江戸情緒を残す木曽のおすすめ観光スポット5選

江戸情緒を残す木曽のおすすめ観光スポット5選

更新日:2019/01/21 14:42

トラベルjp 編集部のプロフィール写真 トラベルjp 編集部

江戸と京都を結ぶ五街道のひとつ“中山道”が通っていた木曽路。飛騨山脈と木曽山脈に挟まれる山底を縫うように11の宿場が点在します。

現在もかつての町並みが往時のままに残り、江戸の風情が感じられる木曽エリアは人気上昇中の観光スポットです。石畳や黒塀の家屋など武士の時代の名残が感じられるとあって、外国人観光客もひきつけてやみません。

そんな木曽の観光スポット5選をご紹介します。

1.奈良井宿

1.奈良井宿
和山 光一

木曽屈指の宿場町から鳥居峠越え!中山道奈良井宿〜薮原宿を歩くby 和山 光一

木曽路の北から2番目に位置する「奈良井宿」。

難所の鳥居峠の手前にあって標高940mに位置します。峠越えに備える多くの旅人たちが立ち寄ったため大変栄えました。

現在の奈良井宿は天保8年(1837)の火災後に再建された町並みをほぼそのまま残したものです。シンボルともいえる太鼓型の木曽の大橋を渡ると、江戸と錯覚するような町並みが広がります。行灯がかかる旅籠と奈良井宿独特の屋根が張り出した“出梁造り”がノスタルジーを誘う宿場町です。

<基本情報>
住所:長野県塩尻市奈良井
アクセス:奈良井駅から徒歩約4分 この写真の記事を見る ≫

2.義仲館

2.義仲館
和山 光一

木曽義仲伝説を秘めた古寺の桜も!木曽路に名残の花が咲くby 和山 光一

木曽義仲といえば、平家物語に登場する武将として記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。

JR宮ノ越駅から徒歩約5分の「義仲館」は勇ましい義仲と巴御前の銅像を正面に据えており、館内には波乱万丈の義仲の生涯をわかりやすく解説した展示が並びます。

<基本情報>
住所:長野県木曽郡木曽町日義290-1
電話番号:0264-26-2035
アクセス:JR宮ノ越駅から徒歩約5分 この写真の記事を見る ≫

3.日照山 徳音寺

3.日照山 徳音寺
和山 光一

木曽義仲伝説を秘めた古寺の桜も!木曽路に名残の花が咲くby 和山 光一

義仲館の斜め向かいに位置するのが、「日照山 徳音寺」。裏手に義仲とその家族の墓が静かにたたずむ閑静な寺です。その参道には桜の中では早咲きとして知られる彼岸桜が植えられており、満開のころには義仲を偲んでいるようにも思われます。 この写真の記事を見る ≫

4.萬松山 興禅寺

4.萬松山 興禅寺
和山 光一

木曽義仲伝説を秘めた古寺の桜も!木曽路に名残の花が咲くby 和山 光一

同じく木曽義仲ゆかりの寺が、「萬松山 興禅寺」です。

興禅寺の観音堂の傍らに枝を伸ばしたシダレザクラ。これは義仲の手によって植えられた桜の2代目(1代目が焼失した後に根から芽吹いた)といわれています。この推定樹齢90年、幹の直径221pの見事な桜は“興禅寺の時雨桜”と呼ばれ、大切にされています。

こちらの寺にはほかにも枯山水の石庭や“万松庭”という池泉観賞式庭園といった見どころがあり、桜の季節以外でも楽しめます。

<基本情報>
住所:木曽郡木曽町福島5659
電話番号:0264-22-2428
アクセス:JR木曽福島駅から徒歩20分、または車5分 この写真の記事を見る ≫

5.妻籠宿

5.妻籠宿
伊都 をかし

楽ちん!歴史ロマンハイキング・中山道「馬籠峠〜妻籠」by 伊都 をかし

木曽路の北から10番目に位置するのが「妻籠宿」。JR南木曽駅から約3.6kmの距離の山間にある宿場町です。

参勤交代に使われた東海道に対して、お輿入れによく使われた中山道は徳川15代将軍に嫁いだ皇女和宮も通った道のりです。妻籠宿は江戸時代と変わらない町並みが残っていて、店先には木製の看板や行灯がかかり、暖簾からひょっこり侍が出てきてもおかしくない風情があります。

現在ではお土産屋さんや飲食店が古い建物に入っているので、ぜひ立ち寄ってみてください。

<基本情報>
住所:長野県木曽郡南木曽町吾妻2159-2 この写真の記事を見る ≫

6.馬籠宿

6.馬籠宿
和山 光一

馬籠峠越え!石畳が残る歴史の古道・中山道木曽路の馬籠宿〜妻籠宿を歩くby 和山 光一

木曽路11番目の「馬籠宿」はJR中津川駅から約12km離れた山間に立地します。妻籠から馬籠の峠を越える道中は、近年外国人も含む観光客で大変な賑わいを見せる人気のハイキングコースです。

そんな馬籠の街道は山の尾根に沿って建てられており、その両側に石垣を組んで屋敷を置いた坂のある町並みが特徴です。

急斜面の土砂をとどめるために、木曽石と御影石を敷き詰めた石畳の街道には、軒の低い格子造りの木造の店が600mにわたって続きます。作家島崎藤村が生まれ、小説『夜明け前』の舞台としたのもこの宿場町です。

<基本情報>
住所:岐阜県中津川市馬籠4300-1 この写真の記事を見る ≫

木曽の観光はここで決まり!

中山道が通る木曽エリアのおすすめスポット5選を、東の奈良井宿から西の馬籠までご紹介しました。

山脈の間を縫うように通った険しい山道のオアシスであったスポットは、昔懐かしく、ゆったりとした温かい雰囲気があります。

ぜひとも訪れて、悠久の歴史を感じてみてくださいね。

2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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