山形県・鶴岡市は、文化と芸術の薫り高い街。古くから文人や芸術家を数多く輩出してきました。街には白亜の洋館や風情漂う藩校などの貴重な歴史的建築物がたくさん遺されており、これらは小説の舞台、映画やドラマの撮影地として、たびたび取り上げられています。
今回は、そんな鶴岡の観光で、ぜひとも訪れていただきたいスポットをご紹介!インスタ映えスポットも目白押しです。
「鶴岡公園」は鶴岡駅から歩いて約15分。“日本さくら名所100選”にも選ばれた県内随一の桜の名所です。公園内や周辺には寺社・神社やレトロな洋館が数多く建ち並び、城下町としての風情を今なお保っています。車で訪れた場合は、公園の中央駐車場か西駐車場が便利。鶴岡散策の初めに、まずは公園とその周辺の和モダンな雰囲気をご堪能ください。
<基本情報>
住所:山形県鶴岡市馬場町4
電話番号:0235-25-2111
アクセス:鶴岡駅から車で約10分
鶴岡駅から庄内交通バス湯野浜温泉方面バスで致道博物館前下車すぐ
庄内空港から車で約20分
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鶴岡市の致道(ちどう)博物館とは、歴史的なものを含む7つの建物と1つの庭園を持つ敷地全体を指します。鶴岡公園の目の前にあり、広い敷地内は公園のように豊かな緑に包まれています。
その中でひときわ目を引くのが「旧西田川郡役所」。明治天皇の東北御巡幸の際に、御宿舎となった由緒ある建物です。ジブリファンの間では、映画『コクリコ坂から』に登場する重要な建物"カルチェラタン"のモデルではないかといわれています。
<基本情報>
住所:山形県鶴岡市家中新町10番18号
電話番号:0235-22-1199(公益法人 致道博物館)
アクセス:鶴岡駅から車で約10分
鶴岡駅から庄内交通バス湯野浜温泉方面バスで致道博物館前下車すぐ
庄内空港から車で約20分
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「旧鶴岡警察署庁舎」も致道博物館内にあるレトロな白亜の洋館。明治17年に別の場所に建てられたものを、昭和32年に現在の場所に移築しました。ルネサンス様式と日本古来の様式の双方を巧みに取り入れた建築は、見事の一言!四季折々の景色に白色の洋館が佇む様は、インスタ映えもバッチリです。
<基本情報>
住所:山形県鶴岡市家中新町10番18号
電話番号:0235-22-1199(公益法人 致道博物館)
アクセス:鶴岡駅から車で約10分
鶴岡駅から庄内交通バス湯野浜温泉方面バスで致道博物館前下車すぐ
庄内空港から車で約20分
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「鶴岡カトリック教会 天主堂」は、ロマネスク様式教会建築の傑作として国の重要文化財に指定されています。フランスの教会をイメージして建てられたといわれ、内部には国内唯一の"黒い聖母マリア"像が祀られています。赤いとんがり屋根は、鶴岡のシンボルとして長く愛されており、まるでおとぎ話やアニメの中に出てくるような愛らしい佇まいが魅力です。
<基本情報>
住所:山形県鶴岡市馬場町7-19
電話番号:0235-22-0292(鶴岡カトリック教会)
アクセス:鶴岡駅から湯野浜温泉方面バスで10分 市役所前下車 徒歩5分
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鶴岡市に残る藩校・致道館を訪れ「武士の一分」を!by Ise Shinkurou
地図を見る「庄内藩校 致道館」は、東北地方で唯一現存する藩校の建物。映画『蝉しぐれ』『花のお江戸の釣りバカ日誌』などの撮影地にもなりました。庄内藩主・酒井氏のお膝元で、徂徠学(そらいがく)と言われる孔子の教えを研究する学問を教えた珍しい学問所でもあります。堂々とした佇まいは、この藩校がいかに重要視されてきたかを物語っているようです。
<基本情報>
住所:山形県鶴岡市馬場町11-45
電話番号:0235-23-4672
アクセス:鶴岡駅から湯野浜温泉方面バスで約10分 市役所前下車 徒歩1分
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鶴岡公園内にある「大宝館」は、大正天皇の即位を記念して建てられたもの。1915年11月10日の大正天皇即位の日に開館しました。当時は1階が物産陳列場や図書館で、2階は会議室と食堂になっていました。現在は郷土人物の資料展示施設として、鶴岡が生んだ先人たちの資料を展示しています。冬の夜はライトアップされ、大正時代のハイカラさが更に際立ちます。
<基本情報>
住所:鶴岡市馬場町4-7(鶴岡公園内)
電話番号:0235-24-3266
アクセス:鶴岡駅から湯野浜温泉方面バスで10分 市役所前下車 徒歩2分
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「庄内映画村資料館」は、鶴岡市出身の作家・藤沢周平の文学『蝉しぐれ』の映画化がきっかけとなって誕生した資料館。藤沢周平原作の映画の庄内ロケ作品を中心に、さまざまな映画の資料が展示されています。有名作品の撮影現場やセットの数々が、まるごと館内に残されており、映画の世界に引き込まれるような感覚を感じられるスポットです。
<基本情報>
住所:山形県鶴岡市羽黒町松ヶ岡字松ヶ岡29 松ヶ岡開墾場 五番蚕室
電話番号:0235-62-2080
アクセス:JR鶴岡駅より車で約20分
庄内空港より車で約30分
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「スタジオセディック庄内オープンセット」は『るろうに剣心 京都大火編』『座頭市 THE LAST』『殿、利息でござる!』『超高速!参勤交代 リターンズ』など、数々の人気作品が撮影されている日本最大級のオープンセットです。自撮りすれば、まるで映画の中に飛び込んだような自分を撮影できますよ。
<基本情報>
住所:山形県鶴岡市羽黒町川代字東増川山102
電話番号:0235-62-4299
アクセス:鶴岡駅から車で約40分
庄内空港から車で約45分
※1. 見学期間は4月下旬〜11月下旬となっています。詳しくはスタジオセディック公式HPでご確認ください。
※2. グーグルマップ上では「庄内映画村オープンセット」という名称で表示されています(2018年12月現在)。
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加茂水族館だけじゃない!山形県鶴岡でフォトジェニック女子旅by おしみ ゆかり
地図を見る「加茂水族館」は、クラゲの研究と展示で世界的に名を馳せている大人気の水族館。東北地方の古い小さな水族館が、2012年にクラゲの研究で一躍脚光を浴びてギネスにも載った話は、あまりにも有名です。2014年の改築で作られたクラゲの大水槽はとっても神秘的でフォトジェニック。海中世界の神秘に身をゆだねてみませんか。
<基本情報>
住所:山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
電話番号:0235-33-3036
アクセス:鶴岡駅から車で約25分
鶴岡駅から庄内交通バス 湯野浜温泉行き(加茂経由)で約35分「加茂水族館」下車すぐ
庄内空港から車で約20分
山形自動車道 鶴岡ICより約15分
日本海東北自動車道 鶴岡西ICより約25分
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鶴岡には有名な温泉もたくさんあり、「湯田川温泉」は開湯1300年を誇ります。
中でもおすすめのお宿は、九兵衛旅館。藤沢周平が足しげく通い、藤沢にゆかりのある作家や映画監督、俳優や女優たちがこぞって宿泊していた旅館です。昔ながらの貸切風呂は、昭和40年代〜50年代に、大浴場に入りづらかった有名人や当時のアイドルもお忍びで集合して楽しんだとか。どんな有名人が利用したのかは、泊まってからのお楽しみに。
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鶴岡へのアクセスは空路が便利。最寄りの庄内空港へは羽田から定期便が往復それぞれ1日4便(2018年12月現在)飛んでおり、約1時間のフライトで到着します。
鶴岡市には、今回ご紹介した湯田川温泉のほか、湯野浜温泉、あつみ温泉もあり、温泉や宿泊にも事欠きません。冬期間は雪に見舞われますが、今回オススメしたスポットは雪景色もまた秀逸!冬季は時間に余裕を持ったスケジュールで、鶴岡の景色をお楽しみください。
※2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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