ショッピングやグルメ、パワスポ、そして“100万ドルの夜景”などで知られる人気観光地の香港。北側に広がるローカル色の強い九龍半島、そして南側の近代的なビルが並ぶ香港島。その間を繋ぐヴィクトリア・ハーバーを行き来しながら観光するという、唯一無二の魅力溢れる旅先です。
今回は元旅行会社スタッフで香港に10回以上訪れたことのあるトラベルjp ナビゲーター 木内つばめが珠玉の観光スポットをご紹介します。
世界三大夜景の一つ、香港の“100万ドルの夜景”。あの有名な景色を想像通りの角度で眺めたいなら、ヴィクトリア・ピークの「スカイテラス428」へ。
ピーク・トラムの山頂駅と直結しているピーク・タワー。標高396m地点に翼を広げたような斬新なデザインの建物で、その屋上にスカイテラス428があります。テレビやガイドブックで見るような大パノラマを鑑賞したいなら、ぜひ訪れてみてくださいね。天気予報を見て、滞在中の一番天気の良い日に決行しましょう!
<基本情報>
住所:香港島山頂道128號
アクセス:MTR中環(セントラル)駅から徒歩10〜15分でピーク・トラム駅へ。トラムに乗り山頂駅へ
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香港の情緒あふれる乗り物といえば、やっぱり「スターフェリー」。ヴィクトリア・ハーバーの両岸を往復し、昔からほとんど変わらぬ姿で人々の足となって活躍しています。バックパッカーのバイブルでもある沢木耕太郎の『深夜特急』では「60セントの豪華な航海」という素晴らしい描写がされていますね。その頃の安さほどではありませんが、乗船料金は今もお値打ち。1階席と2階席があり、料金が若干高い2階席は眺めの良くて観光客の姿が目立ち、1階席は地元の方が多め。ぜひ両方を乗り比べてみてください。
<基本情報>
尖沙咀碼頭
アクセス:MTR尖沙咀駅のE出口から徒歩7〜8分
中環碼頭
アクセス:MTR中環駅のA出口から徒歩約10分
湾仔碼頭
アクセス:MTR湾仔駅のA2出口から徒歩約15分
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九龍半島側からの夜景もぜひ堪能したいもの。嬉しいことに毎晩20時からの10分間、無料で見られる光と音のショー「シンフォニー・オブ・ライツ」が開催されています。香港島のビル群から夜空を突き刺すような光が放たれ、一日で一番の華やぐ瞬間を見ることができます。公式アプリをダウンロードすれば、光に合わせて音楽を流すことも可能。
九龍半島側のヴィクトリア・ハーバー前はもちろん、この時間を狙ってスターフェリーに乗船したり、景色の良いバーを陣取ったりと、見学ポイントは多数!ぜひお気に入りの場所で幻想的な夜空をご鑑賞ください。
<基本情報>
開催時間:毎日20時から13分間
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尖東(チムトン)にある「ガーデン・オブ・スターズ」は、香港映画ファンの方にはたまらない名スポット。特にブルース・リーやジャッキー・チェンが大好き!という方には聖地のような場所です。
香港映画史を辿れるような見どころの中で、ひときわ人気を博しているのがブルース・リーのブロンズ像。今にも「アチョー!」と聞こえてきそうなお決まりのポーズと一緒に写真に収めようとする人たちが絶えず集まってきます。
<基本情報>
アクセス:MTR尖東駅のP1出口を上がってすぐ
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地下鉄MTRの旺角(モンコック)駅の東側、ネイザンロードに並行して走る下町通りがあります。正式な通りの名称は「通菜街(トンチョイガイ)」といいますが、女性物の服飾関連の屋台が多く並んでいることから「女人街(ウーマンズストリート)」と呼ばれるようになりました。
夕暮れが訪れるのと前後して、「通菜街」は夜の顔「女人街」へ姿を変えていきます。衣料品や装飾品がずらりと並んでいますが、品質にはちょっと注意が必要!買い物を楽しむというよりは、見て歩いて楽しむ方がよさそうです。
<基本情報>
住所:香港九龍旺角通菜街
アクセス:MTR旺角駅のE2出口から徒歩約3分
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昔ながらの庶民的なお店が軒を連ねる旺角エリアに出現した「ランガムプレイス」は、オフィスタワー、ランガムプレイスホテル、そしてランガムプレイスモールからなる複合施設。
外観は「The Rock」というコンセプトを基に、ごつごつした岩の質感を前面に出しており、まるで要塞のよう。周囲の下町の雰囲気にはなじまない威風堂々とした佇まいで、何とも言えない威圧感に驚きます。
<基本情報>
住所:香港九龍旺角亞皆老街8號
アクセス:MTR旺角駅のC3出口すぐ
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提供元:Unsplash
https://unsplash.com/ja進化しつつある尖沙咀(チムサーチョイ)のウォーターフロントで、人々の視線を奪うような建物の「香港芸術館 HKMoA」。大規模な改築が行われ、新しい別館を伴い2019年に再開されました。歴史の深いものから現代美術まで膨大な収蔵品をじっくり見学することができます。新旧が交わるような香港らしい展示であるのが特徴的。雨の日に行く場所が見つからない場合は、もうここに決まりですね!
<基本情報>
住所:香港九龍尖沙咀梳士巴利道10號
アクセス:尖東駅のJ出口から徒歩約3分
九龍半島にある尖沙咀のど真ん中にある自然豊かな憩いのスポット「九龍公園」。早朝の太極拳から始まり、お昼のお弁当、そして夕方の散策と、便利な場所ゆえ、人影が絶えることはありません。
広さ約14ha、東京ドーム3つ分もある広大な公園で、その敷地の中には、イスラム教のモスク、中国庭園、イギリス軍の兵舎を改築した博物館、フラミンゴやハクチョウがいる小さな湖など、いろいろな施設があります。立地的にショッピングの合間の休憩に重宝する場所です。
<基本情報>
住所:香港九龍尖沙咀柯士甸道22號
アクセス:MTR尖沙咀駅のA1出口から徒歩約1分
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「PMQ(元創方)」は既婚者向け警察宿舎だった建物。2014年に大型デザイン複合施設へと変貌をとげ、ファッションやアクセサリーのショップ、ワークショップのスペースなどとして賑わいを見せていいます。街中のお土産店などで見かけるものとは違う、魅力的なグッズやアートと出会えるようなスポット。滞在中に行われている体験メニューをチェックして訪れるのもよし、ちょっとおしゃれなお土産を求めて気軽に訪れるのもよし。
<基本情報>
住所:香港中環鴨巴甸街35號
アクセス:MTR中環駅のE2出口から徒歩約10分
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提供元:写真AC
https://www.photo-ac.com/旧中央警察署をリノベーションし、歴史とアートを発信地として生まれ変わった「大館」。実際に使用されていた監房などの見学とあわせて、ショッピングやカフェなどを満喫することができます。レンガ造りの建物の美しさも見応えあり。
<基本情報>
住所:香港中環荷李活道10號
アクセス:MTR中環駅のD2出口から徒歩約10分
年間約300万人もの人が参拝する、香港最大の道教寺院「黄大仙」。元から信仰心の強い香港の人の参拝が絶えない寺院ですが、この寺院は世界中の観光客から絶大な人気を誇っています。その理由は、よく当たると言われている「筮竹占い」。
願いが叶うと言われる、香港一のパワースポット「黄大仙」でしか体験できない、一味違った占い体験で、香港旅行が盛り上がること間違いなしです!
<基本情報>
住所:香港九龍黄大仙竹園村2號
アクセス:MTR黄大仙駅のB2出口から徒歩約3分
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夏はモーレツに暑い香港!人混みにちょっと疲れた時におすすめの行き先が「レパルスベイ(淺水湾)」。美しいビーチで地元の人々や駐在している欧米人に紛れながら、リゾート気分を味わうことができます。ビーチ沿いにカフェやレストランが数軒あるので、海を見ながらビールやランチを味わうことも。崖のような道を2階建てバスに揺られて移動するスリルも香港ならではのもの。
<基本情報>
住所:香港淺水灣海灘道
アクセス:中環バスターミナルから次の番号のスタンレー(赤柱)行きバスに乗車。
6X(所要時間約25分)
6、6A、66(所要時間約30分)
快速260(所要時間約15分)
いずれもレパルス・ベイ・ビーチで下車
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年々密かに内容がボリュームアップし、日本未上陸のアトラクションやショーを満喫できる「香港ディズニーランド」。
なかでも絶対見なきゃ損!というショーは、ミュージカル『フェスティバル・オブ・ザ・ライオン・キング』です。名作『ライオン・キング』をぎゅぎゅっと30分に収めたショーなのですが、円形舞台で繰り広げられるリズムのよい展開、劇団四季を彷彿とさせるナマの歌とダンスは鳥肌モノ!
<基本情報>
住所:香港大嶼山香港迪士尼樂園
アクセス:MTR欣澳(サニー・ベイ)駅で下車し、ディズニーランド・リゾート・ラインに乗り換え。Disneyland (迪士)駅から徒歩約5分
(C)Disney
写真提供元:Hong Kong Disneyland Marketing
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香港でパワースポットと言えばお寺を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、香港ランタオ島の「ハートスートラ(心経簡林)」は、山の上に空に向かって延びる38本の木の柱。それぞれの柱には般若心経が書かれており、数字の8の字の形、無限を意味する“∞”インフィニティの形状に並んでいます。
アクセスは意外と簡単で、「MTR+ロープウェイ」または「MTR+バス」が一般的。「ゴンピン360」という眺めの良いロープウェイで向かえば、香港の絶景も望めます。
<基本情報>
住所:香港離島大嶼山昂坪
アクセス:MTR東涌駅で下車し、ロープウェイもしくは23番バスに乗車。ゴンピンビレッジに到着後、天壇大仏・寶蓮寺へ。そこから徒歩10〜15分ほどで目的地のハートスートラに到着
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香港島のすぐ南に位置する「南Y(ラマ)島」は、中環からフェリーでわずか30分の距離。休日にもなると、海鮮料理と日帰りハイキングを目的にたくさんの香港人が訪れます。
北部にある溶樹湾(ヨンシーワン)と中部の索罟湾(ソッグワン)は、休憩しながらゆっくり歩いて2時間程度の距離。途中、多少の起伏はありますが、ハイキング道は整備されているので、とても歩きやすくなっています。大自然を楽しんだ後は、海鮮料理で舌鼓。こんな香港旅行、いかがですか?
<基本情報>
アクセス:MTR香港駅から徒歩約8分、セントラルピア4番へ。索罟湾行きのフェリーに乗船後、約30分で到着
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どんどんアップデートされていく香港。近年では特にアートに関する施設が増え、刺激ある旅を体験することができます。変化しつつも、スターフェリー、黄大仙、ショッピングモールなど昔から変わらないものに触れられるのも香港の魅力。ぜひプランの参考にしてみてくださいね!
(文:木内つばめ)
2024年7月現在の情報です。最新情報は各施設の公式HP等でご確認ください。
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