高層ビルや巨大ホテルが並ぶ大都会の中に、アラブやインド・中国・プラカナン(マレー)などの文化が仲良く混在している人気観光地・シンガポール。リトルインディアやカトン地区などエキゾチックな街並みを散策したり、近未来を彷彿とさせるようなナイトショーや夜景を見たりと、幾通りもの楽しみ方ができる場所です。一人旅から家族旅行まで、幅広いツーリストに条件が合うところもシンガポールの魅力でしょう。
今回は元旅行会社スタッフでシンガポールに何度も訪れたことのあるトラベルjp ナビゲーター 木内つばめが、外せない名スポットをご紹介します。
50以上の島から構成されるシンガポールの、観光のメインとなるのは本島のシンガポール島。コンパクトなエリアに見どころがたくさん集まっているので、短い滞在期間でもたっぷり楽しめます。まずは定番となるマーライオンやガーデンズ・バイ・ザ・ベイなどの観光スポットからご紹介しましょう。 この写真の記事を見る ≫
シンガポールの象徴と言えば、やはり「マーライオン」ですね!世界三大がっかりなんて言われてますが、マーライオンパークの賑わいを見ると、「みんな実は大好きなんじゃん!」とツッコミたくなるほど。記念撮影をする人々が絶えません。
昼間もいいですが、夜にライトアップされたマーライオンもおすすめ。マーライオンパークには、海側に突き出した部分があるので、そこから光り輝く街をバックにマーライオンを撮影してみましょう。口から出た噴水の水がライトに照らされてきれいですよ。
<基本情報>
住所:One Fullerton, Fullerton Rd. Singapore
アクセス:ラッフルズ・プレイス駅から徒歩約10分
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シンガポールのスタイリッシュな庭園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」で、夜ごと繰り広げられる光のショー「OCBCガーデン・ラプソティ」。巨大な人工樹“スーパーツリー・グローブ”から放たれる青、赤、ピンクの光が漆黒の夜空を彩り、幻想的な世界へと誘われます。まるで大きな万華鏡の中に入り込んだ心地になりますよ!
<基本情報>
住所:Supertree Grove, 18 Marina Gardens Drive
アクセス:ベイ・フロント駅B出口から地下通路を通ってトンボの橋を渡ると、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ園内に到着
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「マリーナベイ・サンズ」の登場により、シンガポールの印象もだいぶ変わりましたね。2010年にオープンした時は、かつてないダイナミックさと煌びやかさに衝撃を受けた方も多かったことでしょう。
名物の屋上のプールは残念ながらホテル宿泊者のみ入場が可能。しかし、展望台やカジノ、ショッピングモールはビジターも気軽に行けるのでぜひ訪れてみましょう。商業エリアはホテルにちょっと付帯しているというレベルではなく、一日遊べるほどの規模。シンガポールの暑さを凌ぐには格好の場所ですよ。
<基本情報>
住所:10 Bayfront Avenue
アクセス:ベイフロント駅からすぐ
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シンガポールの「ナイト・サファリ」は、世界で初めてできた夜限定の動物園。ジャングルを活かして造った約40haの敷地内では、130種類、1000頭を超える世界(南北アメリカ、アジア、アフリカ、オーストラリア)の夜行性の動物たちの生態を見ることができます。
ナイト・サファリ観光の後は、司会者のユーモアあふれる、コミカルなナイトショーも必見ですよ!
<基本情報>
住所:80 Mandai Lake Road
アクセス:オーチャードからタクシーで約30分
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本島の南にある「セントーサ島」は、テーマパークやカジノ、ビーチなどがあるリゾートアイランドです。本島からセントーサ島はシンガポールケーブルカーでアクセスOK!移動もアトラクションのようでワクワクしますね。
ユニバーサル・スタジオ・シンガポールやシー・アクアリウム、シンガポール最大のショッピングモールとなるVivoCityなど、シンガポール旅行で訪れたいスポットがギュッと凝縮。島内にはホテルもあるので、めいっぱい遊びたい方はセントーサ島のホテルを選ぶと便利です。
<基本情報>
住所:Sentosa Island, Singapore
アクセス:本島からセントーサ・エクスプレス(モノレール)またはケーブルカー、バス、徒歩など
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提供元:Adobe Stock
https://stock.adobe.com/jp/セントーサ島屈指の人気観光スポットと言えば「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」!映画をテーマにしたハリウッドエリア、大ヒット作品をテーマにしたマダガスカルエリアなどに分かれています。シンガポールでしかゲットできない限定アイテムがあるのもうれしいポイント。日本のUSJよりコンパクトなので、観光しやすいと言われています。
<基本情報>
住所:8 Sentosa Gateway Sentosa Island, Singapore
アクセス:オーチャードからバスで約40分
ビルが建ち並び都会的なイメージの強いシンガポールは、高層階から眺める景色が絶景!そして意外にも自然を満喫できるスポットや、動植物を観賞できるスポットもたくさんあります。続いては、シンガポールの自然や景色を満喫できる観光スポットをご紹介します。 この写真の記事を見る ≫
夜だけではなく、昼間もしっかり動物を見たいなら、「シンガポール動物園」へ。広大な熱帯雨林の中で動物たちが自然に近い姿で過ごしている様子が見られるよう、創意工夫がなされた動物園です。オランウータンと至近距離で食事ができるレストラン、ダイナミックなショー、餌やりなど、隅々まで楽しもうとすると1日かかるくらいの充実度。
園内には水遊びができるゾーンもあるので、お子様連れは水着もお忘れないように!
<基本情報>
住所:80 Mandai Lake Road
アクセス:中心部から車で約30分
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古くから市民に愛される憩いの場「シンガポール・ボタニック・ガーデン」は、52haもの敷地面積を持つ庭園植物園。2015年にシンガポール初となる世界遺産に登録されました。
広大な敷地は、いくつかのテーマに区切られ美しく整備されています。ヘリテージ・ツリーと呼ばれる年月を重ねた11本の大木、さりげなく置かれた彫刻などが、散策する人々の目を楽しませてくれます。
<基本情報>
住所:1 Cluny Road
アクセス:ボタニック・ガーデン駅からすぐ
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セントーサ島内にある「マリン・ライフ・パーク」は海洋をテーマにした大型施設で、地上はウォーターパーク、地下は水族館という2層構造になっています。
アクアリウムに生息する生物の種類は800種以上でその数約10万匹。南アジアの近海からペルシア湾にかけて生息する海洋生物がエリア別に展示されており、その規模と泳ぐ魚の数に圧倒されます。
<基本情報>
住所:8 Sentosa Gateway Sentosa Island
アクセス:リゾートワールド駅から徒歩約7分
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マリーナ地区にある世界最大級の観覧車「シンガポールフライヤー」。観覧車が頂上に上がる時に見渡せる、360°の大パノラマは圧巻です。
ダウンタウンの摩天楼の中に映える大観覧車。ビルの照明と夕焼けが海に反射している光景がまるで絵葉書のよう。夜には、マリーナ・ベイ・サンズの噴水ショーやレーザーショーを、シンガポールフライヤーから鑑賞することもできますよ!
写真提供:シンガポール政府観光局
<基本情報>
住所:30 Raffles Avenue
アクセス:プロムナード駅A出口から徒歩約5分
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熱帯雨林に300種類の動物たちが遊ぶ!「シンガポール動物園」by 江戸川 キヨエ
「リバーワンダー」はシンガポール動物園に隣接。ミシシッピやナイル、長江といった世界の大河をモチーフにした12haの敷地に、淡水魚を中心としたたくさんの生き物が展示されています。希少なマナティのほか、パンダにも会えますよ!
なおリバーワンダーはナイトサファリ、シンガポール動物園と共にマンダイ・ワイルドライフ・リザーブという施設のひとつとなっていて、ほかにバードパラダイスもあります。複数のパークを回るなら共通パスの購入がお得です。
<基本情報>
住所:80 Mandai Lake Road Singapore
アクセス:中心部から車で約30分
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多民族国家のシンガポールは、多種多様な文化を取り入れた食べものが魅力。高級レストランから手頃な値段で食べられるホーカーズ(屋台街)までそろっているので、予算に合わせてグルメを楽しみましょう!ここからは、グルメスポットをご紹介します。 この写真の記事を見る ≫
1887年創業の名門ホテル「ラッフルズ シンガポール」。優雅なコロニアル建築の建物は、泊まらなくてもショッピングや食事をしに訪れることができます。アフタヌーンティーはもちろんですが、このホテルが発祥の有名カクテル「シンガポール・スリング」を目当てに訪れてもいいですね。エレガントな時間を味わいに、プランに組み込んではいかがでしょう?
<基本情報>
住所:1 Beach Road
アクセス:エスプラネード駅から徒歩約1分
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「ホーカーズ」というローカルフードの屋台街もシンガポールで外せないスポット。ホーカーズは街中に何ヶ所がありますが、チャイナタウンにある「マクスウェル・フードセンター」は名探偵コナンの映画にも出てきた人気の場所。
特に行列が絶えない「天天海南鶏飯」のチキンライスはぜひ食べてみてくださいね!
<基本情報>
住所:1 Kadayanallur St.
アクセス:チャイナタウン駅から徒歩約10分
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シンガポールのナイトスポットといえば「クラーク・キー」。お洒落で個性的なバーやクラブが並び、お酒や食事を楽しむことができるエリアです。仕事帰りの地元の人や、各国の観光客が賑やかに過ごしているところへ仲間入りするだけで、気分も上がりますね!食事メインで入れるようなお店もあるので、アルコールが苦手な方もぜひ訪れてみてください。ネオンが反射する川を眺めながら、オープンエアでのひとときも味わいましょう。
<基本情報>
アクセス: クラーク・キー駅からすぐの一帯
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観光地として有名なアラブストリートのすぐ隣の通り、「ハジ レーン」は、今注目を集めている観光スポット。通りにはアーティスティックな壁画が描かれています。若いオーナーがこぞって出店しているエリアで、おしゃれなカフェ・バーを探している方にぴったり!
<基本情報>
アクセス:MRTブギス駅から徒歩約10分
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シンガポールのチャイナタウン!チリクラブやライトアップを楽しもう!by 藤谷 ぽきお
ショッピングモールやブランドショップの多いシンガポールは、買い物も旅行の楽しみの一つ。ここからはシンガポールで必ず行きたいショッピングスポットをご紹介します。 この写真の記事を見る ≫
シンガポールでショッピングを満喫したいなら「オーチャード・ロード」へ。ショッピングセンターやデパートが軒を並べるメインストリートです。日本人には親しみのある「高島屋」、ゴージャスな外観の「アイオン・オーチャード」などがあり、涼みながらお買い物に集中することができます。
ローカルメニューが並ぶフードコート、ワンランク上のチキンライスを食べられるホテルレストラン「チャターボックス」もこのエリアに。都会的なショッピングをしながらもシンガポールならではの食事にありつけるのは嬉しいですね。
<基本情報>
アクセス:オーチャード駅、サマセット駅、ドビー・ゴート駅の周辺
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2019年にオープンした、チャンギ国際空港に直結したスポット「ジュエル(Jewel)」。ドーム型の敷地内に、世界各国の話題のお店、庭園、アスレチックパークなどが集結しています。なかでもみんなのお目当ては、宝石のように輝く世界最長の屋内滝!シンガポールに到着時、もしくは出発時にぜひ訪れて、その美しさを写真に収めては?
<基本情報>
住所:78 Airport Blvd
アクセス:
ターミナル1・到着ロビーから直結
ターミナル2、3・出発ロビー(2階)から連絡通路のリンク・ブリッジを渡って徒歩5〜10分
ターミナル4・無料シャトルバスでターミナル2へ行き、そこから徒歩
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「チャイナタウン ストリートマーケット」では中国雑貨や漢方のお店などが並び、リーズナブルにショッピングを楽しむことができます。仏教寺院やイスラム教のモスクなど、さまざまな宗教の施設が集まっているのもシンガポールのチャイナタウンの見どころ。ホーカーズもあるのでグルメ旅にもおすすめです。
<基本情報>
アクセス:MRTチャイナタウン駅からすぐ
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シンガポールがマレーシア連邦から独立したのは1965年なので、比較的歴史の浅い国のように思われますが、歴史的な記述としては3世紀の中国の文献に残ると言われています。多様な文化が入り混じるシンガポールの歴史と伝統を感じられる観光スポットを巡ってみませんか? この写真の記事を見る ≫
チャイナタウンの駅の目の前に広がるパゴダストリート。そこに突如現れるシンガポール最古のヒンドゥー教寺院が「スリ・マリアマン寺院」です。19世紀中頃までこの辺りにインド人がたくさん住んでいた名残と言われています。極彩色の寺院内は独特な世界が広がっており、ヒンドゥー教について予習して行くとさらに深く楽しめるでしょう。
このように突如違う宗教の建物が隣り合っていたり、すぐ近くにあるところが、多国籍のシンガポールならではの特徴ですね。
<基本情報>
住所:244 South Bridge Road
アクセス:チャイナタウン駅A出口から徒歩約5分
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シンガポールの東に位置する「カトン地区」は、中国系移民の子孫が作り出したプラナカンの伝統文化を感られるエリア。特に人気なのがカラフルな建物群。明るいパステルカラーに彩られた家々には細工が施され、その美しさと繊細さに引き込まれてしまいます!
プラナカンの衣装やアクセサリー、雑貨が買えるショップもあり、特に可愛いもの好きな女子には喜ばれるスポット。ココナッツミルクのスープ麺・ラクサの有名店もありますよ!
<基本情報>
アクセス:パヤ・レバ駅から徒歩で約10分、または市内中心部からタクシーで約20分
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魅惑のエキゾチックタウン「リトル・インディア」。異形の神々をまつるヒンドゥー教寺院や、長い黒髪をたなびかせて歩くあでやかなサリー姿の女性たちは、異国情緒満点です。
リトル・インディア・アーケードの細い路地には、カラフルな天井飾りや、象頭ガネーシャ神の像など、インドならではの雑貨がいっぱい!小物入れは、お土産にもぴったりです。
<基本情報>
アクセス:リトル・インディア駅とファラー・パーク駅周辺の一帯
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シンガポール最大の美術館「ナショナル・ギャラリー・シンガポール」は、旧シティホールと旧最高裁判所の2つの歴史的建造物を一体化した独創的な場所。シンガポールの暮らしや歴史を反映したような、東南アジア屈指のコレクションを鑑賞することができます。あわせて景色のよいバーやレストランで食事を楽しむことも。
<基本情報>
住所:1 St Andrew’s Rd
アクセス:シティホール駅から徒歩約5分
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シンガポールはオシャレなインスタ映えスポットだらけ!by 高野 祥
アラブストリートの中心に位置するのが「サルタンモスク」。1824年に建てられたシンガポール最古にして最大のモスクで、1932年に改築されました。モスク内は一部見学可能で、日本語のガイドツアーもあります。礼拝の時間は見学ができない点と、肌の露出の多い服装はNGです。事前に公式サイトなどで注意事項をチェックしてから訪問しましょう。
<基本情報>
住所:3 Muscat Street, Singapore 198833
アクセス:MRTブギス駅から徒歩約10分
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シンガポールの歴史や文化を学ぶなら、「シンガポール国立博物館」は外せない観光スポット。シンガポール最古の博物館で、シンガポールの歴史を学べる常設展示のほか、貴重な工芸品コレクションなども見ることができます。日本語ガイドツアーもあるので、公式サイトでスケジュールをチェックしてから出かけましょう!
また、館内にはお土産探しにぴったりなミュージアムショップ、穴場的なカフェやレストランもそろっています。
<基本情報>
住所:93 Stamford Road, Singapore 178897
アクセス:MRTベンクーレン駅から徒歩約3分
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新しいスポットが続々と増えていくシンガポール。随分前にシンガポールを訪れたという方にとっては、新鮮味がより感じられるかもしれませんね。同時に昔と変わらない老舗のホテルやストリートに再会できるのも嬉しいところ。ぜひご紹介したスポットの中からあなた好みの場所をピックアップして、大満足のシンガポール旅行を実現してくださいね!
2024年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
(文:トラベルjp ナビゲーター 木内つばめ)
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