九州で温泉といえば、別府や湯布院のある大分、指宿のある鹿児島などが思い浮かびますが、阿蘇山を有する自然豊かな熊本にも名湯がたくさんあります。実は熊本県内は、100ヶ所以上の温泉が点在する温泉天国でもあるのです。
今回はトラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、熊本のおすすめ温泉をご紹介します。風情ある温泉街や絶景自慢、地熱を利用した料理が名物の温泉など、個性豊かな温泉が楽しめますよ!
熊本県の阿蘇山の麓、大分県との県境の南小国町にある「黒川温泉」は、江戸時代に開湯されました。かつては秘湯といわれ、ひなびた温泉地でしたが、いまや全国区の人気温泉地に。町にはビル形式の建物はなく、建物や看板なども黒色や茶色で統一され、情緒あふれる景観を保っています。すべての宿泊施設と里山の風景を一つの旅館としてとらえる“黒川温泉一旅館”をコンセプトとし、道は廊下、温泉もお宿も一つの大きな旅館の中にあると捉えています。
もうひとつ黒川温泉を象徴するのが30軒近い旅館の露天風呂のなかから3か所に入浴できる“入湯手形”です。温泉街での食べ歩きも楽しみながら趣の異なる露天風呂を心行くまで堪能しましょう。冬の風物詩であるイルミネーションイベント“湯あかり”での幻想的な風景も見ものです。
<基本情報>
住所:熊本県阿蘇郡南小国町満願寺
アクセス:
【電車】熊本駅からバスで約180分
【車】熊本ICから車で約90分
泉質:単純温泉、硫黄泉、塩化物泉、硫酸塩泉、炭酸水素塩泉、含鉄泉、酸性泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、慢性消化器病、高血圧、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、糖尿病、肝臓病、痔疾、慢性婦人病、美肌など
宿泊施設数:30
特徴:露天風呂めぐりの入湯手形をきっかけに全国区の人気を誇る温泉地へ。全部で7種類の泉質が湧き出ているため、泉質の違うお宿の露天風呂巡りもおすすめ。
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熊本を代表する温泉地である「山鹿温泉」は、全国屈指の温泉湧出量を誇り、ぬる湯で知られる名湯。アルカリ性単純温泉のお湯はとても滑らかな肌触りで、“乙女の柔肌”と称される美人湯としても有名です。貸切で利用する“家族湯”は山鹿温泉が発祥と言われていて、貸切で利用できる施設も多くあります。温泉旅館のほか、日帰り入浴施設も充実し温泉街の中心部に建つ“さくら湯”や、湯の端公園の一角にある足湯なども気軽に利用できます。
いにしえの浪漫を感じさせる街並みも魅力的で、とりわけ、江戸時代から山鹿の中心として栄えてきた豊前街道がその代表格。国指定重要文化財の八千代座をはじめ、お土産や和スイーツなどを頂ける店舗が立ち並び、いかにも歴史ある温泉地らしい楽しい雰囲気に包まれます。
<基本情報>
住所:熊本県山鹿市山鹿
アクセス:
【電車】JR新玉名駅からバスで約50分
【車】菊水ICから車で約15分
泉質:単純温泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進など
宿泊施設数:14
特徴:平安時代に書かれた『和名抄』に温泉郷として記されていたという1000年以上の歴史ある名湯。“山鹿千軒タライなし”と唄われるくらい、豊富な湯量を誇ります。
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「阿蘇内牧温泉」は阿蘇山の麓に位置する阿蘇温泉郷のなかで最も大きく、広い範囲に多くの源泉と温泉施設があります。宿泊施設の数も多いため、立地を活かした絶景展望風呂のある宿、料理自慢の宿など、個性もさまざま。夏目漱石や与謝野鉄幹・晶子などの文豪が愛好したことでも知られています。“町湯”と呼ばれる公衆浴場にも源泉かけ流ししているところが多く、各施設ごとに温度や色も特徴があるため湯めぐりも充実したものになるでしょう。
大観峰や草千里ヶ浜など雄大な景色が広がる阿蘇はドライブ旅行に最適なエリア。大自然を感じられるアクティビティも豊富です。たっぷり遊んだ後は効能豊かな温泉に癒されましょう。
<基本情報>
住所:熊本県阿蘇市内牧
アクセス:
【電車】JR阿蘇駅からバスで約15分
【車】熊本ICから車で約60分
泉質:硫酸塩泉、単純温泉、炭酸水素塩泉など
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、皮ふ病、打ち身、慢性消化器病、動脈硬化症、慢性婦人病など
宿泊施設数:約20
特徴:100年以上の歴史を持ち、文豪からも愛された温泉地。源泉の数が豊富でかけ流しの湯を堪能できるお宿も多く、美肌の湯を自慢とするところも。
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熊本県と大分県の県境にある「杖立温泉」。その歴史は古く、1800年前にさかのぼると言われています。「杖立温泉」の特徴は、その高温の温泉を活かした“蒸し湯”と呼ばれるサウナが温泉そのものより古くから発達したことです。温め効果・美肌効果抜群の蒸し湯は現代でも受け継がれており、“neo湯治”として再び脚光を集めています。
山あいを流れる杖立川沿いに温泉宿が立ち並び、いたるところから湯けむりが立ち上る様子はどこか昭和レトロ。昔懐かしい共同浴場や細い路地裏も風情があります。また今では各地で見られる春の風物詩、鯉のぼり祭りはここ杖立温泉が発祥とされています。
創業330年のつえたて温泉 ひぜんやは杖立温泉を代表する大型旅館。敷地内には11本もの源泉を持ち、4つの温泉施設で天然温泉を堪能できます。
<基本情報>
住所:熊本県阿蘇郡小国町
アクセス:
【電車】JR日田駅からバスで約40分
【車】日田ICから車で約50分
泉質:単純温泉、塩化物泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、切り傷、美肌など
宿泊施設数:18
特徴:1800年の歴史を誇る弘法大師にもゆかりのある名湯です。町の26カ所に源泉が点在し、源泉温度は約98℃と高温。湯治はもちろん美肌を求める女性にも人気の温泉地です。いろんなお店が販売する杖立プリンが名物。
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わいた温泉郷は小国富士とも呼ばれる涌蓋山(わいたさん)の麓に広がり、山川温泉・岳の湯温泉・はげの湯温泉・地獄谷温泉・麻生釣温泉・鈴ケ谷温泉の6ケ所の温泉地があります。
その1つ「はげの湯温泉」は標高約800mの緑豊かな里山にある温泉地。大自然に囲まれ、夜になれば頭上には満天の星が広がります。泉質は硫黄泉や塩化物泉などで、源泉は90℃以上と高温。地熱を利用した“地獄蒸し“料理も楽しめます。
4つの宿泊施設と日帰り入浴施設があり、旅館 山翠の混浴露天風呂からは阿蘇外輪山が一望できます(湯あみ着または水着を着用)。豊富な山の幸にくわえ、天草の海の幸を味わえるのも魅力です。はげの湯温泉の一番高台に位置し、運が良ければ雲海を見られることも。
<基本情報>
住所:熊本県阿蘇郡小国町西里はげの湯
アクセス:
【電車】JR日田駅または阿蘇駅からバスで杖立温泉を経由
【車】九重ICから車で約40分
泉質:塩化物泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性など
宿泊施設数:4
特徴:九重連山のひとつである涌蓋山西麓にある温泉地。山の斜面に建つ温泉宿からの眺めは最高。
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俳人・種田山頭火が訪れ“一生動きたくないのだが…”と日記に記したことで知られる「日奈久温泉」。開湯は室町初期とされ、江戸時代には熊本藩・細川家の藩営となり、島津家が参勤交代に通行する薩摩街道が貫くことから、島津氏も利用していた由緒ある温泉です。
八代海に臨み、風光と海の幸に恵まれた古湯。小ぢんまりとした温泉街に今もなお、昔ながらの和風旅館が軒を連ねています。 通りには、名物の日奈久焼ちくわを売る店や竹細工を売る店、飲食店もひしめきます。ノスタルジーの漂う町並みは歩くだけでも楽しいです。
創業が古く趣深い宿の多く残る日奈久温泉にあって、その代表格となるのが明治43(1910)年創業の金波楼。現存の旅館建築の中でも最大規模を誇り、銘木を用いた数寄屋造りの意匠が国登録有形文化財になっています。
<基本情報>
住所:熊本県八代市日奈久
アクセス:
【電車】肥薩おれんじ鉄道日奈久温泉駅から徒歩
【車】日奈久ICから車で約5分
泉質:単純温泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、切り傷、美肌など
宿泊施設数:約15
特徴:開湯は1409年。浜田六郎という若者の夢の中でお告げがあり、言われた場所を掘ってみると温泉が湧きだしたという伝説が残っています。飲泉も可能で、飲泉所が設置されているところもあります。
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熊本県人吉市の「人吉温泉」は、球磨川沿いに広がる温泉地です。温泉旅館はそれぞれに温泉に趣向を凝らしており、球磨川沿いに建つ旅館の露天風呂からは季節ごとの風景を楽しめます。令和2年7月の豪雨では大きな被害を受けましたがリニューアルオープンを行い、モダンに生まれ変わって再出発する旅館などもあり、被災しながらも逞しくよみがえりつつある温泉地です。
九州の小京都とも言われる城下町の街並みが今も残り、国宝の青井阿蘇神社や国指定史跡の人吉城址などの歴史的文化遺産も数多く現存。球磨川の雄大な自然を船上から堪能できる球磨川くだりやラフティングなどのアクティビティを楽しめるのも魅力。球磨川の上流で採れるアユや球磨焼酎などもあわせて満喫したい人吉の名物です。
<基本情報>
住所:熊本県人吉市
アクセス:
【電車】JR人吉駅から徒歩
【車】人吉ICから車で約5分
泉質:炭酸水素塩泉、塩化物泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛など
宿泊施設数:約10
特徴:明治末から本格的に開発された温泉で、およそ50もの泉源をもちます。泉質は、中性ないし弱アルカリ性単純泉、ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉の2つ。美人の湯としても知られています。
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熊本県玉名市郊外の田園地帯に、約1300年前よりこんこんと湧く温泉があります。それが、「玉名温泉」。菊池川温泉郷の一番下流に位置する歴史ある名湯です。白鷺が傷を癒すのを見て温泉を発見した疋野長者の伝説が伝わり、全国各地にその痕跡を残した放浪の俳人・種田山頭火も、玉名温泉には何度も訪れています。九州新幹線の新玉名駅からアクセスしやすいのもうれしいポイント。
ホテルしらさぎは白鷺伝説を彷彿とさせる玉名温泉の老舗旅館。歴史ある玉名温泉郷の疋野神社のすぐそばに1956年、創業しました。和風呂、洋風呂の2種の大浴場があり、噴水のように温泉が湧き出ています。自家源泉、かけ流し・一部循環式のラドンを含む温泉はお肌しっとり、保温効果があります。西日本最大級の温泉リゾート、つかさの湯でも源泉かけ流しの湯を堪能できます。
<基本情報>
住所:熊本県玉名市
アクセス:
【電車】JR玉名駅から車で約10分
【車】菊水ICから車で約15分
泉質:単純温泉、ラジウム泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、痔疾など
宿泊施設数:約10
特徴:1300年以上湧き出る温泉地で、かつては立願寺温泉と呼ばれていました。泉質は弱アルカリ性のラジウム単純温泉で、美人の湯と言われています。
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熊本県上天草市にある「松島温泉」は、雲仙・天草国立公園内にあります。“日本三大松島”の1つである松島町にあり、風光明媚なことで知られています。1980年代に開湯した新しい温泉ですが、絶景露天風呂をもつ宿泊施設もあり、温泉と景色と海の幸の3つを楽しめることが人気になっています。
天草 天空の船は、天空に浮かぶ贅沢な豪華客船のようなホテルです。テラスやレストランからの眺めは抜群。ホテルが建っている場所は、天草五橋こと天草パールラインを一望できる松島展望台のすぐ横で、贅沢な休日を満喫。ほかにも眺望自慢のお宿が多いので、美しい景色を前に過ごしたい方にピッタリ。泉質はナトリウム塩化物泉。肌がすべすべになる美肌の湯です。
<基本情報>
住所:熊本県上天草市松島町合津
アクセス:
【電車】JR熊本駅からバスで約90分
【車】松橋ICから車で約60分
泉質:塩化物泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、婦人病など
宿泊施設数:約10
特徴:海に浮かぶ島々を眺められる風光明媚な温泉地。1980年開湯と歴史の浅い温泉ですが、まろやかなお湯は美人温泉と呼ばれています。特に夕日の時間が美しく宿泊して堪能したい温泉です。
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熊本最南端、鹿児島県との県境にある熊本県水俣市にある「湯の鶴温泉」は、市街地から8kmほどの山あいにあり、奥水俣の山の湯とも称されています。今から遡ること700年前、傷ついた鶴が湯浴みによりキズを治したことからこの名が付きました。幕末期に坂本龍馬も訪れたといわれ、明治10年の西南の役では政府軍も入浴したという温泉で、新・日本百名湯にも選ばれた癒しの湯です。山間に静かに佇む温泉街は、まさに秘湯といった雰囲気。
湯の鶴温泉で最も歴史がある温泉旅館だった四浦屋本店を大改修してリニューアルオープンした温泉付きゲストハウス“Tojiya”は大正、明治という古き良き時代を感じさせる和と現代的なデザインが融合したモダンな空間。24時間源泉100%かけ流しに入浴自由にもかかわらずリーズナブルに滞在できると人気になっています。
<基本情報>
住所:熊本県水俣市湯出
アクセス:
【電車】JR水俣駅からバスで約40分
【車】水俣ICから車で約15分
泉質:硫黄泉
効能:リウマチ、筋肉痛など
宿泊施設数:5
特徴:開湯700年以上。古くから湯治場として愛されてきた自然の中にある温泉地。都会の喧騒を離れ、静かに過ごすことができます。無色透明のきれいな湯は硫黄成分も含まれトロトロとした浴感です。
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「菊池温泉」は熊本県北部の菊池市にある温泉です。森林浴の森百選や水源の森百選に選定される菊池渓谷の下流に湧く温泉で、遊歩道の散策と合わせて訪れるのがおすすめ。新緑や紅葉の時期は特に美しい景色を見られます。周辺には戦国武将であった菊池一族にまつわる史跡が多く現存し、15代当主の菊池武光公騎馬像や平安時代から450年にわたって栄えた城下町巡りなど歴史を感じる街歩きも人気です。
自家源泉を持つお宿が多く、源泉温度が42〜46度と適温のため、加水・加温せずかけ流ししているお宿が多いのも特徴。立ち寄り湯(日帰り温泉)に対応しているお宿を巡るなら“周湯券”の購入がお得です。歴史・自然・温泉を思いきり堪能できる温泉地です。
<基本情報>
住所:熊本県菊池市隈府
アクセス:
【電車】JR熊本駅からバスで約70分
【車】植木ICから車で約30分
泉質:単純温泉
効能:神経痛、関節痛、筋肉痛、疲労回復、美肌、美容など
宿泊施設数:約10
特徴:1954年に開湯した温泉は美肌成分であるメタケイ酸を多く含み、湯上り後は乙女の肌のようにしっとりすると評判です。源泉はおよそ30カ所、自家源泉を持つお宿も多く町をあげて源泉かけ流しにこだわっています。
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「平山温泉」(熊本県山鹿市)は約1300年の歴史がある由緒ある温泉地。周囲は閑静な田園地帯ですがツルツル肌触りの美人湯と各メディアに取り上げられ、現在は隣接する熊本市や福岡県をはじめ、日本各地からも温泉愛好家が集まる九州屈指の人気温泉地の一つとなっています。大自然に囲まれたのどかな里山の風景も魅力で、菜の花やホタル、紅葉など季節ごとの魅力もたくさん。
多くの施設が自家源泉のかけ流しです。離れタイプのお宿も多く、静かな環境でプライベートな温泉を堪能したい方にもピッタリ。日帰り入浴施設も多数あり、地元に愛される共同湯から一般向けの公衆浴場、家族湯など施設の選択肢も多彩なため湯めぐりの醍醐味を味わえる温泉通も納得の温泉地です。
<基本情報>
住所:熊本県山鹿市平山
アクセス:
【電車】JR新大牟田駅からバスで約45分
【車】南関ICから車で約25分
泉質:単純温泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、硫黄泉
効能:リウマチ、神経痛、神経炎、アトピー性皮膚炎、外傷性障害の後療法、骨及び関節などの運動障害など
宿泊施設数:13
特徴:1300年以上の歴史を誇る温泉地。山鹿温泉の奥座敷として古くから親しまれてきました。アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患への効能が期待され、戦国武将の加藤清正公もあせもを治したと伝わっています。
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「下田温泉」は約120の島々からなる天草諸島の西海岸に位置する温泉地です。国の名勝及び天然記念物に指定される妙見浦をはじめ、下田温泉近くの海岸からは風光明媚な景色が広がります。日本の夕日百選に選ばれた東シナ海に沈む美しい夕日も必見ですよ。
与謝野鉄幹が4人の文学青年を連れて九州西部を旅行して投稿した、紀行文『五足の靴』の足跡をたどるのもおすすめ。天草随一の景勝地や温泉を堪能するとともに、天草のキリシタン文化に触れることができます。
源泉温度は約50℃と高温ですが、運ばれるうちに適温になるため源泉かけ流しの施設が多いです。熊本の中でも3つしかない国民保養温泉地のひとつ。“五足の湯”は気軽に利用できる無料の足湯スポットで、こちらも源泉かけ流し!
<基本情報>
住所:熊本県天草市天草町下田
アクセス:
【電車】JR三角駅からバスで約120分
【車】松橋ICから車で約120分
泉質:炭酸水素塩泉、塩化物泉
効能:神経痛、疲労、冷え性、皮膚病など
宿泊施設数:約10
特徴:約800年前、一羽の白鷺が傷を癒していたことから発見されたと伝わる温泉です。別名“白鷺温泉”とも言われ、日帰り入浴施設の白鷺館では源泉かけ流しの温泉を堪能できます。
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熊本県で人気の黒川温泉から車で約5分の場所にあるのが、昭和50年(1975年)開湯といわれる「小田温泉」です。黒川温泉のような賑わいはありませんが、長閑な田園風景が広がる山里に趣のある宿がぽつぽつと点在する穴場的な温泉地。お部屋が独立した離れタイプのお宿が多く、豊かな自然の中で過ごす家族だけの時間、二人だけの時間、もちろん一人だけの時間を存分に楽しめます。
四季の里はなむらは、大きな露天風呂や、趣のある広い談話室を持ち、全室離れの各部屋には温泉が引かれています。食事処は個室形式で、プライベート感あふれる贅沢なひとときを過ごすにはうってつけ!大きな岩をくりぬいて作った洞窟風呂は、ワイルドな秘湯ムードが醸し出されています。
<基本情報>
住所:熊本県阿蘇郡南小国町
アクセス:
【電車】JR日田駅から車で約60分
【車】日田ICから車で約90分
泉質:塩化物泉
効能:神経痛、筋肉痛、ねんざ、婦人病、冷え性、動脈硬化、痔疾など
宿泊施設数:約10
特徴:阿蘇の山間部、黒川温泉近くの閑静な温泉地。自然と調和するようなお宿に癒されます。天然の保湿成分と言われるメタケイ酸を多く含み、角質の除去などが期待されます。
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提供元:写真AC
https://www.photo-ac.com/「植木温泉」は熊本県北部にある温泉地。開湯130周年を迎えますが、古くは“平島温泉”と呼ばれていました。10数軒ある湯宿は、それぞれが異なる泉質を持っているため温泉の入り比べを楽しむこともできます。家族湯や日帰り入浴施設が多いのも特徴です。夏には納涼花火大会が開催され、約5000発の花火が夏の夜空を彩ります。
植木町にある田原坂は明治10年に起きた西南戦争の最大の激戦地でした。坂を上りきった先は、田原坂公園として整備されています。傍らには熊本市田原坂西南戦争資料館があり、西南戦争について詳しく知ることのできるスポットとなっています。
<基本情報>
住所:熊本県熊本市北区植木町
アクセス:
【電車】植木駅からタクシーで約20分
【車】植木ICから車で約6分
泉質:単純温泉
効能:神経痛、関節痛、婦人病、冷え性、皮膚病、美肌など
宿泊施設数:約10
特徴:熊本市の奥座敷ののどかな温泉。お湯がまとわりつくような、とろとろとした泉質が特徴でクレンジング効果や保湿効果が高いとされています。温泉街には温泉ソムリエが常駐しているので、温泉の正しい入浴方法など気になることを聞いてみてもいいですね。
海と山、どちらの自然にも恵まれ、風光明媚なスポットも多い熊本県。温泉にも恵まれ、源泉かけ流しの湯を堪能できる温泉地も多いです。泉質も多彩なので旅館に宿泊してゆっくりするのはもちろん、共同浴場や家族湯を利用して湯めぐりするのもおすすめです。
雄大な阿蘇や、美しい天草の海など、恵まれた自然の中でゆっくりと温泉に浸かる贅沢な時間をお過ごしください。
2025年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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