水の都ともいわれる首都アムステルダム、チューリップのキューケンホフ、風車のあるオランダの原風景キンデルダイクなど、見どころ満載のオランダ。英語が通じやすく、名画を誇る美術館もあり、一人旅にもおすすめの場所です。
日々の観光を楽しむための基盤となるのが、やはり宿泊施設。オランダには良心的な価格のホテルから、おしゃれなブティックホテルまで多彩なラインナップが揃っています。
今回は、オランダに何度も訪れたことのある元旅行会社スタッフのトラベルjp ナビゲーター木内つばめが、おすすめホテルをランキング形式でご紹介します。
オランダの首都アムステルダム最古のホテル「ティボリ ドーレン アムステルダム ホテル」。運河沿いにそびえる優雅な外観のホテルは、レンブラントの名画『夜警』が描かれたという逸話が残ります。
中心地にあるため、観光地へのアクセスの良さは抜群。ダム広場やレンブラントの家、ショッピングに人気のカルフェル通りなどは歩いてすぐの距離です。さらにアムステルダム中央駅周辺やアムステルダム美術館、ゴッホ美術館なども徒歩圏内なので、スムーズに名所巡りができるでしょう。
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“ホテル周辺はアンティークショップが多いエリア。ジュエリーから家具までヴィンテージの掘り出し物を探すこともできますよ。”
(トラベルjp ナビゲーター 橘 凛)
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アムステルダムのフォンデルパルクとミュージアム広場の間に建つ「ホテル フィッタ」。アムステルダム国立美術館やゴッホ美術館などオランダの文化施設巡りにはうってつけの宿です。
文化街にふさわしい歴史を感じる外観に、客室はベージュとネイビーを基調とした温かみのある空間。全室にてWi-Fiが利用でき、朝食は無料でパンや卵料理が提供されるなど、ストレスフリーな滞在へと導いてくれます。
日本では高級ホテルとしておなじみのオークラが運営する「ホテル オークラ アムステルダム ザ リーディング ホテルズ オブ ザ ワールド」。旧市街地から少し離れた静かな佇まいの宿で、ラグジュアリーなホテル滞在を体験することができます。
客室は嬉しいバスタブ付き。旅の疲れを癒すには入浴が欠かせないという人には決め手にもなるでしょう。朝食はビュッフェ形式で、オランダが誇るチーズや海の幸をふんだんに味わえるメニュー。海外では恋しくなる日本食もホテルでいただくことができます。
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アムステルダムの人気ブティックホテルのひとつ「ホテル セバスチャンズ」。アムステルダム中央駅から徒歩約10分の場所に位置します。ホテルに足を踏み入れると、まず目に止まるのは、個性的なバー。その日の観光を振り返るには格好の場所となるでしょう。
客室はそれぞれに異なりますが、ベッドの上部にスタイリッシュな鏡を据えるなど印象的なデザイン。ヨーロッパでは珍しい5人部屋も用意されているので、グループや家族旅行でも重宝します。
アパートメントタイプの「ゾク アムステルダム」は、暮らすような旅が実現できる滞在施設。レンブラント広場の近くにあり、短期から長期までさまざまな宿泊客を受け入れています。
客室はキッチン、リビングスペース、ベッドのあるロフトから成り、団らんの時間もプライベートな時間も両立できる間取り。館内にはワーキングスペースやレストラン&バーも完備し、部屋を出て気軽にリフレッシュできる環境です。
「ホテル2ステイ」は、比較的安価に設備の整ったホテルに泊まりたい人向けの宿。キッチン付きアパートメントタイプで、アムステルダムの中心地へは公共交通機関で約15分でアクセスできます。
独創的な照明が下がるロビーは、宿泊客に人気のフォトスポット。一方、客室はグレーやベージュを基調とした、落ち着いた空間です。館内にはルーフトップのテラス、サウナ、ジムとリラックスできる施設が完備。実用的なランドリールームがあるのも見逃せません。
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“朝はベーカリーで買ったマフィンとコーヒーをホテルの部屋でいただき、夜は簡単なパスタを作って、マルクトで買ったチーズを食べ比べ…なんて気を張らない旅も楽しいですよ。”
(トラベルjp ナビゲーター U KOARA)
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アムステルダムの「ホテル ノット ホテル」は名前の通り、宿泊施設らしくない斬新な滞在先。レンガ造りのお城のような外観をくぐると、そこに広がるのは屋内の街。トラムの中、本棚の背面に客室があったりと、遊び心満載の空間技でゲストを魅了します。いづれもユニークな部屋ばかりで、どのゲストルームを予約していいか迷ってしまうほど。
館内の共有スペースには、寛げるソファ、食事できるテーブル席などあり、思い思いに過ごすこともできます。
オランダ第二の都市・ロッテルダム。その中心部に位置する「ザ ジェームス ロッテルダム」は、144室を有するデザイナーズホテル。観光、ショッピング、ナイトライフへと出かけやすく、スムーズな旅を支えてくれます。
アクセントカラーにモスグリーンを配した館内は、ゲストの心を弾ませるようなモダンな装い。1人旅にもぴったりなコンパクトな部屋から、ベッド4台のファミリールーム、おしゃれなバスタブが用意されたジュニアスイートなど、客室の種類も豊富です。
ロッテルダムでリーズナブルなホテルをお探しなら「ホテル ファン ヴォルスム」へ。レンガ造りの歴史的な建物に入るホテルで、市内中心部の静かなエリアにあり、トラムやメトロ利用に便利な立地です。
客室は全28室ですが、シングル、ダブルorツイン、トリプル、4人部屋、アパートメントと幅広いラインナップ。朝食もいだたくことができ、家族経営ならではの和やかな雰囲気が旅の緊張感をほぐしてくれます。
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“親切なスタッフが常駐しており、地図に観光スポットを書き込みながら教えてくれたり、色々質問しても笑顔で答えてくれたりなど、対応がとても丁寧です。”
(トラベルjp ナビゲーター Hiroko Oji)
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ロッテルダムの象徴とも言える建築物“キュービックハウス”。黄色いサイコロが連なるようなこの建物は、実際に住居として使われているほか、一部が宿泊施設「ステイオーケー ホステル ロッテルダム」としてツーリストでも滞在できるようになっています。
お手頃なドミトリータイプの部屋のほか、プライベートに過ごせる個室も完備。フロントや食事スペースもちゃんとあるから驚きです。今にも転がり落ちて来そうなのキューブの中身がどうなっているのか、宿泊して確かめてみましょう!
アムステルダムから南に30kmほど移動した場所にあるユトレヒトは、日本人にも愛されているキャラクター“ミッフィー”が誕生した地としても有名。ユトレヒト観光の拠点におすすめなのが、「ハンプトン バイ ヒルトン ユトレヒト セントラル ステーション」。ユトレヒト・セントラル駅から徒歩約5分、ショッピングモール内にある利便性の高いホテルです。
ポップなカラーでまとめた客室は、天気の優れない日も心に明るさをもたらしてくれるような可愛らしい空間。嬉しいことに、朝食が無料!カジュアルなダイニングスペースで、朝のパワーチャージができますよ。
ユトレヒトの古都の雰囲気を深く味わいたいなら、「Logement Swaenenvecht」に宿泊してみてはいかがでしょう?フェヒト川沿いにある17世紀の邸宅を利用したB&Bです。
客室は9室のみで、全て異なる趣。剥き出しの梁が歴史の風格を醸し、繊細な照明や蛇口、ファブリックにヨーロッパらしい美意識が込められています。間取りもカラーも違う部屋の中から、ぜひ泊まりたい一室を選んでみてくださいね。その悩む時間から旅を楽しませてくれるような滞在先です。
アムステルダム郊外の「インテル ホテルズ アムステルダム ザーンダム」は、不思議な外観をしたホテル。鮮やかな緑に白の枠組みが付いたオランダらしいデザインですが、下階よりも上階が出ているなど、ユニークな部分が目に止まります。一方、内部の客室は白黒写真が据えられたシックな空間。
最寄り駅やホテル周辺も縁取りのついた可愛らしい建物が立ち並ぶので、散策も楽しめる環境です。
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“アムステルダム中央駅からは鉄道で15分程度で、風車の街であるザーンセ・スカンスへも20〜30分。アムステルダム中心街のホテルが確保できない場合や、ザーンセ・スカンスを訪れる予定がある場合にも便利です!”
(トラベルjp ナビゲーター カジヤマ シオリ)
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風光明媚な町・デルフトに建つ「ホテル デ コーパンデル」。デルフトは画家フェルメールが生涯を過ごした場所で、彼の父はこのホテルが建つ場所で生誕したと言われています。客室は、フェルメールやレンブラント、ゴッホなどオランダの画家の作品が飾られたコンセプトルーム。ファンであれば楽しめる趣向に違いありません。
ホテルの前は“ベースデンマルクト”という広場があり、広場を囲むようにバーやレストランが軒を連ねます。食事には困らないロケーションも嬉しいですね。
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“14世紀後半に建てられた新教会までは、ホテルから徒歩約3分。おそらくフェルメールも聴いていたであろう鐘の音を聞きながら、部屋で一息つくことができます。”
(トラベルjp ナビゲーター カジヤマ シオリ)
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EU創設を定めた条約が結ばれたことで知られるマーストリヒトに立地するのが「クラウン プラザ マーストリヒト」。アムステルダムからは電車で約2時間半ほどの、ドイツやベルギーとの国境付近に位置します。
マース川に面した閑静な住宅地に立つ建物に足を踏み入れると、落ち着いた雰囲気のロビーへ。客室は色彩を抑えたシックな雰囲気。2人用の客室はダブルベッドが多いオランダですがツインルームも完備します。
朝食(有料)はビュッフェ形式で提供。ヨーロッパではコールドミールが多いのですが、ここでは卵料理を好みの調理方法をオーダーできます。
アムステルダムを拠点に日帰りで周辺の街を楽しむのもいいですが、各地で宿泊しながらゆっくり周遊すると、また濃度の違う旅になります。歴史ある建物のホテル、ユニークな建築のホテルなどを選べば、観光と宿泊をハイブリッドを楽しむことができるでしょう。あなたの旅を盛り立ててくれるような宿を見つけて、オランダ旅行を満喫してくださいね!
(文:木内つばめ)
2025年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
※本ランキングはトラベルjpのデータ、注目度、おすすめ度などを基に作成したものです。
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