滋賀県甲賀市の「信楽」は日本六古窯の1つである信楽焼の産地。その信楽が、2019年秋開始のNHKの連続テレビ小説(通称朝ドラ)『スカーレット』の舞台となり、改めて注目を集めています。戸田恵梨香さん演じる、陶芸家を目指す女性の一代記が人気沸騰中!
LINEトラベルjp ナビゲーターが現地徹底取材した、信楽のおすすめスポット10選をご紹介します。信楽を知れば、ドラマの世界もさらに深く楽しめますよ!
「滋賀県立陶芸の森」は、信楽焼を顕彰し、その発展を目的として、1990年(平成2年)、信楽高原に設立されました。
信楽焼の名品を展示した陶芸館を中心に、園内には多彩なオブジェも展示され、現代アートとしての信楽焼の一面も見ることができます。ほかに信楽焼を販売する施設、陶芸を志す人を指導する研修館なども。広々とした緑豊かな園内で、ピクニック気分でのんびり過ごすのもいいですね。
<基本情報>
住所:滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7
電話番号:0748-83-0909
アクセス:
〔車〕新名神高速道路 信楽ICから約8分
〔車以外〕信楽高原鐵道 信楽駅から甲賀市コミュニティバスにて陶芸の森前バス停または陶芸の森(陶芸館前)バス停下車/信楽駅から徒歩約20分
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焼物の里信楽の玄関口、信楽高原鐵道の信楽駅を出ると、まず目を引くのがどーんと佇む「たぬきでんわ」。約5mの高さがあるという信楽焼の巨大たぬきで、公衆電話がついているのがなんともユーモラス。
信楽焼というとたぬきの置物のイメージが強いですが、現在、信楽で作られている製品の中で、たぬきは実は3%ほど。それでも信楽の街では、「たぬきでんわ」をはじめたくさんのたぬきの置物が迎えてくれます。
<基本情報>
アクセス:信楽高原鐵道 信楽駅下車すぐ
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全国の店舗や家の玄関先でお客様を迎える“信楽狸”。このたぬきがたくさん並び、陶芸体験や食事、買い物もできるのが「信楽陶苑たぬき村」です。
大だぬきが並ぶ撮影スポットや、たぬきが並ぶ狸一万匹広場、さらには狸地蔵尊やたぬき村大鳥居など、とにかくたぬきがいっぱい! 縁起のいいたぬきをぜひおうちにお迎えください。滋賀の食材を使った料理が楽しめるお店や、信楽朝宮茶をはじめとする特産品が買えるお店もあります。
<基本情報>
住所:滋賀県甲賀市信楽町牧1293-2
電話番号:0748-83-0126
アクセス:信楽高原鐵道 雲井駅より徒歩約7分
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信楽散策に行く前に、信楽駅近くの「甲賀市信楽伝統産業会館」にぜひ立ち寄りを。
建物の外壁、内装の壁、床などには信楽焼の特製タイルが用いられています。館内の資料室では、鎌倉・室町時代から近代までの信楽焼を時代ごとにわかりやすく展示していて、一目で信楽焼の歴史を知ることができます。また、併設されている観光案内所では、信楽窯元散策路マップなどの資料が入手できます。
<基本情報>
住所:滋賀県甲賀市信楽町長野1142
電話番号:0748-82-2345
アクセス:信楽高原鐵道 信楽駅から徒歩約5分
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「新宮神社」は、奈良時代に創建され、紫香楽一乃宮として、地元の人々から厚く崇敬されている神社。
鳥居の扁額、境内の狛犬4体、擬宝珠などは信楽焼でできており、一見の価値あり。鳥居の横には、1951年(昭和26年)、昭和天皇が信楽町行幸の際に詠まれた歌碑が建っています。沿道ではたくさんのたぬきが日の丸の小旗をもって昭和天皇をお迎えし、これが信楽焼のたぬきが全国的に知られるきっかけともなりました。
<基本情報>
住所:滋賀県甲賀市信楽町長野1151-1
電話番号:0748-82-0078
アクセス:信楽高原鐵道 信楽駅から徒歩約8分
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信楽にはかつて使われていた“登り窯”がいくつか残されています。登り窯とは、陶器をたくさん焼くために、斜面に“間(ま)”と呼ばれる部屋を階段状に連ねた薪窯のこと。
1928年(昭和3年)から約5年間の歳月をかけて造られた「丸又窯」は、1963年(昭和38年)まで操業したのち、素屋と呼ばれる屋根を取り外し現在に至っています。信楽焼の最盛期を雄弁に物語る遺産として、経産省の近代化遺産に認定され、さらに保存状態が良好なため滋賀県史跡にも指定されました。
※登り窯は個人の所有物です。見学には窯元さんの了解を得るようにしましょう。
<基本情報>
住所:滋賀県甲賀市信楽町長野 (丸又製陶)
アクセス:信楽高原鐵道 信楽駅から徒歩約30分
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信楽って焼物しかないの? いえいえ、そんなことはありません。街なかから少し離れた山中にある「MIHO MUSEUM(ミホミュージアム)」は桃源郷をイメージした個性的な美術館。
長いトンネルを抜け、深い渓谷の上に渡された大きな吊り橋を渡り切った先にある美術館は、ルーヴル美術館前のガラスのピラミッドで知られる中国系アメリカ人建築家 I・M・ペイの設計によるもの。その独特の外観、そして美術品の数々に触れて、美の桃源郷を堪能してください。
<基本情報>
住所:滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
電話番号:0748-82-3411
アクセス:
〔車〕新名神高速道路 信楽ICから約15分
〔車以外〕JR石山駅から帝産バスにてMIHO MUSEUMバス停下車
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「滋賀サファリ博物館」は100体にもおよぶ動物のはく製が展示されている、珍しいはく製の博物館です。
ここでは、はく製は単に並列的に置かれているわけではなく、ジオラマ風の舞台を背景にして、まるで生きているかのような躍動感を見せながら配置されています。これらはすべて信楽出身の猟師・近藤幸彦氏のコレクション。焼物ばかりでは退屈してしまう子どもたちにも人気の施設です。
<基本情報>
住所:滋賀県甲賀市信楽町黄瀬2854-2
電話番号:0748-83-0121
アクセス:信楽高原鐵道 紫香楽宮駅から徒歩約5分
※土・日・祝日のみ開館
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「日雲神社」は、鳥居と社殿の参道を信楽高原鐵道の線路が横切る珍しい神社です。
第11代垂仁天皇の第4皇女である倭姫命(やまとひめのみこと)が、大和国から天照大神の鎮座地を求めて諸国を巡幸し、この地に4年間滞在した際の元伊勢「甲可日雲宮」が日雲神社の起源とされています。本殿は、1691年(元禄4年)に建てられたものが残り、国の登録有形文化財となっています。
<基本情報>
住所:滋賀県甲賀市信楽町牧75
電話番号:0748-83-0432
アクセス:雲井駅から徒歩約5分
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かつてはJRの信楽線であった路線を1987年(昭和62年)に第三セクター鉄道として開業したのが「信楽高原鐵道」。
総延長14.7kmのローカル鉄道ですが、甲賀市民の生活の足となっているほか、信楽へ観光客を運ぶ役割を担っています。これまで多彩なラッピング列車を走らせてきましたが、2019年秋には『スカーレット』のラッピング列車が登場! 可愛い列車に乗って、信楽の窯元散策路をのんびりと歩いてみませんか?
<基本情報>
電話番号:0748-82-3391
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信楽の観光スポットや焼物のお店は信楽高原鐵道の駅から歩いて行けるところが多いですが、時間と労力を節約したければ、信楽駅でレンタサイクルを借りるのもおすすめです。
あちこちでほほえましいたぬきの置物が出迎えてくれる信楽。ドラマの世界をたどるもよし、好みの焼物を探すもよし、ゆったり過ごしてリフレッシュするのにぴったりの場所です。
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/10更新)
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