北海道にある湯の川温泉は、函館市の海岸沿いに位置する名湯。350年余りの歴史を持ち、登別温泉・定山渓温泉と並ぶ北海道の三大温泉郷のひとつでもあります。絶景の露天風呂はもちろん、旬な海の幸が満喫できる宿など、魅力的なホテルや旅館が目白押し!函館空港からバスで約5分と、空港から最も近い温泉地というのも見逃せませんね。
今回は、函館・湯の川温泉のおすすめホテル・旅館を北海道出身で元旅行会社スタッフのトラベルjp ナビゲーター 木内つばめがランキング形式でご紹介します
第1位に輝いたのは「湯の川プリンスホテル渚亭」。新鮮な海鮮と温泉を思いっきり楽しみたい方におすすめのホテル。津軽海峡を挟んで函館山が見えるという抜群の場所にあり、大浴場ではこの景色を心ゆくまで眺めることができます。客室の大半に源泉かけ流しの露天風呂が設置されているので、プライベートに温泉を楽しめるのも嬉しいところ。
レストランは、和食、和洋中のビュッフェ、鉄板焼の3店舗が館内にあり、お好みのスタイルで北海道グルメを味わうことが可能。連泊する楽しみが大いにある魅力的な宿です。
写真提供:湯の川プリンスホテル渚亭
■価格帯
1万円台〜
■アクセス情報
JR函館駅から函館バスで約15分、「湯の川プリンスホテル渚亭前」で下車し徒歩1分
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第2位にランクインした「函館・湯の川温泉 ホテル万惣」は、函館らしい異国情緒があふれるモダンな空間が魅力の宿。異国文化と和の温かみ、モダンとレトロが混在した個性的な装いは、訪れるゲストの目を楽しませてくれるでしょう。空間づくりのこだわりは大浴場にも反映され、いつまでも居続けたくなるような“温泉リビング”がテーマ。しっかり寛げるような演出が施されています。
食べ放題の夕食バイキングでは、函館らしい西洋のエッセンスと函館朝市や祭りを連想するようなグルメを織り交ぜたメニューが集結。函館で必食すべきグルメを一挙に味わうことができます。
写真提供:函館・湯の川温泉 ホテル万惣
■価格帯
1万円台〜
■アクセス情報
市電「湯の川温泉」から徒歩5分
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続く第3位の「望楼NOGUCHI函館」は、函館を一望できる極上の宿。“大人がくつろげる場所”を追求した和モダンの空間で、空港の滑走路が見えるスイート、お一人様専用の贅沢な部屋、岩盤浴付きの客室など、趣向を凝らしたラインナップ。各ゲストに合わせた癒やしを提案してくれます。
湯の川温泉の中でも高い位置にあるという露天風呂に入り、北海道の豊富な食材を楽しめる四季懐石に舌鼓を打ちながら、特別な時間を過ごしてみませんか。
■価格帯
3万円台〜
■アクセス情報
市電「湯の川温泉」から徒歩3分
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「函館湯の川温泉 海と灯」は、インフィニティ露天風呂、国内では珍しい畳風呂、壺湯などを揃えたホテル。プライベート空間を楽しめる貸切の露天風呂では、航空機の飛行を見ながら入れる湯舟もあり、漁火が見える大浴場とはまた違う景色を楽しむことができます。
館内レストランでは、北海道の漁港で獲れた新鮮な魚介類が並ぶビュッフェや会席料理などがいただけます。
■価格帯
1万円台〜
■アクセス情報
JR函館駅から函館バスで約15分、「熱帯植物園前」で下車し徒歩1分
「Tabist 竹葉新葉亭 函館 湯の川温泉」は、日常を遮断したかのような極上の寛ぎが得られる宿。和の心が行き届いた客室は、庭園を眺める純和風の造り。大浴場からも庭園を眺められ、日本人が求める落ち着きで満たされています。
お食事はお部屋でゆっくりといただくことができます。メニューは季節との一期一会を大切にしたお料理。“捕れたまま”の新鮮なウニをはじめ、キンキ、毛ガニなどの北の味覚を堪能できます。
■価格帯
2万円台〜
■アクセス情報
市電「湯の川温泉」から徒歩8分
「湯の川温泉 花びしホテル」は、おもてなしの心にあふれる純和風の宿。玄関を入ると見事な日本庭園が広がり、滝から流れ落ちる水の音で一気に非日常モードへと切り替わります。
宿泊プランは多種多彩で旅行スタイルや予算に合わせて選べるのが特徴。お食事では、近海で獲れた旬魚のお造りや毛ガニ、もち豚などの旬菜が並び、お二人連れには、別々のメニューが出される“二彩膳”が人気です。
■価格帯
1万円台〜
■アクセス情報
市電「湯の川温泉」から徒歩3分
「平成館 しおさい亭」は、湯の川温泉の中でも海岸沿いに位置する絶景の宿。客室は和室が中心ですが、洋室や露天風呂付きの部屋もあり、眺望を楽しめる海側をリクエストするのがおすすめです。
ビュッフェダイニング“OCEAN TERRACE”では、港町の雰囲気があふれるオープンキッチンで函館の海の幸を満喫できますよ。
写真提供:平成館しおさい亭
■価格帯
2万円台〜
■アクセス情報
市電「湯の川温泉」から徒歩8分
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第7位の“平成館 しおさい亭”の別館である「平成館 しおさい亭 別館花月」。本館よりもワンランク上の上質さを添えた宿で、全客室が海側の展望露天風呂を備えた贅沢な間取り。共有エリアには専用ラウンジも完備しています。
少し予算があるのであれば、別館花月でさらに高級感ある特別な滞在を体験してみるのもおすすめです。
■価格帯
2万円台〜
■アクセス情報
市電「湯の川温泉」から徒歩8分
「HAKODATE 海峡(うみ)の風」は、大正ロマン、平成モダンがテーマのスタイリッシュなお宿。7階にある展望大浴場からは、津軽海峡や函館山などの絶景を眺めることができます。
夕食・朝食のバイキング会場となる“青函市場”は、お肉を一切使わず、函館ならではの旬の海鮮食材がとことん堪能できる思い切ったメニューで斬新的。また、ニューヨークの寿司バーをイメージした“Blue seasons”ではNYスタイルの創作寿司をおしゃれにいただくことができます。
■価格帯
2万円台〜
■アクセス情報
市電「湯の川温泉」から徒歩3分
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「旅館一乃松」は、温泉街から少し奥に入った場所にある全29室の旅館。元は漁師の網元の別荘で、ロビーや廊下なども総畳敷きとなっており、日本人好みの落ち着きで整えられています。
客室は、京都の職人を呼び寄せて誂えた本格的な和の空間。北海道の海の幸を中心にした会席料理を部屋で端正な日本庭園を眺めながらいただけます。
■価格帯
1万円台〜
■アクセス情報
市電「湯の川温泉」から徒歩7分
「函館湯の川温泉 湯元 啄木亭」は、和の情緒とおもてなしの心があふれる癒しの宿。館内の日本庭園は、函館ゆかりの松岡庭園を保存した銘庭で、新緑・紅葉・雪景色など四季の風情を味わうことができます。
最上階の遊び心ある内装の空中露天風呂からは、津軽海峡や函館の景色を一望でき爽快!お食事はライブキッチンのバイキングで、楽しく出来たての北海道グルメを堪能できます。
■価格帯
1万円台〜
■アクセス情報
市電「湯の川温泉」から徒歩3分
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全26室の小さな宿「湯の川温泉 笑 函館屋」。我が家のように寛げる空間を目指しており、居心地重視の客室、囲炉裏のある団欒スペース、セルフスタイルのフリードリンクコーナー、中庭のあるテラスを行き来しながら、思い思いに過ごすことができます。
無色透明の源泉かけ流しの湯を堪能できる大浴場は男女入れ替え制なので、趣の異なる浴室を楽しむことができます。脱衣場にバスタオルやフェイスタオルが用意されているので、手ぶらで入浴できるのも嬉しいですね。
■価格帯
1万円台〜
■アクセス情報
市電「湯の川温泉」から徒歩5分
「湯の川温泉 湯の浜ホテル」は、パン屋が始めたわずか5室の湯治宿からスタートしたというユニークなエピソードを持つホテル。開業当初からの湯を受け継ぎながら、現在は114室を持つホテルへと発展しました。
海が間近に迫るシチュエーションで、海景色と一体化するような露天風呂は感動的!大海に溶け込むような感覚で入浴できます。ビュッフェ形式の食事では、その場で調理した函館塩ラーメンやジンギスカンの鉄板焼きをいただくことも。2024年にリニューアルした和洋室ツインルームは、ワーケーションにも対応しています。
■価格帯
9千円台〜
■アクセス情報
市電「湯の川温泉」から徒歩8分
津軽海峡に注ぐ松倉川を望むリバービューのお部屋も揃えた「湯の川温泉 湯の川観光ホテル 祥苑」。大浴場には、高温の湯、低温の湯、源泉かけ流しの湯などに浴槽が分かれており、お好みの湯でリラックスできます。津軽海峡を見渡せる人気の貸切展望露天風呂もおすすめ。8月〜10月は大海に浮かぶイカ釣り船の漁火を目にすることができます。
JR函館駅から無料送迎バスを運行しているので、鉄道旅にも最適の宿。宿泊費もお手頃なのがありがたいですね。
■価格帯
8千円台〜
■アクセス情報
JR函館駅からホテル無料送迎バス利用で約15分
贅沢な源泉かけながしの湯が自慢の「函館・湯の川温泉 KKRはこだて」。豊富な湯量に身を委ねながら、風情ある庭園を眺められる大浴場は、まさに癒しの空間。
客室は全部で5種類。添い寝しやすい畳の部屋があり、館内にはキッズコーナーやコインランドリーも完備。子供向けの食事も用意されているので、子供連れの旅にも重宝するでしょう。
■価格帯
1万円台〜
■アクセス情報
市電「湯の川温泉」から徒歩4分
函館観光の宿泊先として人気を博す、湯の川温泉。函館中心部から車でわずか10分、玄関口となる函館空港からは車でたったの5分という優れた立地にある温泉街です。利便性もさることながら、豊富な湯量と大浴場や客室から望める景色もすばらしいもの。西洋文化の漂う観光地巡りの後は、日本人の愛する温泉を優れた景観美とともい堪能できるというのは、まさに理想的でしょう。
湯の川温泉は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉が多く含まれた無色透明の湯。さらっとした感触で、保温効果が高く湯冷めしにくいのが特徴です。寒い冬の観光後に体を労るには、ぴったりの泉質ですね。
画像提供:函館・湯の川温泉 ホテル万惣
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函館観光の主役といえば、やはり「函館山」。長崎の稲佐山、神戸の摩耶山掬星台とともに“日本三大夜景”のひとつとされています。函館山からの夜景の素晴らしさは言うまでもありませんが、麓の西部地区の元町教会群や函館ベイエリアのライトアップされた歴史的建造物のナイトウォッチングも幻想的。山頂へは、ロープウェイか函館山登山バスでアクセスできます。
湯の川温泉には函館山が望める温泉宿もありますが、ぜひ函館山側からの景色も確認してみましょう!
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「五稜郭」は、北方警備強化のために建てられた要塞で、幕末から明治にかけて戦われた戊辰戦争最後の決戦の地“箱館戦争”の舞台でもあります。特に箱館戦争で戦死した新選組・鬼の副長“土方歳三”とは繋がりの深い場所。土方と新選組の軌跡をめぐるには格好の聖地とも言えます。
4月中旬を過ぎ、北海道にもようやく春が訪れると、美しい星型の五稜郭はピンク色の姿へと変貌。鋭いお堀のラインに優しさを添える満開の桜はまさに圧巻!花見シーズンは湯の川温泉も混み合うので、ぜひ早めのご予約を。
写真提供:五稜郭タワー株式会社
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開港間もない明治時代に建てられた赤レンガが整然と並ぶ「金森赤レンガ倉庫」。観光名所でもあり、地元の人たちの憩いの場所でもあります。今でも実際に倉庫として使っている部分もありますが、ほとんどが店舗やレストランとなっており、賑わいをみせています。
サッポロビール工場直送の鮮度抜群な樽生ビールが飲める“函館ビアホール”や、半熟オムレツのような食感のチーズオムレットで有名な“函館洋菓子 スナッフルス”もここで味わえますよ!
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空港に着いてすぐに温泉に入れるくらい立地抜群の湯の川温泉。景色と観光スポットに恵まれた湯の川温泉は、癒しと刺激の両方を求める旅には穴場の温泉地です。函館は北海道内でも特に海産物のラインナップが豊富で、味も抜群!宿選びの際には、どんな食事が食べられるかを基準にしてもいいでしょう。
安い温泉宿に連泊して日帰り温泉巡りや観光に集中する旅も、部屋風呂付きの宿でワンランク上のステイも叶うほど、湯の川温泉にはたくさんの宿泊施設が集まっています。数ある宿から、ぜひお気に入りの一軒を見つけて、潮の香り漂う温泉地を満喫してくださいね!
(文:木内つばめ)
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