1999年までポルトガルの海外領土であったマカオ。異国情緒漂う30もの広場や建造物が世界遺産として登録されており、アジアにいながらヨーロッパの面影を辿れる不思議な場所です。またカジノを併設した煌びやかな巨大ホテルが続々と建設され、華やかな非日常を満喫することも。香港旅行の一日観光として訪れる場合は、行きたいスポットを決めておくと効率よく回れるでしょう。
今回は元旅行会社スタッフでマカオに何度も訪れたことのある、カジノ大好きなトラベルjp ナビゲーター 木内つばめが、マカオ旅行で人気の観光スポットをご紹介します。
パステルカラーの美しい建物にうっとり!マカオで世界遺産巡りby 結月 ここあ
地図を見るマカオの中心に位置する「セナド広場」。ポルトガル統治時代の名残を色濃く残す美しい石畳や、広場の中央には大航海時代を象徴する地球儀をモチーフにした噴水があります。
徒歩圏内にはマカオのシンボル聖ポール天主堂跡や旧マカオ市政庁、仁慈堂など数々の観光名所が点在。広場の周りにはイエローやピンクのパステルカラーの建物が多く、フォトスポットしても格好の場所。お土産店やブティックなども並んでいます。
<基本情報>
アクセス:マカオフェリーターミナルからタクシーで約10分。バス利用であれば、3、3A、10、10A番に乗車し、「新馬路」で下車。バスの所要時間は約20分
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マカオ歴史地区は広範囲で世界遺産にとして登録されていますが、その中でも特に有名なものが「聖ポール天主堂跡」。前壁しかない独特の景観ですが、マカオの象徴ともいえる最も有名な場所です。
66段の石段の先に迫り来るような圧倒的迫力の壁は、1602年から1640年にかけて再建された聖ポール教会(聖母教会)の一部です。ぜひ細かいレリーフを間近で見てみましょう!
<基本情報>
アクセス:セナド広場から徒歩8分
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セナド広場を進んだ突き当たりにある「聖ドミニコ教会」は、1587年にメキシコから来たドミニコ会派の修道士によって中国で初めて建設された教会です。
もともとは全て木造の建物でしたが、18世紀になり、現在のコロニアル・バロック様式に改修されました。4階建て左右対称で、南国風の明るさとバロック様式の美しさを兼ね備えています。
<基本情報>
アクセス:セナド広場から徒歩5分
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マカオ歴史地区にあり、最も古い3つの教会の1つに数えられる「聖ローレンス教会」。かつてはポルトガル人船乗りの家族が教会の石段に集まって、航海の無事を静かに祈っていたと言われています。
外観の柔らかな色合いも印象的ですが、内部の美しさも見事。外観と同じクリームイエローの壁に白い梁が施され、天井には澄み渡る空のようなブルーが広がっています。この可愛らしい教会でぜひ旅の無事をお祈りしてみては?
<基本情報>
アクセス:セナド広場から徒歩15分
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聖オーガスティン広場付近の世界遺産の建造物が立ち並ぶ中にある「ドン・ペドロ5世劇場」。このひときわ目を引くミントグリーンの建物が、アジア初の西洋式劇場です。
1860年にマカオ生まれのポルトガル人が設計し、ポルトガル国王ドン・ペドロ5世に敬意を表してこの名前が付けられたとのこと。まるで神話に出てきそうな正面ファザードは、ローマ様式のアーチと三角形の切妻が特徴的です。
<基本情報>
住所:澳門崗頂前地2號
アクセス:セナド広場から徒歩5分
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中国明朝の建築スタイルを有するといわれる「媽閣廟(マーコミュウ)」は、1488年に建てられた歴史ある廟。海の守り神と言われる「媽祖」が祀られていて、旅行安全、自然災害、厄払いや無病息災など、さまざまなご利益があるといわれています。
ちなみにマカオの名前の由来は、この廟の名前であるとのこと。マカオの起源のような名所なので、訪れておきたいですね。
<基本情報>
アクセス:セナド広場からタクシーで約10分
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全長338m、マカオのシンボルでもある「マカオ・タワー」。ここでの名物といえば何と言っても地上から233mの高さから降下するバンジージャンプ。ハードなアトラクションが大好物という方にはたまらない体験ですね。もう少し控えな刺激をもらうなら、タワーの外側を歩くことができるスカイ・ウォーカーに挑戦してみては?マカオ全土を見渡せる展望室やレストランもあるので、無理なく景色を楽しむこともできますよ。
<基本情報>
アクセス:マカオフェリーターミナルから32番のバスで約15分
多くの世界遺産を持つマカオですが、今や多くの人が思い浮かべるものは、やはり「カジノ」のイメージですね。近年急速にその規模を拡大しており、今日ではなんとラスベガスを抜き世界一の売上げを誇っています。
マカオを訪れたのなら、初心者でもカジノを楽しみたいところ。スロットマシーンであれば、わかりやすくて比較的低額で遊べるでしょう。賭け事はちょっと…という真面目なツーリストさんは、その派手に輝く外観、賑わうカジノ会場に身を浸して非日常を味わってみては?
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「ザ・ヴェネチアン・マカオ」は、コタイ・エリアを代表する総合リゾート。イタリアのヴェネチアを模した「ショップス・グランド・カナル」という大きなショッピングモールを有しており、再現された街並みを歩きながら食事や買い物を楽しむことができます。
正面入口、イタリアの巨匠ディエポロンボの天井画(複製)に彩られた「アーミラリ天球儀」では、ぜひ記念撮影を。青空が広がる「サン・マルコ広場」には鐘桜がそびえ立ち、屋内にいるのを忘れてしまいそう。
<基本情報>
住所:中國澳門仔金望徳聖母灣大馬路 路カン金光大道
アクセス:タイパ・フェリーターミナルからホテルの無料シャトルバスで7〜10分
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コタイ地区にあるカジノホテル「ウィン パレス」は、無料のショーが見られることでも知られています。正面玄関前にある「パフォーマンス・レイク」で行われる音楽と光に合わせたドラマチックな噴水ショーは、まるで水上のバレエのよう。
毎日行われており、12:00から19:00は30分おき、19:00から24:00は20分おきで開催。各ショーごとにテーマがあるので、何度も見ても新鮮さがあるでしょう。
<基本情報>
住所:澳門路カン體育館大馬路
アクセス:タイパ・フェリーターミナルからホテルの無料シャトルバスで約20分
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8つの有名ホテルが1つ屋根の下に集結し、巨大な総合リゾートとなっている「ギャラクシー・マカオ」。泊まらなくても、その稀有な規模を実際に目で確かめてみたいものですね。ホテルとホテルの間を埋めるようにショップやレストランがあるので、カジノ、食事、買い物を楽しみつつ見学しに訪れては?次のマカオ旅行で泊まりたいホテルがここで見つかるかも!?
<基本情報>
アクセス:ホテル無料シャトルバスでタイパ・フェリーターミナルからは15〜20分、マカオ・フェリーターミナルからは約30分
大型リゾートが並ぶコタイエリアの近くで、ローカルな観光を楽しみたいなら官也街(クンヤーガイ)へ。味わいあるストリートが網羅するタイパ・ヴィレッジ内の代表的な通りです。エッグタルトを始め、美味しいグルメを食べ歩きできるような場所。レトロな建物がひしめき合い、ゴージャスなホテルエリアとは全く違う味わいを体験できます。
<基本情報>
住所:澳門離島カン仔官也街
アクセス:ギャラクシー・マカオから徒歩13分
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子供連れの方には特に朗報!実はマカオでもパンダを見ることができます。「石排湾郊野公園」は動物をテーマにした公園。公園の入場料は無料ですが、パンダ館だけ有料…と言っても、破格だから驚き。ネオンきらめくカジノの不夜城を抜けて、かわいいパンダの姿に癒されるのもいいですね。
<基本情報>
住所:路環石排灣大馬路
アクセス:マカオ半島の新馬路、あるいはコタイエリアの連貫公路のバス停から21A、25、26、26A番のバスに乗車し、約30分。「石排灣郊野公園」にて下車
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歴史的スポットが多く集まるマカオ半島、ゴージャスなホテルが並ぶコタイ地区…と、マカオはエリアによって雰囲気がガラリと変わります。各エリアで見たいスポットをまとめておくと、移動少なめでスムーズにまわることができるでしょう。ぜひ滞在時間を上手に使って、充実した旅行を実現してみてくださいね!
(文:木内つばめ)
2024年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/9更新)
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