ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット13選 エキゾチックな魅力たっぷり!

ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット13選 エキゾチックな魅力たっぷり!

更新日:2024/11/07 11:48

トラベルjp 編集部のプロフィール写真 トラベルjp 編集部

ボスニア・ヘルツェゴビナはかつてユーゴスラヴィアを構成していた国のひとつ。イスラム文化とヨーロッパ文化が融合した独特のオリエンタリズムで訪れる人々を魅了します。世界遺産にも登録されている古都・モスタルは、隣国のクロアチアからも気軽に足を延ばせる観光地であり、周辺の国とともに見学できるところもツーリストには嬉しいところでしょう。

今回は元旅行会社スタッフのトラベルjp ナビゲーター 木内つばめが、ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポットをご紹介します。

1.バシチャルシア広場/サラエボ

1.バシチャルシア広場/サラエボ
菊池 模糊

ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエヴォは歴史に彩られた町だ!by 菊池 模糊

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首都サラエボの旧市街にはバシチャルシアと呼ばれる職人街が広がり、オスマン帝国の名残を留める水飲み場(セビリ)のある「バシチャルシア広場」には、いつも多くの人で賑わっています。

バシチャルシア広場周辺はまるで中東のバザールのようなエリア。店の看板になっている大きな銅製の水差しや、大小様々な金銀細工、指輪やアクセサリー、民族衣装など多種多様な店が所狭しと並び、それらを眺め歩いているだけでも高揚感があります。

<基本情報>
住所:Bascarsija, Sarajevo
アクセス:サラエボ市街地から車で約5分 この写真の記事を見る ≫

2.サラエボ大聖堂/サラエボ

2.サラエボ大聖堂/サラエボ
菊池 模糊

ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエヴォは歴史に彩られた町だ!by 菊池 模糊

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「サラエボ大聖堂」は、ボスニア・ヘルツェゴビナ最大のカトリック教会の大聖堂。1889年に完成したものの、ユーゴ紛争時は激しく損傷。現在は修復された姿を見ることができます。

大聖堂はサラエボの象徴として用いられ、入り口の上の窓のデザインはサラエボ県の県旗と県章に、ロマネスク風の2本の塔はサラエボの市旗と市章に使用されています。

<基本情報>
住所:Trg Fra Grge Martica 2, Sarajevo この写真の記事を見る ≫

3.ガジ・ヒュースレフ・ベイ・モスク/サラエボ

3.ガジ・ヒュースレフ・ベイ・モスク/サラエボ
菊池 模糊

ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエヴォは歴史に彩られた町だ!by 菊池 模糊

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サラエボ大聖堂前のフェルハディヤ通りは歩行者天国になっていて、その先はオスマン帝国時代の街並みが残るオリエンタルムード溢れるエリア。まるでトルコの町を訪れているのではないかと思えるほどです。

モスクも多く見られますが、その中でも1532年に建てられた「ガジ ヒュースレフ ベイ モスク」はボスニア・ヘルツェゴビナで最も重要なイスラム寺院。その広大な敷地には、ハマーム(公衆浴場)のほか、図書館、小中学校、博物館などもあり、サラエボ市民の憩いの場所になっています。

<基本情報>
住所:Saraci 8, Sarajevo
アクセス:サラエボ市街地から車で約3分 この写真の記事を見る ≫

4.ラテン橋/サラエボ

4.ラテン橋/サラエボ
菊池 模糊

ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエヴォは歴史に彩られた町だ!by 菊池 模糊

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1914年6月28日、この地域を支配していたオーストリア=ハンガリー帝国のフランツ・フェルディナント皇太子夫妻がサラエボを訪れた際、政治結社・青年ボスニア党のセルビア人ガブリロ・プリンツィプに狙撃され死亡しました。「ラテン橋」の前にあるビルが狙撃された現場です。

この“サラエボの銃声”が第一次世界大戦のきっかけとなりました。歴史が大きく動いた場所は、サラエボ観光では外せないスポットでもあります。

<基本情報>
住所:Obala Kulina bana bb, Sarajevo この写真の記事を見る ≫

5.サラエボ旧市庁舎/サラエボ

5.サラエボ旧市庁舎/サラエボ
菊池 模糊

ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエヴォは歴史に彩られた町だ!by 菊池 模糊

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市内を貫くミリャツカ川沿いに建つ「サラエボ旧市庁舎」。オーストリア・ハンガリー帝国時代に建てられましたが、紛争時に焼失。2014年に再建され、往時の姿を取り戻しました。ツートンカラーの疑似ムーア様式建築物は、サラエボを代表する美しさ。内部のステンドグラスも素晴らしいので、ぜひ中までしっかり見学してみてくださいね!

<基本情報>
住所:Brodac 1, Sarajevo 71000
アクセス:バシチャルシヤのバス停から徒歩10分 この写真の記事を見る ≫

6.スターリ・モスト/モスタル

6.スターリ・モスト/モスタル

ボスニアの古都「モスタル」の悲劇を伝える美しい橋の秘密

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エメラルドグリーンの川と白い石造りの家屋に赤い屋根…絵画のような情景が有名なボスニア・ヘルツェゴビナの古都・モスタル。人気観光地・クロアチアからのアクセスも良好で、スプリットやドブロブニクからの日帰りツアーも開催されています。

そんなモスタルの代表的なスポットといえば、「スターリ・モスト」。1500年代半ばに建設されたとされる橋ですがユーゴ紛争時に破壊され、一時は川に崩れ落ちました。しかし、2004年に復興工事が完了。現在、スターリ・モストは東側のイスラム系地区と西側のクロアチア系地区をつなぐ物理的、心理的架け橋となり、平和の象徴として存在しています。

<基本情報>
住所:Stari most, Mostar 88000, Bosnia and Herzegovina
アクセス:クロアチアのドゥブロヴニクから車で約2時間半 この写真の記事を見る ≫

7.モスタル旧市街/モスタル

7.モスタル旧市街/モスタル
坂元 美鈴

ボスニアが誇る世界遺産!美しき古都モスタルを散策by 坂元 美鈴

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「モスタル旧市街」は、スターリ・モストの両岸に広がるエリア。石畳の路地にモスクなどが立ち並ぶ、異国情緒溢れる場所です。観光客には嬉しいお土産店やレストランも多く立ち並び、心弾む街歩きが叶うでしょう。

ここでは、オスマントルコの影響が感じられるようなグルメも必食です。羊肉や牛肉にスパイスを効かせてソーセージ状にしたものを野菜と一緒にパンで挟んだ“チャヴァピ”はぜひ食べておきたいメニュー。ケバブに似ているので、日本人にも食べやすいですよ。

<基本情報>
住所:Old Town Mostar, Mostar 88000, Bosnia and Herzegovina
アクセス:モスタル市街地から車で約4分 この写真の記事を見る ≫

8.トルコ人の家/モスタル

8.トルコ人の家/モスタル
菊池 模糊

ボスニア・ヘルツェゴヴィナの人気世界遺産モスタルを訪ねてby 菊池 模糊

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「トルコ人の家」は18世紀のオスマン帝国時代の建物。トルコ人の豪商が住んでいた家で、トルコの生活を垣間見れるような場所です。特にトルコを訪れたことのないツーリストには面白い観光時間となるでしょう。

1階は玄関、台所、土間といった間取りで、調理器具などを展示。2階は居間や男女別の部屋があり、当時の上流階級の大家族がどんな生活をしていたかを想像させてくれます。トルコ絨毯の敷き詰められた空間はなかなか豪華ですよ。

<基本情報>
住所:East Mostar (Muslim Quarter), Mostar, Bosnia and Herzegovina
アクセス:スターリ・モストから徒歩15分 この写真の記事を見る ≫

9.コスキ・メフメド・パシャ・モスク/モスタル

9.コスキ・メフメド・パシャ・モスク/モスタル
菊池 模糊

ボスニア・ヘルツェゴヴィナの人気世界遺産モスタルを訪ねてby 菊池 模糊

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「コスキ メフメド パシャ モスク」は、1618年にオスマン帝国によって建設されたモスク。スターリ・モストのたもとに建ち、礼拝の時間以外は内部を見学することできます。モスクから見下ろしたスターリ・モストとネレトヴァ川の景色は見事です。

また、モスクの内部もタイル装飾やシャンデリアが施されており、こちらも見応えあり。東西の文化が融合した独特の美しさが広がっています。

<基本情報>
住所:Mala Tepa 16, Mostar 88000, Bosnia and Herzegovina
アクセス:モスタル市街地から車で約4分 この写真の記事を見る ≫

10.メジュゴリエ

10.メジュゴリエ
藤 華酉

マリア様ご光臨の聖地、ボスニア・ヘルツェゴビナ「メジュゴリエ」の教会by 藤 華酉

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モスタルの南にある小さな町「メジュゴリエ」。至って普通のこの町に奇跡が起きたのは1981年のこと。特別信心深い訳でも貧しい訳でもない数人の若者達の前に聖母マリアが現れ、世界平和や預言など、いくつかの言葉を残したと言われています。

その話を聞きつけて押しかけた信者達を収容するため、メジュゴリエには立派な教会やステージができ、信者向けのお店が立ち並ぶ立派な町へと変貌を遂げました。現在は観光地となっています。

<基本情報>
住所:Medjugorje, Bosnia and Herzegovina
アクセス:クロアチアのドゥブロヴニクから車で約2時間半 この写真の記事を見る ≫

11.ブラガイ

11.ブラガイ
橘 凛

注目のボスニア・ヘルツェゴビナ!世界遺産の街モスタルと近郊の旅by 橘 凛

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16世紀頃のオスマン朝時代に建造されたイスラム神秘主義の修道院や城塞がある「ブラガイ」。現代も当時の姿を留めており、ブルーグリーンの水面近くに佇む建物が美しい光景を見せてくれます。

修道院のそばには小さな洞窟があり、8人程度の乗り合い小舟に乗って入ることも可能。薄暗くて夏場でもひんやりと涼しい洞窟は、神秘的なムードを味わえるでしょう。

<基本情報>
住所:Blagaj
アクセス:モスタルのバスターミナルからバスで約30分 この写真の記事を見る ≫

12.ソコルル・メフメト・パシャ橋/ヴィシェグラード

12.ソコルル・メフメト・パシャ橋/ヴィシェグラード
菊池 模糊

文化村のような不思議な世界遺産の町ヴィシェグラードを歩くby 菊池 模糊

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ドリナ川に架かる「ソコルル メフメト パシャ橋」は世界遺産に認定された橋。オスマン帝国最高の建築家ミマール・スィナンによって設計された石橋で、11連の美しいアーチが見どころです。

この橋は戦略上の要地でもあることから両世界大戦などで何度か破壊されましたが、その度に修復され、大切に守られてきたものです。現在、橋上は歩行者あるいは特別許可車しか通過できないため、観光客もゆっくりと橋上で散策を楽しむことができます。

<基本情報>
住所:Mehmed Pasa Sokolovic Bridge in Visegrad
アクセス:サラエボからバスで約3時間 この写真の記事を見る ≫

13.アンドリッチグラード/ヴィシェグラード

13.アンドリッチグラード/ヴィシェグラード
菊池 模糊

文化村のような不思議な世界遺産の町ヴィシェグラードを歩くby 菊池 模糊

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町の北部から川の砂州付近に建てられた大きな施設「アンドリッチグラード」。旧ユーゴスラビア出身の映画監督エミール・クストリッツァが、ノーベル賞受賞作家イヴォ・アンドリッチを記念して建設した文化村的複合施設です。

敷地内は文化をテーマにしたひとつの町のようになっており、映画館や地元料理を味わえるレストランなどが。また、美しい聖皇帝ラザール教会などを見学することができます。

<基本情報>
住所:Mlade Bosne、Visegrad 73240
アクセス:ソコルル・メフメト・パシャ橋より徒歩15分 この写真の記事を見る ≫

ボスニア・ヘルツェゴビナならここに決まり!

多民族・多宗教が混ざり合ったボスニア・ヘルツェゴビナ。さまざまな歴史が交差して生まれた独特な文化は、観光客に刺激的な時間を与えてくれるでしょう。またクロアチアのスプリットやドブロブニクから日帰りで訪れることができる観光スポットがあるのも、周遊する旅には嬉しいところ。ぜひ、ボスニア・ヘルツェゴビナを目いっぱい歩き、その魅力を咀嚼するような旅を楽しんでくださいね!

(文:木内つばめ) 

2024年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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