「恐山」は青森県むつ市にあり、下北半島の中心部に位置する活火山です。日本三大霊山にも数えられ、神秘的な雰囲気を持つ日本有数のパワースポットとも言われています。実は恐山には見どころが多数。癒やされるスポット「極楽浜」や「恐山温泉」なども含めた恐山を半日で満喫することができるモデルコースをご紹介してきます。
恐山の最寄り駅はJR下北駅。新幹線で行く場合は新青森駅や八戸駅から青い森鉄道を利用して、下北駅に行くことができます。そこからは、下北交通バスを利用して、恐山で45分ほど、車で行く場合、むつ市中心部から車で約25分ほど。東北自動車道青森東ICからは約2時間30分かかります。
「三途川」(さんずのかわ、さんずがわ)は恐山に向かう途中にあります。三途川とは仏教において、この川を渡ればそこからあの世と呼ばれる世界となり、現世に戻ることはできなくなる境目です。川の近くの石像は奪衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)の老夫婦。奪衣婆が故人の衣服を奪い、懸衣翁が衣服を柳に掛けて、生前の行いを見ると言われています。
※写真の太鼓橋は老朽化のため現在通行止めです。恐山への通行は問題ありません。
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「恐山菩提寺」は日本三大霊山にも数えられ、日本有数のパワースポットと言われています。寺伝によると天台宗の慈覚大師が「東へ向かうこと三十余日、霊山あり。その地に仏道を広めよ」という夢のお告げに従い辿り着いた恐山の地で、貞観4年(862年)に開山したと言われています。
住所:青森県むつ市大字田名部字宇曽利山
開山時期:5月1日〜10月31日
開山時間:午前6時〜午後6時
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「奥の院」は本堂から100mほど歩くと辿り着けます。祀られているのは不動明王です。一般的には右手に剣、左手に縄、岩上で炎に包まれた姿と想像される方も多いかもしれません。その役目は魔を撃退し、災害や悪を取り除き、煩悩を断ち、様々な願いを叶えてくれる存在です。時には「お不動さん」と親しみを込めて呼ばれる信仰の対象です。 この写真の記事を見る ≫
本堂の先からは「地獄めぐり」が始まります。ごつごつとした岩肌が印象的な無限地獄では。あちらこちらから硫黄泉が湧出し、亜硫酸ガスで岩肌が焼けた様子を見ることができます。様々な地獄の名称と仏が並ぶ姿とてもこの世のものとは思えません。順路に従って奥に進む際は、注意しながら積石を崩さないよう慎重に歩きましょう。 この写真の記事を見る ≫
無限地獄を取り抜けると宇曽利湖畔の「極楽浜」に到着します。ゴツゴツとした岩場から一変し、まさに天国を連想させるようなエメラルドグリーンの湖面が広がっています。湖面を眺め、吹き込む風を感じながら歩き疲れた体を休ませましょう。ほっと一息つけるのではないでしょうか。 この写真の記事を見る ≫
恐山の敷地内には「恐山温泉」の湯の小屋が4ヶ所あり、疲れた体を芯から温めてくれます。古来より恐山菩提寺を訪れる人々は、その身を温泉で清めたのち、参拝していました。それぞれ効能は違い、胃腸病や神経痛、リウマチなどに効くそうです。湯小屋の一つである「花染の湯」では吹き出し口にゆらゆらと揺れる白い湯花が漂い、体だけではなく目で見ても癒されます。 この写真の記事を見る ≫
名前から怖いイメージを持っている方もいるであろう「恐山」。ご紹介した通り、癒やされたりリラックスできるスポットもあるのです。半日ほどで観光できるのでほかの観光スポットとセットで観光するのもおすすめです。閉山時期は11月から4月ですが、積雪状況により不定期となっておりますので、詳しい情報は公式サイトをご覧ください。
2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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