旅先で地酒を楽しむ方も多いと思いますが、一歩進んで酒蔵見学はいかがでしょうか? 酒造りの原料や工程、酒蔵の歴史や時代ごとの変化などを学べ、試飲ができるところも。
トラベルjp ナビゲーターが現地徹底取材した、見学できる酒蔵10選をご紹介します。旅先での立ち寄りにも、ぶらり日帰り旅行にも。大人の社会見学として、おススメです!
札幌から国道231号線を車で北上、約3時間の地に日本最北の酒蔵「国稀酒造」があります。この酒蔵は、暑寒別岳連峰からの美味しい水と吟味されたお米、伝統的な技と技量があって美味しいお酒が造られ数々の賞を受賞しています。酒蔵見学は随時可能で、試飲コーナーでは全種類のお酒を無料で試飲することができます。容器持参で仕込み水を持ち帰れるというサービスも。
<基本情報>
住所:北海道増毛郡増毛町稲葉町1丁目17
電話番号:0164-53-1050
見学時間:9:00〜16:30
アクセス:JR留萌駅より沿岸バスにて旧増毛駅バス停下車、徒歩約5分
この写真の記事を見る ≫
米どころ秋田は、美味しい日本酒がたくさんあります。酒米の町として有名な、秋田県南部の湯沢市にある、“うまい酒 両関”の「両関酒造」では、登録有形文化財に指定されている酒蔵を見学できます。寒い秋田の酒造りに欠かせない低温長期醸造法で造られた日本酒は、きめこまかく舌ざわりが滑らか。見学後には試飲もでき、売店ではここでしか買えない限定のお酒の販売もしています。
<基本情報>
住所:秋田県湯沢市前森4-3-18
電話番号:0183-73-3143
受付時間:9:00〜11:00、13:30〜15:30
※3日前までに要予約
アクセス:JR湯沢駅より徒歩約20分
この写真の記事を見る ≫
福島県会津若松市は古くから酒どころで知られ、昔から人々に守られ受け継がれて来た酒蔵がいくつもあります。嘉永3(1850)年創業の「末廣酒造」の酒蔵は、嘉永蔵と呼ばれる江戸時代の建築物。蔵見学は無料で、団体客以外は予約も不要です。歴史的価値の高い建物なので、建物鑑賞としても楽しめ、試飲コーナーでは無料で常時6〜10種類のお酒を試飲することができます。
<基本情報>
住所:福島県会津若松市日新町12-38
電話番号:0242-27-0002
見学時間:9:30〜16:00(30分ごと)
アクセス:JR会津若松駅から市内周遊バスにて大和町バス停下車、徒歩約1分
この写真の記事を見る ≫
※2025年1月現在、見学は行われていません。公式サイトをご確認ください。
米どころ新潟の「八海醸造」は日本酒醸造と共に、酒粕や麹を使った発酵食品を製造販売している酒蔵。日本酒のテーマパーク“魚沼の里”では、「八海醸造」の酒造りの中心を担う“第二浩和蔵”の見学を、週1回の割合で実施しています(要予約)。また、酒蔵ではありませんが、雪でお酒を熟成させる雪室があり、こちらの見学は毎日行われています。“魚沼の里”は食事処やお土産処も充実していて、里山の自然と共に買い物や食事を楽しめます。
<基本情報>
住所:新潟県南魚沼市長森
電話番号:025-775-7707(八海山雪室)
営業時間:10:00〜17:00(店舗の営業時間はそれぞれで異なる)
アクセス:JR浦佐駅よりタクシーで約15分、またはJR五日市駅よりタクシーで約10分
この写真の記事を見る ≫
栃木県那須烏山市にある「島崎酒造」は、主力酒米の山田錦、五百万国を那珂川の伏流水で仕込み、様々なテイストの日本酒を醸造している、栃木県でも有数の地酒醸造所です。ここには全国でも珍しい、洞窟を利用した酒蔵があります。戦後忘れさられていた延べ600mにも及ぶ洞窟を利用し、長期熟成の大吟醸日本酒などを手掛けています。酒蔵洞窟は4〜11月の土日祝・GW・お盆は現地で見学でき(無料)、酒類販売も行っていますが、それ以外の日は前日までに要予約となっています。
<島崎酒造の基本情報>
住所:栃木県那須烏山市中央1丁目11-18
電話番号:0287-83-1221
アクセス:JR烏山駅より徒歩約10分
<洞窟酒蔵の基本情報>
住所:栃木県那須烏山市神長752-2
見学時間:10:00〜16:00
アクセス:JR滝駅より徒歩約20分
この写真の記事を見る ≫
伝統的な日本酒づくりを続けながら、スパークリング酒やデザート酒など「新しい」日本酒にも力を入れている、革新的な蔵元が「永井酒造」です。
蔵見学は前日までの事前予約制。社長・女将・杜氏のいずれかが直接、じっくり案内してくれるのが魅力です。
古い蔵を生かした「蔵カフェ」もオススメ!ぜひ立ち寄ってみてください。
<基本情報>
住所:群馬県利根郡川場村門前713
電話番号:0278-52-2311
アクセス:JR沼田駅より川場村循環バスで約30分、「門前下」停留所すぐ前
この写真の記事を見る ≫
京の酒どころ・伏見は酒造メーカーの酒蔵が多く建ち並ぶ風情溢れるエリア。カッパのキャラクターでおなじみの「黄桜」が手掛ける“キザクラカッパカントリー”では、黄桜の歴史がわかる黄桜記念館の他、利き酒コーナーもある販売所や、お酒と食事を楽しめるレストランも併設。また、工場施設“伏水(ふしみ)蔵”では、日本酒の醸造蔵と地ビール蔵を同時に見学できます。
<キザクラカッパカントリーの基本情報>
住所:京都府京都市伏見区塩屋町228
電話番号:075-611-9919
営業時間:11:30〜14:30(土日祝は11:00〜)、17:00〜22:00
アクセス:京阪電車中書島駅または伏見桃山駅から徒歩約7分
<伏水蔵の基本情報>
住所:京都府京都市伏見区横大路下三栖梶原町53
電話番号:075-644-4488
開館時間:10:00〜16:00
アクセス:京阪電車中書島駅から徒歩約20分(無料シャトルバスあり)
この写真の記事を見る ≫
古くから日本酒造りが栄えた兵庫県の灘地域は、日本三大酒どころの一つに数えられ、今も数多くの酒蔵が日本酒を造り続けています。日本を代表する酒造メーカー「沢の鶴」は、昔ながらの酒蔵を資料館として公開し、多くの貴重な資料や道具の展示を通して、江戸時代から続く酒造りの伝統を今に伝えています。もちろん「沢の鶴」自慢の日本酒の試飲や販売のお楽しみも。
<基本情報>
住所:兵庫県神戸市灘区大石南町1丁目29−1
電話番号:078-882-7788
開館時間:10:00〜16:00
休館日:毎週水曜日、盆休み(8月11日〜16日)、年末年始
アクセス:阪神電車大石駅から徒歩約10分
この写真の記事を見る ≫
広島県の西条は、兵庫の灘、京都の伏見と並ぶ日本三大酒どころの1つ。いくつもの醸造場が立ち並び、各蔵で酒蔵めぐりができます。なかでも一番規模の大きい「賀茂鶴酒造」は、1958年に全国に先駆けて吟醸酒を造り始めた、広島を代表する酒蔵です。日本酒造りの工程に関するビデオ放映や、酒造りに関する道具を展示するなど、見学室も併設してあります。日本酒の試飲や蔵見学者限定のお酒の販売も。
<基本情報>
住所:広島県東広島市西条本町4-31
電話番号:0120-422-212
見学時間:9:00〜16:30(入室は16:00まで)
アクセス:JR西条駅から徒歩4分
この写真の記事を見る ≫
佐賀県伊万里市には、河童(カッパ)のいる酒蔵として有名な「松浦一酒造」があります。蔵にはおびただしい河童関連の品々が展示されて河童博物館の様相。そして奥の祭壇には、河童のミイラといわれる“河伯”様が。とはいえカッパばかりではなく、国内外の数々のコンテストで入賞している日本酒にもぜひ注目してください。鉄分が少なくて適度なミネラルを含む水を使って仕込んだ日本酒は、まさに河伯様の恵みとも言えますね。
<基本情報>
住所:佐賀県伊万里市山代町楠久312
電話番号:0955-28-0123
アクセス:松浦鉄道楠久駅から徒歩約5分
この写真の記事を見る ≫
水や米、そして気候など、酒造りは環境による影響が大きいので、日本酒は地方により個性豊か。酒蔵見学では、日本酒の製法や味わいの違い、その理由を知ることができます。お酒への理解がより深くなるので、日本酒好きならハマりますよ!
※最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2025/2/14更新)
- 広告 -