「国境のトンネルを抜けると雪国であった」の有名な書き出しで始まる、川端康成の小説『雪国』。小説の舞台となっているのが新潟県の越後湯沢温泉です。首都圏からのアクセスも良く、雪国のリゾート温泉地として知られています。越後湯沢温泉にはリーズナブルなお宿から高級旅館まで様々なタイプの宿泊施設が勢揃い！
今回は越後湯沢温泉のおすすめホテルを元旅行会社スタッフのトラベルjp 編集部 佐藤が自信をもってご紹介します。
越後湯沢駅から送迎車で約5分の「雪国の宿高半」は、川端康成の小説『雪国』が執筆された温泉宿。川端康成が滞在したかすみの間が、今も往時のままの姿で保存されています。映画版『雪国』を上映するシアタールームや文学資料室もあり、文豪に愛された宿の歴史探訪も楽しみの一つ。900年前に湧き出した天然温泉を100％かけ流しで楽しめる卵の湯は、3時間ごとにお湯が入れ替わる放流式。湧水を使った水風呂付きサウナも。 この写真の記事を見る ≫
越後湯沢駅から徒歩5分の「松泉閣花月」の魅力は、4つの露天風呂と2つの内風呂、釜風呂と貸切風呂で天然温泉100％かけ流しの湯めぐりが楽しめること。最上階フロアの待ち月には、全5室の源泉掛け流し露天風呂付き客室があります。越後湯沢の自然を眺める客室で、温泉につかりながらゆったりと贅沢なひと時を過ごすことができますよ。季節に合わせて献立が切り替わる食事は、地元新潟の素材を活かした純和風の会席料理です。
「越後湯沢温泉 越後のお宿 いなもと」は、越後湯沢駅から徒歩2分の好立地にある宿です。和モダンな館内は落ち着いた雰囲気で、客室は和室・洋室・和洋室の3タイプと源泉かけ流し風呂付きタイプを用意。越後湯沢の食材にこだわった食事は、にいがた和牛のステーキや岩魚の骨酒などの別注料理も魅力。朝食には釜炊きのコシヒカリが味わえます。四季折々の越後連山を望む展望露天風呂と大浴場は、100％源泉掛け流しです。
「湯沢グランドホテル」は、越後湯沢駅から徒歩わずか2分の場所で風情あふれる温泉旅が叶う宿。館内には3か所に分かれた温泉があり、湯めぐりが楽しめます。その中でも特におすすめなのは、離れにある季里の湯。雨の日も美しい庭園に溶け込むように、泡風呂や岩風呂などのお風呂が点在しています。源泉かけ流し露天風呂付きのお部屋も。ビュッフェ形式の食事では、日本一美味しいと評される塩沢産コシヒカリも味わえます。
ウェルカムベビーの宿に認定された「エンゼルグランディア越後中里」は、ファミリーにおすすめの大型リゾートホテル。越後湯沢駅からは無料シャトルバスで約15分です。キッズアメニティや星空照明を取り入れたデザイナーズルームなど、子ども連れでも楽しく安心して泊まれるサービスが満載。子供向けメニューが並ぶキッズバイキングも人気。庭園に臨む露天風呂とジャグジー付大浴場で、大人もゆったりと温泉旅を満喫できますよ。
エリア最大級の源泉滝流し露天大岩風呂が魅力の「越後湯沢温泉 湯沢東映ホテル」は、越後湯沢駅より徒歩7分の宿。夜には満天の星を堪能し、冬には雪見露天を楽しむ極上の温泉体験が叶います。仮面ライダーやプリキュアのキャラクタールームがあったり、全室に無料VODが完備されていたりと、映像制作の東映が運営するホテルならではのサービスが随所に見られます。農家直送の魚沼こしひかりからこだわった料理も好評です。
「NASPAニューオータニ」は自然に囲まれた温泉付きのリゾートホテル。ホテルの目の前にはNASPAスキーガーデンが広がり、湯沢高原スキー場など4つのスキー場と越後湯沢駅をまわるシャトルバスも運行中。夏はテニスやSUP、四輪バギー、冬はスノーアクティビティと、1年を通して楽しめるレジャー施設が充実しています。250坪もの広さをもつ天然温泉大浴場には、露天風呂も併設。源泉かけ流しの貸切風呂もあります。
「水が織りなす越後の宿 双葉」は、温泉街の高台に位置する和風旅館。特徴はなんといってもお風呂の豊富さで、その数合計28種類・二十八の湯（ふたばのゆ）です。最上階の展望風呂、空の湯は谷川連峰を一望する眺めが魅力。やまんぼちゃと称される山の湯と里の湯には洞窟風呂や抱きっこ石などユニークなお風呂が揃い、湯めぐりが楽しめます。露天風呂付き客室の数も豊富で、魚沼の織物が飾られたお部屋も用意されています。
越後湯沢駅から徒歩5分の「四季Yuzawa QUATTRO（クワトロ）」は、旅館・ホテル増築部門でグッドデザイン賞を受賞したスタイリッシュな温泉宿です。全室メゾネットタイプ、露天風呂付きのモダンな客室は4室限定。1階には源泉かけ流しの露天風呂と専用ダイニングルームにシモンズ社製ベッドを備えたベッドルームがあり、2階にはミニバー付きのリビングルームとデッキテラスがあるラグジュアリーな設計です。 この写真の記事を見る ≫
竹林に囲まれた「越後湯沢温泉 和みのお宿 滝乃湯」は、源泉かけ流しの天然温泉
と四季折々の食事が自慢の和風旅館です。温泉はほのかな硫黄の匂いがあり、無色透明で柔らか。総部屋数17室の客室は、和室と4タイプの和洋特別室があります。最大7名まで宿泊できる広さで、3世代旅行やグループ旅行など幅広いシーンに人気です。半露天風呂付きの客室もあり、ゆったりと贅沢なひとときを過ごすことができますよ。
全国にホテルを展開する共立リゾートが手がけた「湯けむりの宿 雪の花」は、和のぬくもりあふれる温泉宿。越後湯沢駅からは徒歩3分の場所にあり、温泉街の散策にもぴったり。最上階にあるのは、山々を目の前に望む大迫力のパノラマビューが魅力の温泉大浴場。寝湯やサウナも用意され、思う存分くつろぐことができます。色浴衣のレンタルや湯上りのアイス、夜鳴きそばなど細やかなサービスも嬉しいポイントです。
「越後湯沢 HATAGO井仙」は、JR越後湯沢駅西口のロータリー目の前に位置する好立地の温泉宿。約800年の歴史をもつ温泉を源泉かけ流しで夜通し楽しめる大浴場と、檜の香りに心安らぐ貸切風呂を用意。旅館前の足湯では、到着してすぐに旅の疲れが癒せます。茶室や囲炉裏などを備えた個性豊かな16の客室があり、露天風呂付き客室では雪見酒や月見酒の楽しみも。地酒や地ワインと味わう地産地消の食事も魅力です。
「越後湯沢温泉 さくら亭」は、南魚沼産の美味しい食材を取り入れた料理が人気を集めるホテル。海や山の幸をたっぷりと使い、彩り豊かな和洋折衷の会席料理が提供されています。その場で釜炊きした魚沼コシヒカリと一緒に味わえば、お腹も心も満たされること間違いなし。大浴場や露天風呂では、筋肉痛などにも効果が期待できる湯沢温泉の弱アルカリ性単純泉がかけ流しで楽しめますよ。越後湯沢駅からは徒歩5分の立地も魅力です。
「越後湯沢温泉 一望千里 御湯宿 中屋」は、温泉街から離れた高台に位置する老舗温泉旅館。越後湯沢駅からは送迎車が利用できます。温泉には裏山の鍾乳洞から湧き出る源泉を引湯。高台からの絶景を眺めながら、湯の花が咲く濃厚なかけ流しの温泉が堪能できますよ。3棟に分かれた宿泊棟には広さも多様な部屋を用意。その中でも湯翠と名付けられた特別室は、大浴場とは異なる独自の源泉が引かれた温泉好き必見のお部屋です。
「苗場プリンスホテル」は、越後湯沢駅より専用バスで約40分の場所に位置するスキーリゾートホテル。目の前に広がるスキー場のゲレンデで思いきり体を動かしたあとは、疲労回復効果が期待できる天然温泉でゆったりと足を伸ばしましょう。広大な敷地内にはフードコートやレストラン、スポーツショップなど多彩な施設があります。ゲレンデに花火が打ちあがる日には、シャンパンとデザートを片手に特等席で鑑賞できるサービスも！
奥湯沢エリアにある秘境の宿「眼の温泉 奥湯沢 貝掛温泉」。鎌倉時代に歴史を遡る貝掛温泉は、ドライアイや目の疲れを癒す効果が期待できる温泉としても知られています。目を洗うときは湯口からお湯をすくい、目を1～2分ほど浸すのが正しい作法。ぬるめの温泉にゆったりと浸かるなら、自然に囲まれた岩造りの露天風呂がおすすめ。夏には標高700mを吹き抜ける爽やかな風を感じ、冬には雪見風呂も楽しめますよ。
越後湯沢温泉は新幹線、高速道路ともにアクセスがよく、冬はスキーやスノーボード客で賑わう一方、トレッキング・郷土料理・地酒などの魅力も満載で一年を通して楽しめるリゾート地です。
東京から新幹線でわずか70分で行ける雪国、新潟県の越後湯沢温泉。新潟観光とともに、身も心も温まる温泉宿に泊まるのがおすすめです。お気に入りの宿を見つけて、素敵な旅にしてくださいね！
2024年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
（文：トラベルjp 編集部 佐藤）
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(2024/12/13更新)
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