アドリア海に面する風光明媚な港町スプリット。かつてのローマ皇帝の宮殿跡に人が住み着き、ローマ時代の雰囲気がそのまま残ったという世界でも珍しい構造を持つ街です。近郊にある世界遺産に登録されたスポットや美しい離島へのアクセスも良いことから、観光の拠点とするのにもおすすめ！
今回はLINEトラベルjp ナビゲーターが現地徹底取材した、スプリットと近郊の観光スポットをご紹介します。
「聖ドムニウス大聖堂」は元々ローマ皇帝のディオクレティアヌス帝の霊廟として建てられたもの。その後、住み着いた人々の手により破壊され、大胆にもキリスト教の大聖堂へと改築されました。
大聖堂の中は非常に荘厳で、特に主祭壇はクロアチア有数の見事なバロック芸術作品。中世時代に建造された鐘楼は階段で上ることができ、スプリットを上空から見下ろせる絶好のスポットです！
＜基本情報＞
住所：Ul. Kraj Svetog Duje 5
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旧市街の門を入ってたどり着くのが、ローマ時代に宮殿の中庭であった「ペリスティル」。コリント式の12本の石柱が美しい、旧市街の中心地です。
ペリスティルでは時折、歴史劇が演じられていることもありますので、その際に訪れていたらラッキー！ステージが本物の古代遺跡ということもあり、まるでタイムスリップしているかのよう。
＜基本情報＞
住所：Ul. Peristil
電話番号：+385-21-342-589
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大聖堂の反対側にあるのが「ジュピター神殿」。元々はディオクレティアヌス帝が自分自身の父として称えていたといわれるローマ神話の最高神であるジュピターを祀る神殿として建てたもの。
キリスト教が広まった後は、神殿は洗礼室として利用されるようになったのです。そのため「洗礼室」とも呼ばれることも。神殿内には、現在はキリスト教の聖人であるヨハネの銅像が祀られています。
＜基本情報＞
住所：Ul. Kraj Svetog Ivana 2
電話番号：+385-21-345-602
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巨大な門や見張り塔によって軍事施設の特質も混ぜ合わせている宮殿の地下には、巨大な空間が広がっています。
中世には倉庫として、またワインやオリーブオイル造りに利用されたのが地下室。皇帝の胸像を始め、圧搾機や歴史を紹介するパネルなどの展示が見られます。また、音響効果がよいことから民族衣装をまとった人々による合唱や演奏、舞台など行われることも。
＜基本情報＞
住所：Ul. Iza Vestibula 3（宮殿の入口）
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宮殿の北側に隣接するのは、緑あふれるストロスマエロフ公園。旧市街を取り囲む城壁の北側に設置された「金の門」を出ると目の前に広がる憩いの場です。
この公園にあるのが「グルグール・ニンスキの像」。グルグール・ニンスキとは、10世紀初頭にクロアチアでキリスト教の指導にあたっていた司教のこと。願い事を唱えながら像の左足の親指に触れるとその願いが叶うといわれており、おかげで親指は金ぴかに！パワースポットとしても人気があります。
＜地下宮殿（宮殿の入口）の基本情報＞
住所：Ul. kralja Tomislava 12
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「マルヤンの丘」は、世界遺産であるスプリットの旧市街やアドリア海を一望できる隠れた絶景スポット。広々としたテラスに立つクロアチア国旗の足元から、旧市街を含めたスプリットの町並みと背後に連なるディナル・アルプスの山並み、紺碧に輝くアドリア海の眺めなどが堪能できます。
＜基本情報＞
住所：Ul. kralja Tomislava 12（テラス）
アクセス：旧市街から徒歩約40分
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スプリットからバスで1時間ほどの距離にある「トロギール」。旧市街は、本土とチオヴォと呼ばれる島の間にある小島にあり、橋で結ばれています。
トロギールはさまざまな時代の教会や歴史的建造物が所狭しと犇めく情緒溢れる街です。中心の広場に面した聖ロヴロ大聖堂は、トロギールの代表的建造物。鐘楼は目印となり、正門には素晴らしい彫刻が施されています。
＜基本情報＞
アクセス：スプリットからバスで約1時間
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陽光降り注ぐアドリア海に注ぐクルカ川の河口に開けた、歴史ある美しい古都「シベニク」。クロアチアの海岸線ほぼ中央に位置し、遠くにディナル・アルプスを望む自然美も兼ね添えた町です。
シベニク観光で最大の観光スポットが世界遺産に登録されている聖ヤコブ大聖堂！「シベニクの宝」とも呼ばれます。この大聖堂は、美しい曲線を描く大きなドームや柱に壁面などすべて、木材やレンガなど使用せずに石だけで建てられており、石造建築の教会としては世界一の大きさ。
＜基本情報＞
アクセス：スプリットからバスで約1時間15分
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「クルカ国立公園」は世界文化遺産に登録されていますが、大自然が堪能できる観光スポット。遊歩道が完備された公園内は、雄大な滝、歴史的な修道院、遊泳できる湖まであって、一日滞在しても飽きることがありません。自然に癒されたい人や家族連れにもピッタリの観光地です。
＜基本情報＞
アクセス：起点となるのは公園の近くにあるスクラディン。スプリットからスクラディンまではバスで約1時間30分。
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スプリットの近海には美しい島々が浮かんでおり、特に人気があるのが「フヴァル島」。その美しさに魅せられたヨーロッパのセレブたちの間では「隠れ家リゾート」としても注目されています。
島の西部にあるフヴァル・タウンの北側、山の上にそびえ立つフヴァル城塞からの眺めはまるで映画のワンシーンのよう。青く輝く海とオレンジ色の屋根の家々、可愛い町並みを眺めながらゆっくりひと休みしましょう。
＜基本情報＞
アクセス：スプリットからフヴァル・タウンまではフェリーで2時間。フヴァル島北部のスターリ・グラード港からもアクセス可能。
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かつての宮殿跡そのものが城壁に囲まれた旧市街となり、世界遺産にまで登録されているスプリット。旧市街にはローマ時代の遺跡を利用した建築物やホテルが多くあり、世界でも珍しい風景が広がっています。さらに周辺には世界遺産に登録されたスポットや美しい島々も多く、スプリットに滞在しながらいろいろと巡るのもおすすめ！
※2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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