ポルトガルは中世にヨーロッパ諸国に先駆けて航海に乗り出して、一時は世界の覇権を握りました。その歴史的な文化遺産は国土のいたるところに見られます。
一方で、ポップな色合いの街並みやアートな試みをしている地域も多くあり、新しいものと古いものが融合した独特の世界観を展開しています。
そこで、ポルトガルの一人旅におすすめのスポットを、北から首都リスボンに向かってご紹介します。
リスボンから南に270km、第二の都市ポルトから80kmほどの場所にある海岸線沿いの街が「コスタノヴァ」です。
ここには物語の世界に登場しそうなストライプの家が並びます。漁師が濃霧でも家を見つけやすいようにと、はっきりとした色で塗られたそうです。現在は海辺の小さな別荘となっています。
観光客の比較的少ないエリアなので、ひとり旅の醍醐味でもあるゆったりとした時間が過ごせますよ。
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町のいたるところで空から傘がぶら下がる『アンブレラ・スカイ・プロジェクト』で知られる「アゲタ」。リスボンから約260km、ポルトガル第2の都市ポルトから南へ約80kmに位置します。
夏の日差しが強まる毎年7〜9月の間、アゲタは色とりどりの傘が空にかかるアートな町並みに変身します。さらに、この時期には芸術祭が行われ、町中にアート作品も出没します。
ポップでキュートな景色が広がるので、一人旅でもテンションが上がります!
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リスボンから北東の内陸に向かって230kmほどいったところにあるのが「マルヴァオン村」です。
別名を『鷹の巣』と呼ばれるこの村は、高い岩山の上に立つ中世の要塞。村の中でも高台にあるマルヴァオン城の見張り台からは、遠くスペインまで見渡すことができます。
ここでしか見られない雄大な景色をひとり占めしちゃいましょう。
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リスボンから130km北上した「ナザレ」の町は素朴な雰囲気の漁師町です。
この町の女性たちは、現在も日常的に伝統衣装を身にまとっています。スカーフを巻いて、膝上丈のスカートにエプロンをした姿に、街の歴史と独自性を写し撮れそうです。
いまも伝統が守られ、穏やかな時間が流れるナザレを、一人旅なら暮らすように旅できますよ。
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リスボンから北に約120kmにあるバターリャの街。この町にある修道院は、ゴシック・マヌエル様式の傑作として世界遺産に登録されています。
教会内はため息が出るほど美しい、石灰岩でできたアイボリー色の、シンプルで天井の高い空間が広がります。そして、「王の回廊」にはレースのような繊細な装飾がアーチに施されています。
一人ならじっくりと静謐な空気に包まれて、心が洗われる時間を持てますね。
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ポルトガル王妃の直轄地であった「オビドス」。リスボンから南に約85km離れた小さな町は、その美しさから『谷間の真珠』とも称される、ポルトガルの人気観光地です。
白い壁に青と黄色のアクセントカラーが塗られた家が並ぶ通りは、まるでおとぎ話のような空間です。
オビドスにはお城を改装したポザータと呼ばれる宿泊施設があるので、王族気分で、ひとり優雅な一夜を過ごしてみてはいかがでしょう。
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リスボンから西に30kmほどいった「シントラ」という町には「レガレイラ宮殿」という建物があります。
改修を重ねた宮殿は、ゴシックやルネサンス、マヌエルなどの複数の様式が混ざり合った少し不気味な雰囲気を醸し出しています。
見どころの庭園は宇宙を表現した迷路のような造りになっていて、現実離れした世界観が味わえます。非日常の空間を一人、気ままに探検してみてください。
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ポルトガルの首都リスボンから北東に少し離れたところにある「国際公園」。最寄りはオリエント駅です。
背景に海のある珍しい水辺のロープウェイが走っており、夕暮れ時には幻想的な光景になります。
近くにはヨーロッパ最大の「リスボン水族館」があります。実は一人旅に水族館はおすすめ。自分のペースでじっくり海辺の生物たちを眺めながら、リラックスした時間を持てますよ。
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終着点は大航海時代の遺構が数多く残るリスボン。歴史地区と思われがちですが、カラフルでポップなスポットもたくさんあります。
サンタ・クララ広場の近くのカラフルなバケツスポットや、コメルシオ広場の色とりどりのトイレットペーパーが置かれたトイレなど、色彩豊かな景観が所々に見つかります。
坂を縫って古い街並みを走る路面電車など、ポルトガルらしい景色も併せ持った街なので、一人で散策していても飽きることがありません。
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ポルトガルの景色はどこをとっても絵になるといわれています。坂道が多いのもその一つの理由で、道の先の見晴らしがあることで散策をしていても単調に感じません。ただし、石畳の坂道はスニーカーなどの歩きやすい靴がマストです。たくさん歩けるように足元は軽快に決めてくださいね。
2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
トラベルjp 編集部
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