ウズベキスタンってどんなところ?観光スポットと旅行情報まとめ

ウズベキスタンってどんなところ?観光スポットと旅行情報まとめ

更新日:2024/12/02 13:06

トラベルjp 編集部のプロフィール写真 トラベルjp 編集部

かつてはアジアとヨーロッパを結ぶシルクロードで栄えたウズベキスタン。現在は中央アジアを代表する観光国家であり、ウズベキスタンの各都市には今もなお東西文化が交差した建築物が残っています。

特に大帝国を築いたティムール朝の首都だったサマルカンド、タイムスリップしたかのような感覚に陥るオアシス都市ブハラやヒヴァなど、世界遺産に登録された街は比類ない美しさ!

元旅行会社スタッフであるトラベルjp ナビゲーターの木内つばめが、旅行情報を交えながら、ウズベキスタンの魅力的な観光スポットをご紹介します。

旅行に必要な日数と費用はどれくらいかかる?

旅行に必要な日数と費用はどれくらいかかる?
トラベルjp 編集部

東京からタシュケントまでの行き方。直行便や経由便、市内へのアクセスについて解説by トラベルjp 編集部

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成田空港から首都のタシュケントまでは、ウズベキスタン航空の直行便が運航しています。ただし、週2便の運航なので、スケジュールを組む際は曜日の調整が必要。また韓国のソウルからアシアナ航空がタシュケント行きを運航しているので、仁川国際空港で乗り継ぐという方法もあります。

ウズベキスタンへは便利なツアーを利用して訪問するのも人気。ウズベキスタンのハイライトであるサマルカンドとブハラの2都市を巡るのが定番のコースです。現地への移動時間を含めて6〜7日間程度のプランが一般的。費用の目安としては、添乗員同行のツアーでおおよそ30万円台のものからあります(2024年11月現在)。 この写真の記事を見る ≫

女性一人旅でも大丈夫?治安と服装について

女性一人旅でも大丈夫?治安と服装について
大山 平助

通り過ぎるだけじゃもったいない!タシュケント1日観光モデルコースby 大山 平助

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外務省海外安全ホームページによると、タジキスタンおよびキルギスとの国境あたりはレベル3「渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」、アフガニスタンの国境付近はレベル2「不要不急の渡航は止めてください。」が出ていますが、それ以外の地域はすべてレベル1「十分注意してください。」となっています(2024年11月現在)。

ご紹介する観光地はすべてレベル1なので、治安は比較的良く、旅行しやすい国といえるでしょう。旅行者として気をつけるべきことは、夜遅くに出歩かない、バザールでスリに注意するなど、他の国と同じです。また、渡航前に再度、現地の状況を確認することも大切です。

ウズベキスタンはイスラム教徒は9割以上なので、女性は夏であっても肌の露出がない服装が好ましいです。モスクなど宗教施設に入る際は必ずスカーフを被る必要があるので、事前に用意しておきましょう。 この写真の記事を見る ≫

ウズベキスタンの気候は?夏と冬で気候が違う

ウズベキスタンの気候は?夏と冬で気候が違う

写真:トラベルjp 編集部

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ウズベキスタンの大部分が大陸性気候。降水量は年間を通して少なく、雨が降る日も30日程度と非常に乾燥しています。夏の平均最高気温は40度とたいへん暑いですが、冬の平均最低気温はマイナス20度と寒暖差が激しいのが特徴です。

ベストシーズンは3〜5月と9〜11月。気候も安定していて、観光には適したシーズンです。春と秋であっても気温の寒暖差が激しいので、防寒具はきちんと用意していきましょう。また乾燥予防のリップクリームなど保湿アイテムも重宝します。

1.レギスタン広場/サマルカンド

1.レギスタン広場/サマルカンド
大山 平助

偉大なる王が築いた!サマルカンド「ウルグ・ベク天文台」と「ウルグ・ベク・マドラサ…by 大山 平助

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かつてシルクロードの要衝として栄えたサマルカンド。13世紀にモンゴル帝国に滅ぼされるも、14世紀末に登場した英雄ティムールによって見事復興を遂げ、現在はサマルカンドブルーと呼ばれる青を基調としたイスラム建築が並ぶ“青の都”として注目されています。

サマルカンドでもっとも有名なスポットは「レギスタン広場」。町の中心に位置し、広場を囲むように3棟のマドラサ(神学校)が配されています。ターコイズブルーと複雑な幾何学文様が織りなす壮麗なモザイク壁画や天井ドーム、ミナレット(モスクに設けられる尖塔)などは実に壮観で、いつまで見ていても飽きません。 この写真の記事を見る ≫

1.レギスタン広場/サマルカンド
Mayumi Kawai

サマルカンドブルーに魅せられて〜ウズベキスタン青の都探訪by Mayumi Kawai

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レギスタン広場にある3つのマドラサの中でも、正面向かって右手にある“シェル・ドル・マドラサ”には動物と人面が描かれた門があります。これは偶像崇拝をタブー視するイスラム建築には異例中の異例で、時の支配者が自分の権力を誇示するために強引に作らせたといわれています。 この写真の記事を見る ≫

1.レギスタン広場/サマルカンド
Mayumi Kawai

サマルカンドブルーに魅せられて〜ウズベキスタン青の都探訪by Mayumi Kawai

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広場の北側にある“ティラカリ・マドラサ”の礼拝所は天井ドームが美しいことで有名。“ティラカリ”とは”金箔を貼られた”という意味で、その名の通り、黄金を贅沢に使用した金と青が織りなすまばゆい光の世界が特徴的です。

<基本情報>
住所:Registan, Samarkand
アクセス:サマルカンド駅から車で約20分 この写真の記事を見る ≫

2.グーリ・アミール廟/サマルカンド

2.グーリ・アミール廟/サマルカンド
高田 真美

「ウズベキスタン」シルクロードのエキゾチックなオアシス都市を巡る旅へby 高田 真美

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ティムール王とその家族が眠る霊廟「グーリ・アミール廟」は、イスラム建築の傑作とも言われる建物。コバルトブルー、スカイブルー、紺とさまざまな青を組み合わせて装飾された外観は圧倒的な美しさ。霊廟内部は金がふんだんに使われており、こちらも見応えがたっぷりです。墓石が設置されている場所は、1996年の修復で3〜4kgの金が壁に使われたとのこと。贅沢ですね!

<基本情報>
住所:1/4, Universitetskiy Boulevard Bustonsaroy St, Samarkand
アクセス:レギスタン広場から徒歩約15分 この写真の記事を見る ≫

3.シャーヒズィンダ廟群/サマルカンド

3.シャーヒズィンダ廟群/サマルカンド
Mayumi Kawai

サマルカンドブルーに魅せられて〜ウズベキスタン青の都探訪by Mayumi Kawai

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レギスタン広場から北東へ少し離れたアフラシャブの丘に位置する「シャーヒズィンダ廟群」。ティムールの親族や王朝関係者が埋葬された霊廟やモスクが11棟もひしめき合い、まさにそこは心震える青一色の世界。

どこからともなく聴こえてくるコーラン、薄暗い廟の中にひっそり佇む石棺、荘厳な天井ドームなど、異国情緒あふれるその佇まいに思わず時を忘れて見入ってしまいます。

<基本情報>
住所:M-37, Samarkand
アクセス:レギスタン広場から徒歩約20分 この写真の記事を見る ≫

4.ビービー・ハーヌム・モスク/サマルカンド

4.ビービー・ハーヌム・モスク/サマルカンド
Mayumi Kawai

サマルカンドブルーに魅せられて〜ウズベキスタン青の都探訪by Mayumi Kawai

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サマルカンドを代表するモスクに、中央アジア最大級ともいわれる「ビービー・ハーヌム・モスク」があります。ティムールが王妃のために建設したモスクで、国中から著名な建築家を呼び集め、さらにおびただしい数の労働者を雇ってわずか5年で完成させたといわれています。

ここの中庭に設置された大理石の“説教台”を3周回りながらお願い事をすると、その願いが叶うとのこと。訪れる前に何を願うか考えておきましょう!

<基本情報>
住所:MX6J+72W, Bibikhonim St, Samarkand, Samarqand Region
アクセス:レギスタン広場から徒歩約15分 この写真の記事を見る ≫

5.ウルグ・ベク天文台/サマルカンド

5.ウルグ・ベク天文台/サマルカンド
大山 平助

偉大なる王が築いた!サマルカンド「ウルグ・ベク天文台」と「ウルグ・ベク・マドラサ…by 大山 平助

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ティムールの孫、ウルグ・ベクが建設した建物の中でも最も有名なものが「ウルグ・ベク天文台」。1424年に天文学研究のために建設し、ここで観測を続け、“ズィージ・スルターニー”と呼ばれる天体や星の一覧表を作成したと言われています。

残念なことに天文台は1449年に多くが破壊され、1908年に発掘されるまでは地下に埋まっていました。現在は天文台跡として丘のようになっており、頂上から観測施設に入ることができます。

<基本情報>
住所:M2F4+W7M, Toshkent yo’li, Samarqand, Samarqand viloyati
アクセス:レギスタン広場から車で約15分 この写真の記事を見る ≫

6.アクサライ/シャフリサブス

6.アクサライ/シャフリサブス
大山 平助

ウズベキスタンの英雄・ティムールの故郷「シャフリサブス」は世界遺産by 大山 平助

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サマルカンドから南へ約80kmの位置にあるシャフリサブスは、ティムールの故郷として知られている場所。2000年には“シャフリサブス歴史地区”としてユネスコの世界遺産にも登録されました。

ティムールは当時の首都であるサマルカンドに征服した先の学者や職人を住まわせましたが、シャフリサブスも同様に多くの人々を移住させ、徐々に発展させていきました。「アクサライ」は塔が2つ残るだけですが、街のシンボル的存在。“白い宮殿”という意味で、ティムールの建築物の中でも最も優美で巨大だったといわれます。

<基本情報>
住所:Shaxrisabz, Usbekistan
アクセス:サマルカンドから車で約2時 この写真の記事を見る ≫

7.カラーン・モスク/ブハラ

7.カラーン・モスク/ブハラ
Kaycom D

貴重なイスラム建築の宝庫!ウズベキスタンの世界遺産ブハラの名所巡りby Kaycom D

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ウズベキスタンの中央からやや南に位置するブハラは、1993年に旧市街が“ブハラ歴史地区”として世界遺産に登録されました。

「カラーン・モスク」の“カラーン”とはタジク語で“偉大”という意味。ブハラに来てこのモスクを訪れない人はいないというくらい有名な観光スポットです。ここには、ブハラで一番高い“カラーン・ミナレット”もあり、天に聳える高さ約46mの塔は一見の価値あり。約150年前までは、死刑囚をこの塔の上から投げ落とす処刑場として使用されていたというから驚きです。

<基本情報>
住所:Khakikat Str. 9, Buxoro, Buxoro Viloyati
アクセス:ブハラ空港から車で約15分 この写真の記事を見る ≫

8.アルク城/ブハラ

8.アルク城/ブハラ
Kaycom D

貴重なイスラム建築の宝庫!ウズベキスタンの世界遺産ブハラの名所巡りby Kaycom D

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「アルク城」は歴代のブハラ王が住んでいた居城で、この建物周辺が古代ブハラの街の発祥の地と言われています。

立派な城壁の中へ入ると、すぐに天井が覆われた暗い上り坂が続きます。かつてこの場所は脱税した犯罪者などを収容する牢獄だったとのこと。その通路を抜けると、ハーンの王座や住居、ジャミー・モスクなどがあり、城内のあちこちで民芸品などを売っている小さな露店も開かれています。

<基本情報>
住所:QCH5+4Q4, Afrosiab St, Bukhara, Bukhara Region
アクセス:カラーン・モスクから徒歩約15分 この写真の記事を見る ≫

9.ナディール・ディヴァンベギ・メドレセ/ブハラ

9.ナディール・ディヴァンベギ・メドレセ/ブハラ

シルクロードの雰囲気を肌で感じ取ろう!古都、ブハラ!

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「ナディール・ディヴァンベギ・メドレセ」は、典型的なイスラム教様式の建物。ただし、サマルカンドの“シェル・ドル・マドラサ”と同様に、入り口上部に鳳凰・鹿・太陽といったイスラム教ではタブーとなるモチーフが描かれています。

当初は商人や旅人が宿泊するための施設でしたが、後にイスラム教の神学校として使用されることになったため、こういった装飾が含まれています。歴史を辿ると納得しますね。

<基本情報>
住所:Bakhowuddin Nakshbandi Str., Buxoro, Buxoro Viloyati
アクセス:カラーン・ミナレットから徒歩約15分 この写真の記事を見る ≫

10.チャル・ミナール/ブハラ

10.チャル・ミナール/ブハラ
Kaycom D

貴重なイスラム建築の宝庫!ウズベキスタンの世界遺産ブハラの名所巡りby Kaycom D

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「チャル・ミナール」は、“4つのミナレット”という意味で、小さな青いドームを持つ細い塔が四角を描くように並んでいます。

一見同じミナレットが並んでいるように見えますが、4塔の装飾はすべて違います。言い伝えによると、昔インドの商人が4人の娘のためにこの塔を建設したものの、その娘たちが四者四様だっため、すべて違うデザインにしたとか。

<基本情報>
住所:Mekhtar Anbar Str. 90, 200100, Buxoro, Buxoro Viloyati
アクセス:ナディール・ディヴァンベギ・メドレセから徒歩約10分 この写真の記事を見る ≫

11.スィトライ・マヒ・ホサ宮殿/ブハラ

11.スィトライ・マヒ・ホサ宮殿/ブハラ

提供元:写真AC

https://www.photo-ac.com/地図を見る

ブハラ最後の王であるアリム・ハーンによって造られた「スィトライ・マヒ・ホサ宮殿」は“月と星の宮殿”という意味を持つロマンチックな建物。ロシアの建築家と地元の職人により建設されたため、東洋とロシアの文化が融合した内装が特徴的です。

現在は装飾応用美術博物館として、ブハラの美術品、ロシアの宮廷工芸品、日本・中国の陶磁器などが展示されています。

<基本情報>
住所:Buxoro shahri, Moxi Xosa daxasi, shifokorlar ko’chasi 1-uy, Bukhara, Bukhara Region
アクセス:ブハラ市街地から車で約15分

12.チョルスー・バザール/タシュケント

12.チョルスー・バザール/タシュケント
大山 平助

通り過ぎるだけじゃもったいない!タシュケント1日観光モデルコースby 大山 平助

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中央アジアの玄関口でもある首都のタシュケント。旧ソ連時代に拡大したエリアが多く、歴史的建築物は多くは残っていませんが、街の北西部はバザールやモスクなど、昔のタシュケントの雰囲気が残るエリア。

旧市街最大のバザールである「チョルスー・バザール」は日用品からお土産、家具まで何でも揃う巨大市場。ウズベキスタンらしいショッピングをするには、ぴったりの場所です。

<基本情報>
住所:57 Tafakkur ko’chasi
アクセス:地下鉄「チョルスー駅」からすぐ この写真の記事を見る ≫

13.中央アジアプロフセンター/タシュケント

13.中央アジアプロフセンター/タシュケント
大山 平助

通り過ぎるだけじゃもったいない!タシュケント1日観光モデルコースby 大山 平助

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プロフ専門店「中央アジアプロフセンター」は旅行者のみならず、市民にも大人気の名所!

プロフとは羊肉と野菜をスパイスやブイヨンで煮込んだ米料理。店の外にいくつものプロフ鍋が置いてあり、それぞれを職人が担当しているので、盛り付けるところも見学できます。午後になるにつれ、プロフが油っぽくなっていくので、できれば早めに訪れるとよいでしょう。

<基本情報>
住所:1 Iftihor ko’chasi
アクセス:地下鉄「ポドムゾル駅」から徒歩約20分 この写真の記事を見る ≫

14.イチャン・カラ/ヒヴァ

14.イチャン・カラ/ヒヴァ
Mayumi Kawai

ウズベキスタンの世界遺産都市ヒヴァで穴場の古代遺跡探訪by Mayumi Kawai

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ウズベキスタン西部ホレズム州に位置する都市ヒヴァ。荒涼とした砂漠に囲まれた町には“ヒヴァ”の語源となった井戸があり、オアシスの都としてシルクロードの要衝として繁栄してきました。

そのヒヴァの旧市街が「イチャン・カラ」。修復保存を繰り返しながらも、歴代の王が築き上げた数々の歴史的建造物をほぼ完全な形で今の世に受け継いだ歴史的価値の高い都市です。1969年には博物館都市に、1990年には世界文化遺産に登録されました。

<基本情報>
住所:Itchan Kala, Khiva
アクセス:タシケント空港からウルゲンチ空港まで飛行機で約2時間。ウルゲンチ空港からヒヴァまではバスで約1時間半 この写真の記事を見る ≫

15.カルタ・ミナル/ヒヴァ

15.カルタ・ミナル/ヒヴァ
ナカヤ アキ

青い空とモスクの国、魅惑のウズベキスタンby ナカヤ アキ

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“短い塔”を意味する「カルタ・ミナル」は、イチャン・カラ内にある、青いミナレット。ムハンマド・アミン・ハーンが、中央アジアで最も高いミナレットを目指して、852年に建設を始めました。しかし、彼がペルシア遠征中に亡くなったため、工事は中断。未完成のミナレットとなってしまいました。

現在は高さ26m、直径14mの基礎部分だけが残っていますが、色彩が絶妙に調和したタイル装飾は魅惑の美しさ。予定通り80mの高さのミナレットととして完成していたら…という想像の余白こそが、カルタ・ミナルの魅力かもしれませんね。

<基本情報>
住所:kalta minorasi, Xiva
アクセス:ウルゲンチ空港から車で約1時間 この写真の記事を見る ≫

16.カラジク・カラ/ヒヴァ郊外

16.カラジク・カラ/ヒヴァ郊外
Mayumi Kawai

ウズベキスタンの世界遺産都市ヒヴァで穴場の古代遺跡探訪by Mayumi Kawai

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ヒヴァから東へ約45km、砂漠に突如現れる巨大な要塞遺跡「カラジク・カラ」。“カラ”はウズベク語で“宮殿”あるいは“城塞”を意味し、カラジク・カラもまたホラズム地域の中でもっとも古い要塞の一つといわれています。

ところが、カラジク・カラは未だ誰が何の目的でここに建てたのか未解明。謎に包まれた遺跡は、知る人ぞ知る穴場スポットとなっています。

<基本情報>
住所:Qalajiq Qala, Bagat この写真の記事を見る ≫

17.船の墓場/ムイナク

17.船の墓場/ムイナク
Mayumi Kawai

砂漠に「船の墓場」!ウズベキスタンで見る20世紀最大の環境破壊by Mayumi Kawai

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カザフスタンとウズベキスタンにまたがる、かつて世界第4位の面積を誇っていたアラル海。旧ソ連の無謀な灌漑政策により湖は干上がり、砂漠化が進行。わずか半世紀で10分の1にまで縮小してしまった悲劇の湖です。

ウズベキスタンにあるかつての漁村・ムイナクにはその犠牲の証となった「船の墓場」が取り残されています。11艘の大小の廃船が置き去りにされており、その様子は今でも船出を待っているかのよう。

<基本情報>
住所:Muynak
アクセス:カラカルパクスタン共和国の首都ヌクスまで行き、そこからローカルバスに乗り継いで約4時間、あるいはタクシーチャーターで約3時間。もしくは現地発の日帰りツアーなどに参加するのが一般的。 この写真の記事を見る ≫

18.バルサケルメス塩湖

18.バルサケルメス塩湖
Mayumi Kawai

白の絶景!太古の海が眠るウズベキスタン・バルサケルメス塩湖by Mayumi Kawai

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ウズベキスタン西部、カラクム砂漠やキジルクム砂漠に囲まれた「バルサケルメス塩湖」は、全長約70km、幅約40km、総面積約2,000平方km。日本でいえば大阪府をやや上回るほどの大きさを有しています。規模でいえばボリビアのウユニ塩湖には及びませんが“中央アジアのウユニ”といっても過言ではないほど、眩しいほどの一面真っ白な世界を堪能できます。

<基本情報>
住所:Barsa Kelmes Lake, Republic of Karakalpakstan
アクセス:ウズベキスタン西部の自治州・カラカルパクスタン共和国の首都ヌクスから四駆チャーターあるいは1泊2日などの現地ツアーに参加するのが一般的 この写真の記事を見る ≫

19.キジルクム砂漠

19.キジルクム砂漠
Kaycom D

ウズベキスタンのキジルクム砂漠に残るホレズム王国の古代都市遺跡を巡るby Kaycom D

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ウズベキスタン北西部の「キジルクム砂漠」には、古代ホレズム王国の都城遺跡が点在している場所。

“砂の城”を意味する“トプラク・カラ”は、かつてはホレズム王国の首都として栄えた都。紀元前2〜3世紀頃に築かれたとされ、多くの壁画や美術品、貨幣などが出土しています。この場所に都市があり、人々の暮らしがあったということが想像できないほど荒涼としています。

<基本情報>
住所:Kizylkum
アクセス:ヒヴァから車で約3時間 この写真の記事を見る ≫

ウズベキスタンの定番グルメはこれ!

ウズベキスタンの定番グルメはこれ!
大山 平助

通り過ぎるだけじゃもったいない!タシュケント1日観光モデルコースby 大山 平助

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ウズベキスタンを代表する料理は「プロフ」。ピラフと同じような料理ですが、羊肉と野菜をスパイスやブイヨンで煮込んだ米料理のことを指します。地方によってバリエーションが違うので、各地で食べ比べる楽しみがあるメニューです。 この写真の記事を見る ≫

ウズベキスタンの定番グルメはこれ!

写真:トラベルjp 編集部

サマルカンドやブハラでプロフを注文するとタシュケントのものと違って、羊肉や黄色い人参を盛り付けるタイプになります。タシュケントのプロフに比べると、あっさりしているのが特徴です。

ウズベキスタンの定番グルメはこれ!

写真:トラベルjp 編集部

ウズベキスタンで味わいたいもう一つの料理は「ラグマン」。これはウズベキスタンだけでなく、中央アジア全体で見られる料理です。中力粉の麺が入ったもので、羊肉やトマトをベースにしたスープで食べるのが一般的。店によっては焼きそばのように調理した「焼きラグマン」が食べられるところもあります。

ウズベキスタン観光はこれでキマリ!

青いモスクに美しいタイルや幾何学模様が散りばめられたウズベキスタンは、街全体が博物館のような場所。秘境のような旅先ですが、日本から直行便がアクセスできるというのはかなり幸運ですね。海外旅行の定番は行き尽くした!という方も退屈させないような観光地がたくさん待っています。刺激を求めて、ぜひウズベキスタン旅行を計画してみてください。

2024年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

(文:木内つばめ

掲載内容は執筆時点のものです。

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