箱根のお膝元と言われる小田原。箱根へ向かう際の中継地点としてスルーされがちですが、通り過ぎてしまってはもったいない!小田原城をはじめとして松永記念館などの博物館、開運パワスポの錦織神社など、見どころはたくさんあるんですよ。
上野東京ラインの開通により北関東からもアクセスしやすくなったので、日帰り観光できるのもうれしいところ。
旅の専門家が小田原のおすすめスポットをたっぷりご紹介します!
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https://pixabay.com/ja/小田原へのアクセスはJR東海道線または小田急線が便利。新幹線は一部のひかりとこだま、小田急特急ロマンスカーは多くの列車が小田原駅に停車します。
小田原城など駅周辺の観光は徒歩で回ることができますが、郊外へ訪れる場合は路線バスを利用するとよいでしょう。小田原駅東口駐車場(市民交流センター)ではレンタサイクルの貸し出しも行っています。
小田原市のシンボルである「小田原城」は、関東一円を支配した戦国大名の北条氏が、五代約100年にわたって拠点としたことで有名です。現在、本丸・二の丸の大部分と総構の一部が、国の史跡に指定されています。
小田原駅の東口から「天守閣」まで、北側の近道を通ると徒歩約10分。しかしはじめて観光する時は少し遠回り(徒歩約20分)になりますが、ぜひ正規の登城ルート「馬出門」から入城してみましょう。
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忍者スポットが小田原にOPEN!子供と楽しむ「NINJA館」by いなもと かおり
地図を見る城内にある「NINJA館」は、小田原北条氏に仕えた風魔忍者にスポットをあてた施設。8つの忍術体験や、敵の忍者に戦いを挑む体験型シアターなど、子供も大人もわくわくする内容が目白押し!
NINJA館は言葉の通り、忍者一色。「忍術体験ゾーン」では、子供たちが体験できる忍術が全部で8つあります。もちろん、大人も一緒に参加できますよ!
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天守閣最上階の標高は約60メートル、天守閣の高さは全国7位の27.2メートル。外回廊では、真鶴(まなづる)半島や伊豆半島、小田原の街や相模湾、駒ヶ岳・双子山などがある箱根方面など、360度どの方向を向いても絶景を見ることができます。
小田原市では平成18年、歴史景観を大事にして、天守閣の高さを超える建物の建築を制限。この見通しの良さはその努力の賜物でもあります。
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戦国時代、北条氏の居城としてその名を全国に轟かせた小田原城。現在では「小田原城址公園」として整備され、人気の観光地として親しまれています。そして実は、神奈川県有数のあじさいの名所でもあるのです。
毎年6月には「小田原城あじさい花菖蒲まつり」が開催。花の見頃時期の夜間には「あじさいライトアップ」も実施されます。咲き誇るあじさいの数は、約2100株。さらに同時期に見頃を迎える花菖蒲の数は、なんと約6000株。合わせて8000株以上の花に彩られる梅雨の小田原城は、まさに楽園のような美しさです。
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春先には可愛らしい梅の花!歴史が感じられる「小田原城址公園」by Lily T
地図を見る毎年2〜3月にかけて、小田原市では曽我梅林と城址公園にて「小田原梅まつり」が開催されます。園内では約250本もの梅の花を観賞することができ、春らしい景色を田の住むことも。 この写真の記事を見る ≫
公園内にある「こども遊園地」。入場無料でミニSLの「豆汽車」やコーヒーカップのような「メリーカップ」も80円、スーパーなどにある自動遊器具も1回30円と激安、まさにプチプラ天国なのです。
昭和レトロな雰囲気が漂う園内は、大人も楽しい!危ない乗り物もなく、小さなお子様も安心して遊ばせることができ、混雑していないのも魅力です。子連れでの小田原城観光にぴったりですね。
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神様は二宮金次郎!故郷・小田原市にある「報徳二宮神社」by M Maririn
地図を見る懐かしい学校の風景の一つといえば、校庭に建つ“二宮金次郎の像”。この二宮金次郎を神様として祀っている「報徳二宮神社」が、生まれ故郷の小田原市にあるのをご存知ですか?二宮金次郎は成人してから、疲弊した農村の復興などに手腕を発揮した偉人なのです。
報徳二宮神社は足柄街道沿いの表参道鳥居からと、小田原城側の城址口鳥居から参拝できます。神社は小田原城址公園の中にあるので、小田原城観光の際にはぜひ訪れてくださいね。
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神様は二宮金次郎!故郷・小田原市にある「報徳二宮神社」by M Maririn
地図を見る報徳二宮神社の隣に建つ「報徳博物館」には二宮尊徳翁の書状や遺品、関係資料を展示。二宮尊徳翁の偉業を詳しく知る事が出来ます。
なかでも目を引くのが等身大の尊徳翁の像。記録によれば尊徳翁は身長六尺有余(183cm)、体重は二十四貫(90s)という大柄な人だったそうです。大きくて屈強な体で日々村々を回って仕事に励む姿は、さぞや頼もしく見えたでしょうね。
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小田原で注目の神社カフェ「きんじろうカフェ」「cafe小田原柑橘倶楽部」by M Maririn
地図を見る報徳二宮神社の境内には、2つのオープンカフェがあります。そのうちの1つ「きんじろうカフェ」はその名の通り、神社の御祭神である二宮金次郎(尊徳翁)をテーマにしたカフェです。
観光でおすすめのメニューは、翁が食したと言われる「呉汁(ごじる)」。大豆をすりつぶした汁物で、翁66才当時の記録をもとに再現したもの。味は現代風にアレンジしてありますが、これを食べて江戸時代の食事を体験してみるのも楽しいのでは。
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小田原の名物・かまぼこ。おいしい水と新鮮な魚が手に入る立地から、古くから名産品として作られてきた歴史を持ちます。
市内には「かまぼこテーマパーク」といえるスポット「鈴廣かまぼこの里」があり、小田原の名産品が並ぶ売り場はまるで産直市場のような楽しさ。併設の博物館では工場見学やかまぼこづくりの体験もできます。
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小田原「鈴廣かまぼこの里」が楽しい!工場見学に体験教室もby 下川 尚子
「かまぼこ・ちくわ手づくり体験教室」や「あげかま手づくり教室」などの体験プログラムも人気です。実際に体験してみると、魚のすり身を板につける作業は大人でもなかなか四苦八苦…。そんな苦労も、出来上がると良い思い出になるはず。
写真提供:鈴廣かまぼこの里
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小田原漁港の一角で行われる「小田原 港の朝市」。この朝市は、お店の数は少なく地元民が集う小規模で行われている朝市です。小規模だからこそ、儲けをあまり意識していない価格設定、新鮮さ、お店の人との近さ、飾らない感じといった良さがあります。
体裁の良い梱包などは一切ありませんが、安く新鮮に小田原漁港の朝獲れ魚を買うことができますよ。
日にち限定で開催されるため、観光の際には公式サイトで日にちをチェックしてから訪れてください。保冷バックやクーラーボックスもお忘れなく!
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漁港の2階には、港で獲れた新鮮な魚を食べることができる「魚市場食堂」という食堂があります。
メニューは刺身定食、海鮮丼などの定番メニューから、日によってはイカ軟骨、いわしなどの魚の揚げ物、マグロの角煮やカマ塩焼きなど、一品ものも豊富。朝からビールを飲んでつまんでいる方も多いんですよ。値段もとってもリーズナブル!朝市観光の後は是非ここにも立ち寄ってみてください。
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小田原市「松永記念館」電力王にして茶人、松永安左ヱ門が愛した終の棲家by M Maririn
地図を見る明治から昭和にかけて電力事業を展開し“電力王”と呼ばれ、また茶人としても造詣の深かった松永安左ヱ門。NHKで放映されたドラマ『鬼と呼ばれた男〜松永安左ェ門』でもおなじみですね。
松永安左ヱ門が晩年を過ごした小田原で、その邸宅が現在も「松永記念館」として保存・公開されていています。門を入ってすぐ目に入る「松永記念館・本館」には、松永安左ヱ門のゆかりの品々や写真、自筆の書などが展示されていて、その業績を知ることができます。
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板橋地区は寺院、古民家、史跡など興味深いスポットが集結していて、小田原市観光協会でも街歩きスポットとして推奨していますが、中でも松永記念館はその目玉スポットともいえます。「老欅荘(ろうきょそう)」は安左ヱ門が住居として使っていたものですが、茶室等も備え近代数寄屋建築として必見。派手さはないながらしっとり落ち着いた雰囲気は、四季の庭園の風情と合わせて日本の侘び寂を楽しんでいたことを感じさせます。
神奈川県小田原市には、入場料無料で思いっきり遊べる公園「わんぱくらんど」があります。東京ドーム約3個分ほどの敷地には、ローラースライダーや複合型遊具など、身体を使った楽しみがたくさん!中でも目玉は小田原城をモチーフとした「小田原城アドベンチャー」。これ、ただの遊具ではなく、地元の観光名所をコンセプトとした珍しいアスレチックなんです。
立地条件から、箱根温泉旅行の一環として子どもを遊ばせに訪れる家族も多いんです。子どもをいっぱい楽しませて疲れさせて、夜はのんびり温泉と美味しいお料理に舌づつみといった観光プランなどおすすめですよ!
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神奈川県にある「小田原フラワーガーデン」。梅、桜、バラ、花菖蒲、ウォーターポピーなど見頃が違うたくさんの種類の花が順に開花するので、一年中いつ観光しても季節の花や緑を楽しめます。
アクセスは車があれば便利ですが、もし公共交通機関を利用する場合は、小田原駅東口から出ている伊豆箱根バスを利用。フラワーガーデンの入り口前まで、所要時間約30分です。園内は単に植物を綺麗に見せるだけではなく、安全で機能的に整備されているので、車椅子やベビーカーでの来園も安心。ワンちゃんなどペット連れでの入園もできますよ!
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世界的プロテニスプレーヤー錦織圭選手の活躍と共に、スポーツ上達を願う人達で近年参拝者が急増しているのが小田原市の「錦織神社」。錦織ファンなら一度は行きたい小田原のパワースポットです。
この錦織神社で参拝の記念として是非頂きたいのが、御朱印。錦織神社の御朱印は印が珍しい金色です。これはもともと朱色だったのですが、2014全米オープンのシングル2位となった錦織選手の活躍を讃えて、その後金色になりました。
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続日本100名城に選定!秀吉の天下統一を叶えた小田原「史跡石垣山」by いなもと かおり
地図を見る天正18(1590)年、小田原城を拠点に関東を支配していた北条氏を滅ぼすべく、豊臣秀吉は小田原城を見下ろせる笠懸山に陣城(一時的に築いた城)を築きました。関東地方には石が少なく土の城が多いため、関東で初めて総石垣で築城された城としても貴重な史跡です。こちらの城は「石垣山一夜城」とも呼ばれ、関東大震災で石垣に被害を受けたものの、昭和34(1959)年に国史跡に指定されました。
現在は「石垣山一夜城歴史公園」となり、ピクニックを楽しむ家族連れや、城郭ファンも多く観光に訪れます。相模湾や三浦半島、小田原の街が見渡せる絶景もおすすめですよ!
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「一夜城ヨロイヅカファーム」は、恵比寿や六本木にも店舗を構える人気パティシエ、鎧塚俊彦氏のお店です。相模湾を見渡すことの出来るテラスでパンやスイーツをいただけ、気軽に利用できるこの場所は観光の休憩スポットにもぴったり!
もちろんパティスリーやブーランジェリー、マルシェなどのお買い物だけの利用ももちろん可能です。その場で楽しむだけでなく、ご自宅に季節の美味しさをお持ち帰りしてくださいね。
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一夜城ヨロイヅカファームは「ファーム」と名の付くように敷地内に畑があり、レストランでは小田原の地で育った農作物がふんだんに使用され、“地産地消”がテーマになっています。
ヒルトン系列のホテルで長年勤務していたシェフによるコース料理を楽しむことができ、期待を裏切らない絶品デザートも!コース料理が楽しめるのは予約した場合のみなので、レストランのご利用は観光前に計画を立てて、ゆっくり楽しんでください。
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蟹三昧のディナーも!現代の旅籠「ヒルトン小田原リゾート&スパ」by Aya Hasegawa
地図を見る温泉に入って、美味しいものを食べて、海を見てぼーっとできたら最高!そんなとき、ぜひ逃避行の選択肢に入れたいのが、「ヒルトン小田原リゾート&スパ」です。
全室がオーシャンビューというのも、「ヒルトン小田原リゾート&スパ」ならでは。それも、標高183mの丘に位置する同ホテルから、相模湾のパノラマをどどーんと眼下にのぞむ、文句なしのオーシャンビュー!部屋に入ったらまずはこの景色に酔いしれてください。客室から東に海が面しているので朝日も必見です。頑張って早起きしましょう。
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蟹三昧のディナーも!現代の旅籠「ヒルトン小田原リゾート&スパ」by Aya Hasegawa
地図を見る2015年にコテージを除く全客室、フロントロビーなどの改装が行われました。リニューアルのコンセプトは、“現代の旅籠(はたご)”。客室には、江戸時代、東海道五十三次の中でも最大規模の宿場町として栄えた小田原の豊かな歴史、文化、自然を意識したデザインを取り入れました。ベッド頭上の壁には、小田原市の木であるクロマツがさりげなく描かれ、小田原提灯をモチーフにしたライトも旅情を盛り上げてくれます。 この写真の記事を見る ≫
「ヒルトン小田原リゾート&スパホテル」の名の通り、スパ施設が充実!まずなんといっても温泉。神経痛、筋肉痛などに効く天然温泉はホテルの目玉です。露天風呂はもちろんオーシャンビュー。水平線を眺めながら日頃の疲れをゆっくりと癒すことができます。
サウナやジェット噴水プール、ジャグジーなど色々なスパがあるので、老若男女問わず誰でも時間を忘れて楽しむことができるのではないでしょうか。
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おでんを甘くみてはいけない!「小田原おでん本店」は和食の世界by Naoyuki 金井
蒲鉾で名高い小田原市では、白身魚の練り物である蒲鉾の素材を活用し、小田原の新名物として「おでん」が人気なんです。
そんな小田原で極上のおでんがいただけると、連日予約が殺到しているのが「小田原おでん本店」。おでん茶飯ランチはおでんが22品から5品選べますが、その中には蒲鉾組合13社から一品ずつ提供されたものがあり、種類もさまざま。おでん好きならぜひ試してほしいセットです!
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小田原の観光スポットというと、小田原城を真っ先に思い浮かべる方がほとんどかと思いますが、他にもたくさん観光スポットがあることをお分かりいただけましたか?
小田原城で歴史を学び、内野邸や清閑亭など明治時代の建造物を見学、かまぼこ博物館で手作りかまぼこに挑戦、足を延ばして石垣山一夜城歴史公園から絶景を眺め、一夜城ヨロイヅカファームでおいしいスイーツを堪能…なんてコースも楽しいですね!
日帰りも良いですが、小田原の魅力にハマったらヒルトン小田原リゾート&スパに宿泊するのもおすすめです。
コンパクトにいろいろ楽しい小田原、ぜひ観光してみてくださいね!
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(2024/3/19更新)
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