1429年から1879年まで続いた琉球王国の中心地として栄えたのが「首里城」。沖縄那覇市に位置し、現在では世界遺産に登録され、沖縄随一の観光スポットと言っても過言ではありません。
LINEトラベルjp ナビゲーターが徹底現地取材した首里城とその周辺のおすすめ観光スポットをご紹介します。
1406年に尚思紹という人物が中山の王になり、その息子である尚巴志が1429年に三山を統一します。ここに琉球王国が成しましたす。その琉球王国の中心になったのが現在公園として整備されている「首里城」。でも、この首里城は三山が統一される前から尚氏の居城となっており、琉球王国誕生よりも古い歴史を持った城なのです。
こちらは2000円札に描かれたことで有名な「守礼門」。2019年10月末に起きた火災により未開園区域もありますが、東西約400メートル、南北約200メートルの広大な首里城の城域。見どころはほかにもたくさん!
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守礼門を抜けてすぐに表れるのが「歓会門(かんかいもん)」です。歓会とは、歓迎するという意味で、首里城城郭内に入る第一の門。左右には立派なシーサーが置かれ、門を守護しているかのようなたたずまいです。 この写真の記事を見る ≫
「玉陵(たまうどぅん)」は第二尚氏王統の大型の墓地で、1501年に尚真王が、父である尚円王を祀るために造らせました。玉陵は、2000年12月に"琉球王国のグスク及び関連遺産群"として世界遺産に登録されています。琉球王国の第二尚氏は尚円王を初代として廃藩置県まで19代続き、その後は華族となりました。玉陵は沖縄県最初にして最大の破風墓(はふばか)です。破風墓とは、琉球時代からの沖縄独特の墓を意味しています。
<基本情報>
住所:那覇市金城町1-3
電話番号:098-885-2861(首里城公園管理センター)
アクセス:ゆいレール首里駅より徒歩約15分
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写真:トラベルjp 編集部
「龍潭(りゅうたん)池」は首里城の北西にある、龍頭の形に掘られた人工の池です。1427年、琉球王国の第一尚氏王統・第2代尚巴志王の命により、国相懐機が作庭したといわれています。首里城公園の周辺を走る龍潭通りからは龍潭池を挟んでライトアップされた首里城正殿が浮かび上がり幻想的な景色を見ることができ、夜景撮影スポットとしても人気です。緑が多く茂り、市民憩いの場にもなっています。
<基本情報>
住所:那覇市首里真和志町
電話番号:098-886-2020(首里城公園管理センター)
アクセス:ゆいレール首里駅または儀保駅から徒歩で15分
首里城と那覇を結ぶ主要道であった「金城町石畳道」は、首里城からは歩いて5分程の距離にあり、真珠道と呼ばれる一部が当時のまま残されています。琉球王国尚真王の治世である1522年に建造が始まり、500年もの時を経て238mの区間が金城町に現存。首里城からは石畳を歩いてずっと下りとなります。古道が持つ独特の静けさの中、戦火を免れた石畳の美しさに思いをはせてみてはいかがでしょうか。
<基本情報>
住所:那覇市首里金城町2、3丁目付近
アクセス:ゆいレール首里駅より徒歩約15分、車で約8分。首里城公園より徒歩約7分、車で約4分。
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古道よりもさらに古い歴史を持つ禅寺「安國寺」。尚思紹王を初代とした第一尚氏の第6代目、尚泰久王(在位1454年−1460年)が建立したとされる禅寺です。琉球石灰岩で作られた鐘楼には、2体の龍が彫られており、見る者を圧倒する迫力を持っています。正面側にある2体の金剛力士像の眼力にも注目です。
<基本情報>
住所:沖縄県那覇市首里寒川町1-2
電話番号:098-884-2735
アクセス:首里城前バス停より徒歩4分
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首里城の近くには"琉球王国のグスク及び関連遺産群"として世界遺産に登録されている玉陵があり、周辺には歴史の重みが感じられる観光名所も点在しています。どれも徒歩で巡れる範囲内なので、いろいろと歩いてぜひお気に入りのスポットを見つけて訪れてみてくださいね!
2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
トラベルjp 編集部
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