神戸と言えば、古くから海外との交易窓口として開かれ、山の手の異人館、極彩色の南京町など、随所に異国情緒を感じられる美しい港町です。さらに少し足を伸ばせば日本三名泉の温泉も！
そんな神戸を一人でじっくり楽しむ、現地までのアクセスを除いた1泊2日のモデルコースをご紹介します。初日は新神戸駅から出発して、山の手の異人館から徐々に海へ。2日目は有馬温泉も楽しむ欲張りコースです。
神戸に来たら異人館巡りはマスト！新神戸駅から徒歩10分足らずで、最寄りの異人館に到着できます。
「北野異人館街」は、江戸末期に日本が鎖国を解き多くの外国人を迎えることになったとき、外国人の居留地として整備された場所。明治～大正期の洋館が多く残っており、散策するだけで異国気分が味わえます。たくさんの洋館があるので、時間と興味により、じっくり回ることも、人気の高い異人館だけをチョイスして見ることもできます。お得なセット券もあるので、あらかじめ下調べをして、見る場所を決めておくことをおすすめします。
＜基本情報＞
アクセス：JR新神戸駅から徒歩約10分
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異人館で優雅な気分に浸ったら、その気分のまま、神戸牛ランチはいかがでしょう？ 神戸はリーズナブルなものからちょっと高級なものまで、様々なグルメが楽しめる街。贅沢なものもランチならお得に味わえます。
今、海外からもアツい視線を浴びている神戸牛（神戸ビーフ）。口の中でとろける甘みのある神戸牛は、観光客だけではなく地元の人々からも愛される味です。こだわりの食材を使った三宮「志ん」のランチは驚きのコスパの良さ。そのお値段と品質とのギャップを体験してみてください。
＜基本情報＞
住所：神戸市中央区北長狭通2丁目10-12 SEIGYOビル2Ｆ
電話番号：078-391-4588
アクセス：北野異人館街から徒歩約15分
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「志ん」からさらに海に向かって「旧居留地」へ。「旧居留地」は正式には「神戸旧外国人居留地」といい、北東の端は三宮駅から海側に続く大きな道路(フラワーロード)の神戸市役所辺り、北西の端は大丸神戸店、南端は海までというエリア。立派な近代洋風建築が立ち並び、まるで日本じゃないような独特の雰囲気です。
＜基本情報＞
アクセス：「志ん」から徒歩約5分
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神戸はスイーツの街。旧居留地にも絶品スイーツのお店がいっぱいです。そのうち2軒をご紹介します。散策の休息はぜひ、お洒落な神戸スイーツとともに。
【PATISSERIE TOOTH TOOTH 本店】
いくたロード沿いにある「PATISSERIE TOOTH TOOTH 本店」の“ガトーバリエ・セゾン”は、自慢のケーキを盛り合わせたここでしか味わえない贅沢な一品。しかも、写真映えもバッチリです。季節によって変わる内容もお楽しみに。
＜基本情報＞
住所：神戸市中央区三宮町1-4-11 ラティス三宮１F/2F
電話番号：078-334-1350
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【ユーハイム神戸元町本店】
様々なバウムクーヘン専門店がある中、元祖と言われているのが「ユーハイム」です。1923年に神戸元町で誕生してから100年もの歴史があるユーハイムのバウムクーヘンですが、本店では、一番美味しいといわれる切り立てバウムクーヘンを食べることができます。本店限定のショートケーキも絶品です。
＜基本情報＞
住所：神戸市中央区元町通1-4-13
電話番号：078-333-6868
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「南京町」は日本三大中華街の1つ。鮮やかな色彩の建物が並び、中華料理のお店だけでなく、食材や雑貨が所狭しと並ぶお店など、食べ歩きのほか、眺めるだけでも楽しめます。神戸の「南京町」は横浜の中華街と比べるとかなりコンパクトで、東西に約200m、南北に100mほど。意外にさくっと見て回れます。
＜基本情報＞
アクセス：旧居留地から徒歩約5分
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南京町からさらに海へ。神戸のもう一つの顔、ベイエリアに行きましょう。
港町・神戸を代表する景観と言えば高さ108mの神戸ポートタワー。そのポートタワーを有するウォーターフロント緑地が、神戸開港120年に合わせて1987年に完成した「メリケンパーク」です。ここにはたくさんの見所やインスタ映えスポットが待っています。
＜基本情報＞
アクセス：南京町から徒歩約10分
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メリケンパークは夜景スポットとしても有名ですが、夜景を見るなら、対岸にある「神戸ハーバーランドumie」がおススメ。お洒落な複合商業施設でショップやカフェもたくさん入っているので、買い物や食事にも便利です。
＜基本情報＞
住所：神戸市中央区東川崎町1丁目7番2号
電話番号：078-382-7100
アクセス：メリケンパークから徒歩約5分
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ベイエリアにもホテルはたくさんありますが、ちょっと豪華でファミリーやカップル向き。一人旅なら交通の便が良く、繁華街の三宮周辺が便利です。おすすめの3軒をご紹介します。
なお、ハーバーランドから三宮までは、JRで神戸駅から三ノ宮駅まで行くか、地下鉄のハーバーランド駅から三宮・花時計前駅へ。所要時間はどちらも約4分と変わりませんので、ホテルまでの距離で利用する路線を決めるとよいでしょう。
【コンフォートホテル神戸三宮】
安心・清潔・駅チカの「コンフォートホテル神戸三宮」は2018年9月オープンの新しいホテル。立地の良さと快適さが魅力です。無料朝食も付き、コスパも良好。無料で利用できるライブラリーカフェがあり、部屋のモニターはテレビだけでなく館内情報も見られるなど、快適に過ごせる工夫がたくさんです。
アクセス：JR三ノ宮駅から徒歩約5分
地下鉄三宮・花時計前駅から徒歩約8分
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【ホテルケーニヒスクローネ神戸】
「ホテルケーニヒスクローネ神戸」は洋菓子屋さんが作ったホテル。朝食にケーキが食べ放題です。でもお菓子だけじゃなく焼き立てパンも種類が豊富でどれも極上の味わい。お部屋も可愛い“くまポチ”のキャラクターグッズがいっぱいでまるで童話の世界です。なお、このホテルの場合は地下鉄旧居留地・大丸前駅が最寄り駅となります。
アクセス：JR三ノ宮駅から徒歩約10分
地下鉄旧居留地・大丸前駅から徒歩約2分
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【神戸三宮東急REIホテル】
神戸は洋菓子のほか、パンがおいしいことでも有名です。いろんなパンを食べ比べしたいという人におススメするのが「神戸三宮東急REIホテル」。朝食では神戸で人気のパンが食べ比べできるほか、キッチンで毎朝焼き上げるクロワッサンも絶品！ 客室はシングルでもセミダブルベッドが導入されているので、ゆったりと過ごせます。
アクセス：JR三ノ宮駅から徒歩約2分
地下鉄三宮・花時計前駅から徒歩約5分
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2日目は有馬温泉に足を伸ばしてみましょう。三宮から有馬温泉へは、三宮から地下鉄に乗り谷上駅で神戸電鉄に乗り換え、さらに有馬口駅で乗り換えて有馬温泉駅へ。所要約30分ですが、乗り換えが面倒な方は、直通バス「有馬エクスプレス号」（所要約30分）の利用がおすすめです。
古くは日本書紀にも登場し、日本最古の温泉とも呼ばれ親しまれてきた有馬温泉。金泉と銀泉の二種類のお湯がありますが、どちらも公衆浴場で気軽に楽しむことができます。まずは「金の湯」で、濃いオレンジの湯を体験してみてください。
写真提供：有馬本温泉 金の湯
＜基本情報＞
住所：神戸市北区有馬町833
電話番号：078-904-0680
アクセス：有馬温泉駅から徒歩約5分
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有馬温泉は、古くからの温泉街らしい情緒ある家並みも魅力です。散策しながら、その土地ならではのものをちょっとつまんでみるのも楽しいですよ。「湯本坂」には、有馬サイダーてっぽう水をはじめ、手軽に楽しめる“有馬グルメ”がたくさん。ちなみに温泉は、空腹や満腹での入浴は避けたほうが無難。ちょっとつまめる食べ歩きは、食べ過ぎないためにもちょうどいいですよ。 この写真の記事を見る ≫
有馬温泉のもう一つの公衆浴場「銀の湯」にもぜひ浸かっていきましょう。こちらは温泉街からは少し外れて坂の途中にあり、ちょうど有馬山温泉寺、極楽寺、念仏寺と参拝しながら坂を登っていくと見つかります。「銀の湯」のお湯は炭酸泉とラジウム泉の混合。無色透明のお湯でよく温まりますが、湯上りはさっぱりと爽快感が味わえます。ここにはミストサウナやジャグジーといった設備も整っています。
＜基本情報＞
住所：神戸市北区有馬町1039-1
電話番号：078-904-0256
アクセス：金の湯から徒歩約3分
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有馬温泉も満喫したら、そろそろ神戸ともお別れ。新神戸駅へ向かいます。来た時と同じルートで、有馬温泉駅から神戸電鉄に乗り、有馬口で乗り換えて谷上駅へ。そこから北神急行電鉄に乗り換えて新神戸駅へ（所要約30分）。また乗り換えなしのバスの便もあります（所要約40分）。
お土産の買い忘れがあれば、新神戸駅でチェックを。最後の最後まで神戸を満喫して、心残りなく旅を終えてください。
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北側を山に、南側を海に挟まれた神戸市は東西に延びた町で、北の山の手異人館街から南のベイエリアまでは、歩いても1時間足らず。このエリアの中に、西欧テイストから中華に和風、古いものから最先端のものまで、ギュッと詰まっているのです。そんな神戸の魅力を、1泊2日でじっくり感じてみてくださいね。
2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/19更新)
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