『街全体が美術館のようだ』と形容される程、街中の至る所で美しい美術・芸術・建築に触れることができるイタリアトスカーナ州フィレンツェ。それもそのはず、フィレンツェはルネサンス発祥の地として、古くから芸術と共に繁栄してきました。そんなフィレンツェの観光名所の中から、LINEトラベルjp ナビゲーターが現地徹底取材したおすすめ観光スポットをご紹介します。
フィレンツェだけでなくイタリアの観光名所として、この「サンタ・マリア・デル・フィオーレ」(通称:ドゥオモ・ドゥオーモ)の巨大なクーポラをイメージする人も多いのではないでしょうか。街のシンボルとも言えるこのドゥオモは、この街を訪れたらまず心を奪われる、美しく巨大な建造物です。1296年から140年かけて完成したこの大聖堂は世界でも4番目の大きさを誇ります。
クーポラ上部と、隣接するジョットの鐘楼は登ることができ、赤レンガの屋根で統一されたフィレンツェの街並みを一望することができます。ドゥオモ内部も見どころが多く、特にヴァザーリの手がける「最後の審判」は必見です。
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ここは見ておくべき!フィレンツェ必見の教会4選by Shibayama Shiho
地図を見るフィレンツェの中央駅の側にある「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会」。その歴史はドゥオモより古く、その起源を辿ると9世紀頃まで遡ります。
教会内は大理石の白と黒の縞模様が美しく、中央には天井から、画家・ジョット作の大きな十字架像が神々しく掛かっているのが印象的。その他にも、素晴らしい芸術作品の数々があることでも知られています。
また、教会から徒歩3分程のところにある「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」は世界最古の現存する薬局としても有名で、重厚な造りの内装が印象的なので、あわせて訪れることをオススメします。
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ここは見ておくべき!フィレンツェ必見の教会4選by Shibayama Shiho
地図を見る粗い石がむき出しになった未完のファサードが印象的な「サン・ロレンツォ教会」。この教会にもまた数々の芸術作品がありますが、特に注目してもらいたいのは、主祭壇の下に眠るコジモ1世の墓です。メディチ家のフィレンツェ支配を確立し、ルネサンス期の重要なパトロンでもあったコジモ。彼が眠る墓の上、教会の主祭壇の前には“Pater Patriae(祖国の父)”と刻まれています。
また、教会とは入り口もチケットも異なりますが、サン・ロレンツォ教会裏手にあるメディチ家礼拝堂も必見です。
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ここは見ておくべき!フィレンツェ必見の教会4選by Shibayama Shiho
地図を見る「サンタ・クローチェ教会」には、イタリア史だけでなく、世界中の歴史に名を残した人物たちの墓や記念碑が多くあります。偉大な芸術家であり建築家でもあるミケランジェロ、『神曲』のダンテ、『君主論』のマキャベリ、天文学者のガリレオ・ガリレイなど……歴史の授業で習った文化人たちの墓や記念碑がずらり。
もちろん墓だけではなく、ジョットとジョット派の画家が描いたフレスコ画をはじめとする、美術館顔負けの芸術作品の数々も見どころ。どこに目を向けてもそこにあるのはルネサンス期の偉大な芸術家による作品。主回廊にあるパッツィ家礼拝堂、付属美術館も必見です。
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イタリアの数ある観光名所の中でも、確実に訪れたい美術館のひとつが、ここフィレンツェの「ウフィツィ美術館」。ボッティチェリの「プリマベーラ」やレオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」などを筆頭に、ルネサンス時代の珠玉の名画が展示されており、フィレンツェ観光の目玉にしている方も多いはず。
16世紀、初代トスカーナ大公コジモ1世の時代に政治の中心地として使用されていた、歴史ある建造物そのものにも注目です。
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シニョリーア広場に面してそびえる「ヴェッキオ宮殿」。竣工されてから間もなくの頃はフィレンツェ共和国の政庁舎として使われていましたが、1550年から1565年の間に部分的に改築され、現在はフィレンツェ市庁舎として使われています。
中でも有名なのが、大会議室である「500人大広間」。豪華な内装もさることながら、広間の壁を彩るヴァザーリのフレスコ画「マルチャーノ・デッラ・キアーナの戦い」の下に、レオナルド・ダ・ヴィンチの未完の大作「アンギアーリの戦い」が隠されているという発表でも話題になりましたね。
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意外な場所に驚きと発見!!伊・フィレンツェ市内の「橋」のひみつby 藍色 しっぽ
地図を見るドゥオモに続き、こちらもフィレンツェのシンボルとして馴染みの深い、「ポンテ・ヴェッキオ」。橋の上にはたくさんの土産屋が軒を連ねており、その上にはウフィツィ美術館からピッティ宮殿までを結ぶ「ヴァザーリの回廊」という渡り廊下が走っているため、このような変わったデザインになっています。
ヴァザーリの回廊は、当時のオフィスであったウフィツィ美術館と、メディチ家の住居として使われていたピッティ宮殿を安全に行き来するために、16世紀に作られました。
フィレンツェの歴史を知るスポットとしても、ポンテ・ヴェッキオは外せませんね。
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1457年にピッティ家によって建築された「ピッティ宮殿」。しかし完成を見ることなくピッティ氏は亡くなり、1550年代に彼のライバルであったメディチ家・コジモ1世により買い取られました。その後しばらく、この宮殿はメディチ家の住居として使用され、現在では美術館として一般開放されています。別の名を「パラティーナ美術館」といい、ラファエロやボッティチェリなどルネサンス期を代表する芸術家達の名画を観賞することができます。 この写真の記事を見る ≫
歴史地区の街並みや、美術品の観賞に疲れてしまった時にオススメなのが、緑あふれる「ボーボリ庭園」。ピッティ宮殿の裏側に位置し、広大な土地が広がっています。所々にベンチなども設置されているため、のんびりと過ごすのにもってこい。
庭園自体も高台に位置しており、庭園の北端に立つヴェルヴェデーレ要塞は、フィレンツェの街並みを見下ろせるビューポイントとしてもオススメです。
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「ミケランジェロ広場」は、市街から少し離れた、見晴らしの良い丘の上にあります。ドゥオモをはじめ、ヴェッキオ宮殿やポンテ・ヴェッキオなど、フィレンツェの街並みすべてを一望することができます。よく目にする数々の写真やポスターも、ここで撮影されたもの。広場中央にあるミケランジェロ作「ダビデ像」のレプリカも、この広場のシンボルになっています。
おすすめの時間帯は、夕暮れ時。夕陽を浴びて黄金色に輝くフィレンツェの街並みは、どんな美術作品にも勝るとも劣りません。“街全体が美術館のようだ”と形容される理由が、きっと分かるはずです。
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フィレンツェ観光の人気スポットをまとめてみましたが、いかがでしたか?
旅行の計画を立てる際に、ぜひ参考にしてくださいね!
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(2024/3/19更新)
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