ヒマラヤ山脈の北側に広がる、雄大な自然に抱かれた平均高度約4000mのチベット高原。大自然と神秘的なチベット仏教の雰囲気を味わえる特殊な場所、それがチベットです。かつては独立国家でしたが、現在はチベット自治区として中国の一部になっています。チベットには世界遺産や寺院など、歴史を感じる見どころが満載。
LINEトラベルjp ナビゲーターが徹底現地取材したおすすめのスポットをご紹介します。
チベット自治区のラサにある「ポタラ宮」はチベットが誇る世界遺産。標高約3700mの真っ青な空に聳える世界最大級の建築は、歴代のダマイラマが居住しチベット仏教の中心となった場所です。ポタラとは"観音様が住む地"という意味で、チベット人にとってはダライラマのこと。ポタラ宮周辺では、たくさんの人が礼拝しています。
<基本情報>
住所:チベット自治区ラサ市城関区
この写真の記事を見る ≫
「ラモチェ寺」はラモチェ小聖院唐から嫁いできた文成公主が建立した、唐代の建築様式を伝える仏教寺院。火災で何度も焼失し、現存するのは建て直されたもの。めったに遭遇することはできませんが、運が良ければ砂曼荼羅の制作風景を見ることができるかもしれません(掲載写真はその様子)。
<基本情報>
住所:チベット自治区ラサ市城関区
この写真の記事を見る ≫
「チャクポリ(薬王山)」はポタラ宮から道をはんだ斜め向かいにあります。上まで登って行くとポタラ宮の全体を見ることができるため、絶好の撮影スポットとしても有名。山内には、サンゲ・ドゥングという"千の仏陀"の意味を持つ摩崖石刻があり、所狭しと仏像が描かれた極彩色の仏画を見ることができます。
<基本情報>
住所:チベット自治区ラサ市城関区
この写真の記事を見る ≫
薬王山の東側にあるのが、崖にへばりつくように建っている「パラルブ寺」。ソンツェンガンポ王が7世紀ごろに創建した石窟寺院で、ご本尊のお釈迦様は洞窟の中に祀られています。庭には、たくさんの小さなバターランプが所狭しと並んでいる小屋があり、ランプのそばには、火を消さないように一生懸命管理をしている僧侶がいます。
<基本情報>
住所:チベット自治区ラサ市城関区
この写真の記事を見る ≫
「アニツァングン(倉姑寺)」はラサ地区にある尼僧院です。主尊は金色に輝く十一面千手観音で、本堂の隣には、ソンツェンガンポが瞑想したという洞窟のような部屋が残っています。敷地内には、マニ車や仏像の中に入れる小さな経典を作る工房も。入り口脇には休憩所があり、ヤクのミルクティーなどを飲みながらのんびりできます。
<基本情報>
住所:チベット自治区ラサ市城関区
この写真の記事を見る ≫
標高4718mの高所にある「ナムツォ」は、チベットの三つある聖湖のひとつ。琵琶湖の3倍もの大きさがあるナムツォの美しい青色と、湖越しに迫る7000m級のニェンチェンタンラ山脈の姿は圧巻!駐車場から湖まではヤクに乗っていくのがおすすめ(有料)。ヤクに乗りながら徐々に見えてくる青い湖と山々は、息をのむほどの美しさです。
標高が高いため高山病になる人も多いので、ラサでしばらく高度順応してから向かう方がいいでしょう。
<基本情報>
住所:チベット ダムシュン県
アクセス:ラサから車で約250キロ、車で片道4時間半。
この写真の記事を見る ≫
標高4441mにある「ヤムドク湖」もチベット三大聖湖のひとつ。"トルコ石の湖"という意味をもち、その名のとおりトルコ石のような青色が美しく、空の青を吸い込んだような湖面です。写真はヤムドク湖手前のカムパ峠(4749m)からで、奥の方に雪化粧をしたヒマラヤ山脈を望むことができます。
ラサからヤムドク湖までは車で1時間半くらいで、ナムツォよりも行きやすいため、観光地としても人気の場所です。
<基本情報>
住所:チベット自治区山南市ナンカルツェ県
アクセス:ラサから車で1時間半
この写真の記事を見る ≫
「青蔵鉄道(せいぞうてつどう)」は2006年に開通された、中国西部からチベット自治区のラサを結ぶ、総延長1956キロの鉄道です。鉄道のほとんどが標高4000mを超える場所を走っており、最高地点では富士山の標高を遥かに超える5072m!食堂車に加え、車内販売や途中駅で列車の到着に合わせて屋台が出るので、食事には困りません。
夏のシーズン中は列車のチケットを取るのが難しくなるので、早めに手配しましょう。
<基本情報>
住所:西部の青海省西寧とチベット自治区ラサ市を結ぶ
この写真の記事を見る ≫
大自然と神秘的なチベット仏教の雰囲気を味わえるチベット。日本からのアクセスが良い成都から、2泊3日かけてじっくり青蔵鉄道の旅を楽しみながらチベット入りするのもおすすめです。
チベット自治区に入るには、入境許可証の手配が必要です。旅行会社を通して申請するようになります。日程に余裕を持って、2〜3ヶ月前の手配が理想的。
チベットは標高が高い位置にある為、高山病になりやすい点にも注意が必要です。水分をしっかり取り、無理せず行動しましょう。
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索