豪華な内装の車両や、その土地の特産品を使った絶品グルメを楽しめる観光列車。移動自体を特別な時間にしたいという旅好きを中心に、今とても注目されています。
そこでこの記事では、トラベルjp ナビゲーターが徹底取材した、おすすめ観光列車を紹介します。観光列車が充実している東北&九州・四国エリアのほか、定番人気の関東&関西まで素敵な観光列車が登場しますよ!
東北レストラン鉄道「TOHOKU EMOTION」は、八戸駅〜久慈駅間を走る観光列車。デザインや食・アートを通して新しい東北を発見・体験してもらうことをコンセプトに作られました。
車内にはライブキッチンがあるほか、車両全体がレストラン空間になるように設計されています。オリジナルBGMを聴きながら、東北の食材を使った人気シェフによる絶品料理をいただきます。車窓に広がる三陸の海の眺めも抜群です。
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「SL銀河」は、岩手県の花巻駅〜釜石駅間を走る東北エリアの観光列車。車両の中は、岩手県出身の童話作家・宮沢賢治の世界観をモチーフにデザインされています。汽笛を鳴らしながら走る蒸気機関車の中でプラネタリウムが見られるのが、何とも魅力的です。
このほか、ガス灯風の照明やステンドグラス、宮沢賢治ギャラリーなども楽しむことができます。
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「フルーティアふくしま」は、福島県の郡山駅〜会津若松駅間(磐越西線)、あるいは
郡山駅〜仙台駅間(東北本線)を走る走る東北エリアの観光列車。福島県産フルーツ等を使用したオリジナルスイーツを味わえます。
フルーティアという名前の由来は“フルーツ+ティー(お茶)”から来ており、その名の通り車内はカフェのようになっています。ゆったりくつろげるボックス席と自由にドリンクを飲むことができるカウンターエリアがあるので、お好きな空間でスイーツと絶景を楽しみましょう。
なお、フルーティアふくしまは車両検査で1か月ほど運行を休止することもあるので、早めに運行カレンダーをご確認することをおすすめします。
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関東エリアでおすすめしたい観光列車が、西武鉄道の旅するレストラン「52席の至福」。川越のブランド豚・小江戸黒豚を使った一皿など、埼玉県産の食材を使った料理は、味だけでなく見た目も豪華!料理はブランチコースとディナーコースから選べます。
柿渋和紙や西川材など、選りすぐりの素材で設計された車両にも注目です。運行区間は、プランや年度によって池袋〜西武秩父駅間・西武新宿〜西武秩父駅間・西武新宿〜本川越駅間など異なります。
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関東甲信越エリアといえば、やっぱり富士山を楽しめる観光列車も乗りたいですよね。そこでおすすめしたいのが、山梨県の大月駅〜河口湖駅間を走る「富士山ビュー特急」。
「ななつ星in九州」を手掛けた水戸岡鋭冶氏によってデザインされた車内は、木材を基調とした座席や装飾が施され、華やかさの中に温もりが感じられます。スイーツプランを予約すれば、オリジナルのスイーツも味わえますよ。
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関西エリアでおすすめの観光列車が「丹後くろまつ号」。水戸岡鋭治氏がリニューアルに携わった車両は、松をイメージしたロゴやシックなデザインが特徴的。食事つきコースはランチ・スイーツ・ほろ酔いの3つから選ぶことができます。
車窓からは、京都の海の絶景やのどかな田園風景を眺めることができます。運行区間は、コースによって異なります。
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「四国まんなか千年ものがたり」は、香川県の多度津駅と徳島県の大歩危駅間を走る観光列車。お弁当を持って近くの野や山へ出かけて1日を過ごす“遊山(ゆさん)”をコンセプトにしており、道中では吉野川の橋梁や秘境駅に立ち寄るといった小旅行も楽しめます。
予約制の食事では、和食のほかスイーツや軽食、地酒などを満喫。こだわりぬいた食器も必見です。
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「或る列車」は、長崎県の佐世保駅〜長崎駅間を走る九州の観光列車。明治時代に発注され運行する機会がないまま消えた幻の豪華客車を蘇らせた車両は、水戸岡氏デザインによって上質に仕上がっています。
車内では豪華なスイーツコースを堪能。プライベート空間を大切にできる個室車両もありますよ。プランによってはハウステンボス観光もセットで楽しめます。
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土日祝ランチ限定で駅舎がカフェに!熊本「網田レトロ館」が可愛くて癒されるby かのえ かな
「A列車で行こう」は、熊本県の熊本駅〜三角駅間を走る九州の観光列車。黒と金色のエキゾチックな車両は、16世紀天草に伝わった南蛮文化をテーマとしています。
A-TRAIN BARと名付けられたバーでは、ジャズに耳を傾けながら有明海の絶景を眺めることができます。天草の教会文化を思わせるステンドグラスやマリア像も必見です。
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「おれんじ食堂」は、九州のローカル線・肥薩おれんじ鉄道による観光列車。水戸岡鋭治氏デザインの車両は、食事を楽しめるダイニング・カーと飲食なしでリーズナブルに楽しめるリビング・カーから選べます。
おれんじ食堂は便ごとに食事メニューが変わります。食をプロデュースするのは、沿線の人気レストランのシェフたち。九州西海岸の絶景を楽しみながら美食を堪能しましょう。運行区間は便によって異なります。
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観光列車は、年度ごとに運行スケジュールが変わる場合があります。お目当ての観光列車が決まったら、公式サイトから運行予定と空席状況を確認しましょう。また、列車によってはコースや便ごとに運行区間や料金が変わることも。どのエリアを走る観光列車なのかご確認の上、予約をしてくださいね。
2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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