気の滞在先です。
<基本情報>
住所:Kihei, HI 96753
アクセス:カフルイ空港から約25分
公式サイト(外部リンク)
ザ・リッツ・カールトン・マウイ・カパルアへ!憧れのゴルフリゾートby トラベルjp 編集部
カフルイ空港から車で約50分のカパルアとカアナパリは、いずれもマウイを代表するホテルエリア。南側の“カアナパリ”は、ハワイで初めて計画的に造られた大型リゾート地です。そして、カアナパリより北側に位置する“カパルア”は、さらに喧騒から離れたエリア。豊かな自然の中でより落ち着いたリゾートライフを過ごせるような場所です。
そんなカパルアにある「カパルア・ビーチ」は、島で随一の絶景リゾートと名高いビーチです。弧を描くような地形と透明度が高い海、そしてたくさんのヤシの木が描き出すビーチの景色は美しく、2018年にはアメリカ第1位にも選ばれました。シュノーケリングでは色鮮やかな熱帯魚や、運が良ければウミガメと一緒に泳げることも!
<基本情報>
住所:Kapalua Beach, Kapalua, HI 96761
アクセス:カフルイ空港より車で約50分〜1時間
公式サイト(外部リンク)
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ハワイ諸島の中でも指折りの美しい自然のランドスケープが望めると人気の「ワイアナパナパ州立公園」。公園内には“きらめく水”という名前の通り、澄んだ水を湛えた洞窟やビーチなど、水にまつわるスポットが点在しています。事前に許可を取得すれば、キャンプも可能です。切り立った溶岩に囲まれたトレイル沿いに散策が楽しめます。
その中でも「ワイアナパナパ州立公園」を有名にしているのは、島内でもめずらしい黒砂のビーチ。火山活動の溶岩が砕かれてできた自然の神秘です。青い空、青い海、そして黒い砂浜に木々の緑が映える美しいビーチです。黒曜石のように輝く黒い砂浜が、他のビーチとはひと味違った落ち着いた雰囲気を演出しています。
<基本情報>
住所:Waianapanapa, Hana, HI 96713
アクセス:カフルイ空港から車で約2時間
公式サイト(外部リンク)
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“ハレアカラ火山”の中腹に位置し、農業が盛んなエリア“クラ”で必ず訪れたいスポットが、マウイで唯一の商業ワイナリーである「マウイ ワイン(テデスキーワイナリー)」です。休火山の傾斜を利用し、ブドウを栽培しているめずらしいワイナリーです。ブドウはもちろん、地元産のパイナップルをベースにつくられたワインもあり、希少性が高い手作りワインが手に入りますよ。
こちらのワイナリーでしか買えないマウイコーヒーやジャムは、お土産におすすめ。敷地内にはカラカウア王の別荘や雨の女神の石像、実際に使われたという大砲など、貴重な建築物が保存されています。テイスティングツアーに参加し、特別なワインの飲み比べを体験してみるのもいいですね。
提供元:Maui Wine
<基本情報>
住所:14815 Piilani Hwy, Kula, HI 96790
電話番号:+1-808-878-6058
営業時間:11:00〜17:00
アクセス:カフルイ空港から車で約50分
公式サイト(外部リンク)
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マウイ島の北西部に位置する「ホノルア湾」は、サーフィンとシュノーケリングの名所です。ジャングルを抜けた先に広がる湾は“モクレイア海洋保護区域”に指定されています。岩場ばかりのビーチは日光浴よりも、磯遊びにおすすめ。透明度が高い海に生息する、色とりどりの魚やサンゴ礁、カメを観察することができます。濡れた足場は滑りやすいので、滑り止め付きのシューズを持参しましょう。
夏は波が穏やかなことから人々がシュノーケリングやダイビングに訪れる「ホノルア湾」ですが、冬になると景色は一変。長く乗れる強い波が押し寄せ、地元のサーファーたちがサーフィンを楽しむ姿が見られます。波が高くなるので、海が荒れて警告が出ている日は近づかないのが鉄則です。
<基本情報>
住所:Honolua Bay, Maui County, HI 96761
アクセス:ラハイナから車で西へおよそ20分
公式サイト(外部リンク)
“ハナ・ハイウェイ”の途中にあるローカルタウン「パイア」。19世紀の後半からサトウキビ産業の中心地として栄えたこの街は現在、“サーファーの街”として知られています。その呼び名の由来は、冬の時期になると近隣の“ホオキパ・ビーチ”に良い波が押し寄せ、ウインドサーフィンのメッカとして世界中からサーファーたちが押し寄せること。
こじんまりとした「パイア」の町には、カラフルな木造建築が並んでいます。個性的なカフェやレストラン、セレクトショップやギャラリーなどが軒を連ねており、ぶらりと散策をしているだけでも楽しめますよ。マウイ島最大のオーガニック・スーパー“マナ・フーズ”は、センスが光るお土産が見つかる注目のスポットです。
<基本情報>
住所:Paia, MAUI
アクセス:カフルイからバスで約25分
公式サイト(外部リンク)
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“パイア”の町を訪れたら、メインストリートから車で約15分。ハレアカラの高地に位置する「マカワオ」の町にも足を延ばしてみましょう!こちらもサトウキビ産業で栄えた歴史をもちますが、周辺に牛を飼育する牧場が多いことと、毎年7月に伝統的なロデオ大会が開催されることから、“カウボーイ・タウン”とも呼ばれています。
高原に位置しているので空気は澄んでおり、どこからともなく涼やかなユーカリの香りが漂ってきます。全長100m、わずか数ブロックほどの小さな町ですが、美術工芸品を扱うギャラリーや実用的なカウボーイ用品を扱うお店、ドーナツの有名店など、立ち寄りたくなるお店が多数。ショップやレストランにセンスが光ります。
<基本情報>
住所:Makawao, HI 96768
アクセス:パイアから車で約15分
公式サイト(外部リンク)
マウイ島南部・マケナ州立公園内に位置する「マケナ・ビーチ」。長さ約1kmに渡って黄金の砂浜が広がるマウイ島最大のビーチで、地元の人々にも“ビッグ・ビーチ”の愛称で親しまれています。南東と北西を溶岩群に囲まれていることから風が吹き込みにくい構造になっており、水温が温かいので、シュノーケリングを楽しんだり、砂浜でピクニックや日光浴をしたりと、人々が集まる憩いの場になっています。
沖に行くほど水の透明度が高くなりますが、時間帯によっては強くて高い波が押し寄せてくることも。安全のため、沖までの遊泳は控えるのがベターです。また、ビーチの途中には急に水深が深くなる場所もあるので、特に子どもが一緒の場合は注意が必要です。
<基本情報>
住所:Makena Beach, 6600 Makena Rd, Kihei, HI 96753
アクセス:カフルイ空港から車で約40分、キヘイから車で約20分
公式サイト(外部リンク)
火山活動がつくり出した雄大な自然と、のんびりとした南の島の雰囲気が楽しめるマウイ島。島近郊には、日帰りトリップが楽しめる無人島もあります。日本から直行便を利用してマウイ島を訪れる場合、玄関口となるのはマウイ島北部に位置するカフルイ空港。今回はカフルイ空港を出発し、レンタカーでマウイ島を2泊3日かけて巡るモデルコースをご紹介します。
【マウイ島・モデルコース一例】
<1日目>
マウイ島に到着後、まずは空港近くでレンタカーをピックアップ。西部を目指します。「カパルア・ビーチ」と「カアナパリ・ビーチ」、2つのリゾートエリアで美しいビーチを眺めたり、白砂のビーチでの日光浴を楽しみましょう。波が穏やかな夏なら、「ホノルア湾」でのシュノーケリングもおすすめです。カパルア地区でランチを食べたら、「イアオ渓谷州立公園」の豊かな自然の中、トレッキング。車で約30分で「ワイレア地区」に到着したら、リゾートホテルにチェックイン。ホテル内のレストランでサンセットを見ながらディナーに舌鼓。
<2日目>
翌日は、絶景スポットが目白押しの「ハナ・ハイウェイ」を堪能する旅へ。まずは車で約30分。出発点となる「パイア」へ向かいます。「マカワオ」にも立ち寄り、有名店のドーナツとコーヒーで簡単に腹ごしらえをしましょう。美しい滝の数々や黒砂ビーチが美しい「ワイアナパナパ州立公園」に立ち寄りながら、ワインディングロードを辿って“ハナ”の町へ。「ハレアカラ火山」からの雲海とサンセットで1日を締めくくります。「キヘイ」か「マケナ・ビーチ」周辺まで戻り、宿泊します。
<3日目>
早朝に起きて船に乗り、「モロキニ島」シュノーケリングツアーへ!船上でのランチも楽しみのひとつです。ツアー終了後、「キヘイ」の町を散策したら、帰路につきます。
常夏のマウイ島は年間を通して気温が25度前後と、温暖な気候。春夏秋冬の区別はないものの、10〜4月は雨が多く、5〜9月は晴れた日が多くなります。とはいえ、森林地帯や山の頂上付近は天気が変わりやすいため、乾季でも雨具を用意していくのがおすすめです。また、冬はザトウクジラが見れる確率が上がる一方で、波が高くなり、海水浴には向かないことも。目的に合わせて、訪れる時期と日数を検討してみてください!
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ハワイといえばショッピング、ワイキキビーチといったイメージが強かった人も、ハワイの本当の魅力を知ることのできるのが、マウイ島です。美しい朝日、穏やかな海、島全体をオレンジに染める夕日、そして降るような星空に包まれる、マウイで過ごす時間。心と体を癒しにぜひ訪れてみてください。
なお、2023年8月に発生した大規模な山火事により被害を受けたラハイナタウンは、現在立ち入りが制限されています。その周辺の一部地域は観光客の受け入れを再開しているものの、未だに制限された地域やサービスもありますので、最新の情報をチェックしてから訪問することをおすすめします。
2025年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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