広島は、世界遺産の宮島・厳島神社と原爆ドーム、アニメや映画の聖地でもある尾道・鞆の浦・竹原、渓谷美の三段峡と帝釈峡、瀬戸内しまなみ海道など人気観光スポットがいっぱい。広島お好み焼き、尾道ラーメン、牡蠣などのグルメも美味しい!
旅行インフルエンサー「トラベルjp ナビゲーター」が取材したスポットのなかから、広島旅行に行くなら押さえておきたいおすすめ情報、計画に便利なポイントをお届けします。
広島県は、瀬戸内海に面する中国地方に位置し、県庁所在地は広島市。県西部は“安芸”、県東部は“備後”と呼ばれ方言や文化も少し違いがあります。
広島の代表的な観光地は、広島市にある広島城、広島平和記念公園、原爆ドーム。そして広島市の西には神々が宿る島 宮島と世界遺産の厳島神社が。広島市のすぐ南、呉市には歴史を物語る大和ミュージアムがあります。東部には、映画のロケ地にもなった尾道・千光寺、港町の鞆の浦、アニメの聖地でもある小京都の竹原町、城下町の福山があります。山間部には、国の特別名勝にも指定されている三段峡と帝釈峡。瀬戸内海には耕三寺がある生口島など風光明媚な島々が浮かび、瀬戸内しまなみ海道が尾道と愛媛県の今治市を結んでいます。
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広島は、瀬戸内海式気候で雨も比較的少ないのが特徴。西部の備後地域沿岸部や瀬戸内海の島々は晴天日数も多く温暖。ただし、広島市など東部の安芸地域は、冬になると季節風の影響で曇りや雨の日も多くなり雪が降ることも。特に内陸部の中国山地の山沿いは冬の冷え込みが厳しく降雪量も多い豪雪地帯。西日本最大級の芸北国際スキー場など、スキー場もいくつかあります。 この写真の記事を見る ≫
3月の平均気温は9℃前後とまだ肌寒いですが、4月に入ると桜が満開を迎え一気に春の様相に。最高気温は20℃を超えてきます。5月は気温も安定し過ごしやすい季節で観光のベストシーズンです。
梅雨に入ると雨の日も多くなってきて、後半には豪雨に見舞われることも。観光には雨具は手放せません。7月中旬に梅雨が明けると気温も上昇、最高気温が30℃を超える日も少なくなく、35℃を超える猛暑日も。夏の瀬戸内海は、日が沈む直前の夕暮れ時から夜にかけて、“瀬戸の夕凪(ゆうなぎ)”という無風状態が起こります。気温以上の暑さが感じられますが、この時の瀬戸内海の夕景は絶景。
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9月の中旬から10月にかけては天候も不安定になり台風もやってきます。ただし四国山地と中国山地が盾の役目を果たすことから、直撃することは少ないようです。10月は平均気温が18℃前後となり、秋晴れの日が続き観光のベストシーズンです。
10月下旬には木々が赤く色づき紅葉が始まります。11月には最低気温が11.5℃と一気に寒くなりますので厚着が必要に。12月から2月にかけては10℃を下回る日も多くなり、寒い日が続きます。中国山地や日本海側の地域では雨や雪も多く降るようになり、スキーシーズン突入。瀬戸内海側では晴天の日が続きますが、朝晩の冷え込みが厳しいので、しっかりとした防寒対策が必要です。
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広島へのアクセスは新幹線または飛行機。JR広島駅、JR新尾道駅を始め、県内には6つの新幹線の停車駅があります。広島空港から市内まではバスで約45分ほど。広島市内には路面電車も運行しています。
広島の観光スポットの中でも特に人気の宮島へのアクセスは、宮島口フェリー港からJR西日本宮島フェリーまたは宮島松大汽船で約15分。宮島口フェリー港はJR山陽本線・宮島口駅、広島電鉄・宮島駅が最寄りです。
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尾道を中心とした広島県東部と瀬戸内海の島々を楽しむルートはいかがでしょう。尾道は映画やアニメの舞台として描かれることが多い風光明媚な町で千光寺でも有名。尾道を観光したら、瀬戸内しまなみ海道を通って因島や耕三寺がある生口島へ。尾道から少し足を延ばして、坂本龍馬ゆかりの名所や史跡が点在する鞆の浦、福山城を訪れての歴史散歩もおすすめです。広島駅から尾道までは新幹線で約30分、在来線で約1時間半。 この写真の記事を見る ≫
広島駅からJR快速で約37分の呉市は、明治時代から造船の街として栄え、戦艦大和を生んだ街として知られています。10分の1の戦艦大和の模型がある大和ミュージアムと海上自衛隊呉史料館は必見。また、呉駅からJRで1時間半の忠海駅まで移動し、忠海港からフェリーで約15分の大久野島には、約700羽もの野生のウサギが棲息しています。 この写真の記事を見る ≫
広島県は大きく分けて、広島市とその西の宮島、南の呉がある安芸エリア、そして、福山、尾道、鞆の浦、竹原などがある備後の沿岸エリア、瀬戸内しまなみ海道が通じている瀬戸内海の島々があるエリア、帝釈峡や三段峡がある北部の中国山地があるエリアの4つに分かれます。訪れる場所やルートによって泊数も変わってきますが、ここでは一部プランをご紹介します。
■広島市内主要スポット+宮島…1泊
広島市内中心部と厳島神社、弥山がある宮島だけなら1泊あれば大丈夫。広島駅周辺や繁華街の八丁堀、紙屋町周辺のホテルに宿泊すると移動も便利。効率よく観光できます。旅館なら宮島の厳島神社大鳥居に近いところに泊まるのもおすすめです。
■広島市内主要スポット+帝釈峡・三段峡…1泊
広島市内の主要スポットと宮島、帝釈峡か三段峡を観光するルートなら1泊で十分ですが、2泊すれば呉にまで足を延ばすこともできます。
写真提供:広島県
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■広島市内主要スポット+宮島+尾道・鞆の浦周辺…1〜2泊
1日目に広島平和記念公園などの広島市内の主要スポットと宮島を観光し、2日目に尾道や鞆の浦を散策というルートなら1泊2日あれば十分。ただし、広島市内をゆっくり観光したり、竹原、福山などの周辺の町もじっくり周遊したいなら2泊はみておきましょう。
■広島市内主要スポット+瀬戸内しまなみ海道…1〜2泊
尾道から瀬戸内しまなみ海道を通り瀬戸内海に浮かぶ因島、生口島などを楽しむというルートも1泊あれば大丈夫。広島市内の主要スポットと宮島を1日目か2日目に観光すれば両方楽しめます。瀬戸内しまなみ海道の半分は愛媛県にある大三島、伯方島、大島も含みます。全ルート、時間をかけてゆっくり楽しみたいなら、島内か尾道に1泊か2泊するプランで。
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■尾道・鞆の浦周辺+瀬戸内しまなみ海道…1泊
広島県東部の備後地域、瀬戸内海の島々を楽しむなら1泊から2泊で。1日目に尾道や鞆の浦を散策し、尾道市内に1泊。2日目は瀬戸内しまなみ海道をゆっくり観光しましょう。竹原、福山などの周辺の町へ足を延ばしたり、ウサギの島大久野島も楽しみたいなら2泊は必要。
■瀬戸内しまなみ海道をサイクリング…1〜2泊
広島県の尾道から愛媛県の今治までを結ぶ瀬戸内しまなみ海道は、日本で初めて海峡を横断できる自転車道で、全長約70km海の道をサイクリングできます。観光スポットでの滞在時間を考慮すると、無理なく巡るには1泊か2泊は必要。余裕をもったスケジュールを組みましょう。
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広島市内に泊まるなら、広島駅前や平和大通り、繁華街の八丁堀、紙屋町周辺が便利。「リーガロイヤルホテル広島」は、紙屋町の広電電停にも近く、空港からのリムジンバスや高速バス、広島各地への路線バスが集まる広島バスセンターに隣接し、どこに行くにも便利です。 この写真の記事を見る ≫
青く穏やかな瀬戸内海を見渡す広島湾に建つ「グランドプリンスホテル広島」は、シティーホテルの機能性とリゾートホテルの2つの魅力を持つ都市型リゾートホテル。高層階のクラブフロアから刻々と移り変わる瀬戸内海の美しい景観を存分に楽しめるのが魅力です。 この写真の記事を見る ≫
海の中に建つ厳島神社の大鳥居の絶景を部屋から存分に楽しめる「ホテル菊乃家」。厳島神社の裏手、商店街から少し離れた静かな場所にあり、海の中にライトアップされた大鳥居、朝焼けの大鳥居など、24時間この絶景を独り占めできるのが最大の魅力。 この写真の記事を見る ≫
魅力いっぱい♪瀬戸内海しまなみ海道でサイクリストになる!by 鮎川 キオラ
瀬戸内海に浮かぶ島々を結ぶ全長約70kmの「瀬戸内しまなみ海道」は、サイクリングロードが整備され、サイクリストが快適に過ごせるサービスが充実し“サイクリストの聖地”と呼ばれています。
しまなみ海道沿道には、レンタサイクルターミナル15ヶ所に加え、約40ヶ所ほどのサイクルオアシスと呼ばれる休憩所があります。所要時間は体力に自身のある人で約4〜5時間、初心者だと約8〜10時間。ちょっと気分を味わえれば充分と言う方は、全長4kmの来島海峡大橋を渡るだけでもOK。
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しまなみ海道は島を橋で結んでいるので、橋付近になると坂が多くありますが、それを乗り越え、橋から眺める景色は圧巻。また、沿道には多くの道の駅があり、疲れてお腹がすいた時に食べる海鮮丼は格別。地元グルメを味わいながらのサイクリングは楽しいですよ。 この写真の記事を見る ≫
しまなみ海道が続く島々の中の1つ因島には、日本で唯一の自転車神社と呼ばれる神社があります。境内にはサイクルスタンドもあり、サイクリスト専用の祈祷スペースも設置。御朱印も境内に併設されている5つの神社と七福神の御朱印が一度に頂ける珍しいものです。 この写真の記事を見る ≫
シーカヤックに乗って、満潮時の厳島神社と大鳥居を見学するアクティビティが今人気。海に浮かぶ厳島神社をバックに、波に揺られながら大鳥居をくぐるのは、干潮時に砂の上を歩く時とは全く違う感覚です。体験ツアーに申し込めば、サンダルやタオルから安全装備まで全て用意してもらえますよ。 この写真の記事を見る ≫
海からゆったり厳島神社を参拝したい方におすすめなのが「広島ベイクルーズ銀河」。ランチクルーズとディナークルーズのコースがあり、旬の食材を使った美味しいコース料理を楽しみながら宮島まで向かいます。ディナークルーズでは、広島ベイブリッジやライトアップした厳島神社の景観を楽しむことができます。 この写真の記事を見る ≫
Rabit island(うさぎ島)として外国にも知られ、世界中から観光客が訪れるようになった大久野島。瀬戸内海に浮かぶ小さな島に700羽の野生うさぎが生息。あちらこちらでうさぎの可愛い姿を見ることができます。島を一周するならレンタサイクルがおすすめです。 この写真の記事を見る ≫
広島のグルメで絶対外せないのが「お好み焼き」。全国的には大阪のお好み焼きに対して広島のは“広島風お好み焼き”と称されていますが、広島のお好み焼文化は半世紀以上、県内には、お好み焼屋がなんと約1,700店舗もあると言われています。大阪とは作り方も違い、広島のソウルフードとして確固たる地位を築いています。 この写真の記事を見る ≫
全国の牡蠣の6割を産出する牡蠣王国の広島。広島の海辺では、11月下旬から3月にかけてカキ小屋がオープン。水揚げされたばかりの新鮮な牡蠣を直火で焼いて食べると格別の味。モッチモチの焼きおにぎりに牡蠣が乗った「ぺったらぽったら」は気軽に食べられる牡蠣グルメとして人気上昇中です。 この写真の記事を見る ≫
一味違う広島土産!おすすめの進化系もみじ饅頭5選by 広島 らっこ
広島のお土産中でも一番有名なのが「もみじまんじゅう」。ベーシックなタイプとは一味違う、進化系もみじ饅頭も続々登場しています。中でも進化系もみじ饅頭の代表格が「生もみじ」。生菓子ならではの柔らかさとしっとり感、そしてモチモチの皮は、一度食べたらやみつきになる人が続出しています。 この写真の記事を見る ≫
広島といえば牡蠣が有名ですが、その牡蠣のエキスが含まれた「かき醤油」シリーズが人気。牡蠣に加え昆布やかつおのエキスもブレンドされているため、料理によっては醤油はこれ1本で済むほどのすぐれもの。料理好きな方へのおみやげにおすすめです。 この写真の記事を見る ≫
しまなみ海道が通る瀬戸田町生口島は日本一の国産レモンの生産地。瀬戸田レモンを使ったお土産はたくさんありますが、特に「瀬戸田レモンケーキ 島ごころ」は、果皮を使用したレモンジャムを生地に混ぜているので、香りとその食感をストレートに楽しめる人気商品です。 この写真の記事を見る ≫
広島への旅行は、交通手段と宿泊がセットになったパッケージツアーがおすすめです。
■条件
日程:2019年6月1日出発/6月2日帰着(1泊2日)
交通:JR東京駅〜JR広島駅 往復 普通席利用
宿泊:ホテルニューヒロデン(洋室・朝食無し)
※2019年4月29日 LINEトラベルjpで検索時の最安値から算出
<ツアー>27,700円〜
<別手配>52,760円〜
※パッケージツアーは、鉄道・飛行機の時間帯やホテルグレードで金額が変わり、利用便が自由に選べない、変更ができないなど制限のあることが多いため、内容を確認して選びましょう。
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広島は、世界遺産の宮島・厳島神社や瀬戸内海の島々を楽しめるスポット、坂の町 尾道や三段峡、帝釈峡など、多彩な魅力に溢れる観光スポットがたくさんあります。お好み焼きなど美味しい名物グルメも人気。そんな広島を思う存分楽しむ為にも、是非この記事を参考に、旅行計画を立ててみて下さいね。
2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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