九州の福岡と大分。どちらも観光スポットや美味しいグルメがたくさんある人気観光地ですが、できれば1泊2日で両方訪れてみたい!という欲張りさんにこんな旅はいかが?
初日は太宰府天満宮でパワーをもらい、天神・中洲で福岡・博多グルメに舌鼓、福岡城跡を見学して大分の別府温泉でのんびり。2日目は地獄巡りと由布院散策、最後に絶景の九重“夢”大吊橋へ。福岡と大分の魅力をギュッと詰め込んだ厳選モデルコースです。
福岡に着いたら、まず最初はパワースポットでもある「太宰府天満宮」へ。
太宰府天満宮へは、西鉄の太宰府観光列車“旅人-たびと-”がおすすめ。観光名所が描かれた淡いピンク色の車体に、和文様で飾られたラブリーな車内で気分も高まります。1号車から5号車まで、それぞれ異なる開運テーマが設定され開運カードがもらえますよ。旅人は、西鉄福岡天神駅から西鉄太宰府駅まで直通の便と、西鉄二日市駅から乗り換えになる便の二通りありますので、西鉄の時刻表で事前にご確認を。
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「太宰府天満宮」は学問の神様として知られる天神様・菅原道真公が祀られた神社で、年間約1,000万人の参拝者が訪れています。漢字の“心”の字を象った過去・現在・未来を表す御神橋三橋、重層の入母屋造りの楼門など、見どころたっぷり。 この写真の記事を見る ≫
本殿へ続く参道にはお土産物屋さんがずらり。中でも梅ヶ枝餅は是非食べておきたい太宰府名物グルメ。他に串ぬれおかき、あまおう大福鬼瓦最中、太宰府バーガーなども人気。建築家・隈研吾氏設計によるおしゃれなスタバも必見ですよ。
<太宰府天満宮の基本情報>
住所:福岡県太宰府市宰府4丁目7-1
電話番号:092-922-8225
アクセス:西鉄福岡天神駅から西鉄旅人で約30分、西鉄太宰府駅下車、徒歩5分。二日市駅で乗り換えの場合は約40分。
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午後は再び福岡市内に戻り、繁華街の天神・中洲あたりで福岡・博多グルメを頂きましょう。福岡と言えば「豚骨ラーメン」は外せませんが、天神から徒歩約10分のショッピングモールのキャナルシティ博多のラーメンスタジアムには、 博多はもとより、鹿児島、久留米、北九州の豚骨ラーメンが勢ぞろい。迷ったらココへ。キャナルシティ博多には他にも飲食店がたくさんありますよ。
<キャナルシティ博多の基本情報>
住所:福岡県福岡市博多区住吉1丁目2-25
電話番号:092-282-2525
アクセス:天神から徒歩約10分。地下鉄中洲川端駅から徒歩約7分。博多駅交通センターからバスで約5分。
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明太子も人気の定番博多フード。その明太子がおもいっきり堪能できる店が中洲にある明太子料理専門の「元祖博多めんたい重」。様々なメニューがありますが、おすすめは店名にもなっている一本ど〜んと明太子が乗った「めんたい重」。海苔の上に特製のじっくり漬け込んだ昆布巻き明太子を乗せ、重にして特製かけだれをかけて食べる新しいスタイルです。
<元祖博多めんたい重の基本情報>
住所:福岡県福岡市中央区西中洲6-15
電話番号:092-725-7220
アクセス:西鉄福岡駅より中洲方面へ。徒歩5分。
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博多は郷土グルメの宝庫ですが、忘れてはいけないのが「ごまさば」。鮮度が落ちるのが早い新鮮な真鯖の刺身を九州特有の甘口醤油に漬けたごまさばは、鯖は苦手と言う人もひとくち食べたら虜になること間違いなしの美味しさ。たっぷりのすり胡麻とわさびでいただきましょう。玄界灘でとれた真鯖は脂ののりがよく、しかも身がしまっていてプリプリ。
<博多ごまさば屋の基本情報>
住所:福岡県福岡市中央区舞鶴1-2-11 おがわビル1F
電話番号:092-406-5848
営業時間:11:30〜13:30(LO)、18:00〜22:00(LO)
定休日:日曜日
アクセス:地下鉄空港線赤坂駅から徒歩5分。
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天神から福岡市営空港線で2駅目約4分の大濠公園駅で降ると、大きな池がある「大濠公園」が見えてきます。都会の喧騒を忘れさせてくれる自然豊かな観光スポットです。大濠公園をぶらぶらしながら福岡城跡がある舞鶴公園のほうに足を進めましょう。 この写真の記事を見る ≫
提供元:福岡県観光連盟
https://www.crossroadfukuoka.jp/business「福岡城」は福岡藩黒田氏の居城で、熊本城よりも広大な敷地を持っていました。隣接する大濠公園は、もともと福岡城の外堀だった部分を活用したものなのです。見どころは国指定重要文化財の多聞櫓と天守閣跡。頂上からの眺めも必見。足もとの大濠公園から遠くは福岡ドーム、福岡タワーまで見渡せます。
福岡城跡の一部は、「鴻臚館」の跡地でもあります。鴻臚館は、平安時代に建てられた外交のための施設。前身となる筑紫館の歴史は、奈良時代にまでさかのぼります。遺跡は保護のためドームに入っており、「鴻臚館跡展示館」として公開されています。
<福岡城跡の基本情報>
住所:福岡県福岡市中央区城内
アクセス:福岡市営地下鉄大濠公園駅から徒歩約5分。
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歴史散歩を楽しんだあとは、大濠公園駅から福岡市営空港線で博多駅ヘ。5駅目約10分です。JR博多駅は巨大なターミナルビルになっていて、お土産が買えるところもたくさんあります。福岡のお土産や人気の駅弁をゲットして、JR博多駅から特急ソニックで大分・別府へ向かいましょう。 この写真の記事を見る ≫
「特急ソニック」は、博多・小倉〜別府・大分・佐伯間を結ぶJR九州の特急列車。白い885系とブルーメタリックの883系があり、どちらもスタイリッシュな車内インテリアが好評。快適な特急電車でのどかな車窓風景を眺めること約2時間10分でJR別府駅に到着します。 この写真の記事を見る ≫
“おんせん県おおいた”のキャッチフレーズで知られるように、大分県は温泉の源泉数・湧出量ともに日本一。中でも別府温泉は、町の中あちこちで湯けむりがたっている日本有数の温泉地。泉質の異なる8つの温泉地からなる別府温泉は、温泉好きにはたまらないところです。地獄めぐりや水族館のうみたまごなど観光スポットが多いのも魅力です。
「杉乃井ホテルHANA」は、別府温泉で子連れに一番人気の老舗宿。水着で楽しむ露天型温泉施設や屋内レジャープール、キッズランドなど子どもが楽しめる施設が充実。バイキングには子ども向けメニューが豊富で、大展望露天風呂棚湯や噴水ショー、豪華イルミネーションもあり、三世代で温泉を楽しめます。
提供元:杉乃井ホテル
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別府・明礬温泉の老舗旅館「岡本屋」は、リピーター率が高く女性にも人気のお宿。温泉は幻想的なミルキーブルー色。自然界にこんなに綺麗なパステルカラーの温泉があるのかと驚かされます。和室が16室あり、特別室の望海ではお部屋で源泉掛け流しの温泉が楽しめます。
食事も自慢のお宿で、夕食は新鮮な地魚や濃厚な味わいの豊後牛など、大分名物がずらり。魚や肉の美味しさもさることながら、別府は野菜が美味しいことでも知られています。この野菜の甘さを活かす別府ならではの調理法が地獄蒸し。特に明礬温泉の硫黄泉で作った地獄蒸しは、ほんのりと香りがついてスモーキーで美味しいですよ。
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別府温泉郷の鉄輪(かんなわ)エリアには地獄と名付けられた温泉が複数あり、地獄めぐりをしながら散策を楽しめます。そんな地獄のすぐ近くに位置するのが「山荘 神和苑」。広い敷地内には回遊庭園や能舞台、茅葺の茶屋があり、日本独特の自然と調和する雰囲気が感じられる宿です。
有機農法で丁寧に育てられた大分産の旬の野菜や契約農家から直接仕入れているお米、九州の大自然で育てられた特上の黒毛和牛など、こだわりの食材の旨みを活かしながらの料理はどれも絶品。朝食も3段の木箱入りのお弁当スタイルでワクワクします。
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別府の定番観光スポット「別府地獄めぐり」。何ともおどろおどろしいネーミングですが、別府温泉の源泉8つを“血の池地獄”“海地獄”“鬼石坊主地獄”“かまど地獄”“鬼山地獄”“龍巻地獄”“白池地獄”“山地獄”と呼び、山地獄以外の7つの地獄を2時間前後で巡ることを「別府地獄めぐり」と呼びます。
どの地獄も営業が始まるのは朝8時。早起きして、宿のチェックアウトまでの時間を利用してチャレンジしてみましょう。中でも海地獄はその名前の通り海のように青い地獄で、写真映えします。温泉の熱で育てられている植物を見ることもできますよ。
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血の池地獄は、豊後風土記に、赤湯泉という記述がある日本最古の天然地獄で、真っ赤なその光景は圧巻。泉温78度の血の池地獄に入るのは無理ですが、傷の湯、温まりの湯という足湯もありますので、是非こちらも体験してみましょう。血の池軟膏や湯の花も販売しています。
<別府地獄めぐりの基本情報>
場所:大分県別府市の別府温泉に点在
電話番号:0977-66-1577(別府地獄組合)
営業時間:8:00〜17:00(年中無休)
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宿を10時にチェックアウトしたら、観光快速バスゆふりん(亀の井バス)で由布院まで移動。宿の場所によって乗り場は違ってきますが、別府駅発10:40の便に乗れば、由布院駅前に11:48に到着します。のどかな車窓風景に見とれていたらあっという間に着きますよ。 この写真の記事を見る ≫
湯布院は大分県で人気の観光名所。湧出量全国2位という湯量豊富な由布院温泉があり、人気のスポットのほとんどを、駅から歩いて周れるのも嬉しいところです。時間があれば観光辻馬車を予約してのんびり由布院の街を観光するのもいいですが、土産物屋や飲食店が所狭しと建ち並ぶ「湯の坪街道」周辺をぶらぶら食べ歩くだけでも楽しめます。おすすめの食べ歩きグルメは、金賞コロッケ、醤油プリンなど。
<湯の坪街道の基本情報>
住所:大分県由布市湯布院町湯の坪
アクセス:JR由布院駅より徒歩5分。
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ゆっくり落ち着いて大分グルメを堪能したいという方には、JR由布院駅から徒歩約8分、タクシーで約3分のところにある「山椒郎」の“合わせ箱”がおすすめ。海と山の2種類があり、山は、大分県特産の豊後牛や冠(かんむり)地鶏、ゆふいん野菜がふんだんに散りばめられ見た目の美しさにもテンションが上がります。魚のりゅうきゅう(大分の郷土料理)とゆふいん野菜が詰まった海も人気です。
<山椒郎の基本情報>
場所:大分県由布市湯布院町川上田中2850-5
営業時間:11:00〜15:00・18:00〜22:00、水曜日定休。
アクセス:JR由布院駅より徒歩約8分。
※湯平などを含む広域を指す場合は“湯布院”、含まない場合は“由布院”と称します。
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湯の坪街道から徒歩で約15分ほどのところにあるのが「金鱗湖」。由布院と言えば、由布岳と金鱗湖をイメージされる方もが多いのでは。温泉水を含む川の水が流れ込み、湖底からも温泉が湧き出ていると言われ、秋から冬の早朝には湖面を霧が漂うような幻想的な風景に出会えることも。
写真提供:公益社団法人ツーリズムおおいた
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金鱗湖の周辺にはお洒落なカフェやレストラン、老舗の旅館などが点在していますが、その中でも金鱗湖のほとりという素晴らしいロケーションに建つカフェもあります。金鱗湖散策を終えたら立ち寄ってみてはいかがでしょう?
<金鱗湖の基本情報>
場所:大分県由布市湯布院町川上
アクセス:JR由布院駅より徒歩約20分。車で約10分。
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福岡・大分1泊2日の旅、最後は2006年10月に開通した人気の絶景スポット「九重“夢”大吊橋」へ。由布院駅からは、JR久大本線で約20分の豊後中村駅で下車、コミュニティバスで約22分と、列車とバスを乗り継ぐ方法と、大吊橋まで直通の路線バス(亀の井バス)で行く方法があります。ただし直通バスは3月〜11月の土日祝のみ運行。お昼の便は13:15発だけとなりますが乗り換え無しで14:05には到着するので便利です。 この写真の記事を見る ≫
九重“夢”大吊橋は、標高777m、長さ390m、高さ173m、幅1.5mという、人が渡る吊り橋としては日本一のもの。巨大な吊橋ですが、往復しても約13分。写真を撮りながらゆっくり歩いても20〜30分程の所要時間。剛強なワイヤーで吊られた橋ですが、人が多いと揺れもありスリル満点。 この写真の記事を見る ≫
橋の中央までくると、日本の滝百選に選ばれている震動の滝や、雄滝、雌滝を見ることができ、旅のフィナーレを飾るにふさわしい迫力の光景が目の前に! 紅葉のシーズンに訪れると、九酔渓や鳴子川渓谷の雄大で美しい紅葉の景観を眺めることもできます。
<九重“夢”大吊橋の基本情報>
住所:大分県玖珠郡九重町大字田野1208番地
電話番号:0973-73-3800(九重“夢”大吊橋観光案内所)
アクセス:JR久大本線豊後中村駅下車。コミュニティバス乗換後、大吊橋中村口バス停下車(約22分)、車の場合は、大分自動車道九重ICまたは湯布院ICから約35分(国道210号〜やまなみハイウェイ経由)。北方ゲート駐車。
九重“夢”大吊橋からの各空港への帰路ですが、九重インターまでタクシーかコミュニティバスで向かい、高速バス ゆふいん号に乗車して約1時間半で福岡空港。もしくは、コミュニティバスとJRで由布院駅まで戻り、空港行きバスに乗車して約55分で大分空港となります。
帰りの便が早い場合などは、1日目は早めに福岡を出発し、別府に着いてすぐに地獄めぐりを楽しみ、2日目は由布院と九重“夢”大吊橋観光だけにするなど、少しアレンジしてみてくださいね。
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福岡と大分を1泊2日で巡るモデルコースはいかがでしたか?
パワースポットに美味しいご当地グルメがいっぱいの福岡。
温泉と地獄めぐり、日本一の大吊橋と変化に富む、大分。
福岡と大分には人気の観光スポットが数多くありますが、今回ご紹介したところは絶対外せない王道の観光地やグルメばかり。
このモデルコースなら、1泊でも十分福岡と大分の魅力を堪能できます。
是非、参考にしてみてくださいね。
2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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