中国南西部にある四川省といえば、麻婆豆腐を代表とする激辛の四川料理が有名ですが、実は観光資源が豊富。アジア最長の川・長江が流れ、世界の約8割を占めるパンダが生息しおり、長い歴史によって創り上げられた世界遺産や秘境もあり、とにかく見所がたくさん!
今回はトラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、元旅行会社スタッフのトラベルjp ナビゲーター木内つばめが四川省のおすすめ観光スポットをご紹介します。
「成都(せいと)」は四川省の省都。成都市の歴史は古く、紀元前4世紀には蜀(しょく)の首都として栄えていました。現在は中国西南の政治、経済、文化の中心地となっています。一大繁華街の春熙路駅周辺だけで無く、成都のあちらこちらにパンダのオブジェを見かけることができます。
現在、日本から成都へは直行便が就航しており、片道約6時間のフライト。四川省を訪れる際の玄関口となる都市です。
<基本情報>
住所:四川省成都市
アクセス:成都双流国際空港より車で20〜30分
公式サイト(外部リンク)
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成都は三国志・劉備玄徳によって蜀の都と定められました。市内にある「武侯祠」は、15世紀末に建立された劉備玄徳と諸葛孔明の祠堂です。
ここには主君の劉備玄徳を含め、蜀の英雄たちの像が50体並んでおり、三国志ファンであれば必ず訪れたい聖地。劉備玄徳は主君の証である笏(しゃく)を持ち、諸葛孔明は臣として笏は持たず、トレードマークの羽を持っています。像のさまざまな違いを見比べてみるのも面白いでしょう。
<基本情報>
住所:成都市武候祠大街231号
電話番号:+86-028-85552397
アクセス:高昇橋駅A出口から徒歩約10分
公式サイト(外部リンク)
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成都には、昔の建物や通りを修復あるいは再建し、古い町並みを現代風にアレンジした観光スポットがいくつかあります。なかでも、明や清時代の建築方法にならって再現された「錦里古街」は、飲食店、お土産店、劇場、バーがあり、目的なしにふらっと歩いても楽しめる界隈。夕暮れになるとネオンがきらめき、新旧のハイブリッド感が一層増幅されます。
<基本情報>
住所:成都市武侯区武侯祠大街231号
アクセス:地下鉄3号線高昇橋駅から徒歩約10分
公式サイト(外部リンク)
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四川省には、パンダの保護・繁殖・育成を目的とした施設が幾つかあります。「中国パンダ保護研究センター都江堰基地」は約50ヘクタール(東京ドーム約10個分)の広大な敷地を持つ施設。生息に適した環境へと整備し、そこで約30頭のパンダたちがゆったりと生活をしています。かわいらしいパンダの様子を間近で見ることができますよ。
<基本情報>
住所:四川省都江堰青城山町
アクセス:成都市内から車で約90分
公式サイト(外部リンク)
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「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」は、日本と馴染みの深い施設。2025年6月、和歌山の“アドベンチャーワールド”で飼育されていた4頭のジャイアントパンダが返還された先が、ここになります。
ジャイアントパンダだけではなく、トラ、レッサーパンダ、ゾウなども見ることが可能。レストランやショップも充実しており、1日たっぷり遊ぶことができます。
<基本情報>
住所:中国四川省成都市成華区パンダ大通り1375号
電話番号:+86-28-83510033
アクセス:成都中心部から車で約30分
公式サイト(外部リンク)
「雅安パンダ保護研究センター」は、四川省の成都から約150キロ離れた碧峰峡という景勝地区にあります。敷地内は四川省の山奥に似せて整備されており、パンダたちは野生に近い環境で生き生きと過ごしています。
多少の起伏があり、入場者は往復約5キロの竹林の散策道を歩いてまわることになります。足腰に自信のない方、歩き疲れた方は、有料の観光用自動車の利用もおすすめ。
<基本情報>
住所:雅安市雨城区碧峰峡風景区内
アクセス:成都市内より車で約2時間
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「文殊院寺廟」は成都最古の仏教寺院。歴史が古く南北朝時代(420〜589年)に創建され、宋代には信相寺と呼ばれていました。明代に戦火により焼失し、清朝の1697年に再建。それから「文殊院寺廟」と寺号を変え今日に至っています。
典型的な清代建築で、美しい透かし彫りの飾り窓が特徴的。文化大革命で多くの寺院が破壊されましたが、ここは奇跡的に残されたのです。また、玄奘三蔵の頭蓋骨があることでも有名。1942年、旧日本軍によって偶然にも南京で発見され、1958年に文殊院の蔵経楼霊骨塔に分骨されました。
<基本情報>
住所:成都市青羊区文殊院街66号
電話番号:+86-28-86935293
アクセス:地下鉄1号線文殊院駅から徒歩約5分
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「楽山大仏(らくさんだいぶつ)」は、四川省楽山市にある弥勒菩薩をかたどって掘られた石仏です。岩山を削り90年余りかけて彫られたもので、全長が71mと東大寺の大仏の5倍に及び、近代以前の仏像としては世界最大。世界遺産としても登録されています。頭部の長さが14.7m、耳だけでも7mもあり、その大きさには驚きを隠せません。
<基本情報>
住所:楽山市市中区凌云路2435号
電話番号:+86-833-230-2048
アクセス:成都市内より車で約2時間
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中国四大仏教聖地かつ中国三大霊山の一つ「峨眉山(がびさん)」。“峨眉山と楽山大仏”は、その文化的価値、それらを取り囲む自然の希少価値が認められ複合遺産として世界遺産登録されています。
3,079mの峨眉山の頂に広がる絢爛豪華な伽藍や黄金仏像、そして極上の雲海テラスからの眺めはまさに天上界!
写真提供:Staceynyx via wikimedia
<基本情報>
住所:四川省峨眉山市峨眉山風景区
電話:+86-400-8196-333(峨眉山風景名勝区管理委員会事務局)
アクセス:成都からの場合、新南門バスターミナルから毎日7:20〜19:20の間に直通バス多数あり。峨眉山市内からは公共バス5路に乗車
公式サイト(外部リンク)
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四川省の奥地にある「九寨溝(きゅうさいこう)」は、中国透き通った水が流れる美しい峡谷。神秘的な湖水の青さは、まさに絶景。世界自然遺産の風格を漂わせています。
四季折々の風景が美しいエリアですが、冬の時期はまた格別。いつもより観光客が少ない静けさの中で、雪とのコントラストを目にすることができます。
<基本情報>
住所:四川省九寨溝県
アクセス:成都市内より車で8〜9時間。成都から現地発着ツアーへの参加がおすすめ
公式サイト(外部リンク)
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世界遺産に登録されている「黄龍(こうりゅう)の景観と歴史地域」。魅力は何と言っても、立体感のある地形に透き通った水が湛える稀有な景色。青い水と乳白色の石灰華が、天然とは思えない幻想的な色を放っています。
黄龍は高山にあり、入り口の標高が既に3199m。最大の見所の五彩池では3556mにもなります。富士山に匹敵するような標高があるので、高山病には十分注意しましょう。
<基本情報>
住所:四川省九寨溝県
アクセス:成都市内より車で車で8〜9時間。成都から現地発着ツアーへの参加がおすすめ
公式サイト(外部リンク)
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多くの日本人にとって未知の領域とも言える四川省東チベットの「稲城亜丁風景区」。“中国最後のシャングリラ”、“地球で最後の極楽浄土”などと呼ばれる、中国では人気のスポットです。
中国でもっとも原始に近い状態で高山自然生態系が残されている貴重な場所。澄んだ青空と雪煙を噴き上げる迫力の氷河雪峰の大パノラマ、秋には黄葉に染まる大地が楽しめます。こちらも標高が高いので、防寒および高山病に気をつけて訪れましょう。
<基本情報>
住所:四川省甘孜蔵族自治州稲城県
電話番号:+86-836-6966022(稲城亜丁風景区サービスセンター直通)
アクセス:四川省首都・成都(新南門バスターミナル)からバスで康定経由稲城行に乗車、所要1泊2日
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「亜青寺(アチェンガル・ゴンパ)」は、東チベットの標高3,260mにある天空の巨大尼僧院。チベット圏最大級のチベット僧院にして、尼さんだけが住む世界最大の小島です。河を境に男女別に居住区が分かれ、島内は男子禁制。女性観光客だけが島内観光の特権を与えられています。
亜青寺も標高約4,000m付近にあるため、高山病対策と防寒対策は必須です。
<基本情報>
住所:四川省甘孜蔵族自治州白玉県昌台区阿察鎮
アクセス:甘孜(ガンズ)の町から乗り合いタクシーで約2時間〜2時間半
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東チベットに属する少数民族、ギャロン・チベット族の村「丹巴(ダンバ)」。四方を深い山に囲まれた標高1800mの丹巴は文字通り“秘境”と呼ぶに相応しい場所。山肌に沿って建てられた石造りの伝統家屋と望楼群の景観は“中国でもっとも美しい村”に選ばれたほど。美人が多いことで有名な“美人谷”も存在し、人気の観光名所となっています。
<基本情報>
住所:四川省甘孜蔵族自治州丹巴県
アクセス:成都から長距離バスで約7時間
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地名にもなっている「都江堰」は、現存する世界最古の灌がい施設。世界遺産にも登録されており、今もなお現役で使用されているというから驚きです。治水の仕組みがわかる展示などあるので、学びもあります。
安瀾橋と呼ばれる橋の上から、滔々と流れる岷江を眺めて、長い歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょう?
<基本情報>
住所:四川省成都市都江堰市都江堰景区
アクセス:都江堰駅から車で約25分
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中国の奥地でもある四川省には、偶然にも生まれた美しい自然景観から長い歴史の鮮やかなワンシーンを語るようなスポットまで見所がたくさんあります。またパンダの保護研究センターでは、パンダのかわいい姿を間近で見ることもできます。こちらの記事を参考に、数ある魅力的なスポットからぜひ行ってみたい場所を選んで、素敵なプランを考えてみてくださいね!
(文:木内つばめ)
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