東洋のパリとも言われるベトナム第２の都市、ホーチミン。経済の発展を象徴するような高層ビルとともに、ベトナムの歴史を物語るような統一会堂やサイゴン大教会などの観光スポットが混在し、街歩き中心の旅にはぴったりな旅先です。またベトナム雑貨が並ぶ通りや、市場などアジアらしい賑わいに触れることもできます。
今回は、元旅行会社スタッフでホーチミンに訪れたことのあるトラベルjp ナビゲーター 木内つばめが、観光スポットをご紹介します。
ホーチミン市の観光エリア1区中心に建つ「市民劇場（オペラハウス）」。フランス人によって建てられた、100年以上の歴史を持つ美しい国定遺跡です。
ここで定期公演されているのが「アオショー（AO Show）」。ベトナムの田舎と都会を対比させたアクロバティックなショーで、エンターテイメントという形でベトナムの文化や習慣、伝統を目の当たりにすることができます。
＜基本情報＞
住所：7 Cong Truong Lam Son, Ben Nghe, Quan 1, Ho Chi Minh
アクセス：Tran Quyバスターミナルから徒歩5分
この写真の記事を見る ≫
ホーチミン市の中心に位置する「ドンコイ（Dong Khoi）通り」。市民劇場（オペラハウス）から、サイゴン川まで続く、プチパリと称されている界隈です。
ベトナム雑貨から伝統民芸品を扱う店まで数百のショップが勢ぞろい。レストランやマッサージ店もあるので、さまざまな目的で観光客が訪れています。なかには日本語が話せるベトナム人スタッフが常駐しているお店も。英語が苦手な方にとってはありがたいですね。
＜基本情報＞
住所：Dong Khoi Dist1, Ho Chi Minh
アクセス：ベンタイン市場南門から徒歩5分
この写真の記事を見る ≫
ホーチミンを代表するコロニアル建築「サイゴン大教会」。ドンコイ通りの北西端のロータリーに面して建っており、天高くそびえる双塔がシンボリックなカトリック教会です。建設は1880年で、資材はすべてフランスから取り寄せて建設されたとのこと。まさに本国フランスの教会を思わせる、美しい建築です。
＜基本情報＞
住所：01 Cong Xa Paris Street, District 01, Ho Chi Minh
アクセス：市民劇場から徒歩5分
この写真の記事を見る ≫
ドンコイ通りの1本南、グエンフエ通りの北西端に建つのが「ホーチミン人民委員会庁舎」。1908年に市役所として建てられましたが、現在は政府機関である人民委員会の庁舎として使用。クリーム色の外壁に細やかな装飾が施され、中央の時計塔がそびえる、美しさと可愛らしさが混在した建物です。
庁舎の前にあるホー・チ・ミンの銅像が建つ広場は、絶好の写真撮影スポット。現代的な高層ビルとのコントラストが面白く、特に夜のライトアップは見ものです。
＜基本情報＞
住所：86 Le Thanh Ton & Pasteur St. Quan1, Ho Chi Minh
アクセス：市民劇場から徒歩4分
この写真の記事を見る ≫
サイゴン大教会の正面右に建つ「サイゴン中央郵便局」。外壁がピンク色でしたが、2015年に竣工時と同じ鮮やかな黄色に塗り替えられました。建設は1891年、もちろん今も郵便局として現役です。
サイゴン中央郵便局では、ぜひ建物の内部に入ってみましょう。ポストカードや切手など、素敵なお土産も売っているので、思わず長居したくなってしまうスポットです。
＜基本情報＞
住所：2 Cong Xa Paris, Dist.1, Ho Chi Minh City
アクセス：市民劇場より徒歩5分
この写真の記事を見る ≫
旧南ベトナムの大統領官邸で、ベトナム戦争終結のシンボルでもある「統一会堂」。1975年4月30日、この場所にベトナム解放軍の戦車が無血入城し、ベトナム戦争が終結しました。
内部には100以上もの部屋があり、映画室やマージャン台、ピアノやビリヤードが置かれた娯楽室、ダンスフロアなどが。大統領へのたくさんの贈り物も展示されています。
＜基本情報＞
住所：135 Nam Ky Khoi Nghia Ho Chi Minh City
アクセス：市民劇場から徒歩10分
この写真の記事を見る ≫
ホーチミン観光の王道中の王道といえば「ベンタイン市場」。地元の食材からお土産まで幅広いショッピングが楽しめ、フードコートで食事もできます。夕方以降の市場の表脇の通りは、屋台がところ狭しと埋め尽くすナイトマーケットに。買い物やグルメを満喫しながら、同時にローカルな暮らしを垣間見れる場所です。
＜基本情報＞
住所：Cho Ben Thanh. Quan1, Ben Nghe. Ho Chi Minh
アクセス：市民劇場から徒歩10分
この写真の記事を見る ≫
「永厳寺（ヴィンギエム寺）」は1971年建立の歴史ある仏教寺院。ホーチミン市内には仏教寺院が幾多も建っていますが、永厳寺はとりわけ人気があり、毎日多くの僧侶と参拝客が行き交っています。日本に縁のある寺院なので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう？
＜基本情報＞
住所：339 Nam Ky Khoi Nghia,3 Dist.，Ho Chi Minh
アクセス：タンソンニャット国際空港から車で約15分
この写真の記事を見る ≫
ホーチミンでアオザイ美人に！写真館「ミス・サイゴン・スタジオ」by 古川 悠紀
ベトナムを観光していると、ついつい着てみたくなる民族衣装“アオザイ”。せっかくですから「写真館」へ行き、着用して記念撮影してみてはいかがですか？ホーチミンには観光客向けのスタジオがいくつかあるので、体験型のプランとして旅行に盛り込むことができます。
写真を撮るだけではなくアオザイを着てホーチミン観光ができるレンタルプランや、アオザイのオーダーメイドを受け付けている写真館もあるので、ぜひ希望に合ったお店を選んでみてくださいね！
この写真の記事を見る ≫
グリーンとピンクのパステルカラーが可愛らしい「スリ・タンディ・ユッタパニ寺院」。ヒンドゥー教のお寺で、5分ほどで一周できてしまうくらいの広さです。壁や床には緻密な模様が描かれたタイルが施されており、その美しさはもはや芸術の域。写真撮影も楽しませてくれるようなスポットです。
＜基本情報＞
住所：66 Ton That Thiep, District 1, Ho Chi Minh
アクセス：ホーチミン高島屋の前
この写真の記事を見る ≫
ホーチミン市で2番目に大きな「タンディン教会」。外観の色から“ピンクの教会”とも呼ばれ、人気の撮影スポットとなっています。定期的に塗り直しをしているものの、細かく色味が決まっていないので、訪れるタイミングによってピンクの濃淡が異なることも。あなたが訪れる時は、どんなピンク色の教会か楽しみですね！
外からだけではなく、ぜひ内部も覗いてみましょう。壮麗なステンドグラスを通して日が差し込む瞬間は格別です。
＜基本情報＞
住所：289 Hai Ba Trung, Ward 8, District 3, Ho Chi Minh City
アクセス：中心部からタクシーで約10分
この写真の記事を見る ≫
淡いグリーンが鮮やかな「サイゴン・セントラルモスク」。その色使いに魅了されて、多くのツーリストが訪れるスポットです。
正午近くになるとたくさんのイスラム教徒の方々が礼拝のためにやってきます。なかには勤務の合間にやってくるスーツ姿のビジネスマンも。アフガニスタンの時計、身を清めるためのプールなどモスクならではの設備があり、私たちの日常では見られない光景を目の当たりにすることができます。
＜基本情報＞
住所：66 Dong Du Street., Ho Chi Minh
アクセス：市民劇場から徒歩5分
※露出の少ない服装で訪れましょう
ビテクスコ・フィナンシャル・タワーという高層ビルにある「サイゴン・スカイデッキ」。地上178メートルに位置し、360度の景色を見渡せる回廊スタイルの展望デッキです。旅の後半に来て、訪れたスポットを辿るように眺めるのもよし、ホーチミンの夜景を見に行くのもよし。カフェ、レストラン、バーがあるので、景色と共に食事やお酒を楽しむこともできます。
＜基本情報＞
住所：Bitexco Financial Tower, 2 Hai Trieu, Ben Nghe, Quan 1， Ho Chi Minh
アクセス：市民劇場から徒歩10分
ベトナム戦争を再度振り返ることができる「戦争証跡博物館」。戦闘機類、銃器類の実物展示の他、『飛び散った体』で知られる石川文洋の写真などが展示されています。
心が抉られるような内容も多く、見学するにはなかなかの勇気がいるかもしれません。しかし、実際には世界中から年間ものすごい来場者が訪れる場所なのです。やはりベトナムを訪れたなら、“行くべき場所”と言えるかもしれませんね。
＜基本情報＞
住所：28 Vo Van Tan St, Dist 3, Ho Chi Minh
アクセス：市民劇場から徒歩25分
この写真の記事を見る ≫
“世界の有名テーマパーク12選”に選ばれ、『奇怪遺産』という本の表紙にもなっている、超独特なテーマパーク「スイティエン公園」。仏教がテーマという、たいへん珍しいスポットです。日本人の感覚ではちょっと理解が難しく、突っ込みどころ満載なところが、逆におもしろい！
ド派手なオブジェや微妙なネーミングのアトラクション、ワニ釣り（!?）などでホーチミンの別世界に没入してみませんか？
＜基本情報＞
住所：120 XL Hanoi City Thu Duc Ho Chi Minh City
アクセス：ホーチミン市内中心部からバスで約1時間
この写真の記事を見る ≫
バラエティー豊かな観光スポットが集うホーチミン。中心部では徒歩で定番スポットを巡ることができ、フランス統治時代の面影を辿りながら充実した街歩きができます。日本からはホーチミン直行のLCCも就航しているので、今やお手頃に旅ができるところも魅力のひとつ。今回ご紹介したスポットをご参考に、素敵なホーチミン旅行を実現してみてくださいね！
（文：木内つばめ）
2024年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- 広告 -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較！
このスポットに行きたい！と思ったらトラベルjpでまとめて検索！
条件を指定して検索
(2024/9/10更新)
- PR -
- 広告 -
