広島の宇品や呉からフェリーでアクセスできる江田島を訪れれば、旧海軍兵学校(現海上自衛隊第一術科学校)や砲台の遺跡など、そこにはめくるめく歴史の奔流が…。
海軍兵学校の見学は時間が決められており、案内役の方と一緒にまわります。そのためしっかりバッチリ見学に集中できます!LINE トラベル jp ナビゲーターが現地徹底取材した、江田島観光におすすめのスポットをご紹介します。
ツアーで最初に回るのは、見るからに厳格な雰囲気を醸す「大講堂」です。式典などの予定が入っていなければ中まで見学することも可能。大正6年に建築された鉄骨煉瓦石造の大講堂では、自然と厳粛な気持ちになりそうです。
なんと、ここはNHKドラマ『坂の上の雲』の撮影にも使われた場所なんですよ。行く前に一度、見ていくといいかもしれませんね。
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この絵になる建物は、旧海軍兵学校の象徴とも言える幹部候補生学校庁舎(旧海軍兵学校生徒館)で通称“赤レンガ”。こちらも『坂の上の雲』や映画『海猿』の撮影に利用されています。
ここでは海上自衛隊の初級幹部として必要な知識と、技能を修得するための教育訓練を行っています。皆さん大変な訓練と勉強に励んで立派な隊員になるんですね。
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「教育参考館」は幕末から第二次世界大戦までの海軍関係者の遺品や、あの教科書に必ず出てくる、東郷平八郎や山本五十六の遺品なども展示してあります。
入る前に案内の方から厳重に注意があるのですが、それは館内では絶対に写真を撮ってはいけません、という約束です。神風特攻隊員や回転特攻隊員の遺書なども展示されていますので、自然と見が引き締まり厳粛な気持ちになりますね。
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旧海軍兵学校内の奥、表桟橋付近にあるのが、旧日本海軍“戦艦陸奥”の4番主砲として搭載されていた40センチ砲です。昭和10(1935)年、生徒の教材用にとこの地に移設されました。
近年では、オンラインゲーム“艦隊これくしょん-艦これ-”に擬人化キャラクターとして登場するなどして、多くのファンが見学に訪れています。
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ツアーとあわせておすすめなのが、構内に併設されている「レストラン江田島」。
実際に海上自衛隊の方や幹部候補生の皆さんも使用するので、皆さんがどんな風に普段過ごしているのか知りたい、なんて方にはぴったり。レストランは一般のお客さん用にも開放されていいるので入店に特別な料金等はかかりません。
ぜひ、本場の海軍カレーをご賞味ください!
<旧海軍兵学校の基本情報>
住所:広島県江田島市江田島町国有無番地
電話:0823-42-1211(広報係・内線2016)
アクセス:呉港から瀬戸内海汽船フェリーに約20分乗船、小用港で降りる。そこから市営バスで術科学学校前下車、徒歩。
開催時間:10時30分〜、13時〜、15時〜(土日祝は10時〜、11時〜、13時〜、15時〜)
所要時間:1時間30分(見学の途中では帰れません。)
申し込み:各回の5〜30分前までに正門で受付
開催日:毎日開催(第2・4火曜のみ教育参考館休館)
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江田島にある創造の森森林公園内には「三高山砲台基地」を擁する砲台跡や基地の遺跡が多く残っています。
現在は駐車場になっている三高山砲台跡の中心から南に南部砲台跡、北に旧軍兵舎跡と北部砲台跡に分かれており、その大きさは約6万坪(198,000平米)となり、これは西日本最大の砲台山でもあります。
明治時代の遺跡が気になる、軍事ものが好きという方はぜひ足を運んでみてください。
<の基本情報>
住所:江田島市沖美町美能
電話:0823-43-1644
アクセス:【車】宇品港からフェリ-約40分三高港・三高港から登山道入口まで約5分。【公共機関】三高港からバス約15分の亀原下車
駐車場:有り(40台)
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江田島観光に絶対外せないのは、やはり「旧海軍」関連の遺跡や遺品を見学することでしょうか。
旧海軍兵学校を訪れる際は、見学の時間が決まっていること、自由行動はできないなどのルールがあるので、ご注意ください。事前に公式HPで、スケジュールを確認の上、お出かけくださいね。
ほかにも江田島では江田島オリーブファクトリーなども楽しめます。瀬戸内海を眺めながらのサイクリングもおすすめですよ。
2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/10更新)
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