神々の国、出雲の地に建つ「出雲大社」は、『古事記』や『日本書紀』にも記述が残る大変歴史ある神社です。縁結びのご利益で有名ですが、国つくりの神話とも関連深く、ご参拝はもちろんのこと、歴史スポットとしても様々な見どころがあります。また周辺には神秘的なスポットから絶景スポットまで目白押し!
トラベルjp ナビゲーターが現地徹底取材した、出雲大社とその周辺のおすすめスポット10選をご紹介します!
島根県の「出雲大社」は正式名称を“いづもおおやしろ”といい、日本でも有数の縁結びのパワースポットとして知られています。御祭神は、いなばの白兎を助けたお話で知られる大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)。大国主大神が天照大御神へ国を譲り、これをたいそう喜んだ天照大御神から贈られた壮大なる宮殿が「出雲大社」です。大国主大神はここに鎮座し、人々のあらゆるご縁を結んでくださる縁結びの神様として信仰を集めているのです。
神門通りから続く二の鳥居をくぐると、珍しい下り坂の参道が。そして美しい松の参道を通り、銅鳥居をくぐると、大きなしめ縄の張られた拝殿があります。まずは拝殿にて参拝しましょう。御本殿はその奥で、御本殿正面の八足門前から手を合わせることができます。
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御本殿の北側、聖なる山の八雲山を背にして本殿を見守るかのように立つ“素鵞社(そがのやしろ)”にもぜひ立ち寄っておきましょう。天照大御神の弟神で大国主大神の親神であり、八岐の大蛇退治で知られる素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀っています。この社の真裏にある巨大な岩は、手をかざすと温かさや気を感じる人もいるという隠れたパワースポットです。 この写真の記事を見る ≫
「出雲大社」のポスターなどで必ずといっていいほど目にするのが大しめ縄。拝殿のしめ縄も大きなものですが、それ以上に大きいのが“神楽殿”の大しめ縄です。神楽殿は拝殿の西、小さな素鵞川を越えた先にあります。
「出雲大社」は広大で、ざっくりお参りしても一時間程度かかります。他にも、祓社(はらえのやしろ)や、神在祭の間に神様がお泊りになられる十九社、境内のあちこちにある兎の像など、見どころがたくさんあるので、ぜひゆっくり過ごして、たくさんのパワーをいただいてくださいね。
<基本情報>
住所:出雲市大社町杵築東195
電話番号:0853-53-3100
アクセス:一畑電鉄出雲大社前駅から徒歩約10分
JR出雲市駅より一畑バスにて出雲大社バス停下車、徒歩約1分
出雲空港から出雲大社までの直通バスあり
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真っ白な砂浜と美しい海岸線が続く「稲佐の浜(いなさのはま)」。ここは日本のなぎさ100選にも選ばれている景勝地であり、神話の舞台にもなっている海岸です。旧暦の10月、出雲に八百万の神々が集まる際、初めに足を踏み入れる地でもあります。砂浜に佇む小さな島は弁天島と呼ばれ、かつては沖にあり“沖ノ島”などと呼ばれていましたが、今は歩いても行けるようになっています。
<基本情報>
住所:出雲市大社町杵築北稲佐
電話番号:0853-53-2112(出雲観光協会)
アクセス:出雲大社から徒歩約12分
一畑バス稲佐浜バス停下車すぐ
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「島根県立古代出雲歴史博物館」は2007年に出雲大社に隣接する場所にオープンした博物館。広大な展示スペースでは、出雲大社を中心とした古代出雲の歴史が分かりやすく紹介されています。館内の数ある展示品のなかでも、古代出雲大社の柱や復元模型、そして大量に出土した銅剣は見逃せません。
<基本情報>
住所:出雲市大社町杵築東99番地4
電話番号:0853-53-8600
アクセス:出雲大社から徒歩約3分
一畑電鉄出雲大社前駅から徒歩約10分
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出雲大社から車でおよそ20分の日御碕には、日本一高い白亜の「出雲日御碕灯台」がそびえ立っています。明治36年(1903年)の初点灯から100年を超えた今も、現役で日本海を航行する船舶の安全を見守っています。灯台の内部は見学が可能(有料)で163段の螺旋階段を上がると展望所があり、島根半島の全景や南方には中国山地、はるか北方には隠岐島(おきのしま)も望める大パノラマの絶景が広がっています。
<基本情報>
住所:出雲市大社町日御碕1478
電話番号:0853-54-5341
アクセス:出雲大社から一畑バスにて約25分、日御碕灯台バス停下車、徒歩約3分
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日御碕灯台からほど近い「日御碕神社」は、鮮やかな朱色に彩られた美しい神社です。下の宮“日沈宮(ひしずみのみや)”と上の宮“神の宮”の上下二宮を総称して「日御碕神社」と呼んでいます。日沈宮の御祭神は天照大神で、伊勢神宮に祀られている神様と同じです。伊勢神宮が日本の昼を守るのに対し、日御碕神社は“夜を守る神社”とされています。この神社には“砂守り”という最強の厄除けと伝わる御守りがあります。興味があれば社務所に立ち寄ってみてください。
<基本情報>
住所:出雲市大社町日御碕455
電話番号:0853-54-5261
アクセス:出雲大社から一畑バスにて約20分、日御碕バス停下車、徒歩すぐ
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出雲大社を出て真名井通りのすぐ左手に「北島国造館」があります。出雲教の総本院で、立派な大門があり、一見入りにくそうですが、出入りは自由です。神殿の左手には綺麗に手入れされた庭園と池があります。“心字池”と呼ばれる池にはたくさんの鯉が優雅に泳ぎ、池の奥には昏々と注がれる“亀の尾の滝”が。緑に包まれた素晴らしい癒しのスポットです。
<基本情報>
住所:出雲市大社町杵築東194
電話番号:0853-31-2525
アクセス:出雲大社から徒歩すぐ
一畑電鉄出雲大社前駅から徒歩約15分
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「命主社(いのちぬしのやしろ)」は地元では昔から“えのっつぁん”と親しまれている小さなお社。正式名称を“神魂伊能知奴志神社(かみむすびいのちぬしのかみのやしろ)”といい、神産巣日命(かみむすびのみこと)という古事紀の造化三神の一柱にあたる神様をお祀りしています。社のすぐ手前にそびえる樹齢1000年のムクの木も迫力満点! 今にも動き出しそうな生命力を間近で感じることができます。
<基本情報>
住所:出雲市大社町杵築東
電話番号:0853-53-3100(出雲大社社務所)
アクセス:出雲大社から徒歩約3分
一畑電鉄出雲大社前駅から徒歩約15分
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お宮通りから西へ500mほど歩いた所に「出雲阿国の墓」があります。歌舞伎の始祖といわれる阿国の晩年は謎ですが、出雲へ戻って尼になったと地元には伝わっています。墓はこんもりと小さな丘の上に建っています。墓の周囲には、出雲阿国の墓へ参った往年の大女優の石碑や、ミュージカル阿国の記念碑などもあります。出雲阿国の墓は、芸能の道をいく人にとって大事な聖地になっています。
<基本情報>
住所:出雲市大社町杵築北2529
アクセス:出雲大社より徒歩約3分
一畑電鉄出雲大社前駅から徒歩約15分
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「奉納山公園」は、出雲大社と稲佐の浜の間にある小さな山の上の公園です。山頂の展望台からの眺めはまさに絶景!目の前に国引き神話や国譲り神話の稲佐の浜、美しい曲線を描いて続く海岸線、そして遠くには三瓶山が一望できます。出雲大社と稲佐の浜の間にあるにもかかわらず、なぜか穴場スポットでもあります。
<基本情報>
住所:出雲市大社町杵築北3072-1
電話番号:0853-53-2112(出雲観光協会)
アクセス:出雲大社から徒歩約20分
一畑バス奉納山入口バス停下車、徒歩約12分
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「旧大社駅」は、明治45年(1912年)に開業した国鉄大社線の駅舎跡です。その後JR西日本に引き継がれていましたが、平成2年(1990年)、大社線の廃線に伴い、駅としての役目を終えました。現在残っている駅舎は大正時代に改築されたもので、出雲大社を模した純和風の木造建築。大正ロマンを感じる建物で、外観だけでなく内部にも待合室や長いホームなどが残されており、映画のセットに迷い込んだような感覚が味わえます。
<基本情報>
住所:出雲市大社町北荒木441-3
電話番号:0853-53-2885
アクセス:出雲大社から徒歩約20分
一畑バス旧JR大社駅バス停下車、徒歩約2分
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出雲大社は修学旅行のコースに取り入れられていたりもするので、一度は行ったことのある方も多いでしょう。ですが出雲大社は広大で、一度参拝しただけではなかなか味わいつくせないところです。
また、出雲そばや出雲ぜんざいなどのご当地グルメがあり、出雲大社正門前のご縁横丁では休憩や買い物も楽しめます。周辺スポットも見どころたくさんなので、ぜひしっかり予習をして、出雲を楽しんでくださいね!
※最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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