アンコールワットが代表的な観光スポットとして知られる「カンボジア」ですが、それ以外の遺跡に関しての情報は日本においてまだあまり浸透していないように思われます。
今回はそんなカンボジアで観ておきたい世界遺産の数々をご紹介。精巧なレリーフをはじめとした芸術や、自然と一体化した遺跡の神秘的な光景など。それぞれが、とても魅力的で見応えのあるスポットとなっていますのでお見逃しなく!
アンコール遺跡群の一部として世界遺産に認定された「アンコールワット」。その中央祠堂の外観は、国旗に描かれていることでも有名ですが、美しい造形が観る者を魅力する人気の観光スポットです。こちらの形を象ったクッキーも定番のお土産。
中央祠堂の池に映った姿は美しく、遠くから見るのも良いものですが、内部においても回廊の壁など細かい部分の装飾が素敵なのでじっくりと見学してくださいね。
〈基本情報〉
住所:Angkor Ruins, Siem Reap
アクセス:シェムリアップ市街から車で20分
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映画『トゥームレイダー』のロケ地としても知られる「タプローム」。元々は仏教の寺院として建てられたものが後にヒンドゥー教の寺院へと改宗されたという歴史があります。
今ではガジュマルの根が遺跡を包み、廃れた文明を自然が飲み込んでしまったような光景が広がります。神秘的な雰囲気が魅力。タイムスリップしてしまったような感覚が味わえますよ。
〈基本情報〉
住所:Angkor Ruins, Siem Reap
電話番号:+85-5-12-406-929
アクセス:シェムリアップ空港またはオールドマーケットから車で約25分
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美しい塔の意味を持つ「バイヨン」。アンコール・トムの数ある遺跡の中でも中心的存在を成しています。仏教とヒンドゥー教が融合した寺院であり細やかな装飾が美しい遺跡の一つ。“クメールの微笑み”で知られる、2m余の大きな顔が彫られた像の前は写真撮影をする人で常に賑わっています。
〈基本情報〉
住所:Center of Angkor Thom
アクセス:シェムリアップ(Siem Reap)市中心から車で30分、自転車で1時間
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東洋のモナリザと呼ばれる浮彫で有名な遺跡「バンテアイ・スレイ」。今では近寄ってみることはできませんが、精巧なレリーフはヒンドゥーの物語やエピソードを表しており、観る者を惹きつけています。
遺跡を見学した後は、レストランや土産物店といった施設も近くにあるので観光を楽しんでくださいね。
〈基本情報〉
住所:Krong Siem Reap
アクセス:シェムリアップ市街から北へ約40キロ。車で1時間前後。
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アンコールトムの一部である「象のテラス」は、戦争や狩りで活躍した象たちやインド神話に登場する神鳥“ガルーダ”が彫刻されているスポット。350メートルにわたり、高さ4メートルの壁いっぱいに並ぶ彫刻は一見の価値がありますよ。見晴らしがよく、遺跡の風景を一望できるのが魅力です。
〈基本情報〉
住所:Angkor Thom, Siem Reap, Cambodia
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アンコール・ワットの一部である「プレループ遺跡」。石槽の中で死者を火葬し、その灰で死者をかたどった線を描くという、プレループの儀式が行われていた場所として今でも残されています。日本や現代のカンボジアとはまた異なる死生観を感じることができるはず。
夕陽の名所でもあることから、その時間帯になると多くの観光客がベストポジションを求めて集まります。
〈基本情報〉
住所:Prasat Pre Roup Cambodia
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タイとの国境に位置する「プレアヴィヒア寺院」。領土問題により数々の衝突を繰り広げてきた場所ではありましたが、今では正式にカンボジアのものとして観光地化されています。シェムリアップからは車でおよそ3時間半〜4時間の距離。
それぞれの建物に施された精巧なレリーフが美しく、ヒンドゥー教の神話や考えを人々に示すのに重要な役割を果たしています。
〈基本情報〉
住所:Preah Vihear Temple, Preah Vihear Province, Cambodia
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カンボジアの森の中に佇む遺跡「サンボー・プレイ・クック」。煉瓦造りの寺院群が一番有名ですが、300近い遺構が存在する場所。
タプロームのように、樹木が遺跡を包み込む様が神秘的です。各祠堂内に飾られている神像からは、当時のクメール美術のレベルの高さを伺いしることができますよ。
〈基本情報〉
住所:Sambor Commune, Prasat Sambor District, Kampong Thom Province
アクセス:シェムリアップから約170キロ、コンポントム市街から約30キロ
オープン:7:30 - 17:00
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カンボジアには、アンコールワット以外にも魅力的な世界遺産が沢山あることをお分かりいただけましたでしょうか。タプロームなど自然に抱かれた遺産の数々は、今後姿を変えることになるかもしれないものも多く、今の姿を見ることが出来るのはそう長くないかもしれませんよ!貴重な世界遺産の数々を、是非その目で確かめに出かけてみてくださいね。
2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
Nami Kita
子育て奮闘中!2児の母です。得意分野はビーチリゾート。旅行会社での手配業務&ツアー企画の経験を経て、子供と一緒に楽しめる旅づくりを常に考えています。
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