ドイツ北西部の街ブレーメン。ブレーメンはドイツで人気の観光名所であるロマンチック街道の北の出発点となっていますが、何よりその名を有名にしたのは「ブレーメンの音楽隊」です。そんなブレーメンには、ドイツを代表する建築物や、人気の路地、市民に愛される像などがたくさん。
今回はブレーメンのおすすめ観光スポットをご紹介します。
ブレーメンの中心にあるのは「マルクト広場」です。旧市街の中心にあるマルクト広場はクリスマスの時期にはクリスマスマーケットが開かれたり、まさに“街の顔”となる場所。周囲には世界遺産にも登録された市庁舎やドイツで最も古い教会のうちの一つ、聖ペトリ大聖堂が鎮座しています。 この写真の記事を見る ≫
マルクト広場に建つ、緑の屋根と重厚なレンガ造りが印象的な建物が「ブレーメン市庁舎」。ゴシック様式と、ヴェーザールネッサンス様式という二つの様式が見事に調和しており、内部は、ガイドツアーで見学可能。隣には、第二次世界大戦の戦禍からも市民によって守られたというローランド像があります。自由と市民権の象徴である像で共に世界遺産に登録されています。 この写真の記事を見る ≫
マルクト広場に面して建つ「聖ペトリ大聖堂」は、ふたつの塔が印象的な大聖堂で、世界遺産に登録されています。ゴシック様式の壮麗な外観に加え、内装には美しいステンドグラスや彫刻が施されています。100メートル近い高さのある塔からは、ブレーメンの街並みを一望できます。
ブレーメンに来たなら必ず見ておきたいのが「ブレーメンの音楽隊の銅像」。お話の通り、ロバ、犬、猫、鶏の順になった銅像がマルクト広場の隅にたたずんでいます。ひっそりと配置され思いのほか小ぶりな像ですが、いつも観光客でにぎわっているためすぐに見つけられるでしょう。ロバの足を触って願い事をすると叶うと言われていますので、訪れた際には、ぜひ足を撫でてくださいね。
<マルクト広場の基本情報>
住所:Am Markt 11, 28195 Bremen
アクセス:ブレーメン中央駅より徒歩15分
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ブレーメンは、中世後期にはハンザ同盟の中心都市として栄えました。その中で最古の地区が「シュノーア地区」。ここには、15〜16世紀に建てられた小さな間口の家が、細い路地に並んでいます。迷路のようなシュノーア地区には雑貨屋やカフェなどが多くありますので、お土産を選んだり、観光の合間に一息つくにもおすすめの場所ですよ。
<基本情報>
住所:Schnoor, 28195 Bremen
アクセス:ブレーメン中央駅より徒歩16分
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シュノーア地区でおすすめのお店をご紹介します。カラフルで可愛いキャンディーが楽しめる「ブレーマー ボンボン」はブレーメンのお土産に最適!お店には工房が併設されており、キャンディーが作られるところが実際に見られるほか、4人以上でワークショップにも参加できます。
<基本情報>
住所:Marterburg 30, 28195 Bremen
電話番号:+49-421-36491231
アクセス:マルクト広場から徒歩7分
公式サイト(外部リンク)
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マルクト広場からヴェザー川に向かって歩くと「ベットヒャー通り」という歩行者専用の小さな通りに着きます。中世を思わせるノスタルジックな通りは20世紀初頭、裕福なコーヒー商人が中世の町並みを再現しようとして造りました。107mという短い通りですが、ショップやカフェ、博物館などが揃っています。
<基本情報>
住所:Boettcherstrasse 4, 28195 Bremen
アクセス:ブレーメン中央駅より徒歩16分
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中世にヨーロッパ北部を代表する街となったものの、その繁栄ゆえにのちの戦争では幾度も攻撃された街、ブレーメン。「ブレーメンの音楽隊」でよく知られるだけでなく、市民の手で守られた像や、市民によって再現された通りなど、珍しいほどに市民に愛されたブレーメンの魅力を感じ取ってください。
2025年3⽉現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
Akiko Nilsen
イギリス・ロンドン在住6年の英語・日本語教師。ロンドンを中心にヨーロッパの旅行情報をお届けします。個人旅行の一人旅・女子旅を得意としています。ヨーロッパの可愛らしい街並み・雑貨、そして食べ物に目があり…
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