今回ご紹介する成都は、激辛料理で有名な四川省の省都(中国版、政令指定都市)です。成都は中国国内でも珍しいパンダの生息地だけでなく、三国志好きにはたまらない諸葛亮を祀った「武侯祠」もある歴史好きにもオススメの場所です。
今回は、そんな成都のオススメ観光スポットをご紹介します。
「武候祠博物館」では三国志、特に蜀を建国した劉備たちにまつわる歴史的資料が展示されている必見スポットです。博物館の入り口には大きく“三国志の聖地”と書かれた石碑が置いてあるぐらいに、こちらの博物館内は中国でメジャーな観光スポットです。
博物館内は広く、劉備の墓、諸葛孔明の祠、劉備たちの銅像などが展示されており、どれも迫力満点。 博物館内にある大きな額には“劉備が高祖(漢を開いた劉邦)や光武帝(後漢の初代皇帝である劉秀)の業を引き継いだ”という意味を持つ“業紹高光”という4文字が書かれており、成都の人々が劉備と劉備が建国した蜀をどう思っていたのかを伺い知ることが出来ます。
<基本情報>
住所:成都市武侯区武侯祠武侯祠大街231号附1号
電話番号:+86-28-84357888
アクセス:武候祠から徒歩5分
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成都の観光スポットとして、中国国内でも人気なのが「成都パンダ繁育研究基地」です。上野動物園の人気者のパンダが1匹ではなく、常に数匹基地内で遊んでいます。
世界的にも貴重な集団で遊ぶパンダたちの愛らしい姿を間近で見ることが可能です。ちなみに基地内にはパンダの歴史を知ることが出来る「パンダミュージアム」「パンダ科学ディスカバリーセンター」なども併設されています。
<基本情報>
住所:成都市成華区熊猫大道1375号
電話番号:+86 28 8351 0033
アクセス:地下鉄3号線で「動物園」駅で下車し、徒歩3分
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「寛窄巷子」は成都の歩行街として、地元の人にも人気のスポットです。清の時代に栄えた街の一部が現在も残されており、その古き良き中国の雰囲気が残る街ということもあって、中国映画の撮影スポットとしても使われています。
また近年ではリノベーションにより、若い世代の中国人芸術家が携わった近代アートが展示されており、中国の過去と未来が交差する独特の雰囲気を感じることが出来ます。
<基本情報>
住所:成都市青羊区金河路口寛窄巷子
アクセス:寛窄巷子駅から徒歩約5分
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成都の恋人たちの聖地「四川省テレビタワー」で成都の夜景と絶叫体験の2つを楽しんでみませんか?成都内で1番高い建物である四川テレビタワーは展望フロアとして特に地元のカップルに人気です。
展望フロアから眺める成都の絶景は圧巻。また展望フロアの中には地面がガラス張りになっており、さらに3方向にガラスはなく柵のみとなっている絶叫写真スポットもあります。我こそはという方は絶景だけでなく、絶叫の方も楽しんでみてはいかが?
<基本情報>
住所:成都市錦江区猛追湾街98号
電話番号:+86-28-84357888
アクセス:春熙路駅から車で15分程度
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秦、漢、三国時代から商業のまちとして栄えていた錦里。武候祠博物館に隣接するエリアを再整備した「錦里古街」は、今や歴史と中国食べ歩きグルメを堪能できる人気の観光スポットです。街内では明や清の時代の建築様式を再現した建物が狭い通りを覆うように建てられており、日本人が思い描くザ・中国という光景が広がっています。
錦里古街では狭い通りにいろんなお店が立ち並んでおり、雑貨屋や土産屋、食べ歩きが可能な飲食店などに立ち寄ることが出来ます。特に日本では食べられない本場中国グルメの数々は必食です!
<基本情報>
住所:成都市武侯区武侯祠武侯祠大街231号附1号
アクセス:武候祠から徒歩5分
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三国志、蜀の初代皇帝となったのが劉備玄徳。その劉備が祀られている霊廟が「漢昭烈廟」です。霊廟の造営当初は劉備のみの霊廟だったそうですが、現在では劉備だけでなく諸葛孔明も祀られています。
三国志ゆかりの観光地である漢昭烈廟には日本の漫画やゲームのイメージとは若干異なる、劉備や諸葛孔明の像が飾られています。また劉備の墓である恵陵の奥には、まるで蜀の時代に引き戻されたかのような錯覚を起こす赤い壁と竹林の中を歩くことが出来ます。
<基本情報>
住所:成都市武侯区武侯祠大街231号附2号
電話番号:+86 28 8553 5951
アクセス:バスターミナル武侯祠から徒歩5分
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三国志を代表する「洗面橋」は斬首された関羽のために劉備が流した涙を洗い流すために立ち寄った橋だった、という逸話を今に残す歴史的な観光スポットです。
三国志好きでなかったとしても、その名を聞いたことがある関羽と関連が深い場所です。また劉備と関羽の繋がりの強さを感じるこの場所で、アナタも当時の三国志の英雄たちに思いを馳せてみてはいかが?
<基本情報>
住所:成都市武侯区武侯祠武侯祠大街231号附1号
アクセス:バス停「洗面橋街」から徒歩5分
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赤と金、豪華絢爛な「通恵門」は、佇まいとは異なり、一般的な商店街です。豪華絢爛な建物の中には普通の雑貨屋や銀行、飲食店などがテナントとして入っており、過去と現代が同居する不思議な空間となっています。
通恵門内には観光客も多いことから、美味しいお茶を楽しむことが出来る“茶館”がいくつもあるので、美味しそうなお店を探して飲茶と中国茶を堪能するのも、良いですよ!
<基本情報>
住所:成都市青羊区琴台路
アクセス:地下鉄「通恵門站」から徒歩5分
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日本の奈良などにも「文殊院」と名がつく場所がありますが、成都の「文殊院」は当たり前ですが、外観も内観も、そして祀られているお釈迦様も中国様式です。
日本の侘び寂びを感じるお寺とは大きく異なる、豪華絢爛、色彩豊かな文殊院では日本人の宗教観と中国人との宗教観の違いを肌で感じることが出来ます。
<基本情報>
住所:成都青羊区文殊院街66号
アクセス:地下鉄「文殊院站」から徒歩5分
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「杜甫草堂」は李白と並ぶ中国文学史上最高の詩人「杜甫」と彼の親友である厳武が建てた、緑豊かな公園です。流石に当時のまま…とは行きませんが現代でも大切に整備・管理されており、古の時代の中国文化を今に残す貴重な公園として周辺住民にも愛されています。
中国歴史上の詩聖である杜甫が暮らした成都。彼がどのような気持ちで漢詩を読んだのか。関連書籍などを片手に、アナタも杜甫草堂で杜甫の漢詩の世界に足を踏み入れてみませんか。
<基本情報>
住所:成都市青羊区青羊宮商圈草堂路28号
電話番号:+86 28 8731 9258
アクセス:バス停「杜甫草堂博物館」から徒歩5分
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日本人にとって激辛グルメで馴染みの深い四川省成都は三国志好きも、そうでない人も大満足の観光スポットが点在する素敵な街です。どちらかというと歴史的な観光名所が多く、特に三国志に関連するスポットが至るところにあるため"古き良き中国を堪能してみたい"という方には成都はオススメな場所と言えるでしょう。
もちろん、今回はご紹介出来ませんでしたが美味しい本場「火鍋」「麻婆豆腐」激辛グルメも食べられる場所なので、観光しつつ激辛本格中華も忘れずに舌鼓を打ってくださいね!
※2019年4月現在の情報です。最新情報は公式サイト等でご確認下さい。
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(2025/2/8更新)
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