箱根のお膝元と言われる小田原。箱根へ向かう際の中継地点としてスルーされがちですが、通り過ぎてしまってはもったいない!小田原城をはじめとして松永記念館などの博物館、開運パワスポの錦織神社など、見どころがたくさんあるんですよ。上野東京ラインの開通により北関東からもアクセスしやすくなったので、日帰り観光できるのもうれしいところ。
今回は関東出身のYoko Andersが小田原のおすすめスポットをたっぷりご紹介します!
小田原市のシンボルである「小田原城」は、関東一円を支配した戦国大名の北条氏が、五代約100年にわたって拠点としたことで有名。現在、本丸・二の丸の大部分と総構の一部が、国の史跡に指定されています。
天守閣最上階の標高は約60m、天守閣の高さは全国7位の27.2m。外回廊では、真鶴(まなづる)半島や伊豆半島、小田原の街や相模湾、駒ヶ岳・双子山などがある箱根方面など、360度どの方向を向いても絶景を見ることができます。
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市城内6-1
電話番号:0465-22-3818(天守閣)
天守閣開館時間:9:00〜17:00
天守閣単独券:大人510円、小・中学生200円
アクセス:JR・小田急「小田原駅」より徒歩10分
公式サイト(外部リンク)
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戦国時代、北条氏の居城としてその名を全国に轟かせた小田原城。現在では「小田原城址公園」として整備され、人気の観光地として親しまれています。そして実は、神奈川県有数のあじさいの名所でもあります。
毎年2〜3月にかけては小田原梅まつりが開催。期間中は流鏑馬(やぶさめ)や郷土芸能などのイベントが行われます。毎年6月に開催される小田原城あじさい花菖蒲まつりではあじさいライトアップも実施されます。
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市城内3-22
電話番号:0465-23-1373(小田原城総合管理事務所)
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懐かしい学校の風景の一つといえば、校庭に建つ“二宮金次郎の像”。この二宮金次郎を神様として祀っている「報徳二宮神社」が、生まれ故郷の小田原市にあるのをご存知ですか?二宮金次郎は成人してから、疲弊した農村の復興などに手腕を発揮した偉人なのです。
報徳二宮神社は足柄街道沿いの表参道鳥居からと、小田原城側の城址口鳥居から参拝できます。神社は小田原城址公園の中にあるので、小田原城観光の際にはぜひ訪れてくださいね。
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市城内8-10(小田原城址公園内)
電話番号:0465-22-2250
アクセス:小田原駅東口から徒歩15分
公式サイト(外部リンク)
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小田原の名物・かまぼこ。おいしい水と新鮮な魚が手に入る立地から、古くから名産品として作られてきた歴史があります。
市内には“かまぼこテーマパーク”といえるスポット「鈴廣かまぼこの里」があり、小田原の名産品が並ぶ売り場はまるで産直市場のような楽しさ。併設の博物館では工場見学のほか、かまぼこ・ちくわ手づくり体験教室やあげかま手づくり教室などの体験プログラムが人気です。子どもも体験できるので、ファミリーのお出かけ先にもおすすめ。
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市風祭245
電話番号:0120-07-4547
営業時間:9:00〜18:00(店舗によって異なります)
アクセス:小田原駅からタクシーで約10分。箱根登山鉄道・風祭駅直結
公式サイト(外部リンク)
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目の前には相模湾が広がり、四季折々の豊富な魚種の水揚げが自慢の「小田原漁港」。港の周辺には新鮮な鮮魚を扱う魚料理店がいくつもあり、“おさかな通り”としてにぎわっています。小田原といえばアジが有名。そのためアジフライを提供するお店もたくさんありますよ。
小田原ちょうちん灯台やガンダムマンホールなどのフォトスポットもあわせて楽しみましょう。
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市早川1-10-1
アクセス:JR早川駅から徒歩5分
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「漁港の駅TOTOCO小田原」は、2019年11月に小田原漁港の目と鼻の先にオープンした魚のテーマパーク。小田原の鮮魚や水産加工品、農産物や特産品などを扱う物産コーナーや食事の楽しめるフードコート、刺し身盛り放題のお店などが入っています。
毎月第2土曜日には“小田原・港の朝市”も開催中。その日に水揚げされた新鮮な鮮魚販売のほか、小田原名産の干物やさつまあげを購入できるとあって人気です。
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市早川1-28(小田原漁港交流促進施設)
電話番号:0465-20-6336
営業時間:9:00〜17:00(フロアによって異なります)
アクセス:JR早川駅から徒歩10分
公式サイト(外部リンク)
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江戸時代より始まった小田原の蒲鉾。旧東海道小田原筋にある「小田原かまぼこ通り」には、今も江戸時代から続く老舗かまぼこ店や干物店などが軒を連ねています。食べ歩きができるお店も多く散策にぴったり。本格的な小田原おでんを味わえるお店もありますよ。
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市本町3-7-17(小田原かまぼこ通り活性化協議会)
アクセス:小田原駅から徒歩約15分
公式サイト(外部リンク)
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「小田原フラワーガーデン」は梅、桜、バラ、花菖蒲、ウォーターポピーなど見頃が異なるたくさんの種類の花が順に開花するので、一年中どの時期に訪れても季節の花や緑を楽しめます。
小田原市のゴミ焼却施設の余熱を利用しているトロピカルドーム温室は、熱帯・亜熱帯の花木やトロピカルフルーツで飾られ、南国ムード満点。園内は単に植物を綺麗に見せるだけではなく、安全で機能的に整備されているので、車椅子やベビーカーでの来園も安心です。ワンちゃんなどペット連れでの入園もできますよ!
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市久野3798-5
電話番号:0465-34-2814
営業時間:9:00〜17:00
アクセス:
伊豆箱根鉄道・飯田岡駅から徒歩20分
小田原駅東口より伊豆箱根バス「フラワーガーデン」下車すぐ
公式サイト(外部リンク)
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小田原市では2月の初めから3月にかけて各所で梅まつりが開催されます。なかでも小田原市の北東部に位置する「曽我梅林」は、早春を迎える頃になると甘い香りと共に町中が可憐な白梅の花で埋め尽くされ、一足早い春を楽しもうとたくさんの人が訪れる梅の名所。別所・原・中河原の3会場があり、中でも最も広いのが別所梅林です。
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市曽我
電話番号:0465-42-1965(総合案内所)
アクセス:JR下曽我駅から徒歩15分
公式サイト(外部リンク)
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提供元:御幸の浜(初泳ぎ)、神奈川県小田原市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示…
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.j…地図を見る「御幸の浜」は明治6(1873)年に、明治天皇と皇后がおそろいで、漁夫の地引網をご覧になって以来、このように呼ばれるようになりました。市街地から気軽に歩いて行けるアクセスの良さから、カップルやファミリーをはじめたくさんの人が訪れます。
伊豆半島や三浦・房総半島などを見渡せる眺めの良さが自慢。夏は海水浴場としても人気があります。
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市本町3-16
アクセス:小田原駅から徒歩20分
公式サイト(外部リンク)
写真提供:御幸の浜(初泳ぎ)、神奈川県小田原市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示 4.0
小田原城址公園内にある「小田原城NINJA館(歴史見聞館)」は、小田原北条氏に仕えた風魔忍者にスポットをあてた施設。8つの忍術体験や、敵の忍者に戦いを挑む体験型シアターなど、子供も大人もわくわくする内容が目白押し!
NINJA館は言葉の通り、忍者一色。忍術体験ゾーンでは、子供たちが体験できる忍術が全部で8つあります。もちろん、大人も一緒に参加できますよ!
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市城内(小田原城址公園内)
電話番号:0465-22-3818
開館時間:9:00〜17:00
入館料:大人310円、小・中学生100円
公式サイト(外部リンク)
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世界的プロテニスプレーヤー錦織圭選手の活躍と共に、スポーツ上達を願う人達で近年参拝者が急増しているのが小田原市の「錦織神社」。錦織ファンなら一度は行きたい小田原のパワースポットです。
この錦織神社で参拝の記念としてぜひ頂きたいのが、御朱印。錦織神社の御朱印は印が珍しい金色です。これはもともと朱色だったのですが、2014全米オープンのシングル2位となった錦織選手の活躍を讃えて、その後金色になりました。
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市城山1ー22ー1
電話番号:0465-34-7630
アクセス:小田原駅から徒歩6分
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報徳二宮神社の隣に建つ「報徳博物館」には二宮尊徳翁の書状や遺品、関係資料を展示。二宮尊徳翁の偉業を詳しく知る事ができます。
なかでも目を引くのが等身大の尊徳翁の像。記録によれば尊徳翁は身長六尺有余(183cm)、体重は二十四貫(90s)という大柄な人だったそうです。大きくて屈強な体で日々村々を回って仕事に励む姿は、さぞや頼もしく見えたでしょうね。
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市南町1-5-72
電話番号:0465-23-1151
営業時間:9:30〜16:30
アクセス:小田原駅東口から小田原城を通り約15分、お堀端通り経由約20分
公式サイト(外部リンク)
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天正18(1590)年、小田原城を拠点に関東を支配していた北条氏を滅ぼすべく、豊臣秀吉は小田原城を見下ろせる笠懸山に陣城(一時的に築いた城)を築きました。関東地方には石が少なく土の城が多いため、関東で初めて総石垣で築城された城としても貴重な史跡です。
現在は「石垣山一夜城歴史公園」となり、ピクニックを楽しむ家族連れや、城郭ファンも多く観光に訪れます。相模湾や三浦半島、小田原の街が見渡せる絶景もおすすめ。
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市早川1383-12
電話番号:0465-23-1373(小田原城総合管理事務所)
アクセス:
JR早川駅から徒歩50分
箱根登山鉄道・入生田駅から徒歩60分
(タクシー)小田原駅から約15分、箱根板橋駅から約10分
公式サイト(外部リンク)
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明治から昭和にかけて電力事業を展開し“電力王”と呼ばれ、また茶人としても造詣の深かった松永安左ヱ門。晩年を過ごした邸宅が「松永記念館」として保存・公開されていています。
本館には、松永安左ヱ門のゆかりの品々や写真、自筆の書などを展示。茶室“葉雨庵”や安左ヱ門が住居として使っていた“老欅荘(ろうきょそう)”、日本の歴史公園100選にも選ばれている庭園なども楽しめます。
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市板橋941-1
電話番号:0465-22-3635
アクセス:
箱根登山鉄道・箱根板橋駅から徒歩10分
上板橋バス停から徒歩6分、板橋バス停から徒歩10分
公式サイト(外部リンク)
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小田原駅の西口ロータリーには「北条早雲公像」があります。高さ5.7m、重さ7tの日本最大級の銅像です。
大小多くの遺構が遺る小田原城。全部見てみたいけれど、ひとまず天守へ行ってみたい!そんな最速10分で本丸を攻略するルートは小田原駅東口を利用しますが、ぜひ西口の北条早雲公像もチェックしてみてくださいね。
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市城山1丁目
アクセス:小田原駅西口ロータリー
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提供元:勝福寺のだるま市、神奈川県小田原市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示 …
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.j…地図を見る「飯泉山勝福寺」は小田原市に位置する眞言宗東寺派の名刹です。本尊は十一面観音で、坂東三十三観音の第五番札所としても有名。現在の本堂は宝永3年に再建されたものであることが分かっていて、全体に江戸時代初期の様式を残しているのも特徴です。
12月には境内で数多くのだるまを売るだるま市が開かれ、商売繁盛や家内安全を願う家族連れなどたくさんの人が訪れます。
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市飯泉1161
電話番号:0465-47-3413
アクセス:
大雄山線五百羅漢駅から徒歩20分
小田原駅東口から富士急湘南バス「飯泉観音前」下車
公式サイト(外部リンク)
写真提供:勝福寺のだるま市、神奈川県小田原市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示 4.0
「わんぱくらんど」は入場料無料で思いっきり遊べる公園です。東京ドーム約3個分ほどの敷地に、ローラースライダーや複合型遊具など、身体を使った楽しみがたくさん!中でも目玉は小田原城をモチーフとした“小田原城アドベンチャー”。これ、ただの遊具ではなく、地元の観光名所をコンセプトとした珍しいアスレチックなんです。立地条件から、箱根温泉旅行の一環として子どもを遊ばせに訪れる家族もたくさん。
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市久野4377-1
電話番号:0465-24-3189
営業時間:9:00〜16:30
アクセス:
小田原駅からバス「いこいの森(わんぱくらんど)行」に乗車、荻窪ICから車で約5分
公式サイト(外部リンク)
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市場にはあまり出回りませんが、神奈川県には温暖な気候を活かしたみかん農園が多数。「オーランジェ・ガルデン」は相模湾の一望しながらみかん狩りを楽しめる人気の観光農園です。園内はみかん食べ放題。3〜4月には湘南ゴールド、8月にはブルーベリー狩りも楽しめます。
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市根府川524-2
アクセス:JR根府川駅徒歩20分(みかん狩りシーズンは送迎あり)
電話番号:0465-29-0703
営業時間:9:00〜16:00
公式サイト(外部リンク)
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小田原城址公園内にある「こども遊園地」。入場無料でミニSLの豆汽車やコーヒーカップのようなメリーカップも80円、スーパーなどにある自動遊器具も1回30円と激安、まさにプチプラ天国なのです。
昭和レトロな雰囲気が漂う園内は大人も楽しい!危ない乗り物がないので小さな子ども安心して遊ばせることができ、混雑していないのも魅力です。子連れでの小田原城観光にぴったりですね。
※台風10号に伴う大雨の影響による被害があり、臨時休園中です
<基本情報>
住所:神奈川県小田原市城内(小田原城址公園内)
電話番号:0465-22-3818
営業時間:9:00〜16:30
公式サイト(外部リンク)
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見どころが比較的コンパクトにまとまっている小田原。スポットを絞れば、日帰り旅行や箱根旅行の前後に観光を楽しめます。ここでは小田原城周辺をメインに、徒歩でまわるモデルコースをご紹介します。
<日帰りモデルコース>
午前10時に小田原駅に到着したら、まずは小田原城址公園へ。小田原城天守閣などをメインに観光します。ランチのあとは御幸の浜でのんびりビーチをお散歩。その後はかまぼこ通りで食べ歩きやお買い物を楽しみながら小田原駅方面へ戻ります。
マイカーやレンタカーでの旅行なら、お隣りの早川駅まで移動して漁港の駅TOTOCO小田原で海鮮ランチもおすすめ。鈴廣かまぼこの里や一夜城ヨロイヅカファームなど、小田原駅から少し離れたスポットも気軽に移動できますよ。
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小田原の観光スポットというと、小田原城を真っ先に思い浮かべる方がほとんどかと思いますが、他にもたくさん観光スポットがあります。小田原城で歴史を学び、内野邸や清閑亭など明治時代の建造物を見学、かまぼこ博物館で手作りかまぼこに挑戦、足を延ばして石垣山一夜城歴史公園から絶景を眺める……なんてコースも楽しいですね!
コンパクトにいろいろ楽しい小田原。小田原城など駅周辺の観光は徒歩で回ることができますが、郊外へ訪れる場合は路線バスやレンタカーを利用するとよいでしょう。小田原駅東口駐車場(市民交流センター)ではレンタサイクルの貸し出しも行っています。
また小田原観光で1泊するなら往復の交通と宿泊するホテルがセットになった、旅行会社、旅行代理店が販売するパック旅行を活用するのがおすすめ。それぞれ個別に手配するよりもお値打ちなので、予算や日数など自分にあったプランを探してみましょう。事前購入やセット購入すると割引になるチケットもあり、旅行費用を節約できますよ。
春夏秋冬、どのシーズンに訪れても見どころ満載の小田原。ぜひ次の旅行計画の参考にしてくださいね。
(文:Yoko Anders)
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