鳥取県の人気観光地・大山(だいせん)。中国地方の最高峰である大山を中心に、大神山神社 奥宮や大山寺などのパワースポットめぐりや、美しい大自然を満喫できるエリアです。
今回は、トラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、中国地方在住のトラベルjp ナビゲーター広島らっこがセレクトした大山とその周辺のおすすめ観光スポットをご紹介します。
最後にはモデルコースも紹介するので、鳥取旅行の参考にしてみてくださいね。
「大山」は“伯耆富士(ほうきふじ)”の別名のとおり、中国地方の最高峰(1729m)にして、鳥取県のシンボルともいえる美しい富士山型の山容で有名です。遠くからその雄大な姿を眺めるのも素敵ですが、登山にチャレンジするのもいい想い出になりますよ。登山道は歩きやすいように整備されており、登りに要する時間は約3時間と登山初心者にもやさしい山です。
山頂からは日本海まで見渡せる絶景が眼下に広がり、すがすがしい気分になれます。
<基本情報>
住所:鳥取県西伯郡大山町大山
アクセス:
JR大山口駅からバスで「大山寺」下車
米子自動車道「溝口IC」から約15分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
大山の山頂を望むなだらかな牧草地帯の一角にある「大山まきば みるくの里」。地元産の牛乳を使ったアイスクリームや、料理教室、バーベキューなどが楽しめます。ショップではさまざま乳製品を販売しており、その中でも一番の人気は、みるくの里特製ソフトクリーム。しぼりたての牛乳をたっぷり使ったクリーミーで濃厚な味は、まさに絶品です。
周辺にはのどかな牧場が広がり、たくさんの牛が放牧されています。見ているだけで心が癒やされる風景です。
<基本情報>
住所:鳥取県西伯郡伯耆町小林水無原2-11
電話番号:0859-52-3698
営業時間:10:00〜17:00
定休日:火曜日
アクセス:
JR米子駅からタクシーで約30分
米子自動車道「溝口IC」から約10分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
古くから大山信仰の中心地にあった「大神山神社 奥宮」。参道入口の鳥居をくぐると、その先には約700mも続く自然石を敷きつめた美しい参道が現れます。ブナや杉の大木が生い茂る静謐な森の中の参道を歩くだけで、参拝者自身が浄化されるといわれています。御神門から社殿へと向かう長い石段も奥宮屈指のパワースポット。ぜひ訪れて大山からのパワーをいただきたいものです。
<基本情報>
住所:鳥取県西伯郡大山町大山
電話番号:0859-52-2507
アクセス:
JR米子駅からバスに乗車「大山寺」下車、徒歩20分
米子自動車道「溝口IC」から約15分、公共駐車場より徒歩20〜30分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
大神山神社と同じく古くから人々の信仰を集めてきた「大山寺」。奈良時代に金蓮上人によって開山された古刹です。1951年に再建された本堂は、朱塗りの柱と金の装飾が美しく、古寺の趣きを感じる空間。境内には“宝牛”という牛の像があります。別名を“撫牛”ともいい、ひとつの願いだけを心に念じてなでると、その願いを叶えてくれるという縁起のよい牛です。
<基本情報>
住所:鳥取県西伯郡大山町大山9
電話番号:0859-52-2158
営業時間:(宝物館)9:00〜16:00 ※12/1〜3/31の間は休館
アクセス:
JR米子駅からバスに乗り「大山寺」下車、徒歩12分
米子自動車道「溝口IC」から約15分、駐車場より徒歩10分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
大山の北西側に位置する「植田正治写真美術館」。スタイリッシュなコンリートむき出しの外観は、著名な建築家・高松伸氏による設計です。館内には鳥取県出身で、世界で最も注目された日本人写真家である故・植田正治氏の作品を多数展示しています。
美術館のもうひとつの見どころは“逆さ富士”。コンクリート棟の間に水がはられ、そこから見える大山の姿が水面に映る“逆さ富士”を見ることができます。
<基本情報>
住所:鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3
電話番号:0859-39-8000
営業時間:10:00〜17:00
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)
定休日:12月上旬〜2月末は冬期休館 ※展示替期間中は休館
アクセス:
JR岸本駅からタクシーで約5分
米子自動車道「溝口IC」または「米子IC」から約15分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
「森の国」は大山山麓にある西日本最大級のフィールドアスレチック。全部で45ポイントの遊具がある冒険型アスレチックやネイチャーツアー、森の中のキャンプ場など、幼児から大人まで大自然を満喫しながら、思いっきり遊べるスポットです。
積雪の多い冬季はスキー教室などのさまざまなウインタープログラムが用意されています。その中でもおすすめなのがスノーシュー!スキルや体力に合わせたコースがあり、夏場は入れない深い森の中や急斜面にもすいすいと入っていけるのが爽快です。
<基本情報>
住所:鳥取県西伯郡大山町赤松634
電話番号:0859-53-8036
営業時間:9:00〜17:30
定休日:水曜日(春休み・GW・夏休み・冬休みなどは営業)
アクセス:
JR米子駅からバスに乗り「アスレチック前」下車
米子自動車道「米子IC」から約10分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
大山西麓に位置するなだらかな「桝水(ますみず)高原」。まずは標高900mの山頂展望台へと続く“天空リフト”に乗ってみましょう。リフトにはペアで乗ることができ、若葉がまぶしい新緑から穏やかな陽光がさす紅葉まで、四季折々の周りの景色も楽しめます。展望台から見えるのは360度の大パノラマ!晴れた日には日本海のむこうにある島根県・隠岐島まで見渡せます。高原の澄んだ空気と絶景を心ゆくまで堪能できるスポットです。
<基本情報>
住所:鳥取県西伯郡伯耆町大内桝水高原1069-50
営業時間(天空リフト):9:00〜17:00 ※冬季休業
定休日(レストハウス):火曜日(スキーシーズンは無休)
アクセス:
JR米子駅からタクシーで約30分
米子自動車道「溝口IC」から約10分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
大山をぐるりと周回する大山環状道路上にある、標高800mの「鍵掛(かぎかけ)峠」。大山環状道路のなかで最も有名な展望スポットで、大山の南壁を望みます。鍵掛峠から見える大山南壁は、男性的な荒々しい山容が魅力。その麓には大山のシンボルともいえるブナ林が広がっており、紅葉スポットとしても人気です。毎年、10月下旬から11月上旬にかけて見頃を迎えます。
<基本情報>
住所:鳥取県日野郡江府町大河原
電話番号:0859-75-6007(江府町観光協会)
アクセス:米子自動車道「江府IC」から約25分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
奥大山スキー場の向かいにある森の奥をしばらく進んでいくとたどり着く「木谷沢渓流」。サントリーの天然水のCMにも使われたことのある湧き水スポットです。清冽な渓流のまわりには、西日本最大級のブナの森が広がっています。樹々の間からもれてくる陽光や小鳥たちのさえずりの声、せせらぎの音を感じて、心身ともにリフレッシュできますよ。地元ガイドによる散策ツアーに参加するのもおすすめ。
<基本情報>
住所:鳥取県日野郡江府町
アクセス:米子自動車道「江府IC」から約20分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
縁起の良い名前の神社として知られている「金持(かもち)神社」。宝くじの高額当選が続出することで話題の金運パワースポットです。長い石段を登って行くと、つつましやかな中に気品を感じる拝殿が現れます。小さな拝殿ですが、目にした瞬間、思わず手を合わせてしまうほどの存在感があります。
境内には金運アップを願う人たちが書いた“願かけ当選絵馬”がぎっしり。大山に訪れた際にはぜひ金持神社にお参りしてみましょう。
<基本情報>
住所:鳥取県日野郡日野町金持
電話番号:0859-72-0481(札所売店)
営業時間(授与所):10:00〜16:00
アクセス:米子自動車道「江府IC」から約20分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
大山の自然や歴史や文化について学べる「鳥取県立大山自然歴史館」は、入館無料!館内は5つのコーナーに分かれていて、“大山の自然”コーナーでは大山に生息する昆虫や動物、野鳥の剥製が説明パネルと共に展示されています。展示されている模型や剥製などの資料、写真や図書が充実しており、自然好きの方はとても満足できるスポットになっていますよ。
<基本情報>
住所:鳥取県西伯郡大山町大山43
電話番号:0859-52-2327
営業時間:9:00〜17:00(7/21〜8/20は18:30まで)
定休日:年末年始
アクセス:米子自動車道「米子IC」から約15分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
鳥取県大山町から米子市にかけて広がる「鳥取県立むきばんだ史跡公園」は、国の史跡にも指定されている古代のムラの遺構。九州の吉野ケ里遺跡よりも大きな規模を誇る、東京ドーム約30個分の敷地で、弥生時代のムラの様子や竪穴住居の遺構を見学することができます。
標高90メートルから150メートルの尾根を中心に遺構が残されているため、眼下には日本海を臨む大パノラマも楽しめますよ。火おこし体験や勾玉づくりなど、子どもと一緒に楽しめる体験アクティビティも充実しています。
<基本情報>
住所:鳥取県西伯郡大山町妻木1115-4
電話番号:0859-37-4000
営業時間:9:00〜17:00
定休日: 第4月曜日、年末年始
アクセス:JR淀江駅からタクシーで約5分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
大神山神社の中でも最大のパワースポットと言われる「金門」。大山寺から大神山神社奥宮に向かう参道から脇道を進むと、森の中で突然視界が開け、ご神体の大山の姿が目の前に飛び込んでくる場所です。
金門の前に広がる河原は「賽の河原」と呼ばれ、いくつもの小石塔と地蔵が立ち並んでいます。大神山神社の神域から大山の姿を一望できる場所はここしかありません。ぜひ立ち寄って、大山のパワーを直接感じてください。
<基本情報>
住所:鳥取県西伯郡大山町大山
電話番号:0859-52-2502(大山町観光案内所)
アクセス:大山寺から大神山神社奥宮に向かう参道から脇道に入り50メートルほど
この写真の記事を見る ≫
桝水高原の展望台の奥を、文化庁の“歴史の道百選”にも選ばれている古道が通っています。道の先にある大山寺は、比叡山や高野山金剛峯寺と並ぶほど重要なお寺でした。その大山寺まで岡山県真庭郡から南北につながる「横手道」。標高800メートルをほぼ水平に通る道なのですが、特に桝水高原の展望台付近から数百メートルは平坦で歩きやすい道になっています。
道のわきには一町地蔵と言われるお地蔵さまが一町(約109メートル)ごとに立っています。ブナやミズナラ等の木々の美しさを感じながら、お地蔵さまに会いに少し散策してみるのもおすすめです。
<基本情報>
住所:岡山県真庭郡〜鳥取県西伯郡大山町大山
アクセス:
JR米子駅からタクシーで約30分
米子自動車道「溝口IC」から約10分
この写真の記事を見る ≫
「たまご屋工房 風見鶏」は、鳥取県の大山山麓にある養鶏場「小川養鶏場」直営の人気直売所。新鮮な卵はもちろん、卵をたっぷり使用したプリンやシュークリームなどの絶品スイーツも販売しています。
大人気のシュークリームは、オーダーしてからクリームを入れてくれるので、サクッ、カリッとした食感と、とろけるクリームが味わえるのが魅力。ぜひその場で食べてみてくださいね。
<基本情報>
住所:鳥取県西伯郡大山町名和696-1
電話番号:0859-54-5055
営業時間:10:00〜18:00
定休日:火曜日
アクセス:山陰自動車道「名和IC」から約3分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
大山へのアクセスは、JR米子駅または米子鬼太郎空港から、バスやタクシーを利用するのが基本。効率よく各スポットを訪れるなら、レンタカーや観光タクシーを利用するのもおすすめです。今回は、山の景色を堪能できる絶好のドライブルートをご紹介します。
【大山・モデルコース一例】
<1日目>
まずは大山のパワースポット「大神山神社」と「大山寺」を散策。子連れ旅なら「森の国」のフィールドアスレチックもおすすめです。その後、大山寺から県道158号線を南下して桝水高原へ。絶景スポット「鍵掛峠展望台」や「木谷沢渓流」へ続く国道45号線では、日本屈指の規模を誇るブナ林の中のドライブが楽しめます。宿泊は大野池の湖畔に佇む「大山レークホテル」で。天然温泉で運転の疲れを癒しましょう。
<2日目>
2日目は北上して海沿いのドライブを楽しみましょう。まずはスイーツが人気の直売所「たまご屋工房 風見鶏」へ。そのまま海沿いを西へ向かい「鳥取県立むきばんだ史跡公園」をのんびり散策します。時間に余裕があれば、「植田正治写真美術館」に立ち寄るのも良いですね。
JR米子駅は、JR岡山駅から特急で約2時間。もし日数に余裕があるなら、岡山でも1泊して2泊3日の旅にするのもアリですよ。
くわしいモデルコースは、下のリンク先からぜひチェックしてくださいね!
この写真の記事を見る ≫
古来より山岳信仰の中心地であり、今もなおパワースポットが数多く点在する大山。四季折々の美しい自然を堪能できる絶景スポットはもちろん、大山温泉や、近隣にある皆生温泉や関金温泉などの良質な温泉地も魅力!温泉のあるホテルに宿泊して、ゆっくり過ごすのがおすすめです。
遠方からの旅行なら、往復の交通と宿泊するホテルがセットになったお得なプランやパック旅行を活用すると、旅行費用の節約になりますよ。パワースポットと絶景がいっぱいの大山を訪れて、その神秘的なパワーを体感してみてくださいね。
(文・広島らっこ)
2024年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索