日本と韓国の間に位置する対馬(つしま)は"国境の島"と呼ばれる、古くから国防の要となっていた場所であり、それゆえ歴史的に価値のある建造物や文化が数多く残されています。
今回はそんな防人(さきもり)の島とも呼ばれた対馬の知られざる観光スポットをご紹介します。
満潮時になると、まるで海の中にお社があるような幻想的な景色を楽しむことができる「和多都美神社(わだつみじんじゃ)」は対馬に残る"竜宮伝説"に思いを馳せることができる美しい場所。
海を感じる和多都美神社内には鳥居だけでなく、龍神様を思わせ荘厳な巨木やパワースポットとして知られる豊玉姫之墳墓(とよたまひめのふんぼ)などもあります。
<基本情報>
住所:長崎県対馬市豊玉町仁位字和宮55
電話番号:0920-58-1488
アクセス:対馬空港より車で40分
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対馬は古代から国防の最前線でした。いくつもの激しい戦いが繰り広げられて来ました。ここ金田城(かねだじょう)は古代の山城であり、日本国内では珍しい"朝鮮式山城"です。
山全体を土塁・石塁で囲んだ形跡が残る金田城跡は、熊本城や大阪城などの石垣とは全く異なる作りをしており、国内の他の城跡との違いを観察するのも城好きには楽しいハズ。
<基本情報>
住所:長崎県対馬市美津島町黒瀬
電話番号:0920-54-2341
アクセス:車:対馬空港から車で20分
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金田城跡は6世紀ごろの"古代の戦争"を感じさせる場所でしたが、次の対馬の観光名所「豊(とよ)砲台跡」は第二次世界大戦に作られた"現代の戦争"を感じさせる場所です。
さすがに現在は、ほんものの砲台は残っていませんが、砲台跡内には奥には工作室、電気室、砲具庫などがあり、当時の雰囲気を十分に感じることが出来ます。また、この豊砲台跡はジブリ映画「天空の城ラピュタ」に登場するラピュタ城にそっくり!
ぜひカメラを持って、豊砲台へ訪れてください。
<基本情報>
住所:長崎県対馬市上対馬町鰐浦
電話番号:0920-86-4839
アクセス:車:対馬空港から車で30分
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対馬は約10万年前まで大陸と陸続きでした。その後、大陸と断絶し"島"となったことにより、対馬には独自の生態系を持ち、対馬の固有種や大陸系の動物、日本本土系などの様々な動植物が共存しています。
対馬の山の中を散策するだけでも、さまざまな動物に会えますが「対馬野生生物保護センター」では絶滅危惧種に指定されているツシマヤマネコ「福馬(ふくま)」と触れ合うことが出来ます。
<基本情報>
住所:長崎県対馬市上県町棹崎公園
電話番号:0920-84-5577
アクセス:対馬空港より車で1時間
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対馬は大陸の文化と日本の文化が入り組んだ、長崎の中でも特殊な文化がある場所であり、それは食文化にまで及んでいます。長崎には大陸にルーツを持つであろう、さまざまな麺料理が食べられます。
黒くもちもちとした麺が特徴的なさつまいもを原料とした「せんそば(孝行麺)」や小粒で風味が強い原種そばの香りがたまらない「対州そば」、太くて短い麺「ろくべえ」など、ここにしかない麺料理を是非。
写真は「ろくべえ」が食べられる「お食事処 千馬」から。
<基本情報>
住所:長崎県対馬市美津島町鶏知乙343
電話番号:0920-54-2414
アクセス:対馬空港より車で4分
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アニメ「アンゴルモア元寇合戦記」の舞台でもある、対馬は国防の要だったこともあり、城跡や軍事跡など日本国内でもなかなか見ることが出来ない観光名所がたくさんあります!
ただし、観光の足に関しては交通機関があまり整っていないので、レンタカーを手配しておくことをオススメします。
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